NHKスペシャル取材班のレビュー一覧

  • 新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権

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    <目次>
    第1章  邪馬台国と古代中国
    第2章  最新研究で迫る邪馬台国連合
    第3章  「倭国大乱」と漢王朝の崩壊
    第4章  卑弥呼✕三国志~知られざるグローバル戦略
    第5章  卑弥呼の最期と歴史の断絶
    第6章  「空白の四世紀」に何が起きたのか
    第7章  ヤマト政権と朝鮮半島情勢
    第8章  倭の五王と激動の東アジア
    第9章  「日本」はいかに誕生したか

    <内容>
    「古代史」と銘打っているが、2世紀から6世紀辺りまでの日本史を、最新の研究と東アジア史の中でおさえていくもの。高校の教科書レベルをベースにしているので、教科書の歴史がどう書き換えられているかがよくわかる。私が授業で使っていなかった

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    2025年01月29日
  • 人工知能の核心

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    将棋の羽生さん 人工知能と対峙するも引けを取らない
    とても人間らしさを感じる
    頭脳も 明晰 直感力もすごい 棋師の凄さを知る 良い機会でなったと思う
    対する AI は 現在 2024年 LLC の1つ前 どちらかというとロボットの延長線上であるのあるかのような感じのもの
    学習によって積み重ねにより高度に対応力を実行するという感じ

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    2024年11月26日
  • 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

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    幕末、開国と攘夷の狭間に揺れた日本。その動きは単なる国内の激動ではなくグローバルな歴史の一環であった。欧米列強の圧力が世界の中での日本の位置づけを問うた時代。最新の研究では日本が取った選択は偶然ではなく地政学や経済的要因、または江戸時代の蓄積による必然であったと示される。西洋技術を受け入れつつ固有の文化を守る姿勢が独自の近代化を生んだ。幕末は世界史の縮図でもあり今も学ぶべき教訓がある。新たな視点で歴史を読み解けば現代への示唆が浮かび上がる。小説ではない学問研究の最新知見。

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    2024年11月20日
  • 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

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    幕末史を英国やフランス、プロイセン、ロシアなどの動きや視点を用いて捉えなおすという本。
    大英帝国の自由貿易帝国主義が、結果としてロシアやプロイセンなどの侵略から日本を守る結果になった話は面白い。
    もっとも、イギリスも国益を追求した結果そうなったというだけの話であるが。

    明治新政府の勝利という結果から捉えられがちな戊辰戦争も、一時は旧幕府側が優勢であったことや、それもまたイギリスの暗躍によってひっくり返されたことなど、知らない話が多く楽しめた。

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    2024年08月08日
  • 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

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    幕末の英雄と言えば、西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟ら。だが歴史を動かしたのは彼らだけではない。幕府と反幕府勢力の戦いの背後では、世界の覇権を争う列強が、日本への影響力強化を目論見、熾烈な攻防を繰り広げていた。国内外の最新研究や機密文書を踏まえ、歴史を俯瞰する。

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    2024年08月02日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

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    ★きっかけ
     ブクともさんの本棚で見かけた
     タイトルが強烈な印象で

    ★わかったこと キーワード
     ・年金はもともと大黒柱がいる三世代同居
      の時代につくられた制度
      →独りでは生活を賄えない

     ・人生、何かに失敗したわけでもなく
      ごく普通に真面目に働いてきた人たちが
      老後破産に陥っている
      →人ごとじゃない

     ・少しばかりの年金や 古い持ち家がある
      ことが かえって ひもじいことも
      →何もなくてすんなり生活保護の方が
      安泰という、逆転現象

    ★感想
     希望なくすなぁ 途方に暮れたよ
     現役世代、働いても働いても老後破産?
     たからって 今 どうすればいいの
     

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    2024年07月18日
  • 人工知能の「最適解」と人間の選択

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    2024/07/08 に一気に読みました。約7年前のAI特集の本なので、現在の状況からその後の答え合わせもできる内容です。2017年当時の話題として挙げられているのはゲームAIと需要予測AI。2024年現在では生成AI。人がAIに勝てなくなる、という観点ではなく、人がAIにより豊かになるような本書の視点は生成AIでも言えることではと考えさせられました。

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    2024年07月09日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

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    NHKスペシャル取材班『老後破産 長寿という悪夢』新潮文庫。

