NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやぁ面白かった。仕事に対するモチベーションが上がりました。
スティーブジョブズは尊敬しています。情熱の傾け方、生き方、素晴らしいと思います。
この書籍ではジョブズを取り巻く人物たちの思い出話が綴られています。みんなそれぞれに感じることがあり、それを読んでいくとジョブズの人物像が浮かんできます。
ただジョブズのやり方に対しては納得できません。プロジェクトの進行を覆してでも良い製品を作ろうとする姿勢にはとても感心しますが、それはそもそもプロジェクトの進め方や途中途中で出てくる成果物に対して、ちゃんとレビューできていないのだろう、と思います。割といろいろなところでジョブズの情熱が人々の心に響き、良い製品として多くの人が手にする、と言うようなものを目にしますが、できてみないと分からない、って言うのはちょっと賛同できません。
定期的に振り返る機会を作るべきだろう、と。
とても面白かったです。スティーブジョブズ、やっぱ好きだわ。 -
Posted by ブクログ
うあー!アフリカに行きたくなります。
ザンビアに進出する中国の巨大企業の進出と現地の雇用ニーズの合致
経済成長を目論む南アフリカとジンバブエからの大量移民の雇用ニーズの合致
そんな東部~南部のエネルギッシュな話が多いけど、その裏に潜む問題は数しれず…といった感じかな
現地人からのインタビューや会話をもとに書かれていて、特にジンバブエのハイパーインフレの話なんか悲し過ぎて読んでて泣きそうになりましたが、逆に現地の人のエネルギッシュさや温かさに胸を打たれる場面も多いです。
ケニアのMPESAのようなBOP的な視点から、国の政策、経済格差、グローバリゼーションの功罪など(ちょっと功の部分が多いけど)、広くアフリカの今が真っ直ぐな視点で書かれていておもしろい。 -
Posted by ブクログ
自分の中のアフリカのイメージが崩れ去ってしまう内容であった。
アフリカの情勢に疎い私は、アフリカについてまだなんとなく開発途上
だろうくらいにしか思っていなかったが、本書で紹介されているのは、
以下のようなアフリカについての最新事例であった。
・携帯電話を駆使し、出稼ぎなどを行うマサイ族(ケニア)
・ルワンダ虐殺という悲劇を乗り越え、ツチ族・フツ族双方の共同事業
を立ち上げた経営者(ルワンダ)
・国家をあげてアフリカ投資を行う中国とその企業(エチオピア・ザンビア)
・金採掘と資源が枯渇したとの国家戦略を考え、行動に移している官僚
(ボツワナ)
・経済破綻したジンバブエからの移民を積極的に受け入れる南アフリカ
個人的にはボツワナの官僚の先見性がすばらしいと思った。さすがに
金という資源だけだと枯渇した後が厳しいということを予見し、川下産業
まで自国で抱え込んだり、金を自国に集まるよう誘致したり、研磨技術を
磨いて金以外の資源についても対応できるようにするなど、これが官僚
だよなと思わせる取り組みでした。
ザンビアも資源国であるボツワナから学ぶところはいっぱいある。 -
Posted by ブクログ
9億人の大市場。資本主義最後の大陸アフリカ。とかく経済的観点から語られることの多いアフリカについて、NHK取材班が1年をかけて現地を取材した内容をまとめた一冊。
ケニアなどで普及する携帯電話、大虐殺の歴史から一転、急成長を遂げつつあるルワンダ、中国が国家、企業一体となって資源開発に挑むエチアオピア、ザンビア、そして経済破綻したザンビアと、そこからの移民を活用して経済発展を続ける南アフリカ。まさに更なる激動の時代を迎えようとする国々における人々の姿が生々しく紹介されている。
もしかしていつの日かアフリカでのビジネスに関わることになる可能性もあるだろう。中国、インドは既に発展途上国ではなく、しっかりと成長エンジンが回転している。一方でアフリカはまだこれから成長エンジンに点火されるかどうかという段階の国が多い。既にして中国、インドの進出に遅れをとっている日本企業だが、こういう地域こそ、官民一体となった先行的取り組みが必要なのではないか。ようやくインドとのビジネスに目覚め始め、アジアとの自由貿易協定が議論になってきた状態は、いかにも内向きで歩みが遅いと感じる。 -
Posted by ブクログ
急速に経済発展を遂げているアフリカについて書かれた本.新興国市場としては中国やインドが取り上げられることが多いが,これらの国はすでにかなり発展してしまった感が強い.アフリカはまさにこれから発展しようとしている途中であり,なかなかおもしろい市場だと思えるようになった.気になったトピックをいくつか.
