松尾由美のレビュー一覧

  • いつもの道、ちがう角

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    不思議な感触の短編集。
    すっと読んで、世界に入り、読み終えると、「おや?」とすこしぞっとする。そんな短編の数々。
    こういう何ともいえない味わいの小説、とても好きです。

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    2018年12月23日
  • 九月の恋と出会うまで

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    ネタバレ

    高橋一生がやると聞いて即購入
    本の中盤まで相手役と会話もしないのは珍しい

    SF要素がある小説ですが、疑問点として
    ・一年前(実際には半年前だったけど)の新聞とっておく?
    ・新人賞とれたのは旧バージョンの志織が喋っていたキャラクターがあったから→つまり作家として今後は難しいのでは

    その他いろいろあるけどさらっと読めていい恋愛小説だと思います



    しかしこの…あの…個人的な感想としては
    一途というか、粘着質というか、執着的というか、
    そういうその A(→→→→→)→←B こういうのいいよね
    どストライクです、ありがとうございました
    セリフの言い回しも大変よろしく、平野はもうすごいな、
    私の夢を詰め込んだような人間だな、キャラクターも素晴らしい、いい小説に出会ったなほんと、前世で徳を積んだご褒美かな?本当にありがとうございます
    今世でも徳を積むのでもう一冊くださいお願いします

    いやー、いい本だった

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    2018年10月30日
  • ハートブレイク・レストラン

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    とてもほっこりするかわいらしい話だった。
    ハルさんの推理を読んで、自分の頭の固さを感じてしまって、もっと柔軟に多方面から物事を見れるようになりたいと思った。

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    2017年06月29日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    まさかペンケースの謎が持ち出されるとは思っていなかった。なんかすごいシステムのペンケースで、とくに持ち歩く必要がないわたしでもちょっと欲しくなってしまった。

    『先生』が別れを決意した理由がいまひとつ飲み込めないんだけど、んー?なんだろ。そこだけモヤモヤするわー。

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    2017年05月29日
  • ニャン氏の事件簿

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    猫が名探偵で実業家で絵本作家、荒唐無稽といえばそれまでだが、作者が猫好きなのでしょう。
    楽しく読むことが出来ました。

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    2017年03月04日
  • モーリスのいた夏

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    死を迎えたばかりの生き物のエネルギーを摂取し体を消滅させる人くい鬼のモーリス。大人にはその姿が見えず、自ら生き物に危害を加えることもない。そんなモーリスを匿う少女とその家庭教師を担うことになった女子高生のひと夏の経験。
    いわゆる「嵐の山荘」と「死体消失」、そこに人くい鬼というファクターを加えることによって見え方ががらりと変わるのが面白いですね。しかしそれも全てモーリスと少女たちの関わりを示すための要素に過ぎないのが、この物語の肝なのでしょう。

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    2014年06月11日
  • 花束に謎のリボン

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    ネタバレ

    日常のちょっとした出来事を推理しながらお話が進む恋愛ミステリーです。

    恋愛なのに、ミステリー?というところが意外性があって面白そうなのと、
    表紙が可愛くて手に取りました。


    話の流れとしては、主に、
    花屋で働く智花さんがお客さんと接する中であったことを、
    同居している小説家の嘉信さんに話して
    どういう理由や事情があったのか推理している。
    (それだけではないが)

    お互いを大切にする恋愛をしていて、
    強い感情で恋する というより、
    大きな愛情で相手の幸せを思っている 愛 という風に感じます。

    2人の求めるものが似ているのだとは思いますが、
    こんな風な、時には喧嘩をしても、相手を大切にし続けられる恋愛に
    やっぱり憧れてしまうなぁ・・・・・・

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    2013年11月02日
  • ハートブレイク・レストラン

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    始めての松尾由美さん作品で、
    すっごくあったかい気持ちになって、それから松尾由美さんのファンですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    2012年10月09日
  • ハートブレイク・レストラン

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    幽霊のおばぁちゃんが次々と謎を解いていく、ほのぼのミステリーです☆

    フリーライターの主人公が、仕事場代わりにしているファミレスに現れる幽霊のおばあちゃん「ハル様」
    ファミレスに出入りする人々の“不思議な話”の謎を、次々と解き明かしてしまいます。

    ハル様が見えることで、主人公もいろんな人と関わりを持つよぅになり、そこに恋が芽生えたりして☆

    丁寧な言葉遣いとやわらかな雰囲気を持つハル様、読んでるだけで穏やかな気持ちになれますよ♪

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    2012年09月22日
  • ハートブレイク・レストラン

