NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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ネタバレ当時はコロナで戦時中のオリンピックとリンクさせていただろうが
まさかロシアによるウクライナ侵攻で再び戦争におけるスポーツが出来なくなる現象が起こるとは、作者の方思いもよらなかったのではないだろうか。。
絵画などの作品は残せるけれど、スポーツというのは今その時が勝負だと感じたことはあるけれど
本作を読むと、本当にその期間にピークを迎えている選手がいたり、戦死したりで哀しい。。
そんな中水泳連盟が戦時中でも組織を残すことでいち早く戦後参加できる体制が整っていたり
また記録会という戦時中でも出来ることに取り組んでいたり、と松澤一鶴氏が印象深かった。
戦死した選手、結果が出せず、という事だが
国を背負ったアスリートのついても 詳細を知りたい。。
別の小説で朝鮮の人が日の丸が上がって辛い、というようなのを読んだことがあるけれど
スポーツは世界を一つにする とか 平和の祭典 とか
むしろこれは事実では無く願望であって 未だ叶っていないのでは。。。 -
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2013年に発行された本。それから既に10年が経っているので、その内容は古くはなっているがまだまだマラソンに関しての科学的研究は終わることはない。出版当時の世界記録は2時間3分台だったが、今は2時間0分台になり、約3分短縮されている。本書では、ある教授が2025年までに2時間を切るのではないかと予測している。
2022年9月25日のベルリンマラソンでキプチョゲ選手が2時間1分9秒を出している。そして、2023年10月シカゴマラソンでケニアのケルビン・キプタム選手が2時間35秒の世界新記録を出した。
こうしてみると、その予測は当たりそうな感じである。しかし、キプタム選手は残念ながら交通事故で亡くなってしまった。 -
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明治維新の推移に、列強の思惑が、どのように関わっていたかがよくわかる。
覇権を握っていたイギリスは通商の安定・日本政府の安定を望み、一貫して、日本が早期に安定する道を探った。
一方で、新興のプロイセンやロシアは、日本の政情不安を長引かせて蝦夷地を得ようと動いた。フランスのロッシュは、やや情緒的に、幕府を支持した。
イギリスのお陰で、日本は早期に安定したといえる。
また、ターニングポイントは、鳥羽伏見の開戦から慶喜の大阪城脱出までであり、それ以降は新政府が勝つべくして勝ったといえる(逆に、幕府軍が史実以上に粘っていたら日本の統一は危うかった)。 -
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ネタバレ<目次>
第1章 英露の覇権争いと対馬事件
第2章 イギリスの対日全面戦争計画と下関戦争
第3章 マネー・ウォーズと改税約書
第4章 武器商人の暗躍と幕長戦争
第5章 英仏露の知られざる攻防と大政奉還
第6章 列強のパワーゲームと鳥羽・伏見の戦い
第7章 プロイセンの野望と奥羽越列藩同盟
第8章 イギリスの逆襲と幻の植民地化計画
第9章 世界のグレート・ゲームと箱館戦争
<内容>
近年欧米から見つかった新しい文書と幕末の動きをつないだ歴史書。幕府と薩長の争いが、列強のパワーゲームの中で、危うい橋を渡りながら、植民地化を免れ、明治時代を作っていったことがわかる。叙述がやや恣意的な部分も見られるが、授業に厚みを加える知識が増えた。 -
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2021年に放送されたNHKスペシャルが母体の本。ヒロシマナガサキの残留放射線の存在を確認しながら隠蔽したアメリカ政府。国際社会での覇権維持と裏腹に捨て置かれた日米の被爆者たち。戦後70年以上経過して明かされる驚愕の事実。
既に生存者も残り少ない中での丹念な取材。新聞社が取材能力を失った今、個人のノンフィクション作家よりNHKの取材力が日本では一番なのかもしれない。半官の組織にしかこのような力のないのも危険ではあるが。
戦後70年は草木が生えないと言われた被爆地。それだけの年月が過ぎても終わらない問題点を世に知らしめた点は高く評価できる。 -
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『ゴジラ−1.0』を鑑賞したあと、興味を持って本書を購入しました。ゴジラ最新作では、戦後日本の復興時期を舞台にしています。1945年〜1947年、48年あたりだったかと思います。空襲で壊滅的な打撃を受けた東京が、徐々に復興していく風景が登場します。史実としてどれくらいの被害があったのかを確認したくなり、本書を読みましたが、私の関心ごとは本書では確認できませんでした。しかしながら、本土空襲がどのようなものだったのかを知ることができました。本書の最初に本土空襲MAPがありますが、ほぼ日本全域に爆弾が落とされたことがわかります。壊滅的な状況から先人の力で今日に至っていることを改めて考えることができました。
