NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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結論としては、規則正しい生活を送り適切な時間睡眠を確保すべしということ。寝すぎてもいけないし、寝だめで借金は返済できない。負債の状況は目に見えてすぐに気づくというわけでもないので、そうすべきと頭で分かっていてもなかなか実行に移せない人は多いんじゃないだろうか(自分もそうかも)。起きる時間は決まっているので少しでも早く寝るように心がけたい。本題とは関係ないので仕方がないことだと思うけれど、24時間営業の仕事や夜遅くまでの仕事は仕方がないからその後のケアをしっかりということが書かれていて、それはそうなんだけど、そもそもその状況になる社会がおかしいのではないかと思った。欧米の国ではそこまで仕事頑張らないのでは?
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本書は、平成27年4月に放送された2日本のNHKスペシャル(―日本人と象徴天皇―『第1回 〝戦後”はこうして誕生した』及び『第2回 平和を願い続けて』)をもとに、新たな資料や証言を加えて書き下ろしたものである。昭和、平成の2代の天皇の歩みの中でどのように「象徴天皇」が形作られてきたか、また、天皇と国民との関係が変化していったのかをたどっている。
本書を読んで、「象徴天皇」と一口にいっても、昭和天皇と平成の天皇で、大きくその在り方が変わっていったのだということがよくわかった。「象徴」となっても国家元首意識が抜けきれなかった昭和天皇に対して、平成の天皇は、国民との距離を近づけ、ある種の中立性をもった「象徴」としての立場を作り上げたのだといえる。本書で紹介されている昭和と平成の2代の天皇と深く接してきた渡邉允氏の次の言葉が非常に印象的だった。「昭和天皇と今の天皇の一番の違いは、普通の人に普通に話すことができるかどうかだと思います。昭和天皇はそういう意味では普通の人ではなかった。何か尋ねるときに、『どう?』とかおっしゃるけど、今の陛下は『いかがですか?』と尋ねます。それは表面的な言葉だけでなく、その奥にある対人関係、極端に言えば国民との関係が違うのです。昭和天皇は若い頃から人と距離があったから、それがなかなか抜けなかったのでしょう。だから、お二人の一番違うところといえば、そういうところではないかと思いますね」
また、残念ながら病没された元NHKプロデューサーの林新氏が「あとがき」で、以前は「天皇」を否定していたが、日本の近現代史を見つめてきて「日本に天皇はむしろ必要なのではないか」という結論を出さざるを得なくなったと述べていることが心に残った。「天皇の役割は、合理的なものの間を豊かに埋め尽くしていく非合理性にこそあるのではないか」という林氏の指摘は、現代の天皇の本質を突いているように感じた。 -
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この春、私は花粉症になった。もう一生ならないものだと思っていたから、かなりショックだった。周りの反応はふた通り、「ようこそ花粉症の世界へ」と「まぁ大変ね」である。2016年刊行のこの本では、日本国民の4人に1人は発症しているらしい(友人情報だと2人に1人だとも言う)。4人に1人以上は仲間意識で一言を言っていたので、実態に合っている。みんなが信じていたのは、「体内に取り込まれた花粉があるレベルを超えると発症する」と言う説だ。しかし、NHKは、それは「間違いだった」と断定する。しかも、治らないと言われた花粉症の治療薬が来年あたりから出回るとの情報も。驚きである。
免疫細胞の役割は、戦争の攻撃そのものだ。偵察隊のマクロファージが情報をもたらし、司令官のT細胞が敵(栄養等の有益なものではない)と判断を下し、現場に出向き命令のサイトカインを出す。実働部隊が武器の活性酸素を放出し、B細胞の抗体で防衛する。しかし、司令官の判断は時々間違いを犯す。だから膵臓のβ細胞を攻撃して1型糖尿病になったりする。でも、簡単に間違うようでは人間は直ぐに病気で亡くなるだろう。そこで間違いを正す司令官が存在するはずだと研究して、見つけたのがTレグ細胞だ。これを応用すればガン特効薬にもなる。この本ではノーベル賞を受賞した本庶佑さんは登場しないが、あゝこの流れだったのだ、と腹落ちた。
さて問題は、いかに花粉症を防ぐTレグ細胞を増やすかだ。そこで再び注目されたのが「衛生仮説=都市化して衛生的になったからアレルギー発症が増えた」説だ。私の幼少期は、家でニワトリを飼うような片田舎で育った。衛生的でなかったから今まで発症しなかった、といえば確かにそうかもしれないとも思う。実際、都会から養豚業に鞍替えした重症の花粉症患者は、多くの場合根治したらしい。しかし、大人の根治には大きな環境変化と時間が必要だ。
では希望はないのか?有る。舌下治療法と花粉症を治療するお米。2015年現在、農水省が2020年の早期実用化を目指していると言う。他にも3回の注射投与だけで劇的に治るとか、日々治療は進歩している。遅れてきた私は、その恩恵を易々と受けれそうだ。これも幼少時の非衛生的な環境のおかげである。 -
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「ストレス社会」という言葉が巷間に流布するようになって久しいものの、自分のストレスへの対処法は、漠然と気分転換をすること、としか考えていませんでした。
この本を読んでストレスが科学的に身体に及ぼす影響と、その対処法を概ね理解することができました。
ストレスが、脳細胞を破壊したり、細菌の活動を活発化させることにより、血管の壁を破ったりと、物理的に身体組織を破壊する力があることが近年の研究により科学的に証明されている、と本書は伝えています。ストレスが文字通り命を削ってしまうダメージを与えてしまう、ということです。
対処法として、笑い、運動による自律神経の興奮を抑制すること、魚、玄米、ナッツや緑黄色野菜の摂取、コーピング行動(自分の気分が上がるちょっとした行為)、などがあげられていましたが、特にマインドフルネス(瞑想)には興味を持ちました。
