西尾維新のレビュー一覧

  • 終物語 (上)

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    ”終物語(上)”西尾維新著 講談社BOX(2013/10発売)

    ・・・何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る!(公式サイトより)

    ・・・主人公阿良々木暦が”友達は作らない”というスタンスをとるに至った理由になる事件等、
    阿良々木の過去に迫る三編を収録。
    一話目の”犯人捜しの学級会”が出色。
    二話目”数学の楽しさを教える少女の目的は”、三話目”引きこもっていた母親の失踪先は”
    もぼちぼち。
    あと、無駄話がほぼないので話が引き締まる感じがしましたね。

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    2015年04月27日
  • 終物語 (下)

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    アニメの「化物語」が結構面白くて原作を読み始めたが、まったく何でもありのシリーズ。確かに数多くの伏線は片付けたかもしれないけど、やはり後付けという感じが・・作者の趣味でって言うより、ヒットしたもんで引き延ばして稼いだって気もする(笑)
    まぁ、タネ明かしも考えてみると矛盾あるように思えるが、そこは読み捨ての遊びストーリー。キャラや会話を楽しむ派としては読み流してマンネリ寸前の結末に納得しましょう。ただ終物語と銘打ちながら、続があるんだよね(^_^;)

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    2015年04月25日
  • 大斬―オオギリ― 西尾維新原作読切集

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    一風変わった原作者縛りの短編集 
    連載当初は読み切りなのでコミックにはならないと思っていたが、まさかこうまとめるとは。
    他の原作付読み切りではなかなかない、西尾維新だからこそできたコミックである。

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    2015年04月09日
  • 大斬―オオギリ― 西尾維新原作読切集

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    どれも面白かったけど「RKD-EK9」と「何までなら殺せる?」と「恋ある道具屋」が特に好き。西尾維新作品久しぶりに読んだけど「あーそうそうこれこれ!西尾維新!」って一冊を通してすごく感じた。

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    2015年04月07日
  • 終物語 (上)

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    ネタバレ

    最後に上巻。突っ込みどころいっぱいだった。。。
    「忘れていた」ってことで、はじめ(オチ?)られていても、「そんなことあるか~」って。高校三年生にとって、高一、中一、小学生のことはある程度覚えてるよね。
    最後の謎もちょっと。。。普通周りの人、腐乱臭に気づくと思うし。
    そもそも、担任もそんな会議やらせんと思うよ。それも進学校の。
    で、転校していくのもちょっと。。。
    扇ちゃんの巻だよね。
    でもまあ、いろんな要素楽しめたから、4つけてしまった。

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    2015年04月05日
  • 終物語 (中)

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    初代怪異殺しとの遭遇から始まる終物語中巻。
    初代がどういう想いで復活し、どういう意図を抱え、どんな結末を迎えたくて二代目である阿良々木くんに決闘を望んだのかを主題にした物語。
    忍野忍を巡る駆け引きといってしまえばそれまでだが。

    斧乃木余接の活躍もいいな。
    活躍というか考え方。
    『不幸でい続けることは怠慢だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ』
    ここに至るまでの掛け合いが好き。

    西尾維新のハッピーエンド観やっぱいいな。

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    2015年03月28日
  • 鬼物語

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    ネタバレ

    物語シリーズ第11巻目(14話目)であってるかな?

    幾度となくほのめかされてきた忍の最初の眷属の話だが、前半で割と軽く語り棄てられた感じでした。
    むしろ、後半の八九寺の話がメインなような気がしました。
    セカンドシーズンはファーストシーズンで発生した怪異の収束シーズンであるような気がします。
    シリーズとしては時間軸が行ったり来たりしているので、八九寺もまた登場する話があると思います。
    その時は噛みまくって、ボケまくって暦と数十ページにわたる掛け合い漫才をしてもらいたいです。
    セカンドシーズンも残すところ一巻ですが、伊豆湖やエピソードや駿河の絡む事件、謎の扇ちゃん、撫子の件など未回収案件が多すぎ

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    2015年03月25日
  • 続・終物語

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    2006年から続いたシリーズもこれでほんとに終わり。
    あとがきもどんどん返しなく綺麗に締め括られてるし、今度こそお別れかな。
    少し寂しいけど、西尾維新の次のシリーズが面白いものになることを期待して。

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    2015年03月23日
  • 暦物語

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    ”暦物語”西尾維新著 講談社BOX(2013/05発売)

    ・・・”物語”シリーズ+日常の謎。阿良々木暦の十二か月、十二話。

    いつの間にか崇められるようになった石。
    学校の全ての屋上に供えられている花。
    鬼の形相を見せる砂場。
    運命の相手が見えたという風呂。
    詐欺師が噂を広めた方法。
    道場裏の古木を守る方法。
    茶道部室に幽霊がいなかったことの証明。
    山頂に神社を移設する方法。
    ドーナツの隠し場所。
    見ただけでわかる探し物。
    実力で敵わない相手に一発入れる方法。
    消失と復活。

    ・・・ざくっと書くと上記のような形。
    物語シリーズ+日常の謎、タイプの話がメインキャラ総登場の総集編風に続いた後に、

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    2015年03月19日
  • 終物語 (上)

