西尾維新のレビュー一覧
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新しさ
西尾維新の作品には共通するものがある。
それは直接的、もしくは間接的であるかもしれないが、
「肉体的痛み」あるいはその予感めいたもの。
それは読者を不安にすると同時に惹きつける。
作者を代表する魅力と言ってもいいかもしれない。
この新たな作品にはそれがほぼ無い。
それなのに明らかに西尾維新テイストは満載。
それがこのシリーズの新しさであり面白さに思えた。
次回作にも期待する。
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Posted by ブクログ
ネタバレいーちゃん、久しぶり。本当に、戯言だったね。
青色サヴァンが全然出てこなくて驚いたよ。
「ぼく」は級友の葵井巫女子から、彼女の親友・江本智恵の誕生日パーティーに誘われる。それと同時に、世間を騒がせる連続殺人犯・零崎人識と邂逅する。貴宮むいみ、宇佐美秋春を加えた4人とパーティーで過ごした翌日、警察が「ぼく」にある事件についての話を聞きに来た。・・・
違和感。
どこか落ち込んでいない巫女子ちゃんに。
巫女子ちゃんを責め立てるようないっくんに。
色恋沙汰を優先しているようなむいみちゃんに。
巫女子ちゃんの死体を見て体調を崩したいっくんに。
その違和感は、一回解けて、やっぱりもう一回裏返されて。 -
購入済み
忘却する前に解決
面白い。忘却探偵が事件を解決するには迅速に謎解きをしなければならない。この必然性が生み出すストーリー展開は、これまでの推理小説とは一線を画すスピード感に包まれている。二時間モノの推理ドラマでは味わえない小気味良さが物語全体を包んでいる。
謎解きが最速で進んでいく快感は今日子さんシリーズでしか味わえないですよ。
ただし、謎のいくつかは少し単純すぎるきらいがあります。簡単でもいいんですけど、簡単な謎と難解な謎が同列で扱われてるのが、ちょっとした不満です。 -
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Posted by ブクログ
”終物語(上)”西尾維新著 講談社BOX(2013/10発売)
・・・何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る!(公式サイトより)
・・・主人公阿良々木暦が”友達は作らない”というスタンスをとるに至った理由になる事件等、
阿良々木の過去に迫る三編を収録。
一話目の”犯人捜しの学級会”が出色。
二話目”数学の楽しさを教える少女の目的は”、三話目”引きこもっていた母親の失踪先は”
もぼちぼち。
あと、無駄話がほぼないので話が引き締まる感じがしましたね。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語シリーズ第11巻目(14話目)であってるかな?
幾度となくほのめかされてきた忍の最初の眷属の話だが、前半で割と軽く語り棄てられた感じでした。
むしろ、後半の八九寺の話がメインなような気がしました。
セカンドシーズンはファーストシーズンで発生した怪異の収束シーズンであるような気がします。
シリーズとしては時間軸が行ったり来たりしているので、八九寺もまた登場する話があると思います。
その時は噛みまくって、ボケまくって暦と数十ページにわたる掛け合い漫才をしてもらいたいです。
セカンドシーズンも残すところ一巻ですが、伊豆湖やエピソードや駿河の絡む事件、謎の扇ちゃん、撫子の件など未回収案件が多すぎ -
Posted by ブクログ
”暦物語”西尾維新著 講談社BOX(2013/05発売)
・・・”物語”シリーズ+日常の謎。阿良々木暦の十二か月、十二話。
いつの間にか崇められるようになった石。
学校の全ての屋上に供えられている花。
鬼の形相を見せる砂場。
運命の相手が見えたという風呂。
詐欺師が噂を広めた方法。
道場裏の古木を守る方法。
茶道部室に幽霊がいなかったことの証明。
山頂に神社を移設する方法。
ドーナツの隠し場所。
見ただけでわかる探し物。
実力で敵わない相手に一発入れる方法。
消失と復活。
・・・ざくっと書くと上記のような形。
物語シリーズ+日常の謎、タイプの話がメインキャラ総登場の総集編風に続いた後に、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ忍野メメの姪『扇』との出逢いから広がるストーリー。
サブタイは、扇フォーミュラ、そだちリドル、そだちロストと対象者は老倉育。
学級裁判の犯人探し、数学に偏重した訳、母親失踪の謎。
怪異が絡まりようもなくミステリになってはいるが面白い。
起きた過去の因果を解明するだけだが、最後がリドルになっていたから『そだちリドル』が適しているのかもしれない。
『人間強度が下がるから』の因果も掘り下げられる。
忘却と謎を主題にした話は面白かった。
NHKのアブダクション話思い出す。
自己暗示から入る偽の記憶を真実の記憶としてしまう物語を。
記憶なんて捏造されることはしばしばあるものだが、聞かされる方にとっ