あらすじ
フリーライターの寺坂真以(てらさかまい)が仕事場代わりにしているファミリーレストランには、名探偵がいた。店の常連・ハルお婆ちゃんは、客たちが話す「不思議な話」を聞くと、真以を呼び寄せ、たちどころに謎を解いて見せるのだ。そんなお婆ちゃんにも、ある秘密があったのだが……。可愛くって心優しいお婆ちゃん探偵が活躍する、ハートウォーミングな連作ミステリー!
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とてもほっこりするかわいらしい話だった。
ハルさんの推理を読んで、自分の頭の固さを感じてしまって、もっと柔軟に多方面から物事を見れるようになりたいと思った。
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幽霊のおばぁちゃんが次々と謎を解いていく、ほのぼのミステリーです☆
フリーライターの主人公が、仕事場代わりにしているファミレスに現れる幽霊のおばあちゃん「ハル様」
ファミレスに出入りする人々の“不思議な話”の謎を、次々と解き明かしてしまいます。
ハル様が見えることで、主人公もいろんな人と関わりを持つよぅになり、そこに恋が芽生えたりして☆
丁寧な言葉遣いとやわらかな雰囲気を持つハル様、読んでるだけで穏やかな気持ちになれますよ♪
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ほのぼの、という言葉は良い日本語だなあと思う。
優しくて暖かくて、肌触りの良い布地の様な、陽だまりの庭先のようなふわふわとした掴みどころのない心地良さ。
それを存分に味わう事が出来る。
短編集だが、通してみるとまとまった一つのストーリーが浮き上がってくるところが上手い。
何しろ登場人物が魅力的だ。
ほのぼのを体現したかのような、幽霊のおばあちゃん。お婆ちゃん、でもお祖母ちゃんでもない。「おばあちゃん」。
ミステリーではあるが人は死なないし傷つかない。優しいお話を読みたいミステリー初心者にお勧めの一冊。
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ミス・マープルの様なアームチェア・ディテクティブが幽霊の姿でファミレスの角の席に登場して事件の謎解きをする。
この作品巻末の大矢博子さんによる解説だとオルツィという作家の「隅の老人の事件簿」のパロディになっているのだそうだ。
内容は私の好きな日常生活ミステリー。
そして恋もある。
たまにはこういうホッコリとした読み物が良い。
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個人的に好きな作品でした。
ミステリー要素を出され、それを解決する。。。
人の話からミステリーを説くのは難しいけど、それをやっちゃうフィクションさ。
良かったです。
気軽に読める作品だと思います。
でも、タイトルが気になります。
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軽めなのでサクッと読めました。
おばあちゃんがお上品で和みました。
非現実的でしたが、面白かったです。
最後がもう少し驚くような繋がり方だともっとよかったのになと思います。
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ファミレスに着物とお団子髪で座っているお婆ちゃんが探偵役の日常系ミステリ
主人公はフリーのライターさん
謎も奇をてらわず合理的だし、推理にも納得できる
お婆ちゃんの存在は、別に普通のお婆ちゃんでも成り立つのでは?と思ったけど、最後まで読むと、そうでなければいけない理由がわかってよい
なぜ主人公にだけ問題解決してくれるのかっていう理由も、お婆ちゃんの存在理由の一つだったのね
続編もあるようだし、見かけたら読んでみよう
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かわいいおばあちゃん探偵。
しかも、現代では絶滅の危機に瀕している古き良き時代のおばあちゃんだ。
着物をきっちり着こなし、言葉づかいも奥ゆかしい。
ヒロインはアラサーの駆け出しライター。
ノートPCを持ちこんで原稿書きをする、ちょっとはやらないファミレスに、おばあちゃんは出没する。
原稿に行き詰り、PCの前で頭を抱えているヒロインを、悩み多き乙女…と思って胸を痛めたのか、おばあちゃんは声を掛けてきて…
その豊富な人生経験と見識で、飛び切りのアドバイスをしてくれるのである。
最近のヒロインは、アラサー独身、仕事も恋もなんとなくお疲れ気味…というパターンが多いなあ。
頑張れ、女子!
