西尾維新のレビュー一覧

  • ぺてん師と空気男と美少年

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    さくさく読めるシリーズ。でもなんかイマイチ。最近のシリーズでは忘却探偵の方が好みです。発端の謎(偽札)はちょっと魅力的で「美しい」のだけれど、そのあとの展開はあまり好みではありませんでした。

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    2016年01月29日
  • 猫物語 (黒)

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    最初の月火とのやりとり、長いわ!と少し突っ込みたくなる。
    けどよかった。昔が酷かったことは一生残る、だけど私たちは「かわいそう」なんかじゃない。
    羽川翼も、化物だけれど人間だ。

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    2016年01月25日
  • 愚物語

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    オフシーズンって!?
    終わったんじゃなかったのかよ!
    いやいいけど(笑)

    ファイナルシーズンで終わりを迎えたと思った物語シリーズ。
    でも作者のなかではまだまだ書きたいことが湯水のように湧いてくるんだなあと。
    さすがは趣味100パーセントだ!

    今回は老倉育と神原駿河と阿良々木月火の物語、いや最後のはむしろ斧乃木ちゃんの話かな。

    確かに、老倉さんのその後は気になっていたのでこういう後日談があってホッとした。
    でもまあ、あのネガティブ思考は読むのがちょっと苦しかったな。
    暦のことが嫌いで嫌いで、でも最後には結局彼のように振る舞ってしまうのは、彼のことがどんだけ好きなんだよっていう感じだよ。

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    2016年01月24日
  • 愚物語

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     <物語>シリーズ。
     
     キャラのなかで愚か者筆頭の老倉育と、駿河、月火、それぞれのエピソード。

     相変わらず見事な歪みっぷりの育なのである。
     でも、ここまで歪んでしまったのは、暦に原因がないわけじゃない。彼のなんでも受け入れてしまう、優しさとも強さとも弱さともとれるそれが、育を歪ませている。というのを、彼女が実はきちんと自覚しているのが、切ない。
     ここまでくると、本当は暦のことが好きなのに、っていうような単純な話じゃなくなっている。
     でもって、たかが17,8歳の娘に、その複雑さ歪みを背負わせるむごさ。
     愚かというか、むごい話だよね。
     彼女が、暦のことが好きだと、自分を誤魔化すこ

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    2016年01月17日
  • 傷物語

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    今月から劇場版三部作の第1弾「I 鉄血篇」が公開されている西尾維新の傷物語です。物語の原点である阿良々木暦と羽川翼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、忍野メメの出会いのお話です。あまりコメディチックな部分はなく、シリアスな展開が続くのが他のお話とは違った印象を持ちました。まだ映画を観に行ってないのですが、TVアニメ化するのがはばかられる描写が多いので、どういう表現になっているかとても楽しみです。(血みどろなシーンだけでなく、羽川さんの下着事情とかも…)

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    2016年01月12日
  • 終物語 (中)

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    シリーズ16冊目。

    夏休み最後の日前後を補完する巻であり、ほぼ扇ちゃん以外の伏線は回収された感じです。
    矛盾があるかもしれませんが、「しのぶタイム(鬼物語)」と「つばさタイガー(猫物語白)」が見事につながったと思いました。
    八九寺亡き後の神原とのやり取りもうれしかったです。
    いよいよファイナルに向かう感じですね。

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    2016年01月10日
  • ぺてん師と空気男と美少年

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    「少年であること」
    たぶんそれは性別としての男女ではなく、心意気として「少年」であればいいのだろうと。
    今後もシリーズが続くということで、サブタイまで刊行予定に記載されてました。今さらだけど、このシリーズは江戸川乱歩の本歌どりなんですね。

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    2015年12月17日
  • 愚物語

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    老倉育、神原駿河、阿良々木月火(斧乃木余接?)の3人の愚かな少女の愚行の物語。
    老倉の話は重っ!!神原の章は扇ちゃんが扇くんになっているし。。。月火の章は短いわりに撫子や真宵神が登場する。
    2019/03/10再読。
    ・そだちフィアスコ
    直江津高校から箱邊夫妻に引き取られ、関西の宍倉崎高校へ転校。初日に忽瀬亜美子に付きまとい、珠洲林リリと忽瀬の親友だった旗本肖との間に首を突っ込み完全部外者なのに引っ掻き回す。スマホ買ってもらった後日、箱邊宅に父親を名乗る酔っぱらった中年男性が訪ねてくる。
    ・するがボーンヘッド
    部屋をかたづけてたら猿の手を見つけ、さらに障子につきささった拍子に謎の文書を発見、「

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    2019年03月10日
  • ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い

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    ミステリとして始まったシリーズだけど最終章はミステリではない。分量のわりに驚くほどサクサク読み進められる、今までにない読書体験だった。ストーリーは若干破綻ぎみだし、とにかくキャラが多いのに不思議と混乱することがなく、各キャラに愛着がわいたのは作者の卓越したストーリーテリングによるものだと思う。強いて問題点を言えば玖渚の影が微妙に薄かったくらいか。

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    2015年12月08日
  • サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄

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    ミステリ的には今までより読みごたえがあった。予想外すぎる最後に戸惑ったものの、それなりに納得。上巻は確かに不要だったかもしれない。あっちの雰囲気も嫌いではないが。

