NHKスペシャル取材班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本海からアルプスを超えて太平洋(駿河湾)までを制限日数8日間で駆け抜けるという信じられないレースが描かれています。
昨年NHKで放送されたのを観て衝撃を受けました。本書はさらに情報が追加されています。読みながら放送された内容が脳内で再生されました。
幻覚や幻聴、意識朦朧としながらもゴールを目指す姿に感動します。しかもこのレースには、賞金、賞品が一切ありません。それでもゴールを目指して走るんです。たとえレースが終わってしまっても走るんです。
なぜ走るのかは参加者個々に理由は違うようですが、きっと完走した時には何かを見つけているのでしょう。
改めて限界というのは、自分自身が作ってしまっているんだと感じました。目標を高く置くことにより、自分が想像している以上の自分に会える気がします。
後日談として、こんなに過酷なレース参加者もレースが終わってしまえば普通の人として日常生活を送っている姿を垣間みることができました。逆に言えば、誰にでもチャレンジするチャンスはあるということでしょう。 -
Posted by ブクログ
不幸な歴史に苦しめられてきた、豊かなる大地で何が起きているのか?このシリーズは変貌を続ける『アフリカの現在』が描かれています。アフリカの抱える光と影が色濃く映し出されています。
この本の元になったのはNHKスペシャルの番組でした。これは番組で放映された内容を書籍化したものです。僕個人に限って言えば、このシリーズを見てはいましたけれど、諸般の事情で何回か見落としていたので、今回この本を読む機会がああって、リアルタイムでは見ることができなかった回を補完することができて、非常にうれしかったです。
ここで描かれているアフリカは、僕個人がイメージしていたものとは大きく変貌を遂げていて、マサイ族の人間が中国から提供された携帯電話で出稼ぎに行っている男たちと会話をしたり、ルワンダではツチ族のディアスポラの一人で経済的に成功した人間がかつて対立していたフツ族の村で事業としてコーヒー農園を彼らとともに作り上げていこうとする姿には、読んでいて感銘を受けました。
しかし、ジンバブエのように経済的に破綻した国が、一体どういうことになったりするか、ということにも鋭く迫っていて、国全体が崩壊に向かってくる中にもそれに逆行して、とてつもない大金持ちが生まれて、その日常が写っていたりと、ロシアでもそうでしたが、こういう時期には、桁外れの大金持ちが生まれる、という事実は万国共通だな、ということを痛感しました。
そして、アフリカの豊富な地下資源を『新・帝国主義』を掲げる国たち、特に中国が国を挙げてのプロジェクトで現地に乗り込んでいく姿に、あの国が持つ、底知れないバイタリティーを感じます。アフリカの『今』を知りたいという方には必須の文献だと思います。 -
Posted by ブクログ
自分が生まれ育ち、暮らしている国がかつてどのような姿だったか、誰もが日本史を学びながら頭の中にイメージした事だろう。高層ビルに囲まれたおしゃれな公園を歩く時、そこを行き交う様々な国の人々や走り回る電気自動車。今や広告も巨大な画面に映し出されるものが主流となり、AIが作り出した様々な電子音が聴こえてくる。こんな実際に訪れた世界を、少し前の世代なら、近未来的な漫画の中でしか見たことが無かっただろう。私も幼い頃ドラえもんを読んで、こんな未来が来たら良いな出来たら良いなと思っていた、想像の中の世界は今や半分くらいは実現してるようにさえ感じる。たかだか50年、100年の間にも世界は劇的に変わる。人間の寿命が100年にも達しようとしている現代から、遡る事1800年程度前には、ようやく国の形を成し始めた古代の日本の姿があった。漫画日本の歴史で読んだ卑弥呼がいた時代である。私が読んだものは古代の戦争のシーンが強烈で、幼い記憶に恐怖として深く刻まれている。
当時の日本がいったいどの様な国の姿をし、どの様な政治がどこで行われていたのか。様々な研究が今尚続いており、卑弥呼が政治を執り行っていた場所も、未だ謎に包まれている。多くの研究者が色々な出土品や文献から、その場所の特定を試みるものの、はっきりしたことは判っていない。自分の人生が仮に100年だとしたら、たった何代か前にも感じられる1800年前は謎に包まれたままなのだ。
本書はその頃の日本、卑弥呼がいた西暦200年代から倭の五王がいた400〜500年代辺りの古代日本の謎を分かりやすく(どの辺りが謎かを含め)解説していく内容となっている。NHKスペシャルでかつて放映された内容の焼き直しであるが、本書にまとめられる中で新たに判った内容はアップデートされているようである。本書の解説の中で鍵となるのは、これまでの日本の古代史が、日本国内中心に描かれる事が多い中で、日本と海外の関係、グローバルな歴史(グローバルヒストリー)という視点から考察していく手法だ。中国三国時代の魏志倭人伝から、朝鮮半島に残る文献など、日本と海を超えた大陸との関係性で、ひも解いていく事を試みている。中々当時の海洋技術では海を渡るのも困難であったと推測されるが、実際は戦争や朝貢などかなりの行き交いがあったのは日本史でも習ってきた。本書でそれらをおさらいしつつ、改めて大人になった自分がより広い視野と増えた知識の中で日本史を学び直す、その様な感覚で読める一冊だ。流石はNHKが作っただけあり、誰にも分かりやすく出来ている内容だと感じる。
古代の日本の姿に想いを馳せ、わずか1800年程度で今の世界ができたことに、人類の凄さや驚きを覚えつつ、いつか今の世の中さえも、次の1800年の中でどの様に語られていくのか。それを楽しみにしつつ本書を閉じた。 -
Posted by ブクログ
ストレスがかかった時にどんな気晴らしをすれば気分が良くなるのか?
大切なのはリストの中身よりなるべく数多く(100個くらい)リストアップする事、実際の生活でストレスがかかる度にそのストレスに見合った気晴らしをピックアップして実行する事、それでストレスが減ったかを判断しまだストレスがあれば別の気晴らしに切り替えてみる。自らのストレスを「観察」と「対処」を意識的かつ徹底的に繰り返す、これがコーピングの手法。自分の気持ちが上昇しそうなことを常に意識して探し、効果を実感する度に小まめにレパートリーに加える。「南の島へのバカンス」よりも「近くの銭湯やカラオケ」刻々と積み重なっていくストレスに効果が小さくても日常生活で小まめに実践できるものの方が役に立つ。我慢するストレスにはアップ系、頑張るストレスにはダウン系が相性がいい。
「女性誌は「絶対キレイになれる」などの前向きな言葉多くて眺めるだけで元気になれる。一見ばかばかしいと思われるようなことでも試してみる、今日はこの気分かな、あの気分かなと心のチャンネルを変えて整えていく感じですかね」と語る男性の話は面白かった。あとは「怒ってる上司のほくろの数をカウントする」「イチローならどうするかを妄想する」「初恋の彼女とばったりと会う妄想」も。実際に行動しなくても妄想するだけでもコーピングになるのだそう。
ちなみにアメリカ心理学会が推奨しているストレス対策①ストレスの原因を避ける②笑い③友人や家族のサポートを得る④運動⑤瞑想
認知行動療法とは、
自分の認知の癖(部屋が奇麗でなくてはならない、完璧であらねばならない)を自覚し、、いざストレスを感じた時に、認知の癖によって生じたものか、そうであればそこから連鎖していかないよう何らかの対策を講じること。自分の認知の癖がなんであるのかを自覚するのは案外難しく他人と比較したり専門家に相談しないと分からないものなのかもしれない。
前頭葉が活発に活動することによって偏桃体は抑制される