酒井昭伸のレビュー一覧

  • 火星へ 上

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    エルマは宇宙飛行士になり、月基地に滞在している。火星へ行くための準備を月でやっているのだ。月には月面を掘ってつくった居住地がある。外見は崩れ落ちた砂の城に近いが…。

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    2022年02月05日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    完全なフィクションなのにどこかリアリティがある。
    世界観が作り込まれているのがすごいと思う。

    映画を観た時と同じように、砂漠のように荒々しく、美しい作品だと思った。

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    2022年01月30日
  • ジュラシック・パーク(下)

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    面白い!!映画のような迫力があるし結構グロいですね笑
    化学と生態系についても深く掘り下げられていてなかなか読み応えがありました

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    2022年01月26日
  • 七王国の騎士

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    世界一面白い小説「氷と炎の歌」おスピンオフ。名もなき騎士ダンクと、その従者で家出王子エッグの連作集。将来エッグは良き王となり、ダンクは王の盾総帥となると思うと胸アツ。バリスタンを”豪胆”と命名したのもダンク。そしてブライエニーの先祖でもあってさらに胸アツ。

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    2022年01月15日
  • 宇宙【そら】へ 上

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    その時、エルマとナサニエルの夫婦は、忙しい仕事から逃れて待望の休暇を取って、ナサニエルが父親から相続した山荘にいた。1953年3月3日、午前9時53分。外界がまばゆい光に包まれたのだった。とっさに二人は、ワシントンD.C.に核爆発があったと考えた。しかしラジオからはそのまま音楽が流れ続けている。ということは、電磁インパルスが発生していないということだ。核爆発じゃない。それならなんだろうか。音はまだ届かない。あれほど眩かったのに。ということはとてつもない大きさの爆発だということだ。流星体が落下したのかも…。元WASP(Women's Airforce Service Pilots)で物

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    2022年01月11日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画(Part1)を観て、どうしても読みたくなって買い求めた。思った通りだった。私の生涯ベストの一つである「指輪物語」に追いつかの如くの「ファンタジー」だったのである。

    私がファンタジーに求めるものは二つ。物語の最初から、既に「世界」は完璧に出来上がっていていなくてはならない、というのが一つ。もう一つは、物語の奥の奥に、必ず答えの決まらない「問いかけ」が用意されていること。そしてラストに、ファンタジーだからこそ許される答えを僅かに提示すること。まだ3部作の最初を読んだだけだけど、一つ目は見事にクリアした。

    時は、地球の西暦で教えられる。標準年10191年。0を一つ

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    2021年12月01日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    未来視という能力がでてきますが、主人公の能力は高くてけっこう先まで可能性のある未来が全部見えてしまうため、結局どうすればいいか悩みます。少ししか能力のない人は選択肢があまりないので単純に安全な道を選んでいける。なるほど。

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    2021年11月18日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    新作の映画を見てきたので、映画でやったところまで読み返し。新訳版中巻の半分まででした。これから盛り上がるところで楽しみなのですが、続きが作られるのか心配。製作決定の報道はあったようですが、原作を知らないとあまり楽しめない感じなので、評価も分かれているようです。

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    2021年11月18日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    『風の谷のナウシカ』や『スターウォーズ』の元ネタともなった名作古典SF。
    社会制度、宗教、生態など、世界観の構築が奥深い。
    新訳版は昔に読んだ旧訳版とは全然印象が違う。前は重厚な大河SFという感じだったけど、新訳版は痛快娯楽SFとして読める。

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    2021年11月08日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    『風の谷のナウシカ』や『スターウォーズ』の元ネタともなった名作古典SF。
    昔に読んだ旧訳版とは全然印象が違う。
    前は重厚な大河SFという感じだったけど、新訳版は痛快娯楽SFとして読める。

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    2021年11月03日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    ネタバレ

    ムアッディブとして皆に認められフレメンの指導者となったポールは、スティルガーや再会したガーニーらととも砂漠の民を率い、ハルコンネンへの復讐、バーディシャー皇帝との対峙を果たす。自分の行動が伝説となる事を自覚しながら、未来の聖戦を避けるために行動するポールだが、自らの選択が正しいのか苦悩する。一応本作はこれで完結。本編の後にデューンの生態学・宗教、ベネ・ゲセリットの考察や用語集があり著者が本気で惑星アラキスの世界を作り上げていた事が窺える。フランク・ハーバートの創造した緻密な世界観を堪能させてもらった。

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    2021年11月02日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    上中下一括感想
    下巻にて

    あー映画館で、観たいよー。

    スターウォーズとナウシカと中世ヨーロッパの大河ドラマ。愛と陰謀の渦巻く韓国王朝ドラマ。
    いろんなものが混じって……

    でもなんだかハマる〜。

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    2021年10月29日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    上・中・下の三分冊で刊行された新訳版の下巻。壮大なるSF叙事詩が開幕した感のあるラスト。いやー面白かった、とこれからが楽しみ、とがいっぺんに味わえる贅沢な読後感だった。本作に影響を受けたであろう作品のタイトルが古今東西メディアを問わずいくつも思い浮かぶ。途方もない、伝説の大作小説なのだなと改めて実感。
    反面、自分としては気に入っているリンチ監督の映画版が、いかに無理やり詰め込んでいるかということがわかり愕然とした。現在公開中の映画がどうなっているのか確認していないが、これは2時間とかの尺ではとうてい収まりきれる物語ではなく、ロード・オブ・ザ・リングのように何部作かに分けてほしい気がする。
    映画