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    2015年11月20日
  • 傷物語

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    映画化遅いから買って読んじゃったよ!!アニメ全部見て、はまってからだった。長文苦手なのに、本が分厚いから読み終えるか心配だったが、徹夜で読んだよ!!!
    読みやすいし、気になるから、休めない。もしかしたら、私はこの「西尾維新」さんという作家が好きなのかも。今度違うのを試してみるわ。何がいいかなー?><

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    2015年11月14日
  • 零崎軋識の人間ノック(1)

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    ぶっちゃけ人間試験よりも先にこちらを購読。
    人間シリーズはどれも同じぐらい大好きだが、人間ノックはその中でも大好きな大将と中学生人識が出るから特に好きなのです。
    思い入れが強い分、厳しい目になってしまうと思ったのだけれど、大将の見せ場が思っていた以上にかっこよく描かれていて大満足。
    ただ、人間ノックは、人間試験よりも戯言シリーズの既読が必要な作品だと思うので、原作未読の人にその魅力が伝わるかどうか…。漫画版だけ読んでいろいろ理解出来るのだろうか、と心配。

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    2015年10月12日
  • 零崎双識の人間試験(1)

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    原作が好きなので購入。
    もともと小説→漫画はあまり好きではない。小説に比べたら圧倒的に情報量が少なく、原作を超えることはまあ無いから。
    ただ、零崎としての異質さや狂気はよく描かれていると思う。
    所々原作と違う所はあれど、納得の出来です。
    西尾さんの作品は人を選ぶものだとは思うので、面白くないと思う人には面白くないと思うし、面白いって思う人には、多分虜になるほどその魅力に引き込まれると思う。
    元々は戯言シリーズの派生シリーズですし、やっぱりそっちも読んだ方がより一層楽しめるんじゃないのかなぁとは思います。

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    2015年10月12日
  • 続・終物語

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     前巻できれいにお話がまとまっていたので、どうするのかと思っていましたが、やはりおまけというか、カーテンコール的な内容でした。

     時系列としては前巻の直後。合格発表を控えた阿良々木君がふと鏡に違和感を覚えた瞬間、世界に異変が起こるというのがあらすじ。作中でもセルフツッコミされていましたが、まさかの鏡の中の世界ネタ!?と思いきや、そこはさすがに西尾維新らしくひねってあります。まあ、お遊び的な内容には変わりありませんが。

     ブラック羽川や真宵(おねーさんver)、撫子などなどが再登場したり、人間時代の忍のキャラが分かったり、おまけならではの演出が楽しかったです。しかし肝心のひたぎさんが全く

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    2015年10月06日
  • 終物語 (上)

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     休日に上・中・下巻一気読みしました。さすがにもう西尾節はおなかいっぱい。

     「終」と銘打つだけあって、これまでの伏線を回収しまくり、「あの時あの人は何してたの?」的な疑問を解決し、これまで隠そうともしないラスボス臭を放っていた忍野扇の正体がようやく分かる満足な内容でした。
     
     しかし、なにぶん最初の『化物語』が出てから10年経っているので、私の記憶力では伏線があったことすらあやふやだし、結構時系列ばらばらで語られるシリーズなので、つじつまの合ってないことを書かれても気づかずに納得しそうな気がします。
     
     3冊の中では上巻が一番面白かったです。単に後になるほど集中力が落ちただけかも

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    2015年10月05日
  • 花物語

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    いきなり時間軸がぶっとんでてびっくりしました。
    神原駿河が語り部の物語。
    そうかそう落とすのか。

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    2015年09月30日
  • 零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係

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    クビシメロマンチストの裏話。
    死んじゃったあのキャラとかの出番があったのは嬉しかったけれども、いーたんの出番すくねぇ!
    『戯言遣い(と関係のある人たち、主に骨董アパートの住人)との関係』じゃないですかやだーw
    沙咲さん苦労してるな・・・・・・。
    ちょっといーたんにビビり過ぎだけどもさ。

    友に着せ替えされてる潤さんのイラストが何故無いし!

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    2015年09月28日
  • 続・終物語

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    ネタバレ

    ゆめおちでなくてよかった。あんまり夢夢いうものだから。けっこうしっかり作れてた感あり。ゆるい企画だといえばゆるい企画やし。でもこれけっこう途中からいつもゆるく感じる。。。後日譚的なかんじなので、楽しく読ませてもらいました。
    サルの手はあとにつながるような、こじつけてきな感がありました。

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    2015年09月19日
  • 真庭語 初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺

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    真庭蝙蝠、真庭喰鮫、真庭蝶々、真庭白鷺。彼ら四人の初代の話。どのようにして、彼らは十二頭領の地位についたのか、六世紀も前の初代『真庭忍者』の隠れざる物語

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    2015年09月11日
  • 終物語 (中)

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    「不幸でいつづけることは怠慢だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ」

    全体的に補足的な章となっていて、物語もそろそろ終わりに近づいているということを感じさせてくれる一冊。次の下巻で特に象徴的なのだけど、西尾維新は本当にまとめるのが最初期に比べてうまくなっていて、そこにまず着目してしまう。この章でのまとめ方は一見”雑”なように見えるところもあるのだけど、それすら大きな話の流れでは妥当であるというのがうまい。”雑”であることの意味がある。

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    2015年09月07日