NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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結論としては、規則正しい生活を送り適切な時間睡眠を確保すべしということ。寝すぎてもいけないし、寝だめで借金は返済できない。負債の状況は目に見えてすぐに気づくというわけでもないので、そうすべきと頭で分かっていてもなかなか実行に移せない人は多いんじゃないだろうか(自分もそうかも)。起きる時間は決まっているので少しでも早く寝るように心がけたい。本題とは関係ないので仕方がないことだと思うけれど、24時間営業の仕事や夜遅くまでの仕事は仕方がないからその後のケアをしっかりということが書かれていて、それはそうなんだけど、そもそもその状況になる社会がおかしいのではないかと思った。欧米の国ではそこまで仕事頑張ら
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本書は、平成27年4月に放送された2日本のNHKスペシャル(―日本人と象徴天皇―『第1回 〝戦後”はこうして誕生した』及び『第2回 平和を願い続けて』)をもとに、新たな資料や証言を加えて書き下ろしたものである。昭和、平成の2代の天皇の歩みの中でどのように「象徴天皇」が形作られてきたか、また、天皇と国民との関係が変化していったのかをたどっている。
本書を読んで、「象徴天皇」と一口にいっても、昭和天皇と平成の天皇で、大きくその在り方が変わっていったのだということがよくわかった。「象徴」となっても国家元首意識が抜けきれなかった昭和天皇に対して、平成の天皇は、国民との距離を近づけ、ある種の中立性をもっ -
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この春、私は花粉症になった。もう一生ならないものだと思っていたから、かなりショックだった。周りの反応はふた通り、「ようこそ花粉症の世界へ」と「まぁ大変ね」である。2016年刊行のこの本では、日本国民の4人に1人は発症しているらしい(友人情報だと2人に1人だとも言う)。4人に1人以上は仲間意識で一言を言っていたので、実態に合っている。みんなが信じていたのは、「体内に取り込まれた花粉があるレベルを超えると発症する」と言う説だ。しかし、NHKは、それは「間違いだった」と断定する。しかも、治らないと言われた花粉症の治療薬が来年あたりから出回るとの情報も。驚きである。
免疫細胞の役割は、戦争の攻撃その -
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「ストレス社会」という言葉が巷間に流布するようになって久しいものの、自分のストレスへの対処法は、漠然と気分転換をすること、としか考えていませんでした。
この本を読んでストレスが科学的に身体に及ぼす影響と、その対処法を概ね理解することができました。
ストレスが、脳細胞を破壊したり、細菌の活動を活発化させることにより、血管の壁を破ったりと、物理的に身体組織を破壊する力があることが近年の研究により科学的に証明されている、と本書は伝えています。ストレスが文字通り命を削ってしまうダメージを与えてしまう、ということです。
対処法として、笑い、運動による自律神経の興奮を抑制すること、魚、玄米、ナッツや -
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腸内細菌の集まり(腸内フローラ)がいかに健康に影響を与えているかについてまとめた本。元々はNHKの番組として放送されていたもの。
■プラス
さすがNHKといった感じで、全体的に読みやすく、かつ実験結果の解説や生物学的メカニズムについて図解を用いて説明されていて理解しやすい。「なぜか」という仕組みに興味がある人にはとても良いと思う。
■マイナス
サブタイトルが「やせる!若返る!病気を防ぐ!」となっていているが、どちらかというと「仕組み」についての記述が多く、「実践(何を食べたら良いのか)」についてはあまり割かれてない。その点で、腸内細菌の働きについては理解ができても、「で具体的にどうすれば良 -
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現在は夫婦で生活していたり、兄弟や親子で生活していても、何かの出来事で一人になり、それに病気や認知症が起きてくると、とたんに一人で生活することができなくなり、病院に入院したとしても、退院後に受け入れてくれる施設が極端に少ない。国民年金を満額もらっていても月に7万円弱では介護施設の費用には到底足りない。最後には生活保護というパターンになる。なんとかまじめに働いてきた老人がほっとして生きていける世の中の仕組みにならないものだろうか。現在、より在宅介護の方に舵が切られているいるように思える。独居老人が増えている状態と逆行しているような政策だ。
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人口減少によって、地域社会が立ちゆかなくなる日本の未来を、現状の夕張や豊島区から考察した本。"これを読むと日本全体が「撤退戦」となるのも時間の問題だと思う。今まであれば、60~70になれば年齢で死んでいくので「撤退戦」にそこまで付き合わなくても死んでいくのだが、どうも我々の世代は、60~70になっても働かなければならない。"実際に、この本で「撤退戦」をしている人達は70歳以上がほとんどだ。これほどの年代になっても働いて、地域の撤退戦をしなければならない。こういう議論になると「移民」の話が出てくるのだけど、そもそもその頃の日本は移民の皆さんに選んでいただける国になるのかどうか