松尾由美のレビュー一覧

  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    実力派女性作家集団・アミの会(仮)による書き下ろしアンソロジーも本作で9作目。
    過去の8作品も全て読んで来たが毎回1つのテーマに沿って競作する形が新鮮で面白い。

    今回のテーマは「ラスト・メッセージ」
    このフレーズから様々なイメージが膨らんだが自分の想像とは全く異なる11の物語を堪能した。

    好みは、コロナ感染して亡くなった夫の遺言から発覚した秘密を描いた『猫への遺言・柴田よしき』。

    ラスト二頁の鮮やかさが光る『十年日記・新津きよみ』。

    もやもやから一転して読後感の良い『青い封筒・松村比呂美』。

    バラエティに富んだ短編集。

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    2023年02月18日
  • おいしい旅 初めて編

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    ネタバレ

    アミの会にて7名の作品。
    1作目から読み進めてZOOM会議が登場し、発行年を確認。
    以前は震災前か震災後、という自分の区切だったが
    今はコロナ前、コロナ禍だなぁ。。早くコロナ後 にならないだろうか。
    ロシア侵攻の絡む話もあって
    今、この空気感に同調できる2023年に読めて良かったと思う。


    身近な旅先が多いので、本作を読むと旅行したくなる。
    一人旅の話も多いので、身軽に真似したくなる。

    坂木司「下田にいるか」
    2020年からのサフィール踊り子。知らなかった。
    日常の中に潜むリゾート感。
    「お値段は最後の決め手にした方が、いい条件が見つかるかもしれません」ナルホド。
    社員旅行で訪れたが、本作

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    2023年01月29日
  • おいしい旅 初めて編

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    読んでると旅をしたくなる話。ほんわかあり、偶然性あり。
    糸島は知らなかった。思わず検索してしまいました。行ってみたい。

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    2023年01月29日
  • ニャン氏の憂鬱

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    シリーズ第三弾。

    今回は製缶会社に勤める傍らバンド活動をしている茶谷くんを主人公にお送りする、連作六話の謎解き譚です。

    茶谷くんが勤務する会社の大株主である、“実業家”のニャン氏&秘書兼通訳の丸山さんが、ひょんな事から学生時代に茶谷くんが経験した、“密室からのヨウム(オウムじゃなくて)失踪の謎”を解いたことをきっかけに、茶谷くんの行く先々で謎に遭遇するたびにニャン氏&丸山さんがどこからともなく現れて、解決に一肌脱ぐというお約束の流れです。

    実業家で名探偵でもある“スーパーニャンコ”のニャン氏ですが、この巻では水や大きな音が苦手という“猫らしい”一面も見せてくれています。
    様々な謎解きを楽

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    2023年01月09日
  • おいしい旅 初めて編

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    ネタバレ

    【収録作品】「下田にいるか」 坂木司/「情熱のパイナップルケーキ」 松尾由美/「遠くの縁側」 近藤史恵/「糸島の塩」 松村比呂美/「もう一度花の下で」 篠田真由美/「地の果ては、隣」 永嶋恵美/「あなたと鯛茶漬けを」 図子慧

    「下田にいるか」で、もう旅情をかき立てられる。旅に行きたくなるアンソロジー。

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    2022年12月30日
  • ニャン氏の事件簿

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    ミステリ。短編集。
    不思議系ミステリ。
    基本的には事件のあらすじを聞いて推理をする、シンプルな安楽椅子探偵もの。
    サクッと読めて、気楽に読むのに適したエンタメ作品として良い。

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    2022年12月25日
  • おいしい旅 初めて編

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    「行きたいところは行きたい時に行く」「次があるかは分からない」
    世界で起きているあれこれで、壊されてしまうかもしれないし、パンデミックが起きたら出国すらできない。
    ここ数年で分かっていたはずだけど、今一度「今度なんて言って逃げるな」と押された気がした。

    おいしい旅、というだけあって、もちろん食べ物が出てくるのだけど、それらが魅力的に美味しそうに惹かれるように書かれているかというと、そこは疑問。
    お話は悪くないけど、おいしいにはそれほどフィーチャーされていないと思う。

