西尾維新のレビュー一覧

  • 掟上今日子の備忘録(単行本版)

    購入済み

    新しさ

    西尾維新の作品には共通するものがある。
    それは直接的、もしくは間接的であるかもしれないが、
    「肉体的痛み」あるいはその予感めいたもの。
    それは読者を不安にすると同時に惹きつける。
    作者を代表する魅力と言ってもいいかもしれない。

    この新たな作品にはそれがほぼ無い。
    それなのに明らかに西尾維新テイストは満載。
    それがこのシリーズの新しさであり面白さに思えた。
    次回作にも期待する。

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    2015年07月04日
  • クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識

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    ネタバレ

    いーちゃん、久しぶり。本当に、戯言だったね。
    青色サヴァンが全然出てこなくて驚いたよ。

    「ぼく」は級友の葵井巫女子から、彼女の親友・江本智恵の誕生日パーティーに誘われる。それと同時に、世間を騒がせる連続殺人犯・零崎人識と邂逅する。貴宮むいみ、宇佐美秋春を加えた4人とパーティーで過ごした翌日、警察が「ぼく」にある事件についての話を聞きに来た。・・・

    違和感。
    どこか落ち込んでいない巫女子ちゃんに。
    巫女子ちゃんを責め立てるようないっくんに。
    色恋沙汰を優先しているようなむいみちゃんに。
    巫女子ちゃんの死体を見て体調を崩したいっくんに。

    その違和感は、一回解けて、やっぱりもう一回裏返されて。

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    2015年06月19日
  • 掟上今日子の推薦文(単行本版)

    購入済み

    忘却する前に解決

    面白い。忘却探偵が事件を解決するには迅速に謎解きをしなければならない。この必然性が生み出すストーリー展開は、これまでの推理小説とは一線を画すスピード感に包まれている。二時間モノの推理ドラマでは味わえない小気味良さが物語全体を包んでいる。
    謎解きが最速で進んでいく快感は今日子さんシリーズでしか味わえないですよ。
    ただし、謎のいくつかは少し単純すぎるきらいがあります。簡単でもいいんですけど、簡単な謎と難解な謎が同列で扱われてるのが、ちょっとした不満です。

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    2015年06月12日
  • 大斬―オオギリ― 西尾維新原作読切集

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    全9作品のうちいくつかが気になって購入したのですが、結局全部面白かった!です。
    特に『オフサイドを教えて』、『恋ある道具屋』、『ハンガーストライキ!』が個人的には好みでした。

    『恋ある道具屋』の時間の流れの表現などは漫画ならではだと思うのですが、一体原作ではどのように描かれていたのだろう?と、ちょっと気になります。

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    2015年05月24日
  • 続・終物語

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    ネタバレ

    終わり物語の「続」ってなんだよ(笑)って思ったけど、
    読んでも読まなくても良いという位置づけの作品としては、とても素敵な後日談でした。

    新たな一歩を踏み出す前に、後悔や、ちょっとした心残りと少しだけ向き合う、ささやかなお話。

    余韻をちゃんと残して、随所に西尾維新らしさも出しつつ、物語シリーズの最後を締めてくれたんだなぁって思います。あんまり雑談部分もなく、テンポよく読めました。

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    2015年05月09日
  • 恋物語

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    ネタバレ

    シリーズ12巻目???

    この作者の変化球にはほとほと感心しました。
    語り手が完全な脇役だったり、その視点のためハードボイルドな展開であったり、登場人物もごく最小限になっていたり、アクションがほとんどなかったりとシリーズの中では異例づくめな作品でした。
    これでセカンドシーズンも終わり、一つの大きな謎を除いて、主な怪異は収束したのかな。
    セカンドシーズンに入って、語り手がコロコロ変わって戸惑いましたけど、本作のようにスマッシュヒットがあるので見逃せない、いや読逃せないと思いました。

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    2015年05月04日
  • 終物語 (上)

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    ”終物語(上)”西尾維新著 講談社BOX(2013/10発売)

    ・・・何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る!(公式サイトより)

    ・・・主人公阿良々木暦が”友達は作らない”というスタンスをとるに至った理由になる事件等、
    阿良々木の過去に迫る三編を収録。
    一話目の”犯人捜しの学級会”が出色。
    二話目”数学の楽しさを教える少女の目的は”、三話目”引きこもっていた母親の失踪先は”
    もぼちぼち。
    あと、無駄話がほぼないので話が引き締まる感じがしましたね。

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    2015年04月27日
  • 終物語 (下)

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    アニメの「化物語」が結構面白くて原作を読み始めたが、まったく何でもありのシリーズ。確かに数多くの伏線は片付けたかもしれないけど、やはり後付けという感じが・・作者の趣味でって言うより、ヒットしたもんで引き延ばして稼いだって気もする(笑)
    まぁ、タネ明かしも考えてみると矛盾あるように思えるが、そこは読み捨ての遊びストーリー。キャラや会話を楽しむ派としては読み流してマンネリ寸前の結末に納得しましょう。ただ終物語と銘打ちながら、続があるんだよね(^_^;)

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    2015年04月25日
  • 大斬―オオギリ― 西尾維新原作読切集

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    一風変わった原作者縛りの短編集 
    連載当初は読み切りなのでコミックにはならないと思っていたが、まさかこうまとめるとは。
    他の原作付読み切りではなかなかない、西尾維新だからこそできたコミックである。

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    2015年04月09日
  • 大斬―オオギリ― 西尾維新原作読切集

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    どれも面白かったけど「RKD-EK9」と「何までなら殺せる?」と「恋ある道具屋」が特に好き。西尾維新作品久しぶりに読んだけど「あーそうそうこれこれ!西尾維新!」って一冊を通してすごく感じた。

