あらすじ
気難しくないし、有能な秘書を通じて連絡も取れるが、原稿をもらうのは難しい。作家・逢坂の担当になった桃井が打ち合わせに持参するのは、吟味した手土産とそれにまつわる不思議な事件だ。幻の羊羹の購入列から消えた詩人、ふきよせとスリ逮捕劇の意外な真相、小豆せんべいと古い絵画の謎。打ち合わせもそこそこに、逢坂先生は謎解きに夢中。一方、桃井は姿を見せない秘書が気になり……。ほっこり温かな美味しいミステリ。
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とっても読みやすかった!(私の中では読みやすいかはとても重要!)
桃井くんそんな不思議な話集まってくる?と思ったら最後は集まってなくて、そうなるよな、と安心した。
作家先生の挙動にはいちいちビクッとなってしまう私でしたw
大物先生苦手だわー。
由香里さんも徐々に人馴れしていってほんわかしました。
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全ての登場人物が素敵なキャラで、
どことなく抜けてたり、お茶目だったり
それでいて優秀だったり。
何より感動したのが題名にもある『手土産』が
本当に実在しててそれを手に入れる方法や
ショップの店員さんの制服までも実在通り
あまに美味しそうだったので読んでいてつい、
そのお店のお菓子を買ってしまいました
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お土産と共に持ち込まれる謎を解き明かす、謎解きミステリー。
文体が優しくてしっくりくる。
まったく興味がなさそうなのに、相手のことを考えてお土産を選ぶ優しさ。
親しくなかったかもしれない人たちをつなぐお土産とお土産話。
優しい世界がつながっていく。
派手さはないですが、ほっこりしたい時にオススメです。
Posted by ブクログ
まず、表紙のフルーツポンチがきれいで美味しそうで食べてみたい!
作家である逢坂先生の担当になった桃井くんは、先生の家を訪ねるたびに趣向をこらした手土産を持参し、日々の中でのちょっとした謎を持ちかける。
その謎を、先生と姿を見せない秘書の由佳里さんと3人て解いていくという、温かいミステリー。
とても読みやすかった。
桃井くんと由佳里さんが、これからどうなるのかなぁ…。続編があったらいいなぁ…。
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作家の担当となる編集者の視点で話が進みます。ひと月に1回お宅に訪問する際に、お土産とちょっとした謎を持参します。編集者である桃井くんは、その謎を解いてくれる姿の見えない秘書に惹かれていきます。
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【あらすじ】
編集者たちの前に姿を見せない優秀な秘書がいるという作家・逢坂の担当となった桃井くん。
最初のご挨拶に、と持参したのは手土産とちょっとした謎。
その謎をきっかけに、他の編集者が顔も見たことがないという秘書と少しずつ距離が近付いていき ——— 。
【感想】
松尾先生の本を読むのは久し振りになってしまいましたが、読んでいてやっぱり好きだな、と思いました。
優しさの裏に、ちょっとしたせつなさみたいなものが漂っているんですよね。
今回、ミステリに分類したのは、ちょっとした謎解きも楽しめるから。
そして、登場する手土産の描写が素敵。私自身は甘いものが苦手なのですが、ちょっと食べてみたいなぁと思うような描き方になっているので、甘味類がお好きな方には特にオススメですね。
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若手編集者桃井くんが担当作家の元を訪れる際にもっていくのは、おいしそうなおみやげと、おいしそうな「謎」。
いいわ~、こういう日常の謎系、大好き。
おみやげのお菓子もどれもおいしそうだった。
桃井君のお父さんの謎だけは予想できてうれしかった。
あの話っぽくない?って思ったのが当たっちゃった。
逢坂先生のキャラも魅力的。いい先生だ。
そして、秘書が本当に実在するのか問題w
あまりにも出てこないから、先生の中にだけいる秘書だったりして、とか色々考えちゃったw
シリーズ化してほしいなー。
Posted by ブクログ
ちょっとした謎解き感覚で楽しめました。
文章も優しいですし、棘がなくて読みやすく、嫌な気持ちにならないで読めました。
新年早々いい読書ができました。
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初めましての作家さん。
甘いものが出てくる謎解きの作品でした。
主人公は文芸編集者の桃井聡
主な登場人物は、作家の逢坂徹
逢坂の姪で逢坂の秘書をしている星由佳里
作品の打ち合わせで逢坂の自宅を訪問します。その時に必ず手土産を持っていきます。
どんな物なのか気になったので検索をしました。
羊羹とバターケーキはちょっと気になります。是非、食べてみたいです。
