NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・健康と所得の格差には相関がある。所得の低い人は傾向として、安価にカロリーを摂取することを考える為、カロリーのコストパフォーマンスが悪い野菜や魚などを購入しない傾向がある。
・食生活、特に塩分摂取量によって食道がんのリスクは異なる。塩を主な保存手段にしてきた日本食では、塩分摂取量が極端に多く、それらが日本の食道がんリスクを押し上げている。
・イギリスでは、国家的なアプローチにより、パンの製造メーカーと結託し、パンの塩分量をサイレントで減少することに成功。これにより、イギリス人の塩分摂取量を年間平均で1g減少させ、心臓疾患の患者を4割減少することに成功した。
・日本も健康問題を、今後の社会保険制度における一大事と捉え、ポピュレーションアプローチにより食品メーカーと一体となったかじ取りが必要である。 -
ネタバレ 購入済み
半グレのイメージがつかめました
ほぼ黒のグレー組織であることがよく理解出来ました。純然たる反社との繋がりもあり、摘発には相当の捜査力が求められますね。治安維持のため、不幸な方をうまないため、日本の警察力に期待するばかりです。実例豊富で、とても分かりやすい内容でした。
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Posted by ブクログ
「デジタル空間に残したデータから自らのプライバシーがあらわになったことに不安を感じつつも、便利さを手放すことはできない」(あとがきより)
これが本書を読み終わった時の正直な感想だった。
NHK取材班が番組作成にあたって取材した様々な人のエピソードや出来事が記載されているが、印象的だったのは、①デジタル断ちをして当局の捜査の手を逃れる香港の若者たち②自殺に関する検索をした結果、自殺関連の記事が次々に表示されることになり、本当に自殺してしまったイギリスの14歳の女の子③高齢者の代わりに意思決定を行うデジタルツインの開発が進んでいること、の3つ。特に①と③については、読みながら伊藤計劃の『ハーモニー』のことがしきりに思い出された。
デジタルは便利だ。デジタルは人間の脳の機能の一部を外部化したものだから、その機能の低下を補ってくれる。それは、分かる。賛成できる。
でも、それって「幸福」なの?
便利は便利だ。幸福の増大に寄与することもある。それは、確かだ。たとえば、液体の常温ミルクが日本でも認可されたこと。それは、子育てしながら社会参加したいお母さんたちの幸福の増大に一役かっただろう。
でも、それが「幸福」そのものってことはないだろう。
常温ミルクの例で言えば、それは資源の消費を確実に加速させるだろうし、どこでも気兼ねなく母乳が飲ませられるんなら、そっちの方が荷物が少なくなって楽になる。
便利は、時に「幸福」を増大の増大に役立つ。でも、それとは裏腹に進行してしまう何かが必ずある。
だから、無知と無関心は、極力、避けたい。このアプリだってデジタルなのだし、こうして打ち込むデータも善かれ悪しかれ、どっかの企業が触手を伸ばして利用することから完全に自由ではないだろう。ただ、知っててそうなるのと、知らないでそうなるのとでは、おそらく、この後が違ってくる。少なくとも、自分の子どもと話し合う素地は、自分の中に作れる。
きっと、農耕が始まった頃にも、こういう二律背反はあったんだろう。地力や水質の低下を招いてでも、人間は定常的に得られるカロリーを選んできた。プライバシーの流出やAIによる人間性の侵害を呑んででも、おそらく、現代人はデジタル利用に突っ走るだろう。何せ、私たちの脳は石器時代から少しも進化していないのだから。自制なんて、少数のエリートにしか許されていない、貴重品なのに決まっている。
だから、考える。可能な限り、考えることにする。疑うことにする。
それって、ホントに「幸福」なことなの?