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    2015年04月07日
  • 終物語 (上)

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    ネタバレ

    最後に上巻。突っ込みどころいっぱいだった。。。
    「忘れていた」ってことで、はじめ(オチ?)られていても、「そんなことあるか~」って。高校三年生にとって、高一、中一、小学生のことはある程度覚えてるよね。
    最後の謎もちょっと。。。普通周りの人、腐乱臭に気づくと思うし。
    そもそも、担任もそんな会議やらせんと思うよ。それも進学校の。
    で、転校していくのもちょっと。。。
    扇ちゃんの巻だよね。
    でもまあ、いろんな要素楽しめたから、4つけてしまった。

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    2015年04月05日
  • 終物語 (中)

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    初代怪異殺しとの遭遇から始まる終物語中巻。
    初代がどういう想いで復活し、どういう意図を抱え、どんな結末を迎えたくて二代目である阿良々木くんに決闘を望んだのかを主題にした物語。
    忍野忍を巡る駆け引きといってしまえばそれまでだが。

    斧乃木余接の活躍もいいな。
    活躍というか考え方。
    『不幸でい続けることは怠慢だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ』
    ここに至るまでの掛け合いが好き。

    西尾維新のハッピーエンド観やっぱいいな。

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    2015年03月28日
  • 鬼物語

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    ネタバレ

    物語シリーズ第11巻目(14話目)であってるかな?

    幾度となくほのめかされてきた忍の最初の眷属の話だが、前半で割と軽く語り棄てられた感じでした。
    むしろ、後半の八九寺の話がメインなような気がしました。
    セカンドシーズンはファーストシーズンで発生した怪異の収束シーズンであるような気がします。
    シリーズとしては時間軸が行ったり来たりしているので、八九寺もまた登場する話があると思います。
    その時は噛みまくって、ボケまくって暦と数十ページにわたる掛け合い漫才をしてもらいたいです。
    セカンドシーズンも残すところ一巻ですが、伊豆湖やエピソードや駿河の絡む事件、謎の扇ちゃん、撫子の件など未回収案件が多すぎ

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    2015年03月25日
  • 続・終物語

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    2006年から続いたシリーズもこれでほんとに終わり。
    あとがきもどんどん返しなく綺麗に締め括られてるし、今度こそお別れかな。
    少し寂しいけど、西尾維新の次のシリーズが面白いものになることを期待して。

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    2015年03月23日
  • 暦物語

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    ”暦物語”西尾維新著 講談社BOX(2013/05発売)

    ・・・”物語”シリーズ+日常の謎。阿良々木暦の十二か月、十二話。

    いつの間にか崇められるようになった石。
    学校の全ての屋上に供えられている花。
    鬼の形相を見せる砂場。
    運命の相手が見えたという風呂。
    詐欺師が噂を広めた方法。
    道場裏の古木を守る方法。
    茶道部室に幽霊がいなかったことの証明。
    山頂に神社を移設する方法。
    ドーナツの隠し場所。
    見ただけでわかる探し物。
    実力で敵わない相手に一発入れる方法。
    消失と復活。

    ・・・ざくっと書くと上記のような形。
    物語シリーズ+日常の謎、タイプの話がメインキャラ総登場の総集編風に続いた後に、

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    2015年03月19日
  • 終物語 (上)

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    ネタバレ

    忍野メメの姪『扇』との出逢いから広がるストーリー。
    サブタイは、扇フォーミュラ、そだちリドル、そだちロストと対象者は老倉育。

    学級裁判の犯人探し、数学に偏重した訳、母親失踪の謎。
    怪異が絡まりようもなくミステリになってはいるが面白い。
    起きた過去の因果を解明するだけだが、最後がリドルになっていたから『そだちリドル』が適しているのかもしれない。

    『人間強度が下がるから』の因果も掘り下げられる。
    忘却と謎を主題にした話は面白かった。

    NHKのアブダクション話思い出す。
    自己暗示から入る偽の記憶を真実の記憶としてしまう物語を。
    記憶なんて捏造されることはしばしばあるものだが、聞かされる方にとっ

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    2015年03月14日
  • ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種

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    ネタバレ

    戯言シリーズ最終章3部作の中編。3部作の真ん中って一番難しいと思う。話はある程度進めないといけないし進め過ぎて最終巻の予想がつくようではいけないし。そういう意味では一番驚きの展開ではないか。物語が若干妙でも終わりが見えるかのような感じを残して最後に盛り上げるという読者からすればもっとも面白い展開だと思う。

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    2015年03月06日
  • ネコソギラジカル(上) 十三階段

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    ネタバレ

    戯言シリーズ最終話の上巻。前作までとは雰囲気が違い今まで曖昧となっていた設定を解説し物語に組み込みながら話が進む。そうなってくると登場人物も再登場するものも増え敵と味方に分かれ対決色が強くなってきてくる。まだ物語が進んだところなので今後の展開に期待したい

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    2015年03月04日
  • サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄

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    ネタバレ

    展開がある程度読めたのでそれほど読んだ後の興奮や感動がなかった。また主人公の人なりや性格がよりはっきりとしてきて、それがまたすごく人間チックな部分もあることが嫌な自分もあってこのシリーズの展開がどう転ぶのか楽しみな部分でもある

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    2015年02月26日
  • サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し

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    ネタバレ

    上下巻でかつ大きな事件が起きただけだけでこれから大きな展開を迎えるだろうから詳細なレビューを書くのは控える。しかし前作にないほど言葉遊びが多くあったと思う。

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    2015年02月26日