店長の山田さんがなんとなく好きです。
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ふわふわ~っと読み終えました。楽しかったです。
「ハートウォーミングな連作ミステリー」とカバーにありました。この読後のふわふわ~感がハートウォーミングな感じなのでしょう。
若い女性のたまたま出会った謎を一見そんなに物知りとも思えない人がすらりと解き明かしてくれる。円紫師匠を思い出します。しかし、それほどのインパクトはなく、ふわふわ~っとした感じが、ほどよく最後まで一気に読み進むのでした。
ファミレスに集う人が幸薄そうな人だから、ハートブレイクなのでしょうか。どうしてもハートブレイク・レストランという題名はしっくりきませんけれど。
ふわふわな幸福感を感じたい人にどうぞ。
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がっつり推理小説ってわけでもなく、
どっぷり恋愛小説ってわけでもなく、
かといってファンタジー全開ってこともなく。
ほどよいほわっと感のある話。
現実に起きたら、
私は逃げちゃうかもしれないけど。
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心やさしいお婆ちゃん幽霊ハルさんが謎を解く!
ハートブレイク・レストランという題なので~失恋がらみの事件なのかなと思ったら、違いました。
ほとんどは日常の謎で、ある点で幽霊がらみ。
癒し系といってもいいでしょうね。
寺坂真以はあちこちの雑誌などに寄稿しているフリーのライター、28歳。
5年勤めた会社を辞め、原稿書きを本業にしようと苦労している所。
家に閉じこもって書くのも息が詰まるので、喫茶店などに出かけて書いている。
落ち着ける店で長く粘れる所を探して、見つけた~とあるファミレス。
街道沿いだが駅から少し離れているのと、何となく店員の雰囲気が明るくないせいか、客が少ないのだ。
常連客の中に、一人お婆ちゃんがいる。いつも着物で、真っ白な髪をお正月のくわいのような形に結っている可愛らしいお婆ちゃんだ。
ある日、エッセイに書こうかと思っている編集部での不思議な出来事を、携帯で友達に話していると、お婆ちゃんに声をかけられる。
手作りケーキの中から、編集長がなくした結婚指輪が出てきた謎。
それはこういうことだったのではないかと。
感心していると、その姿はうっすらとなり、消えていく…
幸田ハルという「お婆(ばば)さま」こそ、その店の主?
以来、解決出来ない問題があると、ハルお婆ちゃんに知恵を借りることになります。
「走る目覚まし時計の問題」
「不作法なストラップの問題」
「靴ひもと十五キロの問題」
「ベレー帽と花瓶の問題」
「ロボットと俳句の問題」
やはり店の常連の南野さんという男性と、ほのかな好意が芽生えていく様子も、ほのぼの。
もちろん、ハルさまが応援してくれます。
いい感じでした~。
著者は1960年金沢生まれ。
1991年「バルーンタウンの殺人」でハヤカワSFコンテストに入選、注目される。
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幸薄い感じのウェイトレスが言葉少なく料理を運ぶ、
不思議な雰囲気のファミレスの禁煙ゾーン。
その、壁を背にした一番奥の席にちんまりと座り、
真っ白な髪をお正月のくわいのような形に結った和服姿の品のいいおばあちゃん。
この、癒し系フィギュアとして売り出したいくらい可愛らしいハルおばあちゃんが
空席だらけのファミレスを仕事場にしているフリーライターの真以が遭遇する事件の謎を
あくまで奥ゆかしく上品に解き明かしていく、ほのぼのとした物語なのですが、
コラムのネタにしようと目論む「ケーキと指輪」の謎に悩んでいた真以に
招き猫のようにおいでおいでをして、かぼそい声で「お呼び立てして」と謝りつつ
「僭越ながら」と微笑みながら鮮やかに謎を解いてしまったハルさんが、
真相が編集長のプライバシーに関わるため、コラムとしては書けなくなったと知ると
「何という出すぎたことを・・・」と消え入りそうに小さくなって。。。
あらまあ、なんと!
ほんとうに消えちゃった!!