・携帯マサイ(ケニア、ウガンダ)
最近のマサイ族は携帯電話を使用しているらしい.固定電話回線を敷くよりもアンテナを立てる方が安上がりなのだとか.先進国では固定電話から携帯電話という発展の歴史があったが,そういった固定観念を捨てることが新興国市場を攻める上では必要かもしれない.
・移民の受け入れと歪み(南アフリカ、ジンバブエ)
ジンバブエでの歴史的インフレは周知の事実だが,その後経済状態の芳しくないジンバブエ人は仕事を求めて南アフリカへと移民している.そして安価な労働力としてのジンバブエ人と現地で職を探す南アフリカ人との間で敵対感情が生まれている.ドイツなどで起きた移民問題が新興国の間でも起きており,新興国の間にも格差による問題が起きている.
・中国の対アフリカ政策(エチオピア、ザンビア)
中国が国を挙げてアフリカ攻略を狙っているようだ.中国とアフリカがくっついてしまうと,世界の天然資源の大部分を中国に押さえられてしまうだろう.しかし成功しているところもあれば,無理な展開で労働災害からデモ活動が起きるなど歪みも生まれている.個人的な考察になるが,他の国に進出するときは安価な労働力や資源にすぐに目がいってしまうが,フェアな条件でその国と協調関係を築きその関係を維持していくことが重要になるのではないかと思う. -
Posted by ブクログ
NHKスペシャルのアフリカ特集の新書。
TV放送は見ていないけど、成毛眞氏(@makoto_naruke)のブログで紹介されていたので購入。
『ホテル・ルワンダ』や『インビクタス』といった民族解放の歴史がテーマになった映画はこれまで見てきたが、
本書では経済成長あるいは経済破綻、IT化、グローバリゼーションといった、極度の変化の渦中・フロンティアにいるアフリカ諸国に焦点を当て、東アフリカ諸国から南アフリカまで9ヶ国それぞれの変化の様子・変化のキープレーヤー・キーワードが解説・紹介されており、新たなアフリカに対する理解が深まり、勉強になった。
中国がビッグブラザーとして乗り込むアフリカは、もはや『沈まぬ太陽』の主人公・恩地が左遷された未開の地ではなく、フロンティアとして捉えなくてはいけないと思った。
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まえがき
第一章 携帯電話を駆使するマサイ族 —ケニア、ウガンダ
第二章 「悲劇の国」が「奇跡の国」に —ルワンダ
第三章 中国企業アフリカ進出最前線 —エチオピア、ザンビア
第四章 地下資源はアフリカを幸福にするのか —タンザニア、ボツワナ
第五章 経済が破綻した国の日常 —ジンバブエ
第六章 「格差」を経済成長のドライブにする国 —南アフリカ
あとがき 〜 1万キロの旅を終えて〜
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Posted by ブクログ
「先進国の食い物にされる大陸」
アフリカのイメージはこうだったし、本書を読んでも変わらなかった。
そしてアフリカが自立するにはまだまだ時間がかかるとも感じた。
仕方ないことかも知れないが、他国の資本や知識を流入させ基礎を築いてからでなければ、「アフリカ独自の発展」は望めない。
そんな伸び盛りな国故にビジネスチャンスは多い。
しかし、「今の日本」はイメージ先行で大きく進出できず仕舞いなことがもったいない(不毛地帯のような時代の日本なら絶対進出していたはず)。
逆に中国は政府の意向も汲みつつ私企業がどんどん進出している。
そんな中で中国のアフリカでの強さは資金力ではなく、私企業であっても「国益とは?」という当事者意識を持って、ある意味で政府と連携して(チームワークを持って)事業展開している点にあると思った。
