煙とサクランボ

煙とサクランボ

660円 (税込)

3pt

3.7

兼業漫画家の晴奈のなじみのバーは、ビルの地下にある小さな店。常連の自称早期退職者・炭津は、晴奈の話に的確で親身な助言をしてくれる素敵な紳士だ。店主の柳井の話では、名探偵でもあるらしい。そんな彼が実は幽霊だということは、柳井だけが知る秘密だ。晴奈は、幼い頃に起きたある事件を炭津に語り始めるのだが……。温かく切ない余韻を残す大人のミステリー。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

煙とサクランボ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    心残りのない人、いるのかしら。
    ただダラダラと生き続けているだけのわたしだけど、今すぐ消えるとなると2つ3つどうしても見ておきたい舞台と行っておきたいライブがあるもんな。それにしてもしょもない心残りだけど。

    灰津の告白で残った二人に何が起きたのか、起きなかったのか。それが残された希望。

    0
    2017年03月17日

    Posted by ブクログ

    一冊前に読んだ本と同様に、タイトルと表紙絵に惹かれただけで選んだもの。そちらは失敗だったが…この作品と作者に関しては稀有の巡り合わせだった。苦さと優しさとあたたかさが程よくステアされたカクテルのよう。気持ちよく酔えた。

    松尾由美という人の本は読んだことがない。
    私がすすんでは選ばないSFとか推理小

    0
    2014年05月26日

    Posted by ブクログ

    幽霊、探偵、少し恋愛、そんな要素を含んだミステリー。幽霊とはいってもホラー的要素はありませんし、恋愛要素も含みますが、決してベタベタしたものではなく適度な距離感をもった大人のお話でした。
    幽霊の設定は上手いと思いました。多少の無理はあれど、納得できる設定です。ラストはややほろ苦く、それでいてハートフ

    0
    2014年04月19日

    Posted by ブクログ

    彼女が恋した紳士は、名探偵だった・・・そして、幽霊だった。読み始めて,あっ松尾さんだとすぐに分かった.「雨恋」,「九月の恋と出会うまで」と同じく,静で胸の奥がちょっと締め付けられる切ない感じ.ミステリではあるが謎解きというよりも深く切ない恋愛物語なのだ.そして結末はいつも・・.とても素敵な一冊でした

    0
    2014年04月13日

    Posted by ブクログ

    幽霊の紳士のお話し
    この人ってハートブレイクレストランといいこの小説といい幽霊設定が好きねぇ
    幽霊の設定はちょっと違うけどね

    最初はなんとなく日常系ミステリかと思ってたけど、日常の謎を含む長編ものでしたか

    う~ん、それにしても、そんなのが動機になって実際にやるかなぁ?
    ま、そこまでリアリティは必

    0
    2016年02月04日

    Posted by ブクログ

    兼業漫画家の晴奈は幼い頃に起きた不思議な事件を行きつけのバーの常連である炭津に相談する。
    店主の柳井の話によると、炭津は名探偵でもあるらしいのだが、果たして幼い頃の謎は解けるのか。

    炭津の秘密に関しては序盤で明かされるのですが、趣向が変わっていて面白くなりそうな要素がたくさんあり、期待感を持って読

    0
    2014年08月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    展開が読めたけれど、ラストシーンにグッときた。
    事件の犯人が探偵本人で、しかも幽霊と言う中々トリッキーな設定の割りには自然にはいってきたので、この人はお上手だと思う。

    0
    2018年12月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・その人が死んだという事実を知らない人間には、幽霊が生きている人間とまったく同じように見える。
    ・そのため幽霊にも昼間や夜間の「居場所」が必要である。
    ・小さな物質なら動かすことが出来る。
    ・生きた人間と死者を区別する特殊能力を持ち、理解した上で言葉をかわす人間も存在する。
    ・この世に未練のある人間

    0
    2015年10月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【あらすじ】
    兼業漫画家の晴奈のなじみのバーは、ビルの地下にある小さな店。常連の自称早期退職者・炭津は、晴奈の話に的確で親身な助言をしてくれる素敵な紳士だ。店主の柳井の話では、名探偵でもあるらしい。そんな彼が実は幽霊だということは、柳井だけが知る秘密だ。晴奈は、幼い頃に起きたある事件を炭津に語り始め

    0
    2017年08月06日

煙とサクランボ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

松尾由美 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す