おおたとしまさのレビュー一覧

  • 子どもが自ら考えだす 引き算の子育て

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    おっしゃっていることが素晴らしい。感動するくらいに素晴らしい。素晴らしいんだけれども、その通りに子育てしていこうとなかなか思えないのはなぜだろう。そんな思い切ったことできない、と思ってしまうのはなぜだろう。それができたらどんなにいいだろう、と思ってしまうのはなぜだろう。

    教育の成果を数値化して、数値化しやすい価値にばかり教育が吸いよせられてしまい、どんどん子どもたちの実存がおきざりになります、ということ。高い偏差値、難関校合格、自由研究で表彰など、表面上は評価されているけれど、その裏にどんな実態が隠れているのかは、実は外からは見えない。あそこのお子さん優秀ですごいね、が実は、大きな爆弾を抱え

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    2025年09月07日
  • 男子校の性教育2.0

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    ネタバレ

    どんな学校でも、こんな風にしっかりと性教育と向き合ってくれたらいいな。ただ、「好きな服=ズボン」が男装なのはよく分からない。あと、心に男女があるのかがよく分からないんですよね。ホルモンの影響を受けるけど、基本的には男女はないのでは?と思ったりします

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    2025年07月30日
  • 子どもの体験 学びと格差 負の連鎖を断ち切るために

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    どんなことも子供にとって経験になるということを、如何に大人が理解していくか。

    貧困が原因で体験できない子供がいる。一方で、体験で非認知能力を得させようという大人から、表面的な体験を強制される子供がいる。 本書は体験消費社会になってしまっている現状に警鐘を鳴らしつつ、何が必要かを説いていく。

    読んでいて、2章で採り上げられる団体の活動と、著者との対談がかなり印象に残った。 非認知能力を育もうという意識で関われば、それは勉強になってしまう。そうではなく、ある物から子供が興味を持ったり、ときにはボーッとすることも大きな経験だと。ともすれば、何かを学ばせる(本書はこの強制させる感じも良くないと言う

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    2025年07月17日
  • 超中学受験論 偏差値 学歴 競争社会を超えた「成長と充実」へ

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    子どもと教育について多くの取材をしているルポライターのおおた氏と、哲学をベースに探究やリベラルアーツの伝授を行う教場を主催している矢萩氏との、中学受験とそれにまつわる親・親子関係や社会についての対談集である。

    端的に言えば、お二方は、資本主義的価値観・競争原理と密接に結びついた教育というものを敵視し、本来の教育は別のところにあるという信念が、活動の原動力となっておられる方々と見受けられる。

    基本的には私は賛成の立場である。
    「これからの先の読めない時代を生き抜くのに必要なスキルを修得させます」なんて教育方針に掲げちゃってる私立中高なんて見かけると本当に鼻白むし、受験を「一つでも偏差値の高い

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    2025年07月03日
  • なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?

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    くもんは子育てのツール
    計算力が上がり、忍耐力や学習習慣がつく
    3学年先に進んでいなければ受験には意味がない
    計算問題以外の算数の問題は別で学ぶ必要あり
    つるかめ算も教えてくれないので教える必要あり

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    2025年04月13日
  • ルポ 無料塾 「教育格差」議論の死角

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    無料塾という世界があることを初めて知り、目から鱗だった。今の学歴社会は勉強すれば誰もが良い大学に入り、仕事を得ることができるという観点からフェアだとずっと思ってきたが、家庭環境の時点で教育格差があるのもまた事実である。学びたい人がいればそれをサポートする社会のあり方こそ目指すべきところではないだろうか。

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    2025年03月09日
  • 勇者たちの中学受験~わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき

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    まあまあ、失敗(家庭崩壊)、成功(家族の絆が深まった)、の3パターン実例をお話し仕立てで。ポイントは偏差値じゃなく、終わった後に中受して良かった!と思えるかどうか、という熱めのあとがきが一番沁みました。まったくです、学歴erの気がある私としては、振り回されないようにしないと。

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    2025年02月26日
  • 人生で大切なことは、ほぼほぼ子どもが教えてくれた。

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    著者の子育て体験振り返り日記。
    パパーと抱きついてくれる期間は意外と短い、だから1秒1秒を大切に。どちらかというとママより新米パパにお勧めしたい一冊。

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    2025年02月17日
  • なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?

