松尾由美のレビュー一覧

  • ニャン氏の事件簿

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    ニャン氏が猫ということに、まずびっくり。
    さすが、バルーンタウンの作家さんの作品だわ。
    配送業者のアルバイトくんが遭遇する配送先での不思議な出来事。その度に現れるニャン氏と秘書氏。この組合せがユーモラスでいい感じ。
    ニャン氏が実際に推理しているかはともかく、秘書さんのニャンニャンしゃべりも含めて、この設定にのれれば軽く楽しむのにもってこい。
    終盤、佐多君の出自や過去が明らかになり、なんとびっくりなヘッドハンティング(笑)
    一応、決着はついたところではあるけど、シリーズ化するならぜひとも次も読んで見たい。

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    2017年03月08日
  • ニャン氏の事件簿

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    おばあさんの幽霊、安楽椅子と様々なモノを探偵にしてきた作者ですが、今度は猫です。ネタとしては面白いけど、猫が探偵である必然を感じない。連作短編で1冊にはまとまってるけど、なんとなくふわっとした1冊になってしまっていますね。

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    2017年02月21日
  • ハートブレイク・レストラン

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    ネタバレ

    可愛くてフィギュアにしたくなるような名探偵ハルおばあちゃん。ワトソン役はフリーライターの寺坂真以。店長の山田さんや刑事の南野さんなど脇キャラもいい。シリーズ作品らしいので続きも読みたいと思います。

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    2016年12月06日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    ネタバレ

    真以ちゃんの恋愛が停滞で終わってしまった。。。
    まぁそこが一番ではないんだろうけど。
    でも気になる。。。
    ホントに先生はもう来ないのかなぁ??

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    2016年08月26日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    ハートブレイク・レストランの続編。
    4年前に読んでいたので、主人公とおばあちゃんはともかく、彼氏の刑事さんの記憶はなかったです。

    今回も主人公の周りで起こったちょっと不思議な事件や謎をさらっとおばあちゃんが解いてみせます。

    お店にくる人もいろいろですが、女刑事さんがいい味出してました。

    近々、3作目も読んでみたいと思います。

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    2016年08月04日
  • バルーン・タウンの手品師

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    バルーンタウンシリーズ第二作。探偵役の暮林美央がまさかの二人目妊娠でまたもやバルーンタウンに戻ってきた!・・・なんか「もうこりごり」的なことを前作の最後のほうで言ってたような気もしますが・・・
    バルーンタウンの持つ特殊性みたいなものが前作に比べてより薄くなったような気もしますけど・・これはこれで面白かったです。たしかシリーズがもう一作出てるみたいなので楽しみに読みたいと思います・・・でもさすがに3人目の妊娠というわけにもいかないだろうし・・・どう続けるんだろう??

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    2016年06月24日
  • バルーン・タウンの殺人

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    人工子宮の利用が普通になった世界の中で、それでも敢えて母体での出産を望んだ女性たちが暮らす長閑な別天地バルーンタウンでの妊婦探偵・暮林美央事件簿シリーズ。

    設定が面白いです。近未来SF・・・というほどでもないパラレル的な。そもそも人工子宮(AU)についても作品内世界では常識化していても結局はAUを利用しない人の街でのお話なのでトリックとかにあんま関係なかったりしていても、そういう背景がしっかりと構築されているせいか話に深みがあるような。

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    2016年06月24日
  • 名探偵の饗宴

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    アンソロジーは、初読みの作家さんを手に取るきっかけにもなるのだけど、今回は、お馴染みの作家さんに大軍配な感じ。
    「ウシュクダラのエンジェル」
    他の国の宗教や慣習を安易に批判・否定するわけではないのだけど、なんとも切ない展開だった。そういうお話に、京介の語り口がやけに似つかわしい。

    「禁じられた遊び」
    ずっと綸太郎パパの入院話で、どんな事件に関わるのかと思ったら。
    あの映画を一ひねり二ひねりした展開はさすが。
    でも、名探偵の本領発揮はなかったような(笑)

    「詩人の死」
    なんていう毒を含んだ作品なんだろう。
    いかにも葉村晶、いかにも若竹七海。

    「バルーン・タウンの裏窓」
    懐かしのバルーン・タ

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    2016年05月08日
  • 煙とサクランボ

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    幽霊の紳士のお話し
    この人ってハートブレイクレストランといいこの小説といい幽霊設定が好きねぇ
    幽霊の設定はちょっと違うけどね

    最初はなんとなく日常系ミステリかと思ってたけど、日常の謎を含む長編ものでしたか

    う~ん、それにしても、そんなのが動機になって実際にやるかなぁ?
    ま、そこまでリアリティは必要ないんだろうけど

    何とも釈然としない結末だなぁ

    とりあえず、柳井さんみたいなキャラが好きだ(笑)

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    2016年02月04日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    フリーライターの真以が通うファミリーレストランに出没する、ハルという幽霊のおばあちゃん。
    客たちが持ち込む様々な大小の謎を、ハルお婆ちゃんはたちどころに解いてしまう―。

