松尾由美のレビュー一覧

  • 嵐の湯へようこそ!

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    ネタバレ

    日常ミステリ+α。
    「凝り固まった心と体がゆるゆるほぐれる、温かい日常ミステリ」と謳い文句にあるが、それは前半。
    真に受けて、銭湯を舞台にした、ちょっと不思議な日常ミステリ、だと思っていたら(一応はそうなのだけれども)、壮大なファンタジーの片鱗をのぞかせるものになって、正直違和感を感じた。莉央・紗央姉妹にはそれぞれ別の意味でのいらだたしさを感じてしまう。

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    2022年02月01日
  • 嵐の湯へようこそ!

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    突然銭湯を相続することになった姉妹。お客さんから相談され姉妹で謎を解いていく日常ミステリー。ほんの小さな謎だけれど魅力的で面白いと思っていたら後半に入ると思わぬ方向へ展開する。ネタバレになるので書けないけれどこの展開もなかなか良くて楽しめる。でもやっぱり前半部分の方が好きかな。あのまま続いてくれた方が嬉しい。

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    2022年01月13日
  • 嵐の湯へようこそ!

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    銭湯を舞台に、お客さんが持ち込む謎に姉妹が挑む。みたいなお話かと思えば中盤以降意外な展開になります。この展開は賛否ありそう。キャラの造形が結構凝ってるので、単発で終わってしまうのはちょっともったいないかも。

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    2021年12月29日
  • アンソロジー 隠す

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    やっぱしさ、薄暗いテーマは女性作家が書く方が陰湿で面白いと思うんだよね。
    文章の良し悪しとかじゃく、あーこれ好きだわって思ったのは3話あった。
    隠すって、真実や浮気相手や死体や物や、いろいろパッと思いつくだけでいろいろ暗いこと顔も浮かぶんだけど、思いついた上でそれをさらに超越する面白さを描けるのはすごいなと思う。

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    2021年08月25日
  • 九月の恋と出会うまで

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    SF的なファンタジー恋愛小説な感じ。

    難しくなく、気軽に読める内容で楽しかったです。
    夢があって妄想膨らむお話で、キュン要素もありました。すこぉし強引な展開な気もしますが、ファンタジーってことで私の中では解決。

    メデタシメデタシな結末で楽しく終われました。

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    2021年06月15日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    幽霊のハルさんの謎解きシリーズ。結構トリックが難解で、分りにくいものもあった。真衣と南野さんの恋もあまり進まず、なんか消化不良。

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    2021年03月13日
  • ハートブレイク・レストラン

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    フリーライターの真以が行きつけの店にいる、幽霊のハルさんが謎を解くお話。ハルさんの観察力や推理力がすごい。真以の恋やら山田さんのことやらも絡み、なかなか読みやすい。携帯がガラケーで懐かしい。最後に、なぜハルさんが真以に見えるのかもわかるのも楽しい。

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    2021年02月27日
  • ニャン氏の憂鬱

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    【収録作品】密室のカナリア/見張り台からずっと/黄昏のブロック塀/猫を見たかい/ホスピタル・オディティ/アンダー・ヒズ・サム

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    2020年11月25日
  • 御城の事件~〈東日本篇〉~

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    時々読みたくなる時代もの。それのミステリーってことで少しワクワクしながら読み始め…面白かった!
    お城に関する知識が楽しく得られて良かった。西日本編も楽しみ。

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    2020年10月21日
  • ニャン氏の事件簿

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    実業家にして童話作家である猫・ニャン氏とその通訳兼秘書が活躍するミステリ連作集。彼らの言い分がどこまで本当なのか分からない絶妙な語り口が楽しい。謎解きも無理がなく、重い話はあれど愛嬌あるキャラ達のおかげでライトな読後感でした。

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    2020年09月07日
  • 御城の事件~〈東日本篇〉~

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    【収録作品】「大奥の幽霊」高橋由太/「安土の幻」山田彩人/「紙の舟が運ぶもの」松尾由美/「猿坂城の怪」門前典之/「富士に射す影」霞流一

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    2020年08月19日
  • 九月の恋と出会うまで

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    大変、可愛らしいSF Lovestory
    魔法はきっとあると信じたくなる一冊。
    画家であるオーナーの一存で入居が許されるというアパートメント〝アビダシオン・ゴドー〟の入居条件は「よそで3ヶ所以上の入居を断られた」人。
    旅行代理店に勤める志織は、趣味のカメラが原因でマンションを退去させられてしまう。
    たどり着いた〝アビダシオン・ゴドー〟で、ある夜、壁に開いた穴(エアコンダクト)に話しかけられる。
    「北村志織さん!」
    声の主は、挨拶もまともに交わしたことのない隣の住人、平野ですと名乗る。しかも一年後の!
    「そちらの平野には言わないで下さい。」
    「私を助けて下さい。」
    未来の声、自称平野の目的は?