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    2021年10月17日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    本日10/15より映画公開の「DUNE/デューン 砂の惑星」原作小説第二部。激動の第一部ラストから母親との逃亡劇、フレメンとの出会い、そして溶け込むまでの顛末。ニュータイプかよと思うほど覚醒しまくる主人公に草。父親からは公爵のポジションを受け継ぎ、母親からはベネ・ゲセリットから通じる認識力の拡大を得るなど、アニメにありそうなサラブレッド的俺TUEE系な展開。しかしお母さんもメッチャ強くてさらに草。フレメンの厳しくも独特な文化との触れ合い、少しずつ明らかになっていく香料と蟲の秘密。憎たらしさを増していく男爵側の連中や、予定調和的に現れた恋人などが物語を盛り上げる。時間移動こそしないが、昨今のタイ

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    2021年10月16日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    1965年刊。ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作品。明日10/15からの映画公開にあわせて読み始めた。砂漠を滑走する巨大な蟲と飛び交う小型飛行機、帝国の支配と土着の民族、そして救世主伝説。どっかで見たぞこの世界観……でもこっちの方がずっと古い小説。読んでいる感覚はSFというより歴史ものファンタジーな感じ。とにかく設定が作り込まれていて圧倒される。1984年のデイヴィッド・リンチ監督の映画版を先に視聴していたので、物語にすんなり入っていけた。原作を読むと、あの映画は再現度が高く、よくできていたことがことがわかる。世の映画ファンにどう評価されているのかは知らないが。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新しいDU

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    2021年10月14日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    SF好きにはオススメ。
    上巻は、ファンタジーには欠かせない世界観や用語の説明などイントロが長かったが、終盤は展開も早く、どんどん読み進めたくなる。

    ファンタジーのワクワクする高揚感だけでなく、ストーリーにおいて"香料"をめぐる経済、貴族とその地の民族との関係性や政治などの要素が濃いことから、与えられた条件、環境下でどのような選択をしていくのが良いのか?どのように危機に対処していくのか?を主人公と一緒に考えていける面白さもある。

    また、砂漠を舞台にしていて、中東に興味がある身としてはところどころアラビア語?ペルシャ語?由来の言葉が使われているところも親近感を得られた。

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    2021年10月12日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    ネタバレ

    ハルコンネンの襲撃から逃れ、大砂嵐にソプターごと巻き込まれたポールとジェシカ。奇跡的に生き延び、砂漠の民フレメンと出逢う。フレメンの独特な文化に戸惑いつつも、未来視により予知されたヴィジョンから逆算して行動するポール。またフレメンの新たな教母として迎え入れられたジェシカ。中巻ではフレメンに出逢ったことで物語が加速度的に展開していく。ハルコンネン家のフェイド・ラウサも登場し(リンチ版のスティングとはかなりイメージが違う!)この先どうなるのかどんどん惹き込まれていく。映画公開には間に合わなかったが続けて下巻へ。

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    2021年10月11日
  • 宇宙【そら】へ 上

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    ソ連よりも先に米国が人工衛星を(複数)上げている世界での1952年、巨大隕石が突如、ワシントンD.C.近海に落下し、衝撃波と津波によりアメリカ東海岸は壊滅。
    そしてエルマ博士の計算により、隕石で加速された温暖化の影響で(一時的な隕石の冬のあと)温暖化が飛躍的に加速し、人類が地球上で生存できなくなることが判明し、1950年代前半から本気で人類が宇宙開発にいそしむ(ただし、隕石の冬の影響でソビエトはその間に崩壊しているw)というロシア抜きの宇宙開発モノ。と言うか、これこそ、誤訳でなく正しい意味での「女性計算者達の宇宙開発」なのだが、ここまで(奇跡的に?)順調に来ていたロケットの打ち上げが失敗したと

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    2021年09月18日
  • 火星へ 下

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    最高に面白かった。
    SFを読んでいて2度も涙したのは初めてかもしれない。

    本作はメアリ・ロビネット・コワル女史による歴史改変SFエンターテインメント。前作の『宇宙へ』の続編である。

    1950年代にアメリカ東海岸に隕石が落下し、急激に地球環境が悪化、地球を捨て宇宙へ飛び出さざるを得なくなった状況を描いた前作『宇宙へ』から数年後。
    月に探査機地を作った人類はいよいよ新たな居住地として火星を目指すこととなる。

    本シリーズの主人公『レディ・アストロノーツ』ことエルマ・ヨーク博士が前作では宇宙飛行士を目指していたが、本作では火星探査チームの一人として選ばれ、火星を目指すこととなる。火星探査チームの

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    2021年09月11日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    「DUNE 砂の惑星〔新訳版〕」(フランク・ハーバート : 酒井昭伸 訳)〔上〕〔中〕〔下〕を読んだ。
    ハヤカワ文庫さん、新訳版を出すのであれば、新作映画特需の為でなく、「砂漠の救世主」「砂丘の子供たち」までは続けて出して欲しい。
    矢野徹版を何度も何度も繰り返し読んだファンとしてのお願い。

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    2021年09月09日