「今の瞬間」の現実に常に気付きを向け、その現実をあるがままに知覚し、それに対する思考や感情にとらわれないでいる心の持ち方-と本書では定義づけされています。
自分もジョギングしているときに、ふとあれこれと思いを巡らすことがありますが、走っている瞬間の知覚に集中することにより瞑想と同じ効果が得られるんではないかと思いました。
また、ストレスの元となる認知の癖についても自身を省みずにはいられませんでした。自分の認知の基準を改めて見直すことにより、ストレス源を減らすことは、自分自身に向き合うことにもつながる、ということでしょう。 -
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腸内細菌の集まり(腸内フローラ)がいかに健康に影響を与えているかについてまとめた本。元々はNHKの番組として放送されていたもの。
■プラス
さすがNHKといった感じで、全体的に読みやすく、かつ実験結果の解説や生物学的メカニズムについて図解を用いて説明されていて理解しやすい。「なぜか」という仕組みに興味がある人にはとても良いと思う。
■マイナス
サブタイトルが「やせる!若返る!病気を防ぐ!」となっていているが、どちらかというと「仕組み」についての記述が多く、「実践(何を食べたら良いのか)」についてはあまり割かれてない。その点で、腸内細菌の働きについては理解ができても、「で具体的にどうすれば良いの」という感想を持ってしまうかもしれない。 -
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現在は夫婦で生活していたり、兄弟や親子で生活していても、何かの出来事で一人になり、それに病気や認知症が起きてくると、とたんに一人で生活することができなくなり、病院に入院したとしても、退院後に受け入れてくれる施設が極端に少ない。国民年金を満額もらっていても月に7万円弱では介護施設の費用には到底足りない。最後には生活保護というパターンになる。なんとかまじめに働いてきた老人がほっとして生きていける世の中の仕組みにならないものだろうか。現在、より在宅介護の方に舵が切られているいるように思える。独居老人が増えている状態と逆行しているような政策だ。
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NHKの特集番組のメイキングという体でわかりやすい。
なぜ新型インフルエンザが恐ろしいのか、なぜ防げないのか、パンデミックや大被害を防ぐためにどのような研究や努力がなされているのか、ということについてよく理解できた。
政治も科学も重要だ。直接関わらない我々にできることは少ない。
ところで自分はインフルエンザの予防接種には2つほど疑問があってあまり積極的には受けてないんだけど、1つ目の、なんで何回も同じものを毎年受けないといけないの? 免疫って1度付いたらある程度の期間は有効のはずだよね、って疑問についてはだいたい理解できたつもり。
もう1つの、そのワクチン、ほんとにこれから流行る型に有効なの? って疑問はまだ解けない。 -
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NHK出版の本。
がん治療の最新技術である、プレシジョンメディシンを紹介している。
これまでの治療と異なり、遺伝子の情報をもとに適切な薬を処方する手法。臓器の部位別に薬が決められていた従来の方法に対して、プレシジョンメディシンでは、がんを引き起こす遺伝子の種類によって処方する薬を変える。したがって、異なる臓器に対して、同じ薬を処方するケースもありうる。この手法の大きなメリットは、ピンポイントでがん細胞に効くために、余分な副作用がないこと、また、遺伝の情報をベースにして事前の効果予測か可能なことだろう。
まだすべての治療に対して薬が存在するわけではなく、さらに、保険が適用されないケースが多い。非常に効果的で夢のような治療法。法整備ふくめて早く普及してほしい。 -
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厚生労働省が発表した統計によると、
躁うつ病にかかる患者は94年時では43.3万人、
14年時では111.4万人と、
20年で2.6倍になっています。
認知件数が増えたというよりも、やはり社会環境の変化によって
、絶対数が増えたと思います。
日本社会は、ますます利便性を追求していますが、
その歪みが、個人が受けるストレスとして、
多くの日本人に精神疾患の増加として、現れています。
ストレスで、うつ病になる。
(ある見方では)うつ病は、慢性ストレス性精神疾患と言います。
よって自分にふりかかるストレスが何なのか、見極め、そして
日々の生活習慣を見直す必要があります。
この著作では、まずストレスチェック(ライフイベントにおける)
を行うように勧めています。
このチェック表は、かなり使えると思いました。
項目によって、ストレス指数が全然違います。
不謹慎ですが、配偶者の死などは、感じるストレスの中で、
最も高い部類に入っています。(また不謹慎な言い方ですが)これを知っていれば、
似たような状況になった場合の対策を講じることができます。
そして、ストレス対策として、
コーピングや運動
マインドフルネス
を取り上げています。
コーピングなら(一つの方法として)、自分にとって、
気分が上がる行動をリストアップし、
実際に行動して、10点満点で採点する。
得点が高ければ、それは自分にとって、ストレスを軽減できる、
行動となる。
そして、そのリストを意識的に増やしていくようにする。
自分のストレスを「観察」する習慣、そして、
「対応」するという意志と行動を徹底的に行なう。
ストレスキラーの背景にあるのは、
もはや、誰も自分も守ってくれない、
自分の身は自分で守らなければいけないという
社会状況になっているからだと思います。
職場などで発生するパワハラ(いじめ、いやがらせ)などは、
増加し続けています。
いついかなるストレスが来るかわからない。
カラダの健康に気をつけて、
バランスの良い食事を心がけるように、
普段から精神の健康を保つために、いかにストレスと付き合うか、
という、今の日本人の誰もが考えなければいけないことへの、
対処療法が、分かり易く書かれています。