NHKスペシャル取材班のレビュー一覧

  • 中流危機

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    生々しく聞いてられないレベルの中流危機の具体例から始まり、政府や企業が率先して今必要なスキル学習を展開する人材育成「リスキリング」についてわかりやすく説明してくれてる。
    少なくても企業レベルに対しての働きかけだったので、個人でもできることを提示して欲しかった気持ちもある。
    多国語やITスキルは今後さらに必須だし、学ばなけばいけないと改めて感じた。

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    2024年06月19日
  • 中流危機

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    「中間層の危機」という現代日本の問題点と、その解決に向けた処方箋がコンパクトにまとめられていて読みやすかった。

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    2024年05月06日
  • 42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

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    実戦あるのみ 10年ほど前に友人のフルマラソン完走に感化され始めたマラソン。我流でサブ4(完走タイム4時間を切ること)を目指して未だ格闘中ですが、5時間の方が近くなって来たので、少し勉強を兼ねて手に取りました。スポーツは心技体揃って初めて記録や記憶に残るようなプレーができると思います。書籍から学べることもありますが、実際に体を動かさないと身につかないのもスポーツの醍醐味。この本を読んで学んだことを実践したいと思います。

    東アフリカ勢の生まれ育った環境や遺伝子の問題に関しては日本人に反映することは難しいですが、東アフリカ勢の多くがつま先着地であることは事実として受け止めたいです

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    2025年12月03日
  • 中流危機

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    「一億総中流社会」と呼ばれた日本が現在どのようになっているのか。
    また、よりより未来を目指すためにどのようにするべきかをまとめた本。
    日本の現状、他国での取り組み事例、将来に向けての3つの解決策で構成されている。
    所得分布の中央値が25年間で505万/年→374万/年と130万も減少。
    思っていた以上に危険な状態になっていた。

    内容は具体的な数値等はあったものの、新聞や書籍等から得られる情報と大きく乖離はなく、特別に目新しいものではありませんでした。


    ”正論よりもまず目の前の現実に向き合う”
    企業の存続を前提としたある中小企業の社長の取組がとても重く感じられました。
    企業存続のためには粗

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    2024年03月30日
  • 中流危機

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    ネタバレ

    所得の中央値が130万も減少。4人世帯の可処分所得は113万減少。
    若者の間で投資が増えている。
    終身雇用を維持するために、使い勝手のいい非正規にたよる。
    企業依存型雇用システムの限界。正社員を守るために、非正規を増やす。
    派遣労働のポジティブリストからネガティブリスト化へ。原則OKが国際的な常識。違法派遣の問題もあって、規制緩和した。派遣は当初高級だった。専門職に限ったため。
    ILOも派遣労働の自由化を容認。181号契約が採択された。
    正社員の絞り込み=中流階級の落ち込みへ。

    政府による職業能力評価基準、ジョブカードなどの人材育成機能は機能していない。=最初から企業は当てにしていない。

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    2024年02月19日
  • 42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

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     久しぶりに読みました。ランニングレベル的には、中級者以上、マラソン競技の科学的なアプローチを知る読みものとしても面白いです。

     今までわかっていたつもりだったことも、レベルの向上とともに、体験的に理解できました。専門書以外で、フルマラソンを科学的に分析してくれる本は少ないので、新書でわかりやすく読めます。副題の「つま先着地vsかかと着地」は、あくまでランニングエコノミーの一部なので、そこを見誤ると細部の技術論に陥ってしまいますので、注意が必要ですね。

     いわゆるランニングハウトゥー本ではないので、東アフリカ選手の強さの秘訣から、自分のレベルに合わせた、最大酸素摂取量、乳酸性作業閾値、ラン

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    2024年02月18日
  • 中流危機

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    感想は、それはそうだよなに尽きる。30年も経てば社会の状況も違うし、人々の考え方だって変わる。三十年前の中流が今の中流と同じとは限らない。ただ、何もせずにいたら自分が苦しくなるだけ、昔とは違うと感じて行動を起こさないといけない。

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    2024年02月13日
  • 戦慄の記録 インパール

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    悪名高きインパール作戦の実体が克明に描かれる。なぜこの様な作戦が実行されてしまったのか、その失敗の構図をもっと知りたいと思った。

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    2024年02月12日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

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    食事と運動の節については最近では既知。コーピングたマインドフルネスについては、「妄想」と「いいかげんさ」が我が身を助く、ということで、勝手に理解。それで良いのかなぁ?