便利や快感は、幸福と単線で繋げられるようなシロモノじゃない。 -
Posted by ブクログ
NHKスペシャル取材班『高校生ワーキングプア 「見えない貧困」の真実』新潮文庫。
家計のために、通学や進学のために働かざるを得ない高校生の実態から日本の貧困層の現実を描いたノンフィクション。NHKにしては挑戦的なテーマである。本書に描かれた子供たちは、貧しい家庭に育ちながらも親思いの努力家で、心豊かなように思える。それだからこそこの日本の現実は悲劇に見える。
数年前から普通にスマホやPCを持ち、100均やファストファッションを利用するなどして見た目は普通なのに実は貧困に苦しんでいる『隠れ貧困』の若者が増えているようだ。家計のためにアルバイトをし、家事をこなして夜学に通ったり、進学のために奨学金という名の大きな額の借金を背負う高校生。この国の向かう先は……
かつての日本には、高度経済成長期に年功序列や終身雇用などが根付き、1億総中流家庭などと呼ばれる時代があった。この時代は勤勉に働けば、それに見合うだけの対価が得られ、持ち家や自家用車、家電などが手に入れられるそこそこ豊かな時代であった。
国内外で経済競争が激化すると企業はより安価な労働力を求めて海外に進出し、国内の競争はさらに激化する。国内では労働者派遣法という悪法を背景に安価な非正規労働者や海外からの技能実習者や留学生を労働力として活用してしまう。
これにより豊かな時代の基盤であった年功序列や終身雇用は崩れ、成果主義やリストラ、雇い止めなどが始まり、中流以下の家労働者の労働により得られる対価は目減りしていく。競争社会という名の格差社会の到来である。
国内の労働者を蔑ろにし、競争社会を加速させたことに加え、持てる者も持たざる者も税金や社会保障費を強制的に搾取されると、さらに格差は拡大していく。将来に抱くのは不安だけしか無く、さらに貧困層が増加するという負のスパイラルへの突入であり、今の日本の現実なのだ。
こうした時代に生きる若者たちには、経済的な豊かさだけを追い求めることなく、そして現実に決して諦めることなく、心豊かに未来を目指して欲しい。
本体価格550円
★★★★ -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルと表紙に魅せられて手にした一冊が非常に学び多き一冊でした。
人を構成する最小単位である「細胞」。
1人の人間は約60兆のもの細胞で構成されている。
全体の約1/3にあたる約20兆個は赤血球で、最大の細胞は卵子。
いやはや本書を読めばすんなりと理解納得出来る。
そんな細胞はひたすらに生殖できる年齢まで生き延び、次世代を残すことだけが細胞たちの関心事といっても過言ではない。
生命が40億年もの歳月をかけてつくりあげた壮大な仕組みは全て次世代を残すため。
人は何で出来ているのか?人とは何なのか?
その答えが得られた気がする。
説明
内容紹介
生命が40億年の歳月をかけてつくりあげた壮大な仕組みを巡る旅へ――
人はどのような細胞の働きによって生かされ、そして、なぜ老い、死ぬのか。本書は私たちが個として生まれ、成長し、死ぬ仕組みを読み解こうという壮大な「旅」である。大反響を呼んだ番組を文庫化。
【目次】
はじめに
第1章 「私たちが生きている」ということ
第2章 成長とは何か ~誕生から思春期まで~
第3章 あなたを変身させる“魔法の薬”
第4章 老いと死 宿命との戦い
終章 もうひとつのエピジェネティクス
あとがき
内容(「BOOK」データベースより)
人はどのような細胞の働きによって生かされ、そして、なぜ老い、死ぬのか。生命が40億年の歳月をかけてつくりあげた壮大な仕組みを知り、命の尊さ、命を育む環境に思いを馳せる。本書は私たちが個として生まれ、成長し、死ぬ仕組みを読み解こうという壮大な「旅」である。遺伝の仕組みに比べて解明が遅れていた「育ちのメカニズム」が今、明らかに―。大反響を呼んだNHKスペシャル同名番組を文庫化。
著者について
●NHKスペシャル取材班:高間大介:NHKエンタープライズ制作本部 番組開発エグゼクティブ・プロデューサー
遠藤俊太郎、植田恵子、坂元志歩