松尾由美のレビュー一覧

  • ハートブレイク・レストラン

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    ふわふわ~っと読み終えました。楽しかったです。
    「ハートウォーミングな連作ミステリー」とカバーにありました。この読後のふわふわ~感がハートウォーミングな感じなのでしょう。
    若い女性のたまたま出会った謎を一見そんなに物知りとも思えない人がすらりと解き明かしてくれる。円紫師匠を思い出します。しかし、それほどのインパクトはなく、ふわふわ~っとした感じが、ほどよく最後まで一気に読み進むのでした。
    ファミレスに集う人が幸薄そうな人だから、ハートブレイクなのでしょうか。どうしてもハートブレイク・レストランという題名はしっくりきませんけれど。
    ふわふわな幸福感を感じたい人にどうぞ。

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    2014年10月21日
  • 煙とサクランボ

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    一冊前に読んだ本と同様に、タイトルと表紙絵に惹かれただけで選んだもの。そちらは失敗だったが…この作品と作者に関しては稀有の巡り合わせだった。苦さと優しさとあたたかさが程よくステアされたカクテルのよう。気持ちよく酔えた。

    松尾由美という人の本は読んだことがない。
    私がすすんでは選ばないSFとか推理小説の作家だということだから、なるほど本を手に取ることもなかったはずだ。

    この作品は…確かにSFチックな設定かもしれない。しかし設定など私はどうでもいい。そこに作者が記したものがどれほど自分の心をとらえるか、である。
    現に読まないはずのジャンルに属する作家では、私は森博嗣氏の信奉者と自ら称してもいい

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    2014年05月26日
  • バルーン・タウンの殺人

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    素行不良の《妊婦探偵》が活躍する、シュールな笑いにあふれたSFテイストのミステリ。

    舞台は、東京都第七特別区。人呼んで「バルーンタウン」。そこは、「人工子宮(AU)全盛の世の中で、妊娠・出産という過程をへて子供を持つことをあえて選んだ女たちが、天然記念物なみの保護をうけて暮らす」妊婦の町である。そのちいさな、しかしかなり特殊な町で発生するさまざまな事件を、「妊婦のことは妊婦にきけ」とばかりに、見事な「亀腹」をもつ《妊婦探偵》暮林美央が鮮やかに解決する連作もの。

    この妊婦探偵、厳密にいえばちがうのだろうが、分類としては《安楽椅子探偵》に入るのだろう。じっさい、電話口から示唆するだけのものもあ

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    2014年05月21日
  • ハートブレイク・レストラン

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    がっつり推理小説ってわけでもなく、
    どっぷり恋愛小説ってわけでもなく、
    かといってファンタジー全開ってこともなく。
    ほどよいほわっと感のある話。

    現実に起きたら、
    私は逃げちゃうかもしれないけど。

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    2014年05月15日
  • 煙とサクランボ

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    幽霊、探偵、少し恋愛、そんな要素を含んだミステリー。幽霊とはいってもホラー的要素はありませんし、恋愛要素も含みますが、決してベタベタしたものではなく適度な距離感をもった大人のお話でした。
    幽霊の設定は上手いと思いました。多少の無理はあれど、納得できる設定です。ラストはややほろ苦く、それでいてハートフルないいエンディングでした。

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    2014年04月19日
  • 煙とサクランボ

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    彼女が恋した紳士は、名探偵だった・・・そして、幽霊だった。読み始めて,あっ松尾さんだとすぐに分かった.「雨恋」,「九月の恋と出会うまで」と同じく,静で胸の奥がちょっと締め付けられる切ない感じ.ミステリではあるが謎解きというよりも深く切ない恋愛物語なのだ.そして結末はいつも・・.とても素敵な一冊でした!!おススメ!!

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    2014年04月13日
  • バルーン・タウンの殺人

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    設定の面白さ、発想の独特さ、所々に見受けられる僕等へのメッセージ。素晴らしい作品だと思います。解説での有栖川有栖さんの考察も興味深いです。

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    2013年06月16日
  • いつもの道、ちがう角

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    怖い
    ぞくぞくする
    そんな短編集

    なんか不気味な感じで
    話が進んでいって
    最後に「うわぁあああああ」
    って鳥肌立つ感じ。

    面白いけど。

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    2013年03月30日
  • ハートブレイク・レストラン

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    心やさしいお婆ちゃん幽霊ハルさんが謎を解く!

    ハートブレイク・レストランという題なので~失恋がらみの事件なのかなと思ったら、違いました。
    ほとんどは日常の謎で、ある点で幽霊がらみ。
    癒し系といってもいいでしょうね。

    寺坂真以はあちこちの雑誌などに寄稿しているフリーのライター、28歳。
    5年勤めた会社を辞め、原稿書きを本業にしようと苦労している所。
    家に閉じこもって書くのも息が詰まるので、喫茶店などに出かけて書いている。

    落ち着ける店で長く粘れる所を探して、見つけた~とあるファミレス。
    街道沿いだが駅から少し離れているのと、何となく店員の雰囲気が明るくないせいか、客が少ないのだ。
    常連客の

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    2012年10月05日
  • ハートブレイク・レストラン

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    幸薄い感じのウェイトレスが言葉少なく料理を運ぶ、
    不思議な雰囲気のファミレスの禁煙ゾーン。
    その、壁を背にした一番奥の席にちんまりと座り、
    真っ白な髪をお正月のくわいのような形に結った和服姿の品のいいおばあちゃん。