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面白かった。
日本企業がなぜ稼げなくなり、日本人の給料が上がらないのか。本書を読むことを通じて自分なりの仮説を持つことがてきたので、それだけでも良い読書体験ができたと思う。
以下完全自分の用のメモのため駄文散文ご容赦ください。
2022年の9月に放送された2回のNスペ放送内容がまとまっており、テレビ放送に入らなかった部分や放送後の後追い取材内容等が入った本となっている放送内容から大きな変更はない。
日本人がこれまで高度経済成長期からバブル崩壊後数年までで「普通の事」と定義してきていた中流階級の暮らし(定義といっても非常に淡い)が徐々に当たり前のことでなくなってきている。
年功序列で賃金が上がる事はないし、物価は高くなる、加えて税負担率が上がり手取り収入はどんどん減る一方である。
そんな中で希望的観測を持てなくなっている日本人の生活が、実際に、具体的にどのような構造になっているのかを、労働者側と企業側から映し出し(ここに、国側の視点がないのが残念)ているのが第一部。
第二部はそんな状況でもどのようにすれば賃金上昇を実現し、中流階級で当たり前とされてきた暮らしが実現できるのかそのヒントとなる事を他国での事例を持ち出しながら解説している。
なぜこのようなデフレになり、日本人の給料は上がらないのか。
またどのようにすればそこから脱する事ができるのか、そのことについて自分なりの考察をして意見を持つ事をゴールに本著に目を通していこうと思う。
本の構成としては以下の通り
【プロローグ】稼げなくなった中間層
第1部 中流危機の衝撃
第1章 幻想だった中流の生活
第2章 夢を失い始めた若者たち
第3章 追い詰められる日本企業
第4章 非正規雇用 負のスパイラルはなぜ始まったのか
第2部 中流再生のための処方箋
第5章 デジタルイノベーションを生み出せ
第6章 リスキリングのすすめ
第7章 リスキリング先進国ドイツに学ぶ
第8章 試行錯誤 日本のリスキリング最新事情
第9章 同一労働同一賃金 オランダパートタイム経済に学ぶ
【エピローグ】ミドルクラス 150年の課題
バブルの崩壊とインターネットの普及、グローバル化の波が同じようなタイミングできてこの状況を一気に復活の狼煙を上げるチャンスとするか衰退への一途をたどる危機となるか、日本にとって後者になってしまった。
高度経済成長を遂げた日本的経営、良いものを安く作る事にこだわるメーカー的発想から脱する事ができなかった。
良いものを安く作る、とよく言うがその良いもの、の定義に問題がある。
その場合の良いものとは今の市場で認知されていてある程度売上もある人気品を改良したものだと、当時の日本人は思っていたのではないかと感じる。
良いもの、はよいものではあるが、米国企業等は定義が違う。
彼らの考える良いものとは今までの既存の概念や常識、市場をぶち壊すほどの破壊的なイノベーションを起こすものであり、すべての日本にとっての良いものがリプレイスメントされてしまうような事態に陥ってしまい、日本企業の売上、利益が伸びていかなかったんだと思う。
日本人の給料が上がらない
⇒上げるためには利益が必要
⇒利益はある??内部留保はたまっているようだが
そもそも給与に反映できるだけの利益が出せていないから給与が上がらないのでは。
⇒しかも利益はあくまで絶対額ではなく、ドメスティックに実質的に見て、またインターナショナルに見て相対的に上がっているかどうかを見る必要がある。
高度経済成長期の良いものを安く提供するんだという考えかたから抜け出す事ができなかったのが一番大きなここまでの中流危機の課題、問題ではないだろうか。
デービッドアトキンソンさんも動画で言っていた、ラグジュアリーホテルのサービス不足の話と通じると思う。
おそらく多くの日本人における良いものと、グローバルな市場が求めている良いものに乖離がある。
SONYや任天堂等の一部のメーカーはその良いものの定義がグローバル市場から見た定義と合っていたのだろう。だから生き残る事が出来た。
これからはとても良いものを高く販売する、これが日本人の所得を上げる事につながるのではないだろうか。
以下面白かった箇所のメモ
1990年代以降日本企業がデジタル技術を生かしたイノベーションの波から乗り遅れた理由は企業丸抱え体制が原因か
高度経済成長期、日本は世界の工場としてモノづくりで経済成長を果たした。
だがバブルが崩壊し、その後デジタル技術が発展していく際に、
日本は依然のものづくり体制で築いてきた(築いてしまった)工場設備と大量の人員を抱えている事になっていた。
その人員たちがかかわる既存のビジネスをいかに回るかという事ばかりに目が向いてしまって、既存のビジネス自体を疑うような破壊的なイノベーションが起こす事なんて考えもしていなかったそうだ(JVCケンウッド)。
⇒この事例、仮説は確かにおもろい
そのためその時の時流であったデジタル化の波を活かして、イノベーティブな商品をマーケットイン的発送で生み出す事が出来なかった。
