NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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NHKで放送された番組を見ていたが、改めてこの書籍であの残酷な敗戦を振り返ってみた。当事者である選手や過去の代表監督など様々な立場の人の証言から、良くも悪くも日本人らしい敗戦だったことがわかる。ただしスポーツなど勝負の世界では「良くも悪くも」というような曖昧さは許されず、良いのか悪いのかはっきりさせないと世界では勝てないのではないかと感じた。
以下、印象的な一文(オシムの証言)
故意のファウルは日本人らしくありません。確かにフェアプレーを重視することで日本人は損をすることが多いです。多すぎるかもしれません。いや、間違いなく多いでしょう。望ましい結果が得られなくても、それが日本人なのです。 -
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ネタバレ先に読んでいた同じシリーズ(NHKスペシャル)がわかりやすく、手に取った1冊。
なんとなく空襲、B29のことはもちろん知ってる人がほとんどだろうけど、頻度も規模も甚大で確かに詳細は見えてこない。
それなのに終戦までに本土空襲で45万人亡くなっているという事実が何より恐ろしい。
最初は精密爆撃で軍事目標だけを狙っていたのに、天候などの関係で狙えなくなると、徐々に無差別爆撃に傾いていった。
その無差別爆撃をそもそも始めたのが日本とドイツっていうのが…皮肉すぎるが、
全ての流れが戦争に繋がったのだなと思う。
1945年11月には九州への空襲、本土上陸作戦も考えられていたという。終戦が遅れたらもっと被害も甚大だったのだろう。
どんな事実でも恐ろしいのが戦争だなとつくづく思う。 -
Posted by ブクログ
人体の中で一番数が多い細胞は何だろう?大きさが一番小さいものは?逆に一番大きいものは?何十年も使い続けている自分の身体のことなのに、この質問に回答できる人がどれほど少ないことだろう。正解はすべてこの本に書かれている。専門的な内容に尻込みしてしまうかもしれないけれど、そこは流石のNHKスペシャル取材班、一般人の我々にもやさしい説明で終始わかりやすい。文章でなら簡単に説明できる内容であっても、テレビ番組として映像化するとなると話は別。誰ものぞいたことのない人体のミクロの世界を分かりやすく映像化するために四苦八苦している取材班と先生方の姿もおもしろい。この本を読むことで人体の機能についての理解が深まり、また興味もわいてくること間違いなし。あなたの知らないあなたの内側へ大冒険できる一冊。
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悪いことってスリルもあるし金も稼げて楽しいんだろうな。
そして詐欺や暴力をちらつかせた違法行為はこれからも無くならないんだろうな。ああ、怖い。
第1章に出てくる罪悪感が薄くイケメンで高学歴で要領のいい加害者(達)は実刑を免れた者も多いだけ、腹が立った。他の大学生と違う経験をしたいなら刑務所に行けと思った。
小賢しい。むかつく。
手段はともかく金銭面で成功してると思しき人物のエピソードを読みながら、詐欺師は皆自分は上手いことやってまっせ、儲かってまっせとアピールするという話を思い出した。
日頃お金が降ってこないかなぁと妄想しながら生きてる自分には巻末の【半グレという存在がなぜ生まれたのかを取材で追いかけてきた。そこからみえてきたのは、実は、社会の側に広がる「稼いだ者勝ち」「自分さえよければいい」「捕まらなければセーフ」といった価値観であったように思えてならない。】という言葉はグサリと刺さりました。
楽して金は欲しいが人になるべく迷惑かけずに生きてえなぁ。
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、NHKスペシャルの内容と、テレビで放送出来なかった内容をまとめた物であり、その中でゲノムテクノロジーとAIについてがピックアップされている物だった。
どのような過程で世界がテクノロジーを評価し、利用しているのかを知る事ができた。
どちらにも共通して言えることは、慎重に判断すること、テクノロジーを単に否定しないこと、の二つであると考えた。
テクノロジーは神にも悪魔にもなる。
必要なのは人類が同じ価値観に収束し、ルールを決めることである。が、地球温暖化問題において、世界は収束していない。つまり、今の国際関係では解決できないと言うことである。これを考えると、テクノロジーを上手く利用することは今の人類では実現不可能では無いかと考えた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本の一部がネットの記事になってて、それで興味深くて読んでみた!
こーゆー本読むと、NHKにお金払う価値あるなーと思う笑
テレビないから払ってないけど。笑
引きこもりはやっぱり全然他人事じゃないよなーと思う。
消えたいとか、無になりたいとか、生きてたら絶対に思うと思うし、今は楽しく生きてるけど、いつなんどき病む可能性だって全然あるし。
引きこもった事はないけど、病んでた時期はあるから引きこもりの人の気持ちはある程度分かる!
