松尾由美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【本の内容】
越してきて間もない街。
初めて曲がった角の向こうで、いつしか「私」は奇妙にねじれた世界に足を踏み入れていた(「いつもの道、ちがう角」)。
気に入ったものたちを、そのままの姿で永遠に保存したい―一人の男の歪んだ欲望が招いた悪夢(「琥珀のなかの虫」)。
ある環境団体が行っていた恐るべき儀式とは?(「窪地公園で」)。
読む者を夢幻世界に誘うダーク・ファンタジーの傑作7編。
[ 目次 ]
[ POP ]
7つの短編は、留守の間に部屋の雰囲気が変わっているような、平らな道の上にいるのにぐらついているような、いわれのない不安とずれを感じる作品たちだ。
そして、そこにはヒヤリと -
Posted by ブクログ
特殊な探偵役の作品を挙げる際に、必ず出てくる一冊。冗談みたいな設定ですが、最近教育テレビを見ていたら、椅子なのに歌って踊るコッシーというキャラクターが出てて、なんだか通じるなぁと(苦笑)
全体的に児童文学的で、そう思って読めば面白い作品だと思います。シャーロックホームズ的構成も、これからそちらへシフトしていく少年少女の導入としてありなのかも。
しかし最終的なオチが解せない部分もありました。どちらかというと、ホームドラマのようなホッコリするストーリーのが合うように思います。
シリーズとしてもう一冊あるようなので、是非読みたいです。ゆったりと流れる少年時代の時間の中で、それでも少しずつ成長する衛や