    2014年9月に放送されたNHKスペシャル『老人漂流社会 〜“老後破産”の現実〜』をベースにしたルポルタージュ。

    超少子高齢化、核家族化、終身雇用制の破綻、ワーキングプアの増加と日本社会は悪い方向へと変貌し続ける。

    誰もがいずれ歳を取り、高齢者となり、老後を迎える。他人事とは言っていられない現実。老いることは罪ではないはずのに、日本社会では次第に老人を養う能力が衰えて来ているのだ。

    若いうちから長い年月、莫大な税金と社会保障費を徴収され、住宅ローンや学費の支払い、車のローンに苦しみ、ふと気付けば、定年退職の時を迎える。誰もが

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    2024年06月19日
  • やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

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     読み進めるごとに、フェイクを見破ることができる個人のネットリテラシーや法整備等に限界を感じる。あそこまではいかずとも、『ターミネーター』や『1984年』の世界にどんどん近づいていっているような。最近のChatGPTのニュースも、技術の進歩に拍手を送るよりもゾッとする気持ちが強かった。さらに悪用されますよね、としか思わない。中でもスマホ内に保存されている検索履歴からその人の年齢や職業はもちろん、趣味嗜好までをほぼ突き止めた実験が面白い。ファクトチェックでは永遠にイタチごっこを繰り返すだけ。解決策はどこに。

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    2024年06月04日
  • 縮小ニッポンの衝撃

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     NHKで放送された番組を書籍化したものなので、テレビを観ているように読みやすい。本書を読む前は税収減に併せて人口も減るため行政サービスもコンパクトにならないのか?と思っていたが、そんなに単純ではないようだ。生産年齢人口、年少人口が多ければまだなんとかなりそうだが。夕張市で自らを犠牲にして働く人々、劣悪な行政サービスでも住み続けなければならない市民。たった1人のためだけに年間450万円の支出は確かに非効率と思うが、かと言って簡単に都市部に移住できるわけでもない。読み進めるにつれ、そら恐ろしくなる。

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    2024年06月02日
  • 健康格差 あなたの寿命は社会が決める

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     健康の格差が非正規雇用や貧困など諸問題とつながっているらしい。なるほど。生活習慣に気を配れずに病気になるのは自己責任、と少なからず私も思っていたが、個人の意志の力のみで気をつけるのは到底無理らしい。社会レベルでのアプローチが必要とのこと。少し安心した。ポピュレーション・アプローチの発想に納得。前職で「検診・健診の啓発に取り組み、受診率を高めます」という文言を目にするたび、ハガキ送ったり呼びかけたりするぐらいじゃ行かないだろうに、と冷めた気分になっていたので。

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    2024年06月02日
  • 幻のオリンピック~戦争とアスリートの知られざる闘い~

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    ネタバレ

    当時はコロナで戦時中のオリンピックとリンクさせていただろうが
    まさかロシアによるウクライナ侵攻で再び戦争におけるスポーツが出来なくなる現象が起こるとは、作者の方思いもよらなかったのではないだろうか。。

    絵画などの作品は残せるけれど、スポーツというのは今その時が勝負だと感じたことはあるけれど
    本作を読むと、本当にその期間にピークを迎えている選手がいたり、戦死したりで哀しい。。

    そんな中水泳連盟が戦時中でも組織を残すことでいち早く戦後参加できる体制が整っていたり
    また記録会という戦時中でも出来ることに取り組んでいたり、と松澤一鶴氏が印象深かった。

    戦死した選手、結果が出せず、という事だが

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    2024年05月24日
  • 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

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    幕末の日本を世界的に視点から俯瞰して説明している。
    イギリス、フランスの介入は知っていたが、南下政策を目論むロシアに加えて鉄の宰相ビスマルク擁するプロイセンも絡んでいたとは知らなかった。
    単純に薩長対幕府と見ていたが、イギリスを中心とした世界のグレートゲームとしての視点は非常に興味深くて今までの認識を大きく変えた。4.2
    個人的には日本史としての幕末史を読んでからの方がより視野が広がって良いと思った。

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    2024年04月22日
  • 42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

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    2013年に発行された本。それから既に10年が経っているので、その内容は古くはなっているがまだまだマラソンに関しての科学的研究は終わることはない。出版当時の世界記録は2時間3分台だったが、今は2時間0分台になり、約3分短縮されている。本書では、ある教授が2025年までに2時間を切るのではないかと予測している。
    2022年9月25日のベルリンマラソンでキプチョゲ選手が2時間1分9秒を出している。そして、2023年10月シカゴマラソンでケニアのケルビン・キプタム選手が2時間35秒の世界新記録を出した。
    こうしてみると、その予測は当たりそうな感じである。しかし、キプタム選手は残念ながら交通事故で亡く