小学校とか中学校の時間に風邪とかで数日休んだだけでも、学校行くのがちょっと怖くなる事もあるし。
枠に収まるような教育が良くないんじゃない?って思う。
将来に希望が持てない気持ちも全然分かる〜〜
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Posted by ブクログ
本書は、2021月1~2月に放映されたNHKスペシャル・シリーズ「2030 未来への分岐点 SeasonⅠ」(第1~3回)に続いて、6~7月に放映された「同 SeasonⅡ」の以下の2つの番組を書籍化したものである。いずれのテーマも、取材成果に基づいた現状、キーパーソンへのインタビュー、未来への展望の3部構成となっている。
第4回「“神の領域”への挑戦 ゲノムテクノロジーの光と影」(6月6日)/インタビュー:島薗進(宗教学者)、ジョージ・チャーチ(ハーバード大学医学部教授、マサチューセッツ工科大学教授)、エルヴェ・シュネイヴェス(ユネスコ国際生命倫理委員会議長)
第5回「AI戦争 果てなき恐怖」(7月11日)/インタビュー:ウィル・ローパー(元 米空軍調達・技術・補給担当次官補)、ニック・ボストロム(オックスフォード大学マーティン・スクール哲学科教授、同大学「人類の未来研究所」所長)、中満泉(国連軍縮担当事務次長・上級代表)
SeasonⅠでは、気候変動、食料危機、プラスチック汚染の3つのテーマが取り上げられ、それらが、人類・地球に目に見える影響を及ぼしつつある今、適切な対応を取ることが不可欠であることが説かれているのだが、それらの問題は我々にも実感でき、イメージしやすい。
他方、SeasonⅡの本書のテーマであるゲノムテクノロジーとAI(戦争)は、一般人にとっては、実生活からかけ離れていてイメージが掴みにくいテーマである。しかし、いずれのテクノロジーにも正の面と負の面があり、負の側面としては、ゲノムテクノロジーには、遺伝子操作によって未知のウイルスが作り出されて人類の脅威となるリスクや、ヒトの受精卵を操作して子供に望む特徴をもたせるデザイナーベビーの問題、また、AIには、自律型致死兵器システム、軍の指揮統制システムへのAIの利用、サイバー空間を介するグレーゾーン戦争など、使い方を間違えば取り返しのつかない事態を招く問題を孕んでいる。そして、本書では踏み込んではいないが、想像をたくましくすれば、AIが自律的に全人類に対して戦争を起こしたり、AIが自律的にゲノムテクノロジーを使って人類を操作し、支配するというような、SFまがいの事態も考えられないことではないのだ。そういう意味では、SeasonⅠの3テーマよりも更に重いと言わざるを得ない。
専門家は以下のような言葉を残している。
(ゲノムテクノロジーについて、マッキンゼー・グローバル研究所所長マイケル・チュイ氏)「このテクノロジーは、光と影が混在する“パンドラの箱”です。使い方を誤れば、人間の命に関わります。どこかで倫理の“線引き”をする必要があるのです。私たちは次の10年、よりよい選択をするためにこの問題に向き合わなければなりません」
(AIについて、故スティーヴン・ホーキング博士)「AIの登場は人類の歴史の中で最大のインパクトになるでしょう。しかし、リスクを回避する方法を学ばない限り、それは“人類の終わり”を意味することになる。(略)私が恐れているのは、AIが人間を凌駕して進化していくことです。AIは自らデザインを変えて、拡散していくでしょう」
ここまでテクノロジーが進歩した今、我々にとって大事なのは、テクノロジーが神から悪魔になってしまわないよう、人間にとって大切なことは何なのかを改めて考え、それに基づいた自制的な行動を取ることに尽きると思う。
(2021年12月了) -
Posted by ブクログ
ネタバレNHKの取材班が数年かけて取材したルポ。
SNSでその存在を知った、横須賀市の56歳男性の餓死。同市の福祉担当の名物課長、北見万幸さんに密着取材することによって、詳細が分かるようになった。
同様な事例は、全国に広がっているが、行政の担当者によって捕捉されながらも、命を落とす人が絶えないという。
取材班は、なぜ救えないのか、なぜ助けを求めてくれないのかと苦悶する。
中高年のひきこもりは、多くは高校時代、学生時代、そして就職につまずいたことがきっかけになる。
能力主義、効率最優先の社会となった結果、コミュニケーションに難があって、能力に劣った彼らは、容赦なく切り捨てられることとなる。彼らはいたって真面目である。その結果、心の底から自分は社会にとって必要のない人間であると信じ、自暴自棄になる。親や兄弟は、そんな彼らを心配して、色々な働きかけを行うが、多くは改善されることなく時だけが過ぎてゆく。
両親が健在なうちはまだ問題は表面化しない。年金収入を頼りに何とか生き延びている状況のため、両親が亡くなった後、たちまち貧困が待ち受ける。
ところが、家や財産があるとみなされるために、生活保護を受けることはできず、行政が支援の手を差し伸べても本人はそれを拒む。いよいよ生命の危機が訪れてさえも、精神疾患と認められない限りは、医療につなぐこともできない。強制的な立ち入りは、警察でもないと不可能。
こういった壁が立ちはだかり、本来ならば救えるはずの命が絶たれていく。これが現実である。
8050問題を見ていくと、普通に働いている人間からすれば、一見自分とは関係ない存在とも思える。
しかし、本当にちょっとしたことで働き続けることが不可能になることもあれば、退職を余儀なくされることは誰にとってもあることだろう。
例えば、それが40代・50代で自分の身に実際に起きた場合、どうなるだろうか。恐らく、誰もが絶望し、自死が頭をよぎるに違いない。
これは社会全体で解決しなければならない問題である。強くそう感じた。