NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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医療や介護費用を切り詰めてギリギリの生活を送る高齢者。一人暮らしの高齢者には老後破産という厳しい現実がのしかかる。ただ、厳しい情況は一人暮らしの高齢者だけの問題ではないことを本書は教えてくれる。収入もないのに、息子が同居するというだけで生活保護の受給が止められる。家族がいても、ではなく家族がいるからこその厳しい境遇も多々ある。頼みのわが子が、ひきこもりであったり、介護離職の状態であったり、非正規であったりと、家族と暮らしていても「老後破産」に陥るケースは決して特別なことではなくなってきている。親と同居する壮年未婚者が急速に増えている。親が万が一の状態になった時は、即座に親子は共倒れ。しかも、これが近い将来大量に起きる。このまま中産階級の崩壊を放置し市場原理に委ねることにするのか、あるいは増税により社会保障を充実していくのか、社会の枠組みを真剣に考えていかなければならない時期にきている。
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ネタバレ現生人類でもっとも遠い祖先であるブッシュマンで有名なアフリカ南西部のサン族。彼らの社会でもっとも嫌われるのはケチと自慢。生き残るために、分かち合う事がとても重要だった。自ら作る装飾品はすべてプレゼント用。AさんがBさんに首飾りをあげると、BさんはCさんにあげる。最後にAさんに誰かがあげるまで続く。首飾りが少ない人は交友関係が少ない人。首飾りが多いと困った時に助けてくれる人が多い。彼女たちにとって、首飾りは仲間との絆を大切に思う心。このネットワークの距離が長ければ長いほど、飢餓対策の保証となる。
人間の乳児の最初の行動のひとつは物を拾って口の中に入れる事。次の行動は拾ったものを他の人にあげること。これは世界共通の行動パターンであるから、自然淘汰の結果である。
人間に一番近いチンパンジーでも一人の子供を一人の母親しか育てない。人間の特徴は、周りの人たちみんなで複数の子供を育てる。
人間ほど出産が複雑な生き物はいない。通常、胎児は頭を下にして、産道に突入する。
1. 突入時、胎児は母親の横側を向かなければならない。
2. 産道の途中まで来ると、頭を旋回させて母親の背中を向かなければならない。
3. 出口付近では、胎児はさらに頭を少し横に回転させなくてはならない。
4. 最後は母胎の恥骨と尾骨の間に肩が入るようにしなければならない。
母胎の骨盤口は広いところの平均で13センチ、狭いとことで10センチ。胎児の頭の前後径は10センチ、肩幅は12センチ。出産時に他者の介助が必要な唯一の生物。これは二足歩行を始めた結果だと考えられている。
人間の赤ん坊は難産であると同時に、極めて脆弱。簡単に体温を失い、頚筋も弱く、頭は柔らかい。これを乗り切る為に他者の介助を必要とする。
人間の赤ん坊は授乳期間は長いが、ほかの食料も与え始める(離乳)。これは、父親、両親、兄妹、友人も行うが、他の動物には見られない。この離乳のおかげで、母親は次の妊娠に早くとりかかる事ができる。実はチンパンジーに比べて多産である。
全世界の人類に共通する合図は笑顔。笑顔はたった一つの意味しか持たない。たとえ暴力があり、不安があり、怒りがあり、混乱があっても、その人に笑顔を見せたら対話が始まる。
人の脳には二面性がある。我々は不公正な人、不愉快な、嫌な人の痛みを見た時に快感を感じる。不公正な人に対する天罰の意識が報酬回路に付加されている。それは、不公正な人の搾取から自らを守る必要がある為。
人間の持つ柔軟性は、協力と対立の両方向へ作用する。これは人間の悲劇的な定めである。
森林の土壌に生息する粘菌は、通常は単細胞アメーバの状態でバクテリアなどを食べながら分裂、増殖するが、飢餓状態を察知すると、全滅を回避する為に、10万単位の粘菌が集まって茎や柄という立体構造を作り、その先端に胞子体を作る。これが見事なのは、子孫を残す事ができるのは胞子を担当した菌だけで、その他の部分を担当した菌は残す事ができない事。だが、柄を担当した菌は自らを犠牲にしたわけではなく、自分と同じ遺伝子の持ち主を残そうとしたとも解釈できる。
人間の協力行動は自分の血縁を超えるがこれも生物界では大きな飛躍。
チンパンジーやゴリラの場合、群れをボスが力で規律を守らせているため、彼がいなくなると無法地帯となる。罪の意識や後悔はない。だが、人間の場合は罰せられるのを避け、身勝手な行動を自制する。これにはモラルや恥といった感情が生まれている。こういった感情は人類にしか見られない。
