松尾由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わってから気がついたけど、シリーズ2作目だった
なんとなか、最初からこの猫がニャン氏なのだろう、とは思ったけども、今までの猫探偵と違って、ニャン氏の気持ちとか一切書かれてないのね!
正太郎は正太郎から見た事件だったけど、これは完全に人間側から見た事件で、人間側の気持ちしか分からなくて、なので丸山はどういう特殊能力を持っているのか…それは第1作で書かれているのか…
事件も、軽快で面白いけどちょっと描写が入り組んでいて、特に逃げた人が消えたときはもうこんがらがったけど、読解力がなさすぎるので反省
わかってみれば面白かったし、読みやすかった、今のメンタルにあう軽さで、次も読みたいと思う。 -
Posted by ブクログ
新人編集者の桃井君の吟味したご機嫌取りの手土産はどれも「知る人ぞ知る名店」や「入手困難な逸品」で一度は食べてみたくなるものばかり。
『桃井くんの手土産』というタイトルからグルメ小説を想像していたけど、お菓子の描写は少なめなのでそれを期待して読むと肩透かしを感じてしまうかも。
桃井くんが持ってくる手土産はお菓子だけでなく謎解きとのセットだ。
謎解きも胃もたれするような重いミステリーではなく低カロリーの日常の謎解きで正月太りが気になる人には丁度いい。
本書の魅力はお菓子の味よりも、それをつまみとした謎解きでのティータイム。
作家の逢坂先生が放った「物事は見た目から想像する通りとは限らない」という言葉通り、どの謎解きも社会派作品をテーマにする逢坂でも一筋縄でいかない物ばかりで、いつしか謎解きという気晴らしに全力投球。
そんな叔父さんを横目に『ビブリア古書堂の栞子さん』並みの超コミュ障と鋭い洞察力で姪で秘書の由佳里はサクサクと正解をさらっていく。
正解は推測の域を出ないが後味も悪くなく、お菓子も美味しいのでお菓子のお供にピッタリ。
もうひとつの見所は桃井君の吟味したお菓子の目的だ。
最初はご機嫌取りのツールからコミュニケーションのカンフル剤になり最後の方はある人への贈り物へ変わり恋の予感を感じてしまう。
この物語は高カロリーなお菓子とは対照的に「ほんのり甘く」、あたたかい飲み物のように
心温かく穏やかにしてくれる。
そんな余韻を残す本書は桃井君の一番の手土産なのかもしれない。