そして、その打ち合わせの時の雑談で日常の謎を話しだしたことで、謎解きが始まります。
作家と担当編集者。そこに秘書の姪っ子も一緒になって謎解きをします。
その空間は美味しいものと一緒なので、とても穏やかな感じがしますが、謎解きで意見を交わす会話は「そういう見方をするんだ〜」と思い、自分では考えられない謎の解が出てくるのは、面白かったです。
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温かい気持ちにさせてくれる、桃井くんの手土産。
日常にあるちょっとした謎と、その謎解きに合う魅力的な洋菓子や和菓子。
この作品にしかない独特の空気感が心地よい。
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桃井くんが持っていく手土産はどれも有名どころで美味しそう。
最初の吉祥寺の羊羹の謎はおもしろかったけどなぁ。
由佳里の失恋の謎はちょっと強引に感じた。
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作家さんとちょっと訳ありの有能な秘書、
そして編集者の桃井くん。三人の関係性が
徐々に打ち解けて変わっていく感じや、
登場する吟味されたおいしそうな手土産、
そして日常にありそうな謎の謎解きが
絶妙なバランスでとても面白かったです。
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〔日常の謎+美味しそうなおもたせ〕
作家の姪(姿を見せない)が実は名探偵という立ち位置。読みやすかった。
実際に売っているものなので是非買ってみたいなぁ。エシレのバターケーキとか。
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【収録作品】
羊羹と詩人
吹き寄せられた人々
編集長と秘密の庭
小豆色の思い出
レモン色の密室
オリーブと口髭
作家・逢坂の担当になった桃井は、彼の元に手土産の菓子とちょっとした謎を持って通うようになる。編集長からは、「幻の秘書」の実在を確かめるというミッションも与えられて。
日常の謎。お菓子はおいしそうだし、謎はアクセントになって気軽に読める連作。最終話はちょっと苦しい気もするけれど。
桃井くんの思いはかなうのか、続編希望。
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桃井君の手土産と共に持ち込む日常の小さな謎。
3人で知恵を出しあい謎を解いていく様子が微笑ましい。決して正解が分かるわけではないけれど、納得いく落としどころで好感がもてた。
人間模様にミステリ、そして手土産。
ほどよくいいバランスに仕上がっていて、一つ一つのお話に読み応えあり。大好きなエシレも出てきて嬉しいかぎり。今後も期待したくなる作品。
Posted by ブクログ
作家・逢坂の新たな編集担当となった桃井。打ち合わせに持参するのは吟味した手土産、その過程で遭遇したちょっとした謎を添えて―。
実在するお菓子たちも相まって、心温まる日常ミステリ。
至福の謎解きティータイムを。
Posted by ブクログ
新人編集者の桃井君の吟味したご機嫌取りの手土産はどれも「知る人ぞ知る名店」や「入手困難な逸品」で一度は食べてみたくなるものばかり。
『桃井くんの手土産』というタイトルからグルメ小説を想像していたけど、お菓子の描写は少なめなのでそれを期待して読むと肩透かしを感じてしまうかも。
桃井くんが持ってくる手土産はお菓子だけでなく謎解きとのセットだ。
謎解きも胃もたれするような重いミステリーではなく低カロリーの日常の謎解きで正月太りが気になる人には丁度いい。
本書の魅力はお菓子の味よりも、それをつまみとした謎解きでのティータイム。
作家の逢坂先生が放った「物事は見た目から想像する通りとは限らない」という言葉通り、どの謎解きも社会派作品をテーマにする逢坂でも一筋縄でいかない物ばかりで、いつしか謎解きという気晴らしに全力投球。
そんな叔父さんを横目に『ビブリア古書堂の栞子さん』並みの超コミュ障と鋭い洞察力で姪で秘書の由佳里はサクサクと正解をさらっていく。
正解は推測の域を出ないが後味も悪くなく、お菓子も美味しいのでお菓子のお供にピッタリ。
もうひとつの見所は桃井君の吟味したお菓子の目的だ。
最初はご機嫌取りのツールからコミュニケーションのカンフル剤になり最後の方はある人への贈り物へ変わり恋の予感を感じてしまう。
この物語は高カロリーなお菓子とは対照的に「ほんのり甘く」、あたたかい飲み物のように
心温かく穏やかにしてくれる。
そんな余韻を残す本書は桃井君の一番の手土産なのかもしれない。
Posted by ブクログ
お持たせのお菓子と日常系なぞ解き。ちょっと緩い系。
教授のパン屋さんの話を思い出した。
なるほどねー! な謎解きだったけど、最後のは無理矢理感が否めない気がするんだが…。
実際にあるお菓子ぽいので、シリーズ化して地方のお菓子とかも出してほしい。