NHKスペシャル取材班のレビュー一覧

  • 日本人と象徴天皇(新潮新書)

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    象徴天皇制がどのように発展して今に至るのかを辿った本。終戦後の昭和天皇の言行についての記録や、アメリカやヨーロッパのかつての敵国との関係、平成天皇の目指そうとした姿など、いろいろ勉強になった。昭和天皇は敗戦後も国際政治に関心を持って報告させようとしたり、いろいろしてたというのが面白かった。

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    2019年09月02日
  • 睡眠負債 “ちょっと寝不足”が命を縮める

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    結論としては、規則正しい生活を送り適切な時間睡眠を確保すべしということ。寝すぎてもいけないし、寝だめで借金は返済できない。負債の状況は目に見えてすぐに気づくというわけでもないので、そうすべきと頭で分かっていてもなかなか実行に移せない人は多いんじゃないだろうか(自分もそうかも)。起きる時間は決まっているので少しでも早く寝るように心がけたい。本題とは関係ないので仕方がないことだと思うけれど、24時間営業の仕事や夜遅くまでの仕事は仕方がないからその後のケアをしっかりということが書かれていて、それはそうなんだけど、そもそもその状況になる社会がおかしいのではないかと思った。欧米の国ではそこまで仕事頑張ら

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    2019年08月17日
  • 人工知能の核心

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    本書で描かれる「棋士 羽生善治の脳を通して認識された人工知能の姿」を通じて、彼自身の人間としての強さや知能の高さを感じました。羽生さんとDeepMindデミス・ハサビスの対談の様子は一読の価値あり。素人のみならず機械学習に携わる人にも何かしらの知見を与えてくれる一冊だと思います。

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    2019年08月15日
  • 日本人と象徴天皇(新潮新書)

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    本書は、平成27年4月に放送された2日本のNHKスペシャル(―日本人と象徴天皇―『第1回 〝戦後”はこうして誕生した』及び『第2回 平和を願い続けて』)をもとに、新たな資料や証言を加えて書き下ろしたものである。昭和、平成の2代の天皇の歩みの中でどのように「象徴天皇」が形作られてきたか、また、天皇と国民との関係が変化していったのかをたどっている。
    本書を読んで、「象徴天皇」と一口にいっても、昭和天皇と平成の天皇で、大きくその在り方が変わっていったのだということがよくわかった。「象徴」となっても国家元首意識が抜けきれなかった昭和天皇に対して、平成の天皇は、国民との距離を近づけ、ある種の中立性をもっ

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    2019年06月11日
  • アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!

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    この春、私は花粉症になった。もう一生ならないものだと思っていたから、かなりショックだった。周りの反応はふた通り、「ようこそ花粉症の世界へ」と「まぁ大変ね」である。2016年刊行のこの本では、日本国民の4人に1人は発症しているらしい(友人情報だと2人に1人だとも言う)。4人に1人以上は仲間意識で一言を言っていたので、実態に合っている。みんなが信じていたのは、「体内に取り込まれた花粉があるレベルを超えると発症する」と言う説だ。しかし、NHKは、それは「間違いだった」と断定する。しかも、治らないと言われた花粉症の治療薬が来年あたりから出回るとの情報も。驚きである。

    免疫細胞の役割は、戦争の攻撃その

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    2019年05月20日
  • 縮小ニッポンの衝撃

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    人口減少と超高齢化社会
    そんなに遠くない未来に
    今さらどうやっても逃れられないんでしょう
    地方ではすでにそれが始まっていて
    自治体や住民の取り組みも取り上げられている
    これからの自治体や住民にとっては
    参考になりえるんだろうなと

    もう縮小は止められないんだろうな

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    2019年04月24日
  • 健康格差 あなたの寿命は社会が決める

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    ネタバレ

    日本の健康格差について、データに基づいて現状を把握した上で解決策になりうるものを提案するところまで書いている。特にポピュレーション・アプローチの考え方は健康格差の是正に限らず大事な考え方だと感じた。
    ただ、繰り返し同じことが書かれている印象も受けたため、星4つで。

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    2019年03月07日
  • 健康格差 あなたの寿命は社会が決める

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    第5章、第6章が深く考えさせられる。健康格差を考えると、自己責任論に行き着く。しかし、自己責任論は生活習慣病についてなみ論じられるべきだろう。努力しなければ得られない社会になりつつあるが、努力しても病気になり得る。
    144頁、行動経済学の「ナッジ効果」に興味を持った。

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    2019年02月17日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

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    ストレス対処の方法である「コーピング」が印象的でした。ストレス時にどんな気晴らしをすれば気分良くなるかをリストアップしておき、ストレスかかかる度にそれらを実行する、という方法。

    本屋に好きなだけ居る
    スイーツを食べる
    カフェオレにミルクを足して飲む
    パンに大量のバターをつけて食べる
    山に登る
    美術館に行く
    舞台を観る
    映画を観る
    夜景を眺める
    海を眺める
    カノンを聞く
    テニス
    好きな人と散歩

    考えるだけで楽しくなってきます。
    良い方法だ、と思いました。

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    2019年01月14日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

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    「ストレス社会」という言葉が巷間に流布するようになって久しいものの、自分のストレスへの対処法は、漠然と気分転換をすること、としか考えていませんでした。