幽霊だとわかってもちっとも怖くないどころか、ファミレスの店長に慕われ
名探偵として、真以や事情を知らない刑事の南野にまで頼りにされるハルさんが
どうして勇気を振り絞って真以に声をかけたのかが明かされるエピソードにほろりとして
「うだつがあがらない」と卑下する真以に、「うだつ」の由来を丁寧に説明して
刑事らしく真面目に慰めようとする南野や
ハルさんを崇拝して、いつ出没してもいいように指定席を常に空けておく店長など
心根のやさしい登場人物に胸がなごみます。
それにしても、『モーリスのいた夏』が、原題『人くい鬼モーリス』であった頃には
読んでみようとは思ってもみなかった松尾由美さん。
このお話のタイトル『ハートブレイク・レストラン』でも
よくある若い女性の失恋物語と誤解されて手に取ってもらえないのじゃないかと
ハルさんじゃないけど、「僭越ながら」気になってしまうのは私だけでしょうか。。。
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日常系ミステリー。探偵役はおばあちゃん。サクサク読めたし面白かったです。主人公の成長や、主人公を取り巻く恋愛模様もあり、女性、OL向けの作品と言えるでしょう。オススメです。
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フリーライターの真以が、仕事場代わりに良く使うファミレスで常連客の和装の品のいいお婆さんに声をかけられ少しお話したら、会話の内容に恐縮したお婆さんが「申し訳ありませんでした」と目の前から消えてしまった!お婆さんはこの店ができる前に長らくこの地に住んでいた奥様だそうで、その姿は人によって見える者と見えない者とあり。。。お婆さんの霊を探偵役に日常生活の中の謎を短編連作の形式で解いてゆく良作。お婆さんが店に現れる理由、真以に声をかけた理由も謎解きを通してすっきり納得。面白かったです。
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フリーライターの真以が行きつけの店にいる、幽霊のハルさんが謎を解くお話。ハルさんの観察力や推理力がすごい。真以の恋やら山田さんのことやらも絡み、なかなか読みやすい。携帯がガラケーで懐かしい。最後に、なぜハルさんが真以に見えるのかもわかるのも楽しい。
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日常ミステリーで検索して出てきたので購入。
期待たほどではなかったが、おもろ。
たんたんと物事進んでいきます。
たぶん再読しないかな。でもおもろ。
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フリーライターの真以が仕事場にしているファミレスで時々見かけるおばあちゃん。
真以が抱える小さな謎をアッサリと解決。
それ以来、真以は何かあるとおばあちゃんの姿を探すようになり。
タイトルを改めてみると、ニヤリとしてしまう。
一つの事件を解決する毎に真以が逞しくなっていくよう。
何となく絵?と思うようなお話が多い気持ちもするけど、おばあちゃんが可愛いからいいかな。
巻末の解説が軽快で、爽快で楽しかった。
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可愛くてフィギュアにしたくなるような名探偵ハルおばあちゃん。ワトソン役はフリーライターの寺坂真以。店長の山田さんや刑事の南野さんなど脇キャラもいい。シリーズ作品らしいので続きも読みたいと思います。
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あらすじ(背表紙より)
フリーライターの寺坂真以が仕事場代わりにしているファミリーレストランには、名探偵がいた。店の常連ハルお婆ちゃんは、客たちが話す「不思議な話」を聞くと、真以を呼び寄せ、たちどころに謎を解いて見せるのだ。そんなお婆ちゃんにも、ある秘密があったのだが…。可愛くって心優しいお婆ちゃん探偵が活躍する、ハートウォーミングな連作ミステリー。
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ファミレスを舞台に身近な出来事の謎を解く本格ミステリー。他の作品と違うのは謎を解く中心が幽霊のお婆ちゃんということ。
その設定と生活ミステリーの雰囲気になじむことができればかなり楽しめる小説のはず。
短編連作としての工夫もされているのでそんな楽しみ方もできる。続編があるみたいなので読んでみようという気になる。
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育ちも立派なばあちゃんは20年前に亡くなった幽霊だった!!
そんなばあちゃんに珍しく気に入られたと思われたライターの女性にたいして、アドバイスをちょこちょこと授けるおばあちゃんには秘密があり、、
ほのぼのとした事件にほのぼのとした答えでほっこりする。
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設定や展開が他の作品との共通点で、その設定の無理さや登場人物の存在感の薄さ、最後の種明かし的要素の甘さが、他作品との相違点。読み終えて、何も心に残らず。
なんでハートブレイクなんだろ?
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ハートブレイクっていうのは失恋じゃなくて、どこか心が寂しいっていう意味合いなんですかね?
少し不思議な出来事の謎解きを、ハルさんが解決してくれる。
丁寧な言葉遣いにほっとします。
真以の過去はあまり触れられず、事件簿ですね、これは。
回を重ねるごとに南野氏との距離は縮まるものの、もっと、がっと来てほしいですw
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フリーライターの寺坂真以が仕事場代わりにしているファミリーレストランで出会ったハルお婆ちゃんは「不思議な話」を聞くとすぐにも謎を解いてくれる。そんなお婆ちゃんにはある秘密が・・・
タイトルから失恋系の話かと勘違いしてました。お婆ちゃん探偵!?が活躍する日常系ミステリー。
Posted by ブクログ
あまりはやらないレストラン。フリーライターの真以はそこで仕事をしているが。常連のハルお婆ちゃんと知り合う。このお婆ちゃんが可愛くて賢くて色々な謎を解いていく。ハルお婆ちゃんのキャラクターのせいか話全体も優しくてほんわかした感じ。