NHKスペシャル取材班のレビュー一覧

  • やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

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    「デジタル空間に残したデータから自らのプライバシーがあらわになったことに不安を感じつつも、便利さを手放すことはできない」(あとがきより)
    これが本書を読み終わった時の正直な感想だった。
    NHK取材班が番組作成にあたって取材した様々な人のエピソードや出来事が記載されているが、印象的だったのは、①デジタル断ちをして当局の捜査の手を逃れる香港の若者たち②自殺に関する検索をした結果、自殺関連の記事が次々に表示されることになり、本当に自殺してしまったイギリスの14歳の女の子③高齢者の代わりに意思決定を行うデジタルツインの開発が進んでいること、の3つ。特に①と③については、読みながら伊藤計劃の『ハーモニー

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    2020年12月06日
  • やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

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    最近いろんなところで話題になっている、ネット上でのフェイクニュースやフェイク動画に関して解説した一冊。フェイク動画を実際に作っているエンジニアや、海外でフェイクビジネスを行っているという「フェイク王」の取材も収録されており面白い。中でも、ある人の9年分のグーグルの利用履歴を解析して、その人の職業・年収・恋愛の有無などを丸裸にした実験が興味深かった(間違った解析結果もあったがほぼほぼその人の情報と一致していた)。

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    2020年12月02日
  • 高校生ワーキングプア―「見えない貧困」の真実―(新潮文庫)

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    NHKスペシャル取材班『高校生ワーキングプア 「見えない貧困」の真実』新潮文庫。

    家計のために、通学や進学のために働かざるを得ない高校生の実態から日本の貧困層の現実を描いたノンフィクション。NHKにしては挑戦的なテーマである。本書に描かれた子供たちは、貧しい家庭に育ちながらも親思いの努力家で、心豊かなように思える。それだからこそこの日本の現実は悲劇に見える。

    数年前から普通にスマホやPCを持ち、100均やファストファッションを利用するなどして見た目は普通なのに実は貧困に苦しんでいる『隠れ貧困』の若者が増えているようだ。家計のためにアルバイトをし、家事をこなして夜学に通ったり、進学のために奨

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    2020年10月31日
  • ミッシングワーカーの衝撃 働くことを諦めた100万人の中高年

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    中高年の介護問題は、どこか他人の問題と考えてが、ちょっとしたボタンの掛け違いで、誰しもミッシングワーカーになりかねない。
    介護のための退職、その後のリスクを考えると、安易にその選択はベストなのか考えてしまう。
    親が大事だからこそ、一緒に居たい、介護したい、その気持ちが今後の自分や親を苦しめる要因になろうとは、なんて皮肉なんだろう。

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    2020年10月30日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

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    とにかく怖かった。本ばっかり買って読んでないで、ちゃんとお金が貯めて人間関係も大事にしようと思った。でも逃げ場ない。

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    2020年10月07日
  • 地方議員は必要か 3万2千人の大アンケート

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    この本、面白かったよ!

    なれあい議会とか
    女性議員に対する、セクハラ、票ハラとか
    議員になり手がいないという問題とか
    あと、都議会のドン内田氏への取材内容とか、都議会の特殊性とか

    ドラマとか映画による政治のイメージが強かったけど、やっぱり地方議会は生活に近い場で、国政ほど注目されないし、地味だと思う。
    地域事情も課題も違う。
    なんだろう、ただただ知らないことがたくさん知る事ができ、勉強になった。これから、どうやって捉えて考えていくか、考えようかと。

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    2021年09月24日
  • やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実

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    なるほどと思ったのは、エクオールを作る腸内細菌を持つ人の割合は日本や韓国など大豆を多く食べる国ではおよそ二人に一人。欧米人にはほぼいないということでアメリカでは大豆を食べることをあまり推奨されていない、と聞いたことがあったので納得しました。

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    2020年08月22日
  • やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実

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    腸内フローラがこんなにも人間に影響を及ぼしていると思うと、毎日ラーメン食べてちゃいかーん!と思うけど、やめられない。

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    2020年07月24日
  • 人体 ミクロの大冒険 60兆の細胞が紡ぐ人生

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    ネタバレ

    タイトルと表紙に魅せられて手にした一冊が非常に学び多き一冊でした。

    人を構成する最小単位である「細胞」。

    1人の人間は約60兆のもの細胞で構成されている。

    全体の約1/3にあたる約20兆個は赤血球で、最大の細胞は卵子。

    いやはや本書を読めばすんなりと理解納得出来る。

    そんな細胞はひたすらに生殖できる年齢まで生き延び、次世代を残すことだけが細胞たちの関心事といっても過言ではない。

    生命が40億年もの歳月をかけてつくりあげた壮大な仕組みは全て次世代を残すため。

    人は何で出来ているのか?人とは何なのか?