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     ほのぼの、という言葉は良い日本語だなあと思う。
     優しくて暖かくて、肌触りの良い布地の様な、陽だまりの庭先のようなふわふわとした掴みどころのない心地良さ。
     それを存分に味わう事が出来る。
     短編集だが、通してみるとまとまった一つのストーリーが浮き上がってくるところが上手い。
     何しろ登場人物が魅力的だ。
     ほのぼのを体現したかのような、幽霊のおばあちゃん。お婆ちゃん、でもお祖母ちゃんでもない。「おばあちゃん」。
     ミステリーではあるが人は死なないし傷つかない。優しいお話を読みたいミステリー初心者にお勧めの一冊。

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    2012年08月12日
  • バルーン・タウンの殺人

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    『ジェンダー城の虜』と同じ作者の小説です。
    こちらもユーモアミステリ、「妊婦しかいない街」バルーン・タウンで起こる殺人事件を、妊婦探偵が解決しています。

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    2009年10月04日
  • バルーン・タウンの殺人

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    有栖川有栖さんの『論理仕掛けの奇談』で紹介されていて読みたくなった。

    「考えてみれば妊婦だって人ぐらい殺すわよね。人間なんだから」

    このセリフに度肝を抜かれた。
    人工子宮が一般化した世界で、あえて母体での出産を選ぶ女性たちが暮らす、妊婦だらけの街が舞台のミステリ。
    自分では一生思いつかない発想。

    設定はSFだけど、中身はユーモアミステリでとても読みやすい。
    クリスティやホームズへのオマージュもあちこちにあって楽しい。

    固定観念にとらわれず、女性の幸せを一つの形に決めつけないところも良かった。
    結婚するかどうかも、子どもを持つことも、出産方法も人それぞれ。さまざまな価値観を持った女性が登場する。30年も前の作品なのに今読んでも古さを感じない。
    純粋にミステリとして楽しめるのも良かった。

    妊婦あるあるや妊婦ならではのミステリがユニークで面白い。
    お腹以外は印象に残らない「透明人間」という表現も皮肉っぽくて好き。
    お腹だけが認識されて「妊婦」という括りで自分自身は見られていないような感覚。
    自分も妊娠中にそんな風に感じたことがあった。

    「亀腹同盟」というワードが強烈過ぎて、後からもジワジワきてる。

    妊婦でいられるのは10か月ほど。
    この設定で3巻までどう続くのか?
    気になるなぁ。

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    2026年10月10日
  • 桃井くんの手土産

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    名前は知ってはいたけど初読みの作家さん。正解のない(?)安楽椅子モノ、時に頷き、時にツッコミながらあっという間に読み終わりました。読みやすい文章だと他作品にも興味が湧いてきますね。

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    2026年08月25日
  • 桃井くんの手土産

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    作家の元を訪ねる度に編集者が持参する手土産と、謎。作家の謎の秘書。

    とても好み。読みやすい。実在のおやつにワクワク。エシレのケーキ!

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    2026年08月17日
  • わたしたちが泥棒になった理由(新潮文庫)

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    父にお勧めされた初読の作家さん
    普通に暮らす善良な人々が犯罪に手を染めてしまったのはなぜ、を集めた短編集。
    犯罪に手を染める、というと大仰だけれど困っている小学生を助けての逃避行だったり、デリバリー先でいらいにんにたのまれたりと何気ない日常の中で起こるのでありそう、と少しだけ思ってしまう。
    そしてどれもこれも優しくて穏やかな気持ちで読める種明かしのようなミステリ短編集

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    2026年08月11日
  • わたしたちが泥棒になった理由(新潮文庫)

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    ・おばあちゃんの旅
    ・おじいちゃんの配達
    ・わたしたちが泥棒になった理由
    ・ただし例外として
    ・嘘つきなサンタクロース
    ・空を飛んだ猫

    6話収録の短編集
    全てに共通するのは「犯罪」
    なぜその「犯罪」を犯すことになったのか。
    犯罪はいけない事だけど…

    短編で読みやすい上に面白く、
    胸がほかほかするような物語もあり
    大満足な一冊でした。

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    2026年07月23日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    テーマに沿った書下ろしのアンソロジーを刊行する女性作家の集まり『アミの会(仮)』
    今回のテーマは「ラスト・メッセージ」

    一冊で多様な作風を楽しめるのがアンソロジーの楽しみ。同じテーマなのに、驚くほどテイストは違う。

    「もうひとつある 鷹宮家四訓」 大崎梢
     地元の大企業を経営する旧家『鷹宮家』に伝わる四つの 家訓。後から加えられた五つ目の存在を調べる先輩を連れ、末端の分家の娘『絵茉』は本家を訪れる。
     謙虚・礼儀・努力・和、しごく基本的でまっとうな家訓に加えられた意外なものとは、「女・子どもにはあとを継がせるべからず」という差別的(現代ではアウトか)なもので、絵茉も憤るのだが…。実は妹を好きな人と結婚させるために考えられたもので。
    1作目を飾るにふさわしい、明るく優しい話。