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    2024年04月03日
  • 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

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     明治維新の推移に、列強の思惑が、どのように関わっていたかがよくわかる。
     覇権を握っていたイギリスは通商の安定・日本政府の安定を望み、一貫して、日本が早期に安定する道を探った。
     一方で、新興のプロイセンやロシアは、日本の政情不安を長引かせて蝦夷地を得ようと動いた。フランスのロッシュは、やや情緒的に、幕府を支持した。
     イギリスのお陰で、日本は早期に安定したといえる。
     また、ターニングポイントは、鳥羽伏見の開戦から慶喜の大阪城脱出までであり、それ以降は新政府が勝つべくして勝ったといえる(逆に、幕府軍が史実以上に粘っていたら日本の統一は危うかった)。

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    2025年12月07日
  • 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  英露の覇権争いと対馬事件
    第2章  イギリスの対日全面戦争計画と下関戦争
    第3章  マネー・ウォーズと改税約書
    第4章  武器商人の暗躍と幕長戦争
    第5章  英仏露の知られざる攻防と大政奉還
    第6章  列強のパワーゲームと鳥羽・伏見の戦い
    第7章  プロイセンの野望と奥羽越列藩同盟
    第8章  イギリスの逆襲と幻の植民地化計画
    第9章  世界のグレート・ゲームと箱館戦争

    <内容>
    近年欧米から見つかった新しい文書と幕末の動きをつないだ歴史書。幕府と薩長の争いが、列強のパワーゲームの中で、危うい橋を渡りながら、植民地化を免れ、明治時代を作っていったことがわかる。叙述がやや恣意

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    2024年02月22日
  • 原爆初動調査 隠された真実

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    2021年に放送されたNHKスペシャルが母体の本。ヒロシマナガサキの残留放射線の存在を確認しながら隠蔽したアメリカ政府。国際社会での覇権維持と裏腹に捨て置かれた日米の被爆者たち。戦後70年以上経過して明かされる驚愕の事実。

    既に生存者も残り少ない中での丹念な取材。新聞社が取材能力を失った今、個人のノンフィクション作家よりNHKの取材力が日本では一番なのかもしれない。半官の組織にしかこのような力のないのも危険ではあるが。

    戦後70年は草木が生えないと言われた被爆地。それだけの年月が過ぎても終わらない問題点を世に知らしめた点は高く評価できる。

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    2023年12月23日
  • IoTクライシス サイバー攻撃があなたの暮らしを破壊する

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    IoT機器についての脅威をかなりわかりやすく書いてくれている。わかりやすいが内容は薄っぺらくなく、マルウェアの具体名だったり、ダークウェブまで踏み込んだりと中々興味をそそられる内容であった。
    とりあえず意味もなく家電をインターネットにつなぐのはやめよう。というか、インフラならともかく、家の中でインターネットにつなぐべき家電ってパソコン、テレビ以外にあるか?と思う今日この頃。
    スマートロックとか一時期流行ったけどなんか不具合あったら一発でアウトじゃね?とか思ったりした。

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    2023年12月23日
  • NHKスペシャル 戦争の真実シリーズ(1) 本土空襲 全記録

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    『ゴジラ−1.0』を鑑賞したあと、興味を持って本書を購入しました。ゴジラ最新作では、戦後日本の復興時期を舞台にしています。1945年〜1947年、48年あたりだったかと思います。空襲で壊滅的な打撃を受けた東京が、徐々に復興していく風景が登場します。史実としてどれくらいの被害があったのかを確認したくなり、本書を読みましたが、私の関心ごとは本書では確認できませんでした。しかしながら、本土空襲がどのようなものだったのかを知ることができました。本書の最初に本土空襲MAPがありますが、ほぼ日本全域に爆弾が落とされたことがわかります。壊滅的な状況から先人の力で今日に至っていることを改めて考えることができま

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    2023年12月21日
  • やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実

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    以前TVでも見て興味を持っていました。腸内細菌との共生。自分とは、腸内細菌+自分の細胞。人間も地球というエコシステムの一部でしかないこと。とにかく腸内細菌のエサとなる食物繊維を摂らねば。

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    2023年11月20日