狩猟採集民の中で、問題を起こした者を止むを得ず死刑にする場合、復讐の連鎖を避ける為に、親族に刑を執行させるか、集団全員が同時に攻撃する。この時の武器は矢である。
人類は、グレートジャーニーを乗り越える食料の獲得手段と身内への制裁に飛び道具を用いた。
飛び道具の誕生は、協力と分かち合いを前提とする集団の秩序を強化した。
我々人間を含めた猿の仲間は、意識的な思考や記憶を司る大脳新皮質のサイズと、一人が一度に築ける関係=集団のサイズが比例する。テナガザルは15匹、ゴリラは34匹、オランウータンは65匹、人間は148人。
人は心の輪の外側にいる人たちに対して道徳的に無関心。よって、すべての人間を輪の中に入れる事を人々に奨励するよう、輪の心理を十分に理解する事。道徳の輪は、他の人間が生きていた方が死ぬよりも有益になる互恵主義のネットワークの拡大に伴い外側に拡がってきた。
パプアニューギニアでは、原住民が戦いに向かう前の儀式「シンシン」を踊ると、テストステロンが15%上昇し、ストレスホルモンは23%上昇する。
テストステロンは男性は女性の10倍あり、支配や、攻撃、筋肉組織、顔の毛、太い声に関係している。チェスゲームに勝っても、ひいきチームがサッカーで勝っても上昇する。勝負事に関わって上下するホルモン。
トルコにある約1万年前の人類最古(新石器時代)の神殿であるギョベックリテペは、多くの場所から人々が集う交換の基盤であった為、イノベーションの基盤にもなった。ここで人々は足りないものを補い合うだけでなく、よりよいものを作り出した。そこは戦争の問題解決を図る融和の場所でもあった。
東南アジアでは、結婚や姻戚関係を結ぶ、借金をする、土地を購入する、政治的同盟を結ぶ、村を防衛するなどの目的の為に家畜を飼った。つまり、食料確保の為ではなく、主にコミュニケーションの手段に用いられた。
伝統的な社会では、米は非常に貴重な食物であり、祝宴の際に提供された。
宗教か道徳のプライム(先行する事柄)がある人は、利他行動をしやすい。両者がない人間は私利的行動を取る。
宗教は評判の代役を果たす。自分と同じ宗教を信じていた場合、自分のような行動をすると信じる事ができる。
宗教上のつながりは踊りのなどの儀式に参加する事によって強まるのではなく、超自然的な存在に祈る事で強まる。これによって文化的にどんどん広がり得る。進化論的に言えば、神の概念を持っていた集団は、そうでない集団より協力し合う社会を形成していたので生き延びられた。
協力の進化こそ人類が達成したもっとも重要な功績である。
オキシトシンは脳の進化的に古い部分を活性化する。そこは我々の自覚意識領域の外側にあり、ほかの哺乳類や爬虫類、魚類とも共通する部分。太古のメカニズムである。
「計画対象期間」とは、その生物に見通す事のできる将来の期間の事。つまり、視野に入る未来の長さ。人間以外は極めて短い。この違いが他人への信頼の違いにつながっている。
オキシトシンはテストステロンの拮抗勢力として発達した。攻撃システムであるテストステロンの方が歴史が古い。ただ、20万年前からのホモサピエンス時代にはすでに両方とも備わっていた。
瞬間記憶能力は人間よりもチンパンジーの方が優れている。チンパンジーは今ここを生きているから。人間はこの能力をどこかの時点で失い、代わりに計画対象期間を延ばしたり、言語を発明した。
「どんな女性にとっても最良の夫は考古学者に決まっている。なぜなら妻が年をとればとるほど夫が興味を持ってくれるでしょうから。」アガサクリスティ
プロ化が生産性を向上させ、交換を活発にしてさらに多様なプロを生んでいく。交換こそが分業を可能にし、技術の発達を促し、我々の繁栄の礎となる。
集団的頭脳。一人一人が均質であるよりも違う個性を持つことに価値がある。それだけ集団的頭脳を多彩にするから。
メソポタミア時代には都市が誕生し、農地の利用料や様々な借用料が払えない農奴が増えたが、アマギ(徳政令)が頻繁に行われた。これは、支配者側が戦時の兵力を担保する為であった。
カメルーンの現地語で「ココロ」は「何もない」の意味
貨幣経済が浸透すると、食料とは違いお金を隠せるようになった為、今までのように分け合うのではなく、家庭ごとに消費するようになった。
古代ギリシャについて、コイン誕生前のホメロスの叙事詩では、人々が互いに助け合い、類縁関係、儀式などによって関わりあっていた社会が描かれているが、コイン登場後は親族内の暴力を扱う悲劇ばかりになった。
コインは新しい種類の個人をつくった。完全に孤立した個人、自分自身の努力により、立ち上がりも倒れもする個人、自分で全てを賄うことのできる個人。これは解放であり、孤立でもあった。
人は共感し協力し、集団的頭脳を培うことができる。
「私がなにを思ってきたか、それがいまの私をつくっている。
