松尾由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学休学中の佐田はバイト先で不思議な事件の話を聞くが、実業家と名乗る猫とそれに仕える秘書兼運転手の男がその謎を容易に解いてしまう。
その後も佐田の行く先々で、次々と不思議な出来事と猫のニャン氏に出くわすことになるが──。
事件のあらましを聞いた実業家の猫のニャン氏がニャーニャーと鳴くと、秘書の丸山氏がそれを通訳して事件を解決に導くという風変わりな連作短編集です。
ふざけた設定ですが、日常の謎から密室殺人まで幅広い本格推理モノで、論理的な謎解きもしっかりしています。
派手さやケレン味はないけれど、きっちりと実直な謎解きは安心して読めました。
ただ、猫が名探偵というファンタジー設定がシュール -
Posted by ブクログ
これって恋愛ものなのか?と思いながら最後までたどり着いて、平野さんの告白に思いっきりキュンとして、あーこれは王道の恋愛ものだわと心の底から納得する、そんな作品。
倉さんの「男はみんな奇跡を起こしたいと思ってる、好きになった女の人のために」というのもそうだし、平野さんの「北村さんが「本当にこれでいいのだろうか」とそんな気持ちにとらわれた時、悪いのは僕だと言うために一緒にいなければ」とか、そんなにも大切に想ってもらえるのって、すごく素敵なことだなーと思う。憧れる。
平野さんの告白はどれも真っすぐで、飾らない言葉で、とてもとてもシンプルにキュンとする。
これ、高橋一生くんがやるのか…観たいな。 -
Posted by ブクログ
「夜半のちぎり/岡崎琢磨」
シンガポールの新婚旅行で奥さんが殺される。そこで元カノも結婚していて、彼と来ている。その彼が実は今の奥さんとも付き合っていて犯人というだけの話。
「透明人間は密室に潜む/阿津川辰海」
これは力作ですね。なぜか肌が透明になる人たちが現れてきて、そうなると透明人間は不便。人とぶつかるし、食べ物は見えるし、病院で患部の診察もできない。それでメイクを施すことになる。透明であることを利用して殺人事件を試みるのが出足。倒叙ということになる。身体に吸収したものは老廃物でも透明だがそれ以外は見えてしまうので爪の間の垢、歩いた時についた泥なども危ない。人通りの少ないところを探すのに -