    「ハートブレイク・レストラン」の続編。
    久しぶりの続編だったので細かい設定は忘れてしまっていたのですが、真相を推理していくとともに人の心にそっと寄り添ってくれるハルおばあちゃんの暖かさは心地よく、読んでいてほっとしました。

    事件とも呼べない一見ささいな出来事の中にも様々な思いが隠れていて、胸が揺さぶられます。
    日常系ミステリに深く押しこまれた人間模様の綾が心に残る、印象的なお話ばかりでした。

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    2016年02月04日
  • 花束に謎のリボン

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    花屋に勤める彼女が小説家の彼氏に今日の気になる出来事を話し、その真相を推理する日常系ミステリ
    ただ、通常の日常系ミステリとも違って、その推理が正しいかどうかは不明

    う~ん、何とも消化不良な小説だなぁ
    推理の妥当性がどうも怪しい
    「確かに!」と思える証拠もないし、推論に推論を重ねてるのでどうも納得できないんだよなぁ

    あと、彼女も気にしているように、人の悪意の推理してるのは気分のよいものではないよね
    それと、その悪意だけど、そもそも花を贈ろうとしている時点で悪意を持ってる人ってかなり確率が低くなると思うし
    そもそも、花に意味を込めるとかって今どきの人はあまりやらないんじゃないかなぁ~と

    ま、

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    2016年01月27日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    ハートブレイクレストランの続編
    新キャラ2人

    謎は謎として面白いんだけど、新キャラ2人の使い方はどうなのよ?
    なんか、都合の良い設定に感じてしまった
    そしてあの終わり方
    うーん、佐伯さんは一体何だったんだろう?

    それはそれとして、バーの話は面白い
    でも、世の中そんなにうまくいかないとは思うけどね

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    2016年01月16日
  • バルーン・タウンの手毬唄

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    バルーンタウンの設定がすばらしい。
    が、どの短編も、有名なミステリ作品のパスティーシュになっている、しかも2作以上が絶妙にからめてあるところが、とにかく楽しい。

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    2016年01月04日
  • バルーン・タウンの殺人

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    とにかく設定が絶妙。
    トリックが、妊娠&育児のあるあるネタの話もあるのでミステリとしては微妙だが、お話としておもしろい。
    随所に散りばめられた「女性が、社会が要求する何かから本当の意味で自由になって、人として自立して生きていくこと」へのメッセージもすばらしい。それでいて、1話ずつ気楽に軽く読めるバランスもよい。
    そして、有栖川有栖さんの解説もよかった。

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    2015年12月28日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    久しぶりのシリーズ2。お婆ちゃん幽霊の謎解き。前作のほうが楽しめた。
    2015.11.25

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    2015年11月25日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    10年振りの続編だが、何だか雰囲気が変わってしまった。
    幸薄い人々の前に姿を現す名探偵おばあちゃん幽霊と、幸薄い人々との温かな交流…という印象だった前作だが、今回は何だかギスギスしている。

    今作で新たに登場した二人のキャラクターの押しが強すぎるのもあるが、真以の性格も何だか歪んでいるように感じる。
    南野との関係がうまく進まないことも一つの要因だろうが、小椋への評価はいただけない。

    謎解き部分は楽しかったので、そういうシリーズ本来の設定部分のところが残念。

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    2015年10月21日
  • 花束に謎のリボン

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    花屋で働く女性と、そこそこの小説家との謎と空想のやりとりの恋愛小説。書評で、ビタースイートと記載があったが、まさにそんな感じ。

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    2015年09月14日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    あらすじ(背表紙より)
    フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。奥の隅の席が定位置のハルお婆ちゃんは、知る人ぞ知る名探偵―そして実は幽霊だ。真以から風変わりな事件の話を聞くと、たちどころにその謎を解き明かしてゆく。様々な事件の背後に隠された、時にユーモラスで時に切ない真実とは?大人気シリーズ、待望の続編がついに登場!

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    2015年09月13日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    幽霊おばあちゃんの謎解き第2弾。

    前回は表紙と内容で『探偵はこっちか!!』という驚きもあったけど、今回は謎解きの内容が苦しいな…と感じた。
    もちろん主人公のフリーライター真衣の恋人になった刑事南野さんから引き継いだ、元はすごい美女の小掠刑事、おばあちゃんに懸相したとおぼしき佐伯画家とかの登場もあり。佐伯画家の事件が終息したので、次回は小掠刑事の決着かしら。

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    2015年09月12日
  • ハートブレイク・レストラン

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    あらすじ(背表紙より)
    フリーライターの寺坂真以が仕事場代わりにしているファミリーレストランには、名探偵がいた。店の常連ハルお婆ちゃんは、客たちが話す「不思議な話」を聞くと、真以を呼び寄せ、たちどころに謎を解いて見せるのだ。そんなお婆ちゃんにも、ある秘密があったのだが…。可愛くって心優しいお婆ちゃん探偵が活躍する、ハートウォーミングな連作ミステリー。

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    2015年08月30日