    この、癒し系フィギュアとして売り出したいくらい可愛らしいハルおばあちゃんが
    空席だらけのファミレスを仕事場にしているフリーライターの真以が遭遇する事件の謎を
    あくまで奥ゆかしく上品に解き明かしていく、ほのぼのとした物語なのですが、

    コラムのネタにしようと目論む「ケーキと指輪」の謎に悩んでいた真以に
    招き猫のようにおいでおいでをして、かぼそい声で「お呼び立てして」と謝りつつ
    「僭

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    2012年08月17日
  • モーリスのいた夏

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    猫足のベンチソファで静かに本を読む少女と
    彼女にもたれてまどろむお人形のような美少女。
    その足もとには意味ありげな鍵が転がっていて。。。

    セピア調の色彩で描かれた表紙絵がとても綺麗で
    思わず手に取ってしまった本。
    途中に挿まれる2枚の挿画も、
    カラーでぜひ見てみたかったと思うくらい、雰囲気があって素敵です。

    避暑地の別荘で、執事や家政婦と共に過ごす10歳の芽理沙と
    その家庭教師として雇われた17歳の高校生 信乃、
    そして芽理沙が納屋に匿う、「人くい鬼」モーリスの、ひと夏の物語。

    これは!という家庭教師を選び出すためにトラップを仕掛け
    相手が思いがけない反応を見せると
    「笑ってもいいですか

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    2012年08月07日
  • バルーン・タウンの殺人

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    元々SFとして発表された作品ですが、創元文庫という事で、ミステリとして読みました。
    ジェンダー目線やらSFやら色々で評価が低いのかなと思いますが、個人的には推します!
    当方子持ちですが、面白いですよこれ。マタニティライフもニヤリです(笑)女性が書かれてるからだと思いますが。
    ミステリとしてもほのぼの。でも??でヤラレタ感もあります。特に経験者として悔しいのもあり。

    但し、、、
    軽く読めますが、問題として提起されているものは深い。と思います。

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    2011年11月21日
  • ハートブレイク・レストラン

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    日常系ミステリー。探偵役はおばあちゃん。サクサク読めたし面白かったです。主人公の成長や、主人公を取り巻く恋愛模様もあり、女性、OL向けの作品と言えるでしょう。オススメです。

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    2011年07月24日
  • ハートブレイク・レストラン

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    フリーライターの真以が、仕事場代わりに良く使うファミレスで常連客の和装の品のいいお婆さんに声をかけられ少しお話したら、会話の内容に恐縮したお婆さんが「申し訳ありませんでした」と目の前から消えてしまった!お婆さんはこの店ができる前に長らくこの地に住んでいた奥様だそうで、その姿は人によって見える者と見えない者とあり。。。お婆さんの霊を探偵役に日常生活の中の謎を短編連作の形式で解いてゆく良作。お婆さんが店に現れる理由、真以に声をかけた理由も謎解きを通してすっきり納得。面白かったです。

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    2011年06月29日
  • ピピネラ

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    再読。不思議な読後感の残る作品。
    ピピネラという謎の言葉を残して失踪した夫の後を追って旅をする。
    こういった感じの話は好きなのだが、色々な事がすっきりしないまま終わる・・。深読みすればするほど謎は深くなる。何回も読んでしまいそう。
    話の中に出てくる陶器の人形が心底見てみたいと思った。

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    2011年01月11日
  • スパイク

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    瓜二つのビーグル犬を連れた林幹夫と、江添緑。

    初対面から惹かれ合う二人の飼い犬の名はスパイクだった。

    意気投合し、次の約束を交わした二人だったが・・・。

    スパイクと緑が贈る、切なく愛おしい恋愛ミステリ。

    読後に沸き起こる感情に溺れてください。

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    2010年09月11日
  • 安楽椅子探偵アーチー

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    ミステリは好きだけど主人公が子供の作品は避けていたのに
    これは安楽椅子探偵物ということで読んでみたらハマった。

    松尾由美さんの文章がとても好きみたい。

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    2010年09月11日
  • 安楽椅子探偵アーチー

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    世に安楽椅子探偵は多けれど、文字どおりの安楽椅子探偵は彼だけでしょう。

    ・・・・・・ってか、安楽椅子を探偵にする?!

    こんなとんでも設定で作品を成立させるのは、氏しか有り得ないでしょう。

    妊婦や幽霊の**を探偵に仕上げてきた氏の実力を存分にお楽しみ下さい。

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    2010年03月01日
  • いつもの道、ちがう角

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    奇妙な味の物語短編集。個人的にこういうのは大好き!
    「琥珀のなかの虫」とか「厄介なティー・パーティ」とか、ラスト一行でぞわっとくる作品がかなり好み。たしかにこれが真相……とは限らないだろうけど、いやそうなのか? という曖昧な恐怖感がたまりません。
    「麻疹」もいいなあ。どういう話なんだろ、いったいどういう展開になるんだろ、とはらはらどきどきさせといてこのオチ! いや、これはこれで妙に爽快。

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    2010年01月26日
  • 安楽椅子探偵アーチー

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    読むのに結構時間が掛かってしまった;

    営業さんの話を聞いて
    安楽椅子が喋るなんて・・・?!
    どんなおもしろ話かと思っていたら
    意外と真剣。
    日常的な子供が事件を解決していく
    ほのぼのかなと思いきや
    さすが松尾さん!
    最後の最後に重く来ました。

    これは子供向けって感じではないなぁ・・・

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    2009年10月13日