松尾由美のレビュー一覧
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ネタバレ日常のちょっとした出来事を推理しながらお話が進む恋愛ミステリーです。
恋愛なのに、ミステリー?というところが意外性があって面白そうなのと、
表紙が可愛くて手に取りました。
話の流れとしては、主に、
花屋で働く智花さんがお客さんと接する中であったことを、
同居している小説家の嘉信さんに話して
どういう理由や事情があったのか推理している。
(それだけではないが)
お互いを大切にする恋愛をしていて、
強い感情で恋する というより、
大きな愛情で相手の幸せを思っている 愛 という風に感じます。
2人の求めるものが似ているのだとは思いますが、
こんな風な、時には喧嘩をしても、相手を大切にし続け -
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【あらすじ】
編集者たちの前に姿を見せない優秀な秘書がいるという作家・逢坂の担当となった桃井くん。
最初のご挨拶に、と持参したのは手土産とちょっとした謎。
その謎をきっかけに、他の編集者が顔も見たことがないという秘書と少しずつ距離が近付いていき ——— 。
【感想】
松尾先生の本を読むのは久し振りになってしまいましたが、読んでいてやっぱり好きだな、と思いました。
優しさの裏に、ちょっとしたせつなさみたいなものが漂っているんですよね。
今回、ミステリに分類したのは、ちょっとした謎解きも楽しめるから。
そして、登場する手土産の描写が素敵。私自身は甘いものが苦手なのですが、ちょっと食べ -
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初めましての作家さん。
甘いものが出てくる謎解きの作品でした。
主人公は文芸編集者の桃井聡
主な登場人物は、作家の逢坂徹
逢坂の姪で逢坂の秘書をしている星由佳里
作品の打ち合わせで逢坂の自宅を訪問します。その時に必ず手土産を持っていきます。
どんな物なのか気になったので検索をしました。
羊羹とバターケーキはちょっと気になります。是非、食べてみたいです。
そして、その打ち合わせの時の雑談で日常の謎を話しだしたことで、謎解きが始まります。
作家と担当編集者。そこに秘書の姪っ子も一緒になって謎解きをします。
その空間は美味しいものと一緒なので、とても穏やかな感じがしますが、謎解きで意見を交わす -
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アミの会によるアンソロジーを読むのは4冊目ですが、これもどれもじんわり涙するお話が多かったです。特に「猫への遺言」柴田よしき著が良かったです。定年退職した老夫婦の夫がコロナに感染し、急逝してしまう。
その後、妻がみつけた3通の遺言書。妻への遺言書は、読まれるはずのないものだったのに急逝だったために読めてしまう。知らなかった夫の本心。最後に猫への遺言書で、また涙でした。
自分と重ねて何とも言えない気持ちになりました。
「青い封筒」松村比呂美著も良かったです。
あんなお手紙もらってみたい。親子、夫婦もこんなふうに、積み重ねていくものだよなと思いました。
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部屋の壁の穴から、1年後に生きているシラノと名乗る男性に話しかけられ、とあるお願いをされる話。
志織と、そのお願いに関わったマンションの隣人である平野の2人は、シラノが一体誰で、何の目的があってそんなことをするのか推理する。
そして突き詰めたある事件をきっかけに、パラドックスの回避をするために奔走する。
彼なの?彼じゃないの?とヤキモキさせられる。
「ちょっと失礼」の意味が分かった時はクスッとなった。
作品の内容から、ずっと前に無料のウェブ漫画で読んでいたことを思い出した。
まさか元が小説だったとは知らず、しかも最後まで読めてなかったので記憶もそんなになかったが、原作で読めてよかった。
【男は -
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人工子宮の使用が当たり前になった世の中で、あえて自らの身体で妊娠・出産を経験しようという妊婦たちが集められたバルーン・タウンを舞台にした連作ミステリ。妊婦ならではの着眼点やトリック満載の作品です。
妊婦たちが平和に日常を送るバルーン・タウンだけれど、人間の営みの中で必ず事件は起こるもの(笑)。幸いにしてそれほどに物騒で凄惨な事件は起こらないものの、社会への痛烈な皮肉なんかもあって、軽くはない読み心地です。
お気に入りは「バルーン・タウンの密室」。ほぼ密室で起こった知事襲撃事件、犯人の出入り可能な空間はあったものの、容疑者たちはサイズ的に誰も通ることができなかった、というシンプルなようで難解な謎