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    ネタバレ

    忍野メメの姪『扇』との出逢いから広がるストーリー。
    サブタイは、扇フォーミュラ、そだちリドル、そだちロストと対象者は老倉育。

    学級裁判の犯人探し、数学に偏重した訳、母親失踪の謎。
    怪異が絡まりようもなくミステリになってはいるが面白い。
    起きた過去の因果を解明するだけだが、最後がリドルになっていたから『そだちリドル』が適しているのかもしれない。

    『人間強度が下がるから』の因果も掘り下げられる。
    忘却と謎を主題にした話は面白かった。

    NHKのアブダクション話思い出す。
    自己暗示から入る偽の記憶を真実の記憶としてしまう物語を。
    記憶なんて捏造されることはしばしばあるものだが、聞かされる方にとっ

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    2015年03月14日
  • ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種

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    ネタバレ

    戯言シリーズ最終章3部作の中編。3部作の真ん中って一番難しいと思う。話はある程度進めないといけないし進め過ぎて最終巻の予想がつくようではいけないし。そういう意味では一番驚きの展開ではないか。物語が若干妙でも終わりが見えるかのような感じを残して最後に盛り上げるという読者からすればもっとも面白い展開だと思う。

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    2015年03月06日
  • ネコソギラジカル(上) 十三階段

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    ネタバレ

    戯言シリーズ最終話の上巻。前作までとは雰囲気が違い今まで曖昧となっていた設定を解説し物語に組み込みながら話が進む。そうなってくると登場人物も再登場するものも増え敵と味方に分かれ対決色が強くなってきてくる。まだ物語が進んだところなので今後の展開に期待したい

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    2015年03月04日
  • サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄

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    ネタバレ

    展開がある程度読めたのでそれほど読んだ後の興奮や感動がなかった。また主人公の人なりや性格がよりはっきりとしてきて、それがまたすごく人間チックな部分もあることが嫌な自分もあってこのシリーズの展開がどう転ぶのか楽しみな部分でもある

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    2015年02月26日
  • サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し

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    ネタバレ

    上下巻でかつ大きな事件が起きただけだけでこれから大きな展開を迎えるだろうから詳細なレビューを書くのは控える。しかし前作にないほど言葉遊びが多くあったと思う。

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    2015年02月26日
  • クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子

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    ネタバレ

    戯言シリーズ第3弾。前2作と違いそれほど展開に変化がなく淡々と進んだ感じがしてその流れが好きでない自分からすれば物足りない感じがした

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    2015年02月24日
  • 終物語 (下)

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    今まで積み重ねたものや伏線を一気に回収して、まさに大団円って感じか。
    青春は終わったけれど、まだまだ物語は続く。
    未来に希望を持てる感じがたまらなく好き。

    あのキャラ復活!とかひたぎさんとのデートとか、最後に美味しいところ持って行ったアイツとかオールスターとは言わないまでも、勢揃い的な展開がグッと来る。

    花物語について色々納得出来る点もグッド。
    そっかー、扇ちゃんの正体がなー。

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    2015年02月11日
  • 刀語 第一話 絶刀・鉋

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    アニメから。面白かった!
    映像しってると読み進めるのがラク。
    想像に反して文章がくどくなかったので、西尾維新の本はもっと読みたい。

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    2015年02月07日
  • 暦物語

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    今までの物語の時系列に沿って12ヶ月分、12人のキャラにまつわる風に描かれた短編集。
    一話ずつ内容があんまり繋がってなくて、短編故に盛り上がりや入り込みに欠けて、なかなかに読むのが苦しかった。西尾維新は長編で娯楽として読む分にはいいけど、短編は私には合わないかな。
    最後は現在(本編)へ繋がって、さてこれからどうなるんでしょう。

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    2015年02月06日
  • 猫物語 (白)

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    ネタバレ

    物語シリーズの第四弾にして、七巻目にして、セカンドシーズン第一作目にして、猫物語(黒)とセットの物語。

    語りが羽川さんで、このシリーズの羽川さんネタは3作目ということは、ヒロインはガハラさんよりこっちではないでしょうか。
    暦と女子の延々と続く会話シーンや破壊的な戦闘シーンがなかったので、物足りなくもありながらあっさりした面白さが味わえました。
    意図的にかき分けられているようなので、作者はすごい才能を持っていると思います。
    羽川さんの手紙を読んだあたりから涙腺が緩みっぱなしで、暦がかっこよすぎるというツッコみもできず、ラストは一気読みしました。
    やっぱりこの作風、疲れるけど好きです。

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    2015年01月31日
  • 終物語 (中)

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    ようやくタイトルらしく、終わりに向かって進んで来たような印象。まぁ時系列的には戻ってるんですが(^_^;)
    つばさタイガーの裏側の学習塾跡炎上の話が遂に語られる。
    斧乃木ちゃんのキャラがブレまくってるのは、色々他のエピソードを挟んでるからだと思う。

    やっぱり神原との絡みは面白い。
    会話してても盛り上げてくれるし、その他の色々な所で大活躍で、今巻のMVPは間違いない。

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    2015年01月17日