JVCケンウッドはそこから、ものづくりではなくサービスを販売しようと切り替えているし、日立製作所は2008年度で8000億円もの史上最大の赤字金額を計上したことをきっかけに、サービスを販売する会社へと変貌を遂げて業績改善を果たしている
リスキリングを行い、企業内の人員を成長率の高いビジネスで使う
国の目線で言えば、国内のできる限り多くの労働者が成長率の高い産業で働くようになれば、1人当たりの生産性が高い状況を今よりも作ることが出来る。
そのような末端の施策で経済成長ができるかどうかはわからないが、少なくとも今よりも「まし」になるのは間違いないのだろう。
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戦争で返上となった1940年の幻の東京オリンピックに出場するはずだった、或いは出場できるくらいの実力だった方々のエピソード。
現在のレジェンドアスリートと、名残りある場所などに赴いたり、ドキュメンタリーの活字版なので淡々と進むが、最終版にさらなる展開が待っていた。
あの2020東京オリンピック(ほんとうは2021開催だが)に、満員の大観衆となるはずだった国立競技場のツアーに参加したことがあるが、選手が入場するエントランスからスタジアムに出た時の壮観さといったら無い。
あの時、自分はアスリートでもなんでもないが、ここが満員で大歓声で、多国籍のお祭り状態だったら、どんなにかアドレナリンが出てアスリートにとって最高な時間になっただろうと思うと、勝手に涙が溢れてきたのだが、それがオーバーラップしてもう最後は涙目。
そのチャンスを、一生に一度もつかめるかどうか分からない貴重なタイミングを、戦争のせいで失った選手たちの無念さ、やるせなさが、簡潔な文章から滲む。
さらに、大枠はNHKスペシャルの放送を以前に観ていたので、その焼き直しかなと思いきや、そこでは語られていなかった事実が肝だった。ぜひ最後まで読んでもらいたいものだ。
作中、大河ドラマ「いだてん」にも出てくる名前が重要人物として次々現れ、ドラマのキャスト表と照らし合わせながら読んでいくと、思い起こされてまたもや胸熱になった。あのドラマ好きだったのにな。 -
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NHKで放送された番組を見ていたが、改めてこの書籍であの残酷な敗戦を振り返ってみた。当事者である選手や過去の代表監督など様々な立場の人の証言から、良くも悪くも日本人らしい敗戦だったことがわかる。ただしスポーツなど勝負の世界では「良くも悪くも」というような曖昧さは許されず、良いのか悪いのかはっきりさせないと世界では勝てないのではないかと感じた。
以下、印象的な一文(オシムの証言)
故意のファウルは日本人らしくありません。確かにフェアプレーを重視することで日本人は損をすることが多いです。多すぎるかもしれません。いや、間違いなく多いでしょう。望ましい結果が得られなくても、それが日本人なのです。 -
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【きっかけ・目的】
デジタルは便利だと思う。スマートフォン、人とモノを繋ぐIToO技術であったり。
1995年にマイクロソフトがWindows95をリリースして以降、すごくネット技術は向上した。日々の生活に欠かせないものになった。
個人的には、今年になってからテレビ、新聞、ラジオ、読書、ネット決済(買い物)、銀行手続き、スケジュール管理はては健康管理など大体のことは、スマートフォンを使い常時ネットに繋がっている生活になっている。
いわゆるインフラとして完全に機能しているのでないと困るレベルにまでなっている。
そうなると気になることも出てくるわけである。
ビックデータという言葉が流行った時にデジタル上の情報がIT巨大企業に吸い取られているという事実に鳥肌が立ったが、立っただけでその後はその危険性に気づくわけでもなく便利さに負けてここまで来てしまった。
【感想】
まず、読み終わって鳥肌が立ちすぎて気持ち悪くなった。SFを地で行く時代になったということだろう。ドラえもんの世界観は21世紀になってもできないが、ネット空間を中心に便利さ故に知らない内にあらゆる「しこう」(志向、嗜好、思考など)の痕跡を各サービスのアカウントやメールアドレスに残した結果、デジタルツインが生まれる。
そして悪意の第三者によって完全にすべてが乗っ取られる。
フェイクや詐欺、プライバシーの侵害あらゆる事件の温床になっている。
これを利便性のリスクととり倫理観との狭間で規制をどのように取り入れるのか。政治や行政、民間によるサービス(ショッピング決済など)が対策を如何に取り入れていくのか注視していきたい。
【終わりに】
これを読んで「ハイペリオン」というSF小説を思い出した。敵役に人口知能AIが登場するなかなか手の込んだ小説だった。後、もう一つ思い出した小説があるのだがネット草創期に起きた致死性パソコンウイルスについての海外サスペンスだが、タイトルを思い出せない。
今回読んで思い出したのは図らずもデジタルという仮想空間で「何か」が生まれるという点だ。しかも悪意の第三者という位置づけだ。
デジタル空間は規制のない状態だ。故に悪意が蔓延るということなのだろうか。なかなか興味深い。