NHKスペシャル取材班のレビュー一覧

  • 高校生ワーキングプア―「見えない貧困」の真実―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    弟妹の面倒を見ている女子高生の話は泣ける。
    本書にもあるバイト代の使い道である交際費が高いところに要注意。これには多分美容や服も入る。つまり学校という箱の中で孤立化する事の危険性を無意識的に避けているからではなかろうか。
    貧困の再生産を防ぐために何をすべきか考えなくてはならないという事を伝えてくれる本。

    0
    2022年05月29日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

    Posted by ブクログ

    ストレスが物理的にどうダメージを与えるかと、その対策としてのコーピング、認知行動療法とマインドフルネスについてなど。
    読み易く面白かった。
    2016年の本なので今どうなのか気になる部分あり。
    実践すると読み返したくなるかも。

    0
    2022年05月01日
  • NHKスペシャル ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本の一部がネットの記事になってて、それで興味深くて読んでみた!
    こーゆー本読むと、NHKにお金払う価値あるなーと思う笑
    テレビないから払ってないけど。笑

    引きこもりはやっぱり全然他人事じゃないよなーと思う。
    消えたいとか、無になりたいとか、生きてたら絶対に思うと思うし、今は楽しく生きてるけど、いつなんどき病む可能性だって全然あるし。

    引きこもった事はないけど、病んでた時期はあるから引きこもりの人の気持ちはある程度分かる!
    小学校とか中学校の時間に風邪とかで数日休んだだけでも、学校行くのがちょっと怖くなる事もあるし。
    枠に収まるような教育が良くないんじゃない?って思う。

    将来に希望が持

    0
    2022年04月07日
  • ウイルス大感染時代

    Posted by ブクログ

    当時のNHKスペシャルは全く記憶にないが、予言の書とも言える本。
    当たっているところもあるが外れているところもある。
    奇しくも、新型コロナウイルスによる予備知識があったためかスラスラと読めた。

    10年後か20年後かは分からないが、必ずパンデミックは起こるとの記載。
    まさか3年後に起こるとはね。

    0
    2022年03月23日
  • たたかう免疫 人体VSウイルス真の主役

    Posted by ブクログ

    もう、情報が古いところもあるけど
    基礎的なことが、さっと読めて便利。
    ウイルスと人類の進化論的な話も興味深い。

    0
    2022年03月13日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    老後破産と先日読み終わった8050問題は重なっている。現代の世の中の仕組みのズレが重なって、今後の大きな課題になりそうだ。
    自分も核家族、離れて暮らす子供はいるが、自分の老後は自分で始末をつけないといけないとは思っている。
    頑張れば自分で始末をつけられる人は良いが、一歩歯車が間違えれば私もどんな老後になるか予想がつかない。そんな時に頼れる国であって欲しい。

    0
    2022年03月09日
  • 2030 未来への分岐点 Ⅱ テクノロジーは神か悪魔か

    Posted by ブクログ

    テクノロジーは神か悪魔か
    この問いは人間は神か悪魔かに置き換えられる
    しかしその人間とは種としてのまとまりとして神か悪魔かという問いとなる
    個の信条や価値観でなく種としての信条や価値観の総体となるどちらか
    生き残ることの本能的な判断としてどう機能するのか考えた時、神として行動、判断することを選ぶのではないだろうか

    0
    2022年02月13日
  • 縮小ニッポンの衝撃

    Posted by ブクログ

    夕張の市長、今の北海道の知事やね。これ見てると、誰もが安泰ではないってことがわかります。ちなみ地方交付税の便器にもなります。

    0
    2022年02月10日
  • 縮小ニッポンの衝撃

    Posted by ブクログ

    読みやすいです。
    人口減少、超高齢化が進行する日本の行く末について、非常に不安に駆られる内容でした。
    この本を読み終わり、ふと顔を上げてみると、そんな危機に瀕しているとは全く思えない日常があり、あっという間にそんな不安は忘れてしまいそうです。
    だからこそ怖いのかもしれません。
    考え続けなければならないと感じました。

    0
    2021年12月25日
  • 2030 未来への分岐点 Ⅱ テクノロジーは神か悪魔か

    Posted by ブクログ

    本書は、2021月1~2月に放映されたNHKスペシャル・シリーズ「2030 未来への分岐点 SeasonⅠ」(第1~3回)に続いて、6~7月に放映された「同 SeasonⅡ」の以下の2つの番組を書籍化したものである。いずれのテーマも、取材成果に基づいた現状、キーパーソンへのインタビュー、未来への展望の3部構成となっている。
    第4回「“神の領域”への挑戦 ゲノムテクノロジーの光と影」(6月6日)/インタビュー:島薗進(宗教学者)、ジョージ・チャーチ(ハーバード大学医学部教授、マサチューセッツ工科大学教授)、エルヴェ・シュネイヴェス(ユネスコ国際生命倫理委員会議長)
    第5回「AI戦争 果てなき恐怖

    0
    2021年12月25日
  • NHKスペシャル ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    NHKの取材班が数年かけて取材したルポ。