    その答えが得られた気がする。



    説明
    内容紹介
    生命が40億年の歳月をかけて

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    2020年06月10日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

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    NHKスペシャル取材班による、私たちの心と体をむしばむストレス=キラーストレス。その研究と実践の最前線をまとめた一冊。ストレス対策には、やはり「運動」「食事」といった生活習慣、加えて「コーピング」「マインドフルネス」といったセルフケアが必要。生きることはストレスと共にあることは逃れられないことであるが、いかにうまく付き合っていくか。生きていくか。そのことを考えさせられる。

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    2020年04月29日
  • やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実

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    とてもわかりやすく、興味を持って読むことができた。少し大げさに描かれる傾向はあるが、重要なポイントをしっかり主張しているので頭に入って来やすかった。

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    2020年04月17日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

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    老後破産のケーススタディ。ノンフィクションなだけ深刻に訴えるものが強い。日本の終身雇用が見直され、欧米の実力主義の時代となった。健康面で満足に動けなくなった、介護のため退職を余儀なくされた、等のバックアップがない。男女平等で結婚する人が減った。都市集中で実家を離れる若者が後をたたない。貧富差拡大はますます激しくなる。表面上欧米化しても社会保障の面では貧困。貧しくても幸せなんて言ってもいられなくなってきた。現実を直視し、今後この方面の多くの提言が必要だ。2020.3.16

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    2020年03月21日
  • やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実

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    腸内フローラのマネジメントが何故必要なのか、何故直接的に改善する術がまだ無いのかなどが詳しくわかる。間違ってもとりあえず何をしたらいいのかをすぐに知りたい人向けの本では無い。

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    2020年03月09日
  • 老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

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    押しとどめる事は難しい超高齢化社会。僕自体があと20年もすると高齢者の仲間入りなのですからそりゃそうだ。順送りで年齢を重ねて行くのだから当たり前の事であります。
    年金を納めていればとりあえず暮らしていけるという安心が有った時代というのはいつの事だったのでしょうか。そもそも働き始めた頃には年金はいつか破綻するからあてにならないなんて事を片耳で聞いていた記憶があります。
    この本は今この時、わずかな年金、または無年金の状態で辛うじて生存している老人たちのリアルな今を取材した本です。
    一日一食しか食べられない、一日100円で生活しなければならない、介護サービスを十分に受けられず不自由な体で過酷か毎日を

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    2019年12月23日
  • 激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山~静岡415km

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    報告書では書ききれないエピソードが多く面白い、知ってる人にしか興味は持たれないマニアック本だと思うけど

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    2019年11月27日
  • ロストフの14秒 日本vs.ベルギー 未来への教訓

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    14秒の出来事をここまで深く掘り下げられることに驚き。何度もハイライト動画を見直しながら臨場感を楽しんだ。あの瞬間に選手たちが考えたこと、感じたこと、プレーの裏側がビシビシ伝わってきた。

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    2019年11月22日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

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    ストレスの脳や身体への影響と、その対処方法に関する最新の知見をコンパクトにまとめた本。敵を知り己を知れば百戦危うからず、ストレスがホルモンや自律神経に影響を及ぼし体を蝕むメカニズムの説明が分かりやすい。またストレスへの対処も運動、コーピング、マインドフルネスの三つが挙げられているがどれもすぐに取り組めそうなものばかり。
    NHKスペシャル取材班がまとめた本は外れがない。

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    2019年11月17日
  • 42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

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    2012年時点での最速選手を取材したマラソンの新書。
    市民ランナーとして読んだ場合、速い理由が「遺伝」だけじゃあ納得できんわな。かといって、今更環境どうこうを変えることもできやしない。その行き着いた先が、「つま先着地」優位…になるんだろうか。
    「2025年には二時間きりが現れる」。非公式とは言え、2019年夏、キプチョゲが達成。さて、壁の意識が取り除かれるのだろうか。

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    2019年10月20日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

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    序盤のストレスチェックリストで、いきなりストレスない人に判定されたので読む必要が無くなったのですが、これはとても素晴らしい本でありました。
    ストレスがどういう風に体に影響を及ぼすのか、科学的な実証を基に書かれているので、漠然とストレスへのモヤモヤした恐怖を煽るのではありません。
    ストレスを受けた時に発生する物質が、遺伝子や細胞に直接影響を与え、様々な病気の原因となっていることがものすごーく分かりやすく書かれています。
    今まで関係無いと思っていた疾患が、慢性的なストレスが原因で発生した可能性が高かったと分かって、怖いと同時にストレスにしっかり対処する事で可能性の芽を摘むことが出来る希望になりまし

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    2019年10月18日
  • 人工知能の核心

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    松尾豊さんの「人工知能は人間を超えるか」を読んだがついていけず、人工知能の入門書を探していてたどり着いた本。
    こちらは羽生さんのことばでとても分かりやすく書かれている。読みやすかった。
    しかし、まだまだ分かったとは言えない。
    さらに本を探して読む必要がある。

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    2019年10月17日