NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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面白かった。
日本企業がなぜ稼げなくなり、日本人の給料が上がらないのか。本書を読むことを通じて自分なりの仮説を持つことがてきたので、それだけでも良い読書体験ができたと思う。
以下完全自分の用のメモのため駄文散文ご容赦ください。
2022年の9月に放送された2回のNスペ放送内容がまとまっており、テレビ放送に入らなかった部分や放送後の後追い取材内容等が入った本となっている放送内容から大きな変更はない。
日本人がこれまで高度経済成長期からバブル崩壊後数年までで「普通の事」と定義してきていた中流階級の暮らし(定義といっても非常に淡い)が徐々に当たり前のことでなくなってきている。
年功序列で賃金が -
Posted by ブクログ
戦争で返上となった1940年の幻の東京オリンピックに出場するはずだった、或いは出場できるくらいの実力だった方々のエピソード。
現在のレジェンドアスリートと、名残りある場所などに赴いたり、ドキュメンタリーの活字版なので淡々と進むが、最終版にさらなる展開が待っていた。
あの2020東京オリンピック(ほんとうは2021開催だが)に、満員の大観衆となるはずだった国立競技場のツアーに参加したことがあるが、選手が入場するエントランスからスタジアムに出た時の壮観さといったら無い。
あの時、自分はアスリートでもなんでもないが、ここが満員で大歓声で、多国籍のお祭り状態だったら、どんなにかアドレナリンが出てアス -
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NHKで放送された番組を見ていたが、改めてこの書籍であの残酷な敗戦を振り返ってみた。当事者である選手や過去の代表監督など様々な立場の人の証言から、良くも悪くも日本人らしい敗戦だったことがわかる。ただしスポーツなど勝負の世界では「良くも悪くも」というような曖昧さは許されず、良いのか悪いのかはっきりさせないと世界では勝てないのではないかと感じた。
以下、印象的な一文(オシムの証言)
故意のファウルは日本人らしくありません。確かにフェアプレーを重視することで日本人は損をすることが多いです。多すぎるかもしれません。いや、間違いなく多いでしょう。望ましい結果が得られなくても、それが日本人なのです。 -
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【きっかけ・目的】
デジタルは便利だと思う。スマートフォン、人とモノを繋ぐIToO技術であったり。
1995年にマイクロソフトがWindows95をリリースして以降、すごくネット技術は向上した。日々の生活に欠かせないものになった。
個人的には、今年になってからテレビ、新聞、ラジオ、読書、ネット決済(買い物)、銀行手続き、スケジュール管理はては健康管理など大体のことは、スマートフォンを使い常時ネットに繋がっている生活になっている。
いわゆるインフラとして完全に機能しているのでないと困るレベルにまでなっている。
そうなると気になることも出てくるわけである。
ビックデータという言葉が流行った -
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ネタバレ先に読んでいた同じシリーズ(NHKスペシャル)がわかりやすく、手に取った1冊。
なんとなく空襲、B29のことはもちろん知ってる人がほとんどだろうけど、頻度も規模も甚大で確かに詳細は見えてこない。
それなのに終戦までに本土空襲で45万人亡くなっているという事実が何より恐ろしい。
最初は精密爆撃で軍事目標だけを狙っていたのに、天候などの関係で狙えなくなると、徐々に無差別爆撃に傾いていった。
その無差別爆撃をそもそも始めたのが日本とドイツっていうのが…皮肉すぎるが、
全ての流れが戦争に繋がったのだなと思う。
1945年11月には九州への空襲、本土上陸作戦も考えられていたという。終戦が遅れたらもっ -
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人体の中で一番数が多い細胞は何だろう?大きさが一番小さいものは?逆に一番大きいものは?何十年も使い続けている自分の身体のことなのに、この質問に回答できる人がどれほど少ないことだろう。正解はすべてこの本に書かれている。専門的な内容に尻込みしてしまうかもしれないけれど、そこは流石のNHKスペシャル取材班、一般人の我々にもやさしい説明で終始わかりやすい。文章でなら簡単に説明できる内容であっても、テレビ番組として映像化するとなると話は別。誰ものぞいたことのない人体のミクロの世界を分かりやすく映像化するために四苦八苦している取材班と先生方の姿もおもしろい。この本を読むことで人体の機能についての理解が深ま
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悪いことってスリルもあるし金も稼げて楽しいんだろうな。
そして詐欺や暴力をちらつかせた違法行為はこれからも無くならないんだろうな。ああ、怖い。
第1章に出てくる罪悪感が薄くイケメンで高学歴で要領のいい加害者(達)は実刑を免れた者も多いだけ、腹が立った。他の大学生と違う経験をしたいなら刑務所に行けと思った。
小賢しい。むかつく。
手段はともかく金銭面で成功してると思しき人物のエピソードを読みながら、詐欺師は皆自分は上手いことやってまっせ、儲かってまっせとアピールするという話を思い出した。
日頃お金が降ってこないかなぁと妄想しながら生きてる自分には巻末の【半グレという存在がなぜ生まれたの -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、NHKスペシャルの内容と、テレビで放送出来なかった内容をまとめた物であり、その中でゲノムテクノロジーとAIについてがピックアップされている物だった。
どのような過程で世界がテクノロジーを評価し、利用しているのかを知る事ができた。
どちらにも共通して言えることは、慎重に判断すること、テクノロジーを単に否定しないこと、の二つであると考えた。
テクノロジーは神にも悪魔にもなる。
必要なのは人類が同じ価値観に収束し、ルールを決めることである。が、地球温暖化問題において、世界は収束していない。つまり、今の国際関係では解決できないと言うことである。これを考えると、テクノロジーを上手く利用す