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    2020年08月13日
  • 御城の事件~〈東日本篇〉~

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    先日読んだ『御城の事件<西日本編>』がなかなか面白かったのでこちらも読んでみた。

    この<東日本編>はどちらかと言えば時代物という枠を超えた感があるが、『御城の事件』という枠は守っているので良いか。

    高橋由太「大奥の幽霊」
    <もののけ>シリーズで有名な作家さんだが読むのは初めて。
    『大奥で赤子の幽霊が泣いておる。成仏させてくれぬか』
    将軍家綱の命により大奥を探ることになった主人公の忍びが行き着いた真相とは。
    てっきり明るいもののけ物だと思っていたら、意外な顛末だった。

    山田彩人「安土の幻」
    幻の安土城を描いたという襖絵を写しとるために絵師の芳永がやって来たのは、豊臣方の軍勢に水攻めを受けて

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    2020年06月24日
  • 九月の恋と出会うまで

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    不思議な恋の物語。タイムパラドックスとかであたま悩まされたけど、ちゃんと最後で辻褄があっておもしろかった。

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    2020年04月29日
  • 九月の恋と出会うまで

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    ネタバレ

    1 本を選んだ理由
    ・私が9月に失恋をして本屋をうろうろしていたら、タイトルを見て気分転換になりそうと購入

    2 簡単なあらすじ
    ・引っ越してきた主人公が部屋から聞こえる声に気づき、そこから話が展開されていく
    ・ラブストーリーというよりはサスペンスチックな謎解きな感じがした
    ・最後まで読むと謎が解けてすっきりした

    3 おすすめポイント
    ・穴の声の正体が気になるためどんどん読み進めることができた

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    2020年04月24日
  • ニャン氏の事件簿

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    大学休学中の佐田はバイト先で不思議な事件の話を聞くが、実業家と名乗る猫とそれに仕える秘書兼運転手の男がその謎を容易に解いてしまう。
    その後も佐田の行く先々で、次々と不思議な出来事と猫のニャン氏に出くわすことになるが──。

    事件のあらましを聞いた実業家の猫のニャン氏がニャーニャーと鳴くと、秘書の丸山氏がそれを通訳して事件を解決に導くという風変わりな連作短編集です。

    ふざけた設定ですが、日常の謎から密室殺人まで幅広い本格推理モノで、論理的な謎解きもしっかりしています。
    派手さやケレン味はないけれど、きっちりと実直な謎解きは安心して読めました。

    ただ、猫が名探偵というファンタジー設定がシュール

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    2020年02月12日
  • 九月の恋と出会うまで

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    読書の秋に良い。今から新生活が始まる人にオススメ。ファンタジーだが現実的な恋愛がたくさん含まれてて心がほんわかします。

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    2019年11月27日
  • ハートブレイク・レストラン

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    日常ミステリーで検索して出てきたので購入。
    期待たほどではなかったが、おもろ。

    たんたんと物事進んでいきます。

    たぶん再読しないかな。でもおもろ。

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    2019年10月05日
  • 九月の恋と出会うまで

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    高橋一生がキャスティングされた映画の原作という邪な動機から手に取った作品。
    ファンタジーラブストーリーのカテゴリーなのだろうけれど、ファンタジーにしてはうだうだ立証できない論理を並べ続けるし、ラブストーリーにしては物足りなさを感じるし…いろいろ吹っ切れない感じ。

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    2019年09月05日
  • 九月の恋と出会うまで

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    これって恋愛ものなのか?と思いながら最後までたどり着いて、平野さんの告白に思いっきりキュンとして、あーこれは王道の恋愛ものだわと心の底から納得する、そんな作品。

    倉さんの「男はみんな奇跡を起こしたいと思ってる、好きになった女の人のために」というのもそうだし、平野さんの「北村さんが「本当にこれでいいのだろうか」とそんな気持ちにとらわれた時、悪いのは僕だと言うために一緒にいなければ」とか、そんなにも大切に想ってもらえるのって、すごく素敵なことだなーと思う。憧れる。

    平野さんの告白はどれも真っすぐで、飾らない言葉で、とてもとてもシンプルにキュンとする。
    これ、高橋一生くんがやるのか…観たいな。

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    2019年05月25日