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    何にもメリットデメリットがある。
    どちらがいいのかではなく、きちんと調べた上で
    こういう理由で選んだというのを明確にする
    何のため、どうして を大事にする

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    2025年02月11日
  • 勇者たちの中学受験~わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき

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    解説がいい。私立中堅の中学校がなぜ学校行事を充実させているか。それは長い受験勉強で疲れた子どもたちを癒すためなんだと思った。ありがとう…。ハヤトのエピソードは痛々しくて辛かった…。

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    2025年01月04日
  • 究極の子育て――自己肯定感×非認知能力

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    子育ての新たな視点、考え方を知るには良い本だと思う。この本で気になったことを、それについて詳しく書かれている本を読むといった使い方をする本。

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    2024年10月27日
  • ルポ東大女子

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    目新しかったもの
    ・東大の男女比
    ・ジェンダー論
    ・赤文字系ファッション、青文字系ファッション
    ・専業主婦に頼らないで社会を回す方法を考える
    ・偏差値の差に対する過敏症をなおす

    個人的にジェンダー論の教授の話が興味深く、講義を受けてみたいと思った。

    特にわたし自身が30代、40代の頃、組織も世の中も男性中心の社会であることを体感し、強いストレスになっていたことを思い出す。

    専業主婦となった今は、そのようなストレスは無くなったけれど、時代の流れは専業主婦をなくす方向で進んでいっているようで、風当たりも強く感じている。

    年齢を重ねた今、一筋縄ではいかないさまざまな事柄を、若い頃より大きな枠

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    2024年09月10日
  • 受験と進学の新常識―いま変わりつつある12の現実―(新潮新書)

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    2024.06.26
    本書の刊行された2018年からも受験、進学の常識は変化している。
    愛知県でもとうとう公立の中高一貫校の制度が2025年の入試から始まる。「いま」を適切にとらえ、「さき」を冷徹に見据えることの大変さを思う。

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    2024年06月26日
  • なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?

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    数年振りに読み直し。
    公文式のメリットとして、
    ・学習習慣が定着する
    ・計算が早くなる
    ・何年も先の学習ができる
    一方デメリットとして、
    ・試行錯誤が苦手
    ・一度解いた以外の問題を解くことが苦手
    ・パターン学習のため理解してないことが多い
    と紹介されていたが、自分自身がまさにその通りだった。
    ただ、「計算が早くなる」というのは今でも重宝しており、公文式に通っていて良かったと強く感じている。
    6歳と4歳の娘が算数と国語を習っているが、デメリットはあるものの、それを上回るメリットがあると思うのでこれからも通って欲しいと思う。
    本書でも触れられていたが、受験勉強にはマッチしない部分があるので、退会時

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    2024年06月26日
  • 中学受験「必笑法」

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    中学受験の経験を、プラスにするために。
    ここに書いてある通りなのだと思う。
    でも、あえて高めの目標設定をすることもあり、7割が第一志望に進学できない中学受験で、その結果を家族でプラスにもっていくのは、けっこう技量が要るのではないかな。
    本人や家族、夫婦が壊れるリスクの方が高いのではないかな……と、個人的には感じている。
    これから中学受験を考える保護者は、メリットもデメリットもわかったうえで臨むと、後悔が少ないかもしれない。

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    2024年06月10日
  • ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体

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    地方出身で、都会の受験事情がわからず…
    サピックスは大学の友だちが行っていたが本のタイトルになる塾なの?と手に取りました。

    勉強ができる子はできて、そうでない子はやったとしても限界がある。
    わかりきっていたことだけれど、本で読むとなかなかぐっときますね。

    わが子には勉強は程々に、好きなことをしてほしいなぁ。東大行かなくていいよ。

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    2024年05月30日
  • ルポ 無料塾 「教育格差」議論の死角

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    ネタバレ

    当事者の本に続いて、バランスを取るためにこちらも読んでみた。内容はまっとうだったけど、帯のアオリはやり過ぎかと…(「教育格差は絶対悪なのか? 機会の平等が実現された先にある「本当の地獄」とは?」っていうの) 過度な競争主義や、機会の平等が実現された前提での結果の不平等によって生じる深刻な格差はいいのか、という問題提起は良いと思うけど、無料塾に転嫁させる話か?広くいえば政治・社会の問題(といった時点で無関心になってはいけない)
    現実問題、というので目の前の困っている子たちのために頑張る無料塾関係者の姿勢には頭が下がる。

    あと、無料塾にもいろんなタイプがあるんだな、と。

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    2024年05月10日
  • 学校に染まるな! ――バカとルールの無限増殖

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    中高生向けに書いているんだろうが、中高生には少し難しい。かといって大人になってから読んで理解はできるけれども、もう既に遅い。

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    2024年04月21日
  • ルポ 無料塾 「教育格差」議論の死角

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    恵まれている人はその自覚を持つこと。
    たまたま運が良かったに過ぎない。

    気になるのは、勉強以外の得意があるから、協力しあう、という行。
    得意が無い人もいると思うのだけど、その人はどうなるのだろう。

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    2024年03月01日
  • 勇者たちの中学受験~わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき

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    最近「二月の勝者」を一気読みしたばかりなので、この本で紹介された3つのエピソードが漫画とオーバーラップした。中学受験に対する解像度が低かったので、漫画を読んでなかったら、この本のエピソードを大袈裟だと思っただろうなあ。
    12歳の子供の受験にとっては、両親(家族)は何があっても自分の味方だと信じられることが何より大事だと改めて思った。

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    2024年02月23日