松尾由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ高橋一生がやると聞いて即購入
本の中盤まで相手役と会話もしないのは珍しい
SF要素がある小説ですが、疑問点として
・一年前(実際には半年前だったけど)の新聞とっておく?
・新人賞とれたのは旧バージョンの志織が喋っていたキャラクターがあったから→つまり作家として今後は難しいのでは
その他いろいろあるけどさらっと読めていい恋愛小説だと思います
しかしこの…あの…個人的な感想としては
一途というか、粘着質というか、執着的というか、
そういうその A(→→→→→)→←B こういうのいいよね
どストライクです、ありがとうございました
セリフの言い回しも大変よろしく、平野はもうすごいな、
私の夢を詰め込んだような人間だな、キャラクターも素晴らしい、いい小説に出会ったなほんと、前世で徳を積んだご褒美かな?本当にありがとうございます
今世でも徳を積むのでもう一冊くださいお願いします
いやー、いい本だった -
Posted by ブクログ
ネタバレ日常のちょっとした出来事を推理しながらお話が進む恋愛ミステリーです。
恋愛なのに、ミステリー?というところが意外性があって面白そうなのと、
表紙が可愛くて手に取りました。
話の流れとしては、主に、
花屋で働く智花さんがお客さんと接する中であったことを、
同居している小説家の嘉信さんに話して
どういう理由や事情があったのか推理している。
(それだけではないが)
お互いを大切にする恋愛をしていて、
強い感情で恋する というより、
大きな愛情で相手の幸せを思っている 愛 という風に感じます。
2人の求めるものが似ているのだとは思いますが、
こんな風な、時には喧嘩をしても、相手を大切にし続けられる恋愛に
やっぱり憧れてしまうなぁ・・・・・・ -
Posted by ブクログ
有栖川有栖さんの『論理仕掛けの奇談』で紹介されていて読みたくなった。
「考えてみれば妊婦だって人ぐらい殺すわよね。人間なんだから」
このセリフに度肝を抜かれた。
人工子宮が一般化した世界で、あえて母体での出産を選ぶ女性たちが暮らす、妊婦だらけの街が舞台のミステリ。
自分では一生思いつかない発想。
設定はSFだけど、中身はユーモアミステリでとても読みやすい。
クリスティやホームズへのオマージュもあちこちにあって楽しい。
固定観念にとらわれず、女性の幸せを一つの形に決めつけないところも良かった。
結婚するかどうかも、子どもを持つことも、出産方法も人それぞれ。さまざまな価値観を持った女性が登場する。30年も前の作品なのに今読んでも古さを感じない。
純粋にミステリとして楽しめるのも良かった。
妊婦あるあるや妊婦ならではのミステリがユニークで面白い。
お腹以外は印象に残らない「透明人間」という表現も皮肉っぽくて好き。
お腹だけが認識されて「妊婦」という括りで自分自身は見られていないような感覚。
自分も妊娠中にそんな風に感じたことがあった。
「亀腹同盟」というワードが強烈過ぎて、後からもジワジワきてる。
妊婦でいられるのは10か月ほど。
この設定で3巻までどう続くのか?
気になるなぁ。 -
Posted by ブクログ
テーマに沿った書下ろしのアンソロジーを刊行する女性作家の集まり『アミの会(仮)』
今回のテーマは「ラスト・メッセージ」
一冊で多様な作風を楽しめるのがアンソロジーの楽しみ。同じテーマなのに、驚くほどテイストは違う。
「もうひとつある 鷹宮家四訓」 大崎梢
地元の大企業を経営する旧家『鷹宮家』に伝わる四つの 家訓。後から加えられた五つ目の存在を調べる先輩を連れ、末端の分家の娘『絵茉』は本家を訪れる。
謙虚・礼儀・努力・和、しごく基本的でまっとうな家訓に加えられた意外なものとは、「女・子どもにはあとを継がせるべからず」という差別的(現代ではアウトか)なもので、絵茉も憤るのだが…。実は妹を好きな人と結婚させるために考えられたもので。
1作目を飾るにふさわしい、明るく優しい話。
「孤独の谷」近藤史恵
大学講師で風土病を研究している『白柳』のもとに、思いつめた様子の女子学生が現れる。彼女の出身の村では、誰かが謎の死をとげると家族もバラバラになり別の土地で暮らすのだと言う。しかも言葉の通じない異国だと聞き気になった白柳は、ある予測に辿り着く。
言語コミュニケーションにより死ぬ家系。理解できない言語圏に身を置くしかない絶対的な孤独。
「扉を開けて」篠田真由美
寄り付いたものや人の願いを叶える不思議な骨董屋『銀猫堂』。
『銭天堂』を思い出すようなお話。どうせ残すなら、良い思い出にこしたことはない。
「猫への遺言」柴田よしき
コロナで突然亡くなった夫が残した、読ませる気のなかった妻への手紙と猫への遺言。
知らない方が良かったのか悪かったのか。どちらにしても深い愛が伝わってくるちょっぴり切ない話。
「キノコ煙突と港の絵」長嶋恵美
十五年前にロシアから届いた、曾祖母宛の手紙。「預かりもの」とは何なのか。
戦時下の樺太で心を通わせていた二人の日本人少女。戻るのも残るのも命がけ。計り知れない苦労はあったのだろうが、晩年は穏やかに暮らせたようなのが良かったなと思った。
「十年日記」新津きよみ
母が日記に残した心残りと、落とし物の指輪が繋ぐ縁。
そんな都合のいい話がと思うかもしれないが、実際に落とし主と拾い主が結婚した知人がいるので、結構あることなのかも。優しい世界でほっこりする話。
「そのハッカーの名は」福田和代
権力者の不正を暴く凄腕ハッカーと、それを追う女刑事。
テンポが良く気楽に読めるミステリー。実は一緒に追っている部下が当のハッカーで…気づいているのに知らんぷりをするラストがちょっとカッコいいかも。
「みきにはえりぬ」松尾由美
『菩提樹』の歌詞に秘められた娘への伝言。
暗号物は苦手だけれど、十代のころ、何にでも運命を見つけてしまうような初々しさよく表れていた。
「青い封筒」松村比呂美
めっきり会話の減った高三の息子が気がかりな『真穂子』。倹約家の夫は止めろと言うが、週三回息子が連れてきた友人二人に夕飯を食べさせていた。
課題の礼状を息子が誰に宛てるのか、期待はするつもりがなくても母親としては気になるところだろう。だが以外にも不仲だと思っていた父親へ礼状を書いた息子。そして嫌われているのかと思っていた友人が自分宛てに感謝を綴ってくれた。心を温める食事同様に暖かい話。
「黄昏飛行 時の魔法編」光原百合
コミュニティFMで「黄昏飛行」のパーソナリティーを務める『麻尋』と冷静な上司で局長の会話。
言えなかった言葉…そりゃあ人間生きていれば逆に言わなきゃよかったも色々あるんじゃないかな。わかるようなわからないような話だったけど、メイン二人のキャラがいい具合に個性的で楽しく読めた。
「たからのちず」矢崎在美
可愛がってくれた祖母が自分に宛てて残した箱から出てきた家計簿。そこに挟まっていた「たからのちず」と書かれた地図の絵を見た瞬間に蘇る記憶。
たからのちずといちご水、謎を調べながら祖母との思い出を辿る。酸っぱみが勝るラズベリーのジュースは、亡き人との思い出のよう。