あなたがなにを考えてきたか、それがいまのあなたそのもの。
世界はみんなのこころで決まる。世界はみんなのこころで変わる。」谷川俊太郎 -
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マラソン界を席巻するケニア人、エチオピア人ランナーの秘密をNHKが最新テクノロジーで解明。マカウは乳酸のでない肉体をしている、とか、つま先着地とか、ECの子供の8倍の運動量を平均的に子供時代にしてるとか信じられない話のオンパレード。
以下引用:
記録との間に大きな相関関係がみられるのが、個々人の最大酸素摂取量(2max)
「長年、1マイル四分の壁は破られませんでした。四分一秒や四分二秒で走っていて、誰もが四分の壁を破ることが出来ず、『レンガの壁』とさえ呼ばれていました。しかし、ロジャー・バニスターが三分五八秒で走り、この壁を破りました。すると一~二か月しか経たないうちに、一人、また一人と記録を破り、気づいたら一年後には二〇人以上のランナー -
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聖地 アイルランド火山噴火2010 南アフリカケープタウン 洞窟 化粧 象徴 首飾り ペンタゴン 笑顔 チンパンジー 袂を分かつ 自他の落差の認識 報酬回路 協力と対立の両方向へ作用 チンパンジーのフィールド調査 隣接集団の弱者に対して相当な暴力で対応 凄絶な闘争を勝ち抜いた者たち 本来の攻撃性が牙を剥いた 黒曜石 グレートジャーニーと呼ばれる大移動 南極を除く全ての大陸 出アフリカ ホモエレクトス北京原人ジャワ原人 丘陵きゅうりょう オーカー 似て非なる人類ネアンデルタール人 投擲具 弓矢 必要は発明の母 飛び道具 スポーツハンティング アボリジニ銃殺 ウーメラ 制裁用の槍 イニシエーション 通過儀礼 フリーライダーただ乗り アミメアリ アトラトル カラシニコフ 相互作用 投げるという行為は人間に特有の行為 鉄砲魚 贈答品ぞうとうひん 150人の集団 被捕食者が減っても、自らが減ることはありません 身内か否かの判定が闘争心鍵になっているメカニズム コムギ パプアニューギニア 豚の生姜焼き 闘争を駆り立てるテストステロン 信頼関係を構築していくためのオキシトシン 憂えてない 瞬間記憶 チンパンジー 知性のトレードオフ仮説 我々人間とは随分と違う心の世界を生きている 達観は、希望と絶望の交錯の果てにしかない 福音ふくいん コインによって、人類の欲望に日がついた。 際限のない欲望が暴走 欲望はフロンティアを求めて漂流している 1970〜2010の間に世界人口が2倍になるという人口爆発 ヒトゲノムの進化 人間とは、心を動機として行動する生き物 グリーンランド氷床コア10万年 農耕の定着 超安定期 SNS150 行動経済学 人間がどう動くか考えないで総論ばっかり唱えても物事がうまくいかない 戦略を練るには敵を知ることが必須だ。この場合の敵は自分自身の心である。 生物的にそうなっているから、そうしなければいけないという話ではないのだ。 谷川俊太郎こころの色
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2009年GDPの280%に及ぶ債務残高でワースト1の財政赤字国だったジンバブエ。白人の農園を黒人に強制的に再分配したムガベ大統領。 反発した欧米が経済制裁を課し、財政赤字が膨らんだ。赤字補填のために通過を大量発行したためインフレが起きた。 人々が食品を買い占めたためにモノが不足し、さらに物価が急上昇。紙幣がどんどん発行されるなかで、物価コントロールができなくなった。ジンバブエの通過は消滅し、アメリカドルが使われている。
戦後、世界に例のない猛烈なインフレの中でも、財産を築いた人たちがいた。ワニを飼育して革をグッチやプラダなど欧米の高級ブランドに売り、ワニ肉を中国に売って外貨を稼いだ企業。 超インフレで地価が暴落したときに、倒産した会社などから破格の値段で大量に土地を買い占めた企業など。
日本もこれから大きくインフレになると、海外から外貨を稼げる人たちが強くなるのでしょう。 -
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NHKのロンドンオリンピックに向けたスペシャル番組の詳細版でも映像話みたいな内容。当時38歳の世界記録保持者ハイレ・ゲブラシラシエを追っていたら、東アフリカ勢の若手がどんどん台頭していった。彼らの共通の強みは、高地に住み、トレーニングの強度に応じて高度を下げていること(Living High, Training Low)。それにより、血液の粘度が低く酸素を効率よく供給できるようだ。