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    2022年12月25日
  • ハートブレイク・レストラン ふたたび

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    シリーズ第二弾。

    とあるファミリーレストランに現れる、幽霊のハルお婆ちゃんの謎解き譚、連作六話でございます。

    前作の終盤で“ええ感じ”になっていた、主人公の真以と刑事の南野さんですが、本書では、南野さんが本庁に異動になってしまい、せっかく恋人同士になった二人がなかなか会えなくなってしまうという切ない状況になっております。
    その南野さんの代わり(?)に登場するのが、デキる女刑事の小椋さん。
    まさに“私、失敗しないので。”で、お馴染みの某女医的な感じで、バリキャリウーマンならではの当たりのキツさはありますが、頭脳明晰さを活かした小椋さんの推理もハル婆ちゃんの推理と共に楽しめる要素はあります。

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    2022年12月18日
  • ニャン氏の童心

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    シリーズ第二弾。

    前作と語り手が変わり、出版社勤務の田宮さんの視点でお送りする連作六話の構成です。

    実業家・アロイシャス・ニャン氏でもあり、童話作家・ミーミ・ニャン吉先生でもあるニャン氏。
    そのニャン吉先生の担当である田宮さんが、行く先々で遭遇する謎を、ニャン吉先生ことニャン氏(ニャンニャンややこい・・苦笑)が解き明かす・・のを秘書の丸山さんが通訳するという展開はお約束。
    今回は、“通訳時”の丸山さんの語尾が「・・・だニャ」ってあまり言うてないなー・・と思っていたら、第四話辺りから「ニャ」多めになっていました。
    多分第三話のラストで、ニャン吉先生がリアルニャンコであることを田宮さんにカミン

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    2022年12月08日
  • ニャン氏の事件簿

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    猫が謎解き?大学を休学中の佐多くんと猫のニャン氏が繰り広げる探偵譚、連作六話が収録されています。

    主人公の佐多くんがバイト先など、行く先々で謎に遭遇するたびに、何処からともなく現れる実業家(!)の猫、アロイシャス・ニャン氏とその秘書兼運転手兼通訳の丸山さん。
    ガチな猫のニャン氏が「ニャーニャニャ」と鳴き声で謎を解くのを、丸山さん(いい大人)が「~だニャ」と、通訳するという…"な ん だ こ れ w w”というシチュエーションではあるのですが、この状況をマイルドに受け入れている登場人物たちに毒されて(?)、読んでいるこちらも徐々に慣れて行く感じです。
    とはいえ、謎解き部分は割りとしっ

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    2022年11月13日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    多少期待はずれ。
    後書きでは良いテーマ、と言ってるが
    結局同じような感じにまとまって
    雰囲気が似てる。
    青い封筒は良かった。

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    2022年11月03日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ラズベリーソーダの話がよかった。ど田舎の祖父母の家を思い出した。ラズベリーなんて小洒落たものはなかったが、すぐ前の川も暗くて怖い2階も好きだった。

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    2022年10月26日
  • 嵐の湯へようこそ!

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    嵐の湯へ、どんな話なんだろうと読み始め‥
    会ったことのない伯父さんからの相続で姉妹二人がお風呂屋さんの経営に携わる事となって日常の謎解きをしていくストーリーかなぁと思ったら‥前半はそんな感じでした。

    税務署署員の疑問、外国人風の従業員兄妹、弁護士は信用できるのか、、、いろいろな謎解きもありつつ中盤からはとんでもストーリー(笑)

    個人的には日常ミステリーなの?ファンタジーなの?どっちだよーと思うけど、登場人物のキャラは嫌いじゃなかったです。

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    2022年10月22日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    とても読みやすいアンソロジー。

    近藤史恵さんのお名前があったので手に取ってみたが、ちょっと謎解きが突飛過ぎたかな?