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    2023年12月01日
  • 中流危機

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    負のスパイラルにより世帯所得が25年前と比べ130万円下落した日本。結婚し、子供を育て、自宅を購入する、そんな中間層では当たり前だった生活が送れない人が増えているという。企業依存をやめ、リスキリングをすると同時に政府はオランダを見習いパートタイムに対しても同一労働同一賃金の法体系を整備すべしという主張。

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    2023年11月25日
  • 中流危機

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    学校の成績で見合った高校に振り分けられて、見合う仕事の量がある程度あって、技術の進歩が就業人生とほぼ同じくらいのサイクルだった時代は、就職しさえすれば何とかなる時代だったのかな。脱サラ、という生き方は異端で、定年まで辛抱すれば年金が貰えて次世代も同じ様な生き方をすると信じて思考停止出来ていた時代だったんだろうか。

    技術スピードが桁違いになった今では、自分をバージョンアップさせなければ適応出来ないって事なんだろうけど、ドイツや大企業に比べて取り残されている人が多過ぎると感じます。自分が持ってるスキルの棚卸しと取得すべきスキルの相談に乗ってくれる様な場所が、出来てくるのかな。(もうあるのか?私が

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    2023年11月10日
  • 中流危機

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    この本を読んでいたら中流と思っていてもすぐそこにリスクがあることがわかります。
    資産もなす、給与も中央値で満足していては家族をリスクにさらすかもしれません。

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    2023年10月17日
  • 中流危機

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    中流危機と言うセンシティブな題名で煽ってるなと思って読んでみたが、本当にまずい状況になってきているんだと認識を改めさせてくれる本。処方箋として、デジタルイノベーションやリスキリング、同一労働同一賃金をあげているが、果たしてそれだけで上手くいくのか?あまり納得感が得られなかった。子供達が安心して生活出来る日本社会になる事を切に願う。

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    2023年10月15日
  • 中流危機

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    ネタバレ

    NHKスペシャル「”中流危機”を越えて」をまとめた新書。所得中間層について、失われた20年+αの間にほとんど賃金や生涯年収が伸びていない(むしろ減っている)ことを問題意識として、最終的には日本の労働法や労働環境の問題に言及している。つまり、本書は所得中間層に対して不安を煽り、リスキリングを促すようなものに留まらず、日本が停滞期から脱却するために、国・企業・労働者(組合)の3者が何をするべきかを提言しているように思われた。


     厚生労働省の幹部は「企業のなかだけの議論では『雇用か賃金か』の二者択一になってしまって賃金が上がってこなかった。だからこそ企業の外で転職などをしてキャリアを重ねる外部労

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    2023年10月15日
  • NHKスペシャル 戦争の真実シリーズ2 樺太地上戦 終戦後7日間の悲劇

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    終戦の宣言は何なのか。条約とは何なのか。
    条約の一方的な破棄は、何なのか。
    一方に集中するための一時的な停戦という見せかけの条約。狡猾な戦略ではないか。

    樺太から出られなかった人達の、その後の暮らしに関する本は読んでたけれど、当時の樺太にいた軍の動きも知ることができた。

    国境の島の緊張感。

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    2023年09月02日
  • 半グレ―反社会勢力の実像―(新潮新書)

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    財力も知力も腕力も、法治国家の決め事の中で、再分配される。

    社会に自浄作用や再分配機能が働かなければ、原始的な状態で腕力や知力により、弱者が食い物にされる。そのために統治機構や警察機能があるはずだ。日本社会が果たせているかは別として、その機能を無視して力を行使する存在がある。

    そうした力学の構造は知っておいた方が良い。

    京都の祇園、会員制バーSpiral。男子大学生らが262人の女性たちを誘い込み高額なお酒を注文させ、借金を負わせ、その返済のために風俗店に斡旋していたという事件。2018年の事だ。学生の罪悪感も薄いが、女性たちも浅薄な印象があった。しかし、これは陥れであり、洗脳である。

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    2023年08月28日
  • NHKスペシャル ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実

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    読んでいて辛い。重い。悲しい。

    人間が人間を追い詰め、そこから逃げて閉じ籠り、尊厳を失くし立ち直れない。効率と成果を優先してきた社会。そこに適合するコミニケーション能力を求めるシステム。自分の家族がそうなったら。感情移入する。

    支援を受けたがらない引きこもりが多いらしい。生活保護は、家族に連絡が行く。それを避けたがる。何らかの精神疾患があっても、本人の意思がなければ入院させられない。セルフネグレクトは自傷に当たらない。そうして引きこもりは場合によっては廃用症候群になったり、衰弱死する。廃用症候群とは「生活不活発病」。長期間の安静状態や運動量の減少によって身体機能が低下する事。

    長男の引き

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    2023年08月06日
  • 半グレ―反社会勢力の実像―(新潮新書)

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    あまりに女性に対し酷い行為を働いた人間が、罰を受けることもなく生きている事実に強い怒りを覚える。お金が稼げれば何でもいいといった価値観、モラルの崩壊、暗雲たる気分になった。

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    2023年05月02日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

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    真面目に働いていれば老後も安泰というのは夢物語であることがよくわかる本。
    真面目に働くだけではダメで、お金のリテラシーをちゃんと学び、しっかり準備しないといけない。最終的には生活保護という手があるのを知っておいて、どういう状況になれば受給できるのかを把握しておくことが重要と感じた。

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    2023年01月15日
  • アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!

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    2016年刊行だが、今でも参考になる内容。2015/04にNHKスペシャル『新アレルギー治療』の取材内容が基礎となっている。

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    2022年12月01日