また、ほぼ裸足同然で育っているため、つま先着地を行っていること。特に現世界記録保持者のパトリック・マカウは加えて他の東アフリカ勢と異なり、腿を大きくあげるスプリントスタイルではなく、おそらくそのことにより、着地の衝撃が非常に小さく(日本人ランナーの6-7割)でランニングエコノミーが高いと考えられる。
東アフリカ勢はマラソンが成功と貧困からの脱出への途として考えられていて、キャンプが設営されたくさんの予備軍が集まっている。
彼らのトレーニング内容としては、キャンプでの主にセルフコーチング下で、トレイルでのランニング中心。ゲブラシラシエはバイクをケイデンス160で10kmというトレーニングを行っている。 -
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ネタバレ科学はモノゴトの真理を解き明かすが、その種明かしにより夢が覚める、希望が遠のく、ちょっとそんな感覚を味わった。努力だけではたどり着けない、“才能”という持って生まれたもの、あるいは生まれ育った環境に結果は大きく左右されるという、うっすら感じていたことを科学的調査とデータで裏付けしたという内容。頑張ればフォースの力も身に付けられると一生懸命、机の上の消しゴムに念を送っていた子供時代。でも21世紀になって観た新作では“ミディクロリアン”という血中に含まれるフォースを司る物質の濃淡でその能力が決まるという設定に、なーんだやっぱそうか~と残念に思ったあの感覚に似ている(笑)
NHKの番組放送はダビングしてもらっているのだけど見れていない(今、手元にある機器で再生できないという理由で)けど、その番組内容を丁寧になぞった本書の内容らしい。種明かしの部分は上記の感想だけど、本企画の取材期間が、皇帝ゲブラシラシエがその頂点を極めてから、若き挑戦者マカウに敗れ、そのマカウも五輪代表者に選ばれず、五輪代表のキプサングも本番では後塵を拝したというドラマチックな時期と重なったことが唯一の救い。というか、本書を読む楽しさが残っている気がする。科学で解明できない、気持ちの問題や、本番でのドンデンガエシも、まだこのマラソンという競技には残っているという楽しさ。
あとは、世界記録の2時間切りが、どうやら自分が生きているうちに達成されそうという嬉しい予想。そのころまで自分も元気に走っていれたらと思う。 -
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私の場合、色々知った結果、
もうかかと着地はしていない。
けれど、その違いを深く知るために、
読んでみた。
<本から>
マラソンは、″重心の移動″ と呼ばれる程、いかに効率よく
重心を水平へ移動させるかが重要だと言われている。
そのため、飛ぶような走り方では、本来なら水平方向に
向けたい推進力が垂直方向(上下方向)に向いてしまう。
その点、マカウの走りは、垂直方向への無駄な動きが
少ない分、水平方向へ力を効率的に向けることが出来るのだという。
マカウ自身も、こうした上下動の少ない走り方を強く意識している
という。
「飛ぶように走るとすぐに疲れますし、多くのエネルギーを無駄に
してしまいます。前方に向かって走るためのエネルギーを
、上に飛ぶために消費してしまうからです。その点、僕は
前に進むことだけに集中しています。つまり、走行中の大半を、
太ももを高く上げて飛ぶことにではなく、前進することだけに
集中しているのです」
究極のソフトランディングとも言えるマカウの着地。マカウ自身も、
こうした着地の仕方を強く意識してきたという。
「十代の頃から、この着地に馴染んできました。このやり方だと、
足にあまり衝撃を感じなかったからです。着地の時に衝撃を
受けてしまうと、身体全体に負担がかかってしまいます。だから、
負担を減らすために、衝撃を感じない着地をするよう心がけて
きました」
「裸足で走ると、土踏まずを支える筋肉を強化することが、
私達の研究で分かってきました。さらに、足の指(親指から
薬指)の力についても、元々裸足で生活している人と靴を履いて
生活している人と靴を履いて生活している人で比較すると、
裸足の人の方がより大きな力を出せることも分かってきました。
すなわち、これらの筋肉や腱が鍛えられることで、ケニアの
ランナーたちは、″つま先着地″ でも足を傷めることなく長時間に
及ぶ過酷なランニングに耐えらえるになるのだと思います」
記録は、四十歳を境に下降線をたどり、五十代後半までで見ると、
十年あたりで六~七%の割合で低下していくことが分かったという。
加齢による記録の低下は、筋力の衰えではなく、心肺機能の
衰えからくる。しかし、その低下の度合いは、努力次第で減らせる
ということだ。