どんな分野でも一人でできることよりチームプレイの方ができることは増えることの実例。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアフリカ…
アフリカと言えば、貧困と紛争、エイズ、スラムといったイメージがうかぶだろう。マサイなどの、昔ながらの狩猟生活を続ける原始的な人々を思い起こす人もいるだろう。
ところが、今アフリカは大きな変化をとげている。
マサイが携帯をもち、ルワンダの首都はすさまじい経済発展をとげ、人々はインターネットでグローバル市場の取引価格を確認して物を売るようになったという…。
いま、アフリカで何がおきているのか。
その好奇心から、NHKのディレクターたちが一年をかけ、エチオピアから南アフリカまでを旅し、生のアフリカとそこで暮らす人々の思いとエネルギーを、感じたままに伝えようと描き出された取材記だ。
ディレクターたちがアフリカの人々の日々に寄り添い、彼らの直面する発展と数々の問題の本質を見据えようと試みながら、アフリカの今を物思う。
その取材態度にとても好感がもてた。
本書は六つの章で構成され、取材班は合計9ヶ国の国々を周っている。
一章ではまず、携帯をもつようになったマサイ達から、アフリカの人々と通信技術、そしてグローバル企業との関わりを見つめている。
ニ章ではルワンダの首都の奇跡的な経済発展の立役者達から、内戦を経験した人々の光と闇をみつめている。過去に殺し合った民族の間に横たわる影は、いまだ色濃い。だが取材班はそこに希望も見いだしていた。
三章は、ひとつの国家まるごと携帯を普及させる巨大プロジェクトを勝ち取った中国企業をみつめながら、一足二足先をゆく中国とアフリカの人々の夢を追う。
四章は地下資源のお話。地下資源は先進国の企業により、アフリカの市場を介さず持ち去られてゆく。新植民地主義とも言われる彼らに対抗し、自分たちの力で金を掘るタンザニア人、国内市場を遠させることで豊かになろうとするボツワナ政府。アフリカの底力と未来への希望を感じさせる。
五章六章は、隣り合う両極端の2つの国のお話。大統領の失策により、経済が破綻し、90パーセントの人々が失業と最悪の貧困にあえぐジンバブエ。人々は夢を求めて、危険をおかして隣国南アフリカに向かう…。そこには希望と闇があった。
アフリカ、私たちの知らない人々の暮らしと未来への希望。
あなたもアフリカの今を覗いてみませんか。 -
Posted by ブクログ
【出会い】
成田の三省堂で、出発前に目に入り。
ここ数年アフリカ関係の新書出版が増えている中、さっと目を通しておこうかと。
【概要】
NHKスペシャルで放映された内容の書籍版。
【感想】
放映は一部だけしか見ていなかったので、このような形でまとまったものがあり、よかった。
コンパクトなのでさっと読めた。
全体的にポジティブな印象を受けたが、成功者と取り残された者の両面を切り取ろうという態度には好感が持てた。
特に、中国企業の進出については批判的な感情が先に立ちがちなところ、冷静な取材・分析がされており、説明力がある。
本書で取り上げられている東南部アフリカ地域(主にCOMESA圏)は自分も多少行っているエリアだが、行った経験がある人であれば、この地域は荒涼なサバンナや着の身着のままの生活といったアフリカに対するステレオタイプではくくれないこと、成長のエネルギーが著しいことを実感していることと思う。
その一端を日本のお茶の間にも紹介した意義あるシリーズだったのでは。
「アフリカ」という大陸としてくくりで中国やインドに次ぐマーケットポテンシャルという並列をするのはどうかと思うが、アフリカにはこれからさらにビジネス的な観点から目を向けられて然るべきと思う。