    この本を読んでストレスが科学的に身体に及ぼす影響と、その対処法を概ね理解することができました。

    ストレスが、脳細胞を破壊したり、細菌の活動を活発化させることにより、血管の壁を破ったりと、物理的に身体組織を破壊する力があることが近年の研究により科学的に証明されている、と本書は伝えています。ストレスが文字通り命を削ってしまうダメージを与えてしまう、ということです。

    対処法として、笑い、運動による自律神経の興奮を抑制すること、魚、玄米、ナッツや

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    2019年01月06日
  • やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実

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    腸内細菌の集まり(腸内フローラ)がいかに健康に影響を与えているかについてまとめた本。元々はNHKの番組として放送されていたもの。

    ■プラス
    さすがNHKといった感じで、全体的に読みやすく、かつ実験結果の解説や生物学的メカニズムについて図解を用いて説明されていて理解しやすい。「なぜか」という仕組みに興味がある人にはとても良いと思う。

    ■マイナス
    サブタイトルが「やせる!若返る!病気を防ぐ!」となっていているが、どちらかというと「仕組み」についての記述が多く、「実践(何を食べたら良いのか)」についてはあまり割かれてない。その点で、腸内細菌の働きについては理解ができても、「で具体的にどうすれば良

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    2019年01月05日
  • 人工知能の「最適解」と人間の選択

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    「A.I」と言えば、
    「アントニオ猪木」の頭文字でしょくらいに思っていた。
    人工知能について、
    僕のようなアナログ人間でも
    ざっくり読めるような本だった。
    出版が2017年なのだが、
    それでも僕には新しすぎる話がいっぱいだ。
    プロの将棋棋士と人工知能の対戦を軸に、
    これからも進化を続ける人工知能との共存、
    人間の存在価値について考えさせられる作品だった。

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    2018年12月18日
  • 42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

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    足首を故障して色々と情報を集めることにした。走り方のどこに問題があったのか?良い解決方法はあるのか?
    ソールの柔らかいシューズは良くないようだ。踵着地よりつま先着地が今は主流のようだが、鍛えておかないと難しいかも。加齢により心肺機能の低下は避けられないが、努力次第で緩やかな低下にすることはできそうだ。
    これからできることは、シューズはあまりそうとではないものにする。フォームはやはり足に負担の少ないつま先着地ができるよう鍛えることが必要だ。
    身体を良く観察する必要がある。長く続けられるようにしたい。

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    2018年11月28日
  • 人工知能の核心

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    将棋界の第一人者の羽生善治とNHKスペシャル取材班が、人工知能の動向を探った一冊。

    人工知能について新たな知見を得ることができた。

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    2018年11月22日
  • 人工知能の核心

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    羽生さんの目を通して人工知能を見つめることができる本。NHKのレポーターによる事実ベースの解説を挟みながら、羽生さんと共に現代における人工知能との関わりについて考えていける。

    注目点
    過去の蓄積を惜しまず捨てる。
    捨てる情報を見極める力

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    2018年11月12日
  • キラーストレス 心と体をどう守るか

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    自分自身の生活を振り返ると、マインド・ワンダリングだと感じる場面が多々あった。また、ストレスの対処に困ることも多い中で、本書に出会えた意義は大きいと思う。ストレスの身体に与える影響や実験のデータ等、分かりやすくまとめられていた。気晴らしのリストを早速作ってみようと思う。

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    2018年11月01日
  • IoTクライシス サイバー攻撃があなたの暮らしを破壊する

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    アリゾナ州で開催
    デフコン、ブラックハット
    その場で車などにハッキングするコンテスト


    点滴機器に侵入
    (/etc/passwd らしい)
    点滴を止めたり、大量に流せる

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    2018年10月22日
  • 老人漂流社会

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    現在は夫婦で生活していたり、兄弟や親子で生活していても、何かの出来事で一人になり、それに病気や認知症が起きてくると、とたんに一人で生活することができなくなり、病院に入院したとしても、退院後に受け入れてくれる施設が極端に少ない。国民年金を満額もらっていても月に7万円弱では介護施設の費用には到底足りない。最後には生活保護というパターンになる。なんとかまじめに働いてきた老人がほっとして生きていける世の中の仕組みにならないものだろうか。現在、より在宅介護の方に舵が切られているいるように思える。独居老人が増えている状態と逆行しているような政策だ。

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    2018年10月20日
  • 縮小ニッポンの衝撃

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    人口減少によって、地域社会が立ちゆかなくなる日本の未来を、現状の夕張や豊島区から考察した本。"これを読むと日本全体が「撤退戦」となるのも時間の問題だと思う。今まであれば、60~70になれば年齢で死んでいくので「撤退戦」にそこまで付き合わなくても死んでいくのだが、どうも我々の世代は、60~70になっても働かなければならない。"実際に、この本で「撤退戦」をしている人達は70歳以上がほとんどだ。これほどの年代になっても働いて、地域の撤退戦をしなければならない。こういう議論になると「移民」の話が出てくるのだけど、そもそもその頃の日本は移民の皆さんに選んでいただける国になるのかどうか

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    2018年10月07日
  • 消えた21億円を追え ロッキード事件 40年目のスクープ

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    米国による田中角栄潰しがロッキードという説あるが本書は対潜哨戒機を売りたい米国が日本の国産路線を止めさせP3Cを売るよう田中角栄に働きかけ田中角栄が飲んだのが本筋でロッキード事件で話題になった民間飛行機はおまけだったと暴く。なかなか面白い。

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    2018年09月30日