    「孤独の谷」近藤史恵
    大学講師で風土病を研究している『白柳』のもとに、思いつめた様子の女子学生が現れる。彼女の出身の村では、誰かが謎の死をとげると家族もバラバラになり別の土地で暮らすのだと言う。しかも言葉の通じない異国だと聞き気になった白柳は、ある予測に辿り着く。
     言語コミュニケーションにより死ぬ家系。理解できない言語圏に身を置くしかない絶対的な孤独。

    「扉を開けて」篠田真由美
     寄り付いたものや人の願いを叶える不思議な骨董屋『銀猫堂』。
     『銭天堂』を思い出すようなお話。どうせ残すなら、良い思い出にこしたことはない。

    「猫への遺言」柴田よしき
     コロナで突然亡くなった夫が残した、読ませる気のなかった妻への手紙と猫への遺言。 
     知らない方が良かったのか悪かったのか。どちらにしても深い愛が伝わってくるちょっぴり切ない話。

    「キノコ煙突と港の絵」長嶋恵美
     十五年前にロシアから届いた、曾祖母宛の手紙。「預かりもの」とは何なのか。
     戦時下の樺太で心を通わせていた二人の日本人少女。戻るのも残るのも命がけ。計り知れない苦労はあったのだろうが、晩年は穏やかに暮らせたようなのが良かったなと思った。

    「十年日記」新津きよみ
     母が日記に残した心残りと、落とし物の指輪が繋ぐ縁。
     そんな都合のいい話がと思うかもしれないが、実際に落とし主と拾い主が結婚した知人がいるので、結構あることなのかも。優しい世界でほっこりする話。

    「そのハッカーの名は」福田和代
     権力者の不正を暴く凄腕ハッカーと、それを追う女刑事。
     テンポが良く気楽に読めるミステリー。実は一緒に追っている部下が当のハッカーで…気づいているのに知らんぷりをするラストがちょっとカッコいいかも。

    「みきにはえりぬ」松尾由美
     『菩提樹』の歌詞に秘められた娘への伝言。
     暗号物は苦手だけれど、十代のころ、何にでも運命を見つけてしまうような初々しさよく表れていた。

     「青い封筒」松村比呂美
     めっきり会話の減った高三の息子が気がかりな『真穂子』。倹約家の夫は止めろと言うが、週三回息子が連れてきた友人二人に夕飯を食べさせていた。
     課題の礼状を息子が誰に宛てるのか、期待はするつもりがなくても母親としては気になるところだろう。だが以外にも不仲だと思っていた父親へ礼状を書いた息子。そして嫌われているのかと思っていた友人が自分宛てに感謝を綴ってくれた。心を温める食事同様に暖かい話。

    「黄昏飛行 時の魔法編」光原百合
     コミュニティFMで「黄昏飛行」のパーソナリティーを務める『麻尋』と冷静な上司で局長の会話。
     言えなかった言葉…そりゃあ人間生きていれば逆に言わなきゃよかったも色々あるんじゃないかな。わかるようなわからないような話だったけど、メイン二人のキャラがいい具合に個性的で楽しく読めた。

    「たからのちず」矢崎在美
     可愛がってくれた祖母が自分に宛てて残した箱から出てきた家計簿。そこに挟まっていた「たからのちず」と書かれた地図の絵を見た瞬間に蘇る記憶。
     たからのちずといちご水、謎を調べながら祖母との思い出を辿る。酸っぱみが勝るラズベリーのジュースは、亡き人との思い出のよう。

     

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    2026年06月13日
  • ニャン氏の事件簿

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    ネタバレ

    正直、先に読んでしまった第2作よりもずっと好きだった
    謎がわかりやすいし、佐多の理解力とキャラが落ち着いていて時間に集中しやすい
    「海からの贈り物」はちょっと情景がわかりにくかったけど、あまり好きになれなかった元カノとまかり間違って復縁しなくて良かったし、
    最後にはお祖父さんと和解できて、ご両親とも分かり合えそうなところで終わってるのが良かった
    佐多くんのその後が知りたいところ

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    2026年06月07日
  • 惑 まどう

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    アンソロジー好きです。
    加納朋子さんと今野敏さんが入ってて、
    未読?と期待してしまいましたが、
    思いっきり既読でした。
    再読しても好きでしたが。
    「喫茶マヨイガ」と「最後の望み」が心に残りました。
    自分じゃない人のためなら頑張れる、とか
    気持ち次第で結果は変わる、とか。

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    2026年06月06日
  • 桃井くんの手土産

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    お土産と共に持ち込まれる謎を解き明かす、謎解きミステリー。
    文体が優しくてしっくりくる。
    まったく興味がなさそうなのに、相手のことを考えてお土産を選ぶ優しさ。
    親しくなかったかもしれない人たちをつなぐお土産とお土産話。
    優しい世界がつながっていく。

    派手さはないですが、ほっこりしたい時にオススメです。

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    2026年05月15日