    SNSでその存在を知った、横須賀市の56歳男性の餓死。同市の福祉担当の名物課長、北見万幸さんに密着取材することによって、詳細が分かるようになった。

    同様な事例は、全国に広がっているが、行政の担当者によって捕捉されながらも、命を落とす人が絶えないという。

    取材班は、なぜ救えないのか、なぜ助けを求めてくれないのかと苦悶する。

    中高年のひきこもりは、多くは高校時代、学生時代、そして就職につまずいたことがきっかけになる。

    能力主義、効率最優先の社会となった結果、コミュニケーションに難があって、能力に劣った彼らは、容赦なく切り捨てられることとなる。彼ら

    0
    2021年11月28日
  • やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

    Posted by ブクログ

    スマホとSNSをはじめとするデジタル世界の進歩は日進月歩。その影響力を管理することはできず、当然対応は後手になる。フェイクにどう対応していくのかには時間がかかりそうだ。それ以上に驚くのはデジタルツイン。便利なツールを使えば使うほど、デジタルツインの確立精度は高まる。本書の例ではプライバシーは露わにされていた。おっそろしい技術があるもんだ。不安はあっても便利さは手放せないのが実際のところ。
    うーん、そんなに何もかもが便利にならなくてもいいや。

    0
    2021年11月13日
  • ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか

    Posted by ブクログ

    よくできたドキュメンタリー。NHKの底力を感じさせられ、丁寧な取材を行っていることがよく伝わってくる。出版直後に読んだが、いまよんでもおもしろい。
    とはいえ、やはり最後は物足りない。興味深いと思う事例、やや疑問を感じる事例など、さらに深く確認したいと思っても、元となる文献などの資料が一切ついていない。どこどこ大学の〇〇先生がこう言っていたということばかり。元が全て取材によるものだから仕方がないのは分かるのだが、そのあたりが、こうしたジャーナリストさんによる出版の限界。

    0
    2021年10月26日
  • 2030 未来への分岐点 Ⅰ 持続可能な世界は築けるのか

    Posted by ブクログ

    本書は、2021月1~2月に放映されたNHKスペシャル・シリーズ「2030 未来への分岐点 SeasonⅠ」の以下の3つの番組を書籍化したものである。いずれのテーマも、取材成果に基づいた現状、キーパーソンへのインタビュー、未来への展望の3部構成となっている。
    第1回「暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」(1月9日)/インタビュー:ヨハン・ロックストローム(環境学者)、フランス・ティメルマンス(ヨーロッパ委員会第一副委員長)
    第2回「飽食の悪夢 水・食料クライシス」(2月7日)/インタビュー:デイビッド・ビーズリー(国連世界食糧計画事務局長)、クレイグ・ハンソン(世界資源研究所副所長)
    第3回「

    0
    2021年10月11日
  • 半グレ―反社会勢力の実像―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    2019年7月に放送された番組を書籍化。NHKスペシャルの本は今までも何冊か読んできたがどれも読み応えがあり、本書もそうだった。6つの「半グレ」事例を加害者、被害者、警察など当事者達への取材で丹念に追っている。暴力団との「グレーゾーン」にいる者達への取材の様子に緊迫感がある。

    「犯罪者と一般人の境界線」が曖昧になってきていることに不気味さを覚える、という記述が度々登場する。本作のテーマとするところだ。事件のリーダー格の者に集まる人たちの背景には貧困や差別があり、またこうした反社会的に生きる者にカリスマ性や「格好良さ」を感じてしまうなど、オウム真理教にも見られた図式がある。

    それにしても、N

    0
    2021年10月02日
  • 人工知能の「最適解」と人間の選択

    Posted by ブクログ

    人工知能がはじき出す「最適解」は、一体、誰にとって「最適」なのか?
    人工知能を活用できる立場にある、社会や組織の「強者」?

    AIが日本や海外において実社会に浸透したことが実感され始めたのが2017年だと本書は言う。証券取引、再犯や退職リスクの判定から政治まで。さまざまな分野の事例と当事者へのインタビューから、AIの「最適解」に否応なしに巻き込まれていく社会の姿が見えてくる。
    おそらく、受け身になってしまうことが最も危険なのだろう。判断を人任せ(いずれはAI任せになるのか?)にしていては、強者の最適解の餌食になる一方だ。なぜそう判断するのかを問う必要のない場面以外は、常に責任の所在を問いただす

    0
    2021年09月30日
  • 人工知能の核心

    Posted by ブクログ

    羽生善治さんのわかりやすい語り口で人工知能という最先端の問題について触れることができた。自分の生活にも直結してくるであろう人工知能をどう使うべきなのか、今後考えていくきっかけになった。

    0
    2021年09月20日
  • 42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

    Posted by ブクログ

    つま先着地かかかと着地か。ほかマラソンに関する科学的な視点からの研究成果。人類はマラソン2時間超えを達成できるか?

    非公式記録では2時間超えを達成。本書の予測2030年頃より速く公式にも達成されるか。

    ケニア、エチオピアなど東アフリカのランナーがマラソン界の上位を独占する今日。その秘密に迫る内容。

    市民ランナーとしては、ランニングエコノミー、身体の部分も大事だが、無駄のないフォーム等はまだまだ改善余地がありそう。

    少し古い本だが、役に立ちます。

    0
    2021年09月13日
  • 激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山~静岡415km

    Posted by ブクログ

    超人的なレースの記録(2012年)。選手たちの奮闘だけでなくテレビ番組の撮影側の大変さも垣間見えて興味深かった。
    日本海から太平洋へ日本アルプスを走るという壮大なコースにはロマンがあり、順位やタイムにこだわるランナーばかりではないのもいい。大会の手作り感も感じられるドキュメンタリー。

    0
    2021年08月25日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    年金生活をしている人が病院にいくこともやっとやっとの生活であることなど書かれている。生活保護を受けようと思っても自宅があるためにもらえないとか、貯金がある程度あるためもらえないとか、困っていても福祉が届かないことが書かれていた。現代社会の老後の問題が身につまされる。

    0
    2021年07月18日