    良かったのは『もうひとつある 鷹宮家四訓』(大崎梢)と『そのハッカーの名は』(福田和代)

    おお、そう来たかと思わせてくれる。

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    2022年09月09日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    アミの会の11人の作家さんによる短編集
    「アミの会(仮)」のアンソロジー第9弾

    この本で初めましての作家さんは
    永嶋恵美さん、松尾由美さん、光原百合さん

    さらさらと楽しみながら読めました。

    ところで、なぜ「アミの会(仮)」?と思っていたら
    「アミの会」の名前の由来を書かれた記述がありました。


    以前、「雨の会」という若手作家集団があり
    ”雨の会編”のアンソロジーが出版されました。
    その「雨の会」へのリスペクトも込めて、
    とりあえず仮の名を「アミの会(仮)」ということにしたら
    なぜかそれが一番しっくりきてしまったということなのです。
    網のように広がる交友関係だとか、
    フランス語でamiは

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    2022年08月07日
  • 嵐の湯へようこそ!

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    最初、莉央と紗央の姉妹が伯父の銭湯を引き継ぐことになり、常連客さんが持ち込む問題の謎解きをする・・・あたりまでは面白かったけど、途中からオカルトになり、ちょっと現実からかけ離れ過ぎていて、思っていた謎解きと違っていました。そして、紗央の学生時代の話しも、必要なく思えて、なんだかなぁ・・・って感じでした。でも、伯父さんが幽霊?になってあらわれるのは面白かったです(笑)。もっと姉妹が謎を解く話がほしかったです。

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    2022年07月15日
  • わたしのリミット

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    ネタバレ

    いろいろ謎だし時代設定が古いので、面白かったーとは言えないかな。リミットの正体は予想がつくが、結局はっきり言われない。余命1,2年の病が30年後に1ヶ月で治るかなぁ?病気治して過去に戻ったら、未来変わっちゃわない?母親の名前も顔も知らせない父いる?堀先生の感の良さや深見の気持ち、双子のトリック?なんかいろいろ「はっきり教えて!」と叫びたくなるのは私だけ?

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    2022年05月21日
  • 嵐の湯へようこそ!

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    日常ミステリと銘売っているが途中から完全ファンタジー。どういうことだ…日常とは…。
    経費が少なすぎるという話からこの結論に辿り着く人はいないだろう。
    途中までは銭湯で日常の謎を解くというミステリで面白かった。
    ファンタジーになってからはイマイチ。
    あと妹の思考が最後割とサイコパス。
    日常でいくのかSFファンタジーでいきたいのか方向性が分からず色々付いていけないお話。
    日常ミステリだったなら仮に続編が出たら読むと思うがあの後半の状態ならもう読むことはないだろう。

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    2022年04月26日
  • ニャン氏の事件簿

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    ★何しろ、現実離れしているということは、めったにお目にかかれないということであり、それだけ胸踊るということでもある。(p.221)
    【感想】ニャン氏とは再会したいものです。
    【内容】安楽椅子探偵系のひとつでしょう。短編集。ひらいたところがおおすぎた殺人事件。猫目院家ノートパソコン失踪事件。女優が人形になった事件。猫と掛け軸。移動した絵はがきの話。誰もいない家にひとりで入っていった老婦人が殺された。

    ▼簡単なメモ
    【一行目】こんな日に、洗濯機を背負わなくてすむのはとても幸せなことだ。

    【安野/あんの】広瀬、倉本と同じ教授の指導を受けている院生でモデルのアルバイトをしている。
    【池上】大道寺の

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    2022年04月24日
  • ニャン氏の憂鬱

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    シリーズ3作目
    今回の主人公は製缶会社で働くバンドマンの茶谷くん

    今回も収録は6編

    逃げ出したヨウムと聞こえてきた歌声
    銭湯で見つかった掛け軸の暗号
    軟禁されていた王子の外部との連絡方法
    音楽スタジオでの消えた利用履歴ノート
    江戸時代でも本当に喜んでいたのか?前話の真相
    ハムスター失踪・宝石盗難事件


    物騒な真相もあったりするけど、日常の謎の傾向が強くなった

    銭湯の暗号の話なんかは終盤の二転三転する展開はよかった
    さらに、真相に関してはほのめかしで終わってるあたりも結構好みかも

    前作での田宮さん、小森さんも登場したりと、シリーズを通した交流もちょっと

    今回も同じような終わり方だけど

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    2022年04月16日