【感想・ネタバレ】超中学受験論 偏差値 学歴 競争社会を超えた「成長と充実」へのレビュー

あらすじ

12歳で挑む大冒険へのガイドブック

本書を読んでも「偏差値」が上がるわけではありません。
だけど、親子に大きな実りをきっともたらしてくれるはずです。

教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏と、「探究型学習」を掲げる私塾「知窓学舎」の塾長・矢萩邦彦氏の中学受験を控えた親子必読の対談本。

序 章 中学受験に失敗はない。そして敗者もいない
第1章 「学力」と「身長」って、何が違う?
第2章 「リベラル・アーツ」の重要性
第3章 塾選びも学校選びも基準は同じ
第4章 中学受験の理想と現実
第5章 親が思う幸せ、子どもにとっての本当の幸せ
終 章 なぜ、中学受験するのか

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Posted by ブクログ

中学受験に関して、書かれていることに概ね納得。
12歳からの6年間をどう使うかはホントに大事。
親から見て「こういう人になって欲しい」という思いがないわけではないけど、子どものタイプとか、素質をよく考えて、自分の子どもにフィットする学校、本書でいう〈水の合う学校〉を一緒に見つけられたらとてもいいと思う。

対談形式なので、自分が欠席した座談会の資料を読んでいるような気持ちになった。

ここからは内容のネタバレっぽくなるけど、印象に残った話題は以下の2つ。

〈私学は美学〉
今まで考えてみたことがなかったけど、その通りだと思った。学校としてのポリシーは明確なほうがいい。そうでないと、わざわざ私学、それもわざわざその学校を選んだ理由がだんだんブレてくるように思う。
家にいるよりも、学校にいる時間のほうが長くなる中高生。言語化できない「雰囲気」はめちゃくちゃ大事で、それは在校生や在籍している先生たちが無意識のうちに作るもの。通っている当事者だった頃は、そんなこと全く意識しなかったけど、その人の人柄を作っていく土台になっていくんだろうなぁ。
母校に卒業生が教員として舞い戻る、特に新卒ホヤホヤの状態って「世間を知らなくて大丈夫なのか?」と思っていたけれど、「創始者の建学の精神を空気としてまとわせていく」という上では、一定数、そういう教員がいるのも、ひょっとしたらそれなりに有効なのかもしれない。あるいは校長が卒業生とか、ある意味、最強な気がする。

〈自分の経験でしか判断できない了見の狭さ〉
これもホントにその通りで、夫婦の違う経験を活かせたらとてもいいのだけど、あいにくうちは似たような経験の寄せ集めなので微妙。
自分たちは決して了見が広くはない、と肝に銘じたい。

今、私は仕事も、子どもとの生活も、やることが多くて息苦しい日々を過ごしている。短距離走を何本も走っている気分。それも、やらされている感が満載。保育園の送迎前後は、物理的にも走っている。
いや、でもきっと乗り越えていける。根拠は全くないけど、この本を読んで頑張れそうな気持ちになった。というか、潰されている場合じゃない。自滅して潰れていくのも、絶対に違う。

「自分の行きたい学校に行くんだ」と、主体的に選ぶことを、たしかに私は中学受験で学んだのかもしれない。それを応援し、資金を出してくれた両親には心から感謝したい。

○この本を読んだきっかけ
夫からの紹介。目線合わせのために読んだ。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

概ねアグリー。そのなかでなぜ私は子供の偏差値やクラスを気にすることを必死で合理化しようとするのだろうと考えるとなかなかに後味スッキリではない。それはそうで、別に私は正解やあるべきものをやる義務がないし、それは子供もそうなのだろう。中学受験に限らず、まあ、いい対話だと思いました。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

理想論的な部分も目に付くが、それも著者自身の経験や教育に携わるキャリアからのものと思えば、首肯すべき部分もあるのだろう。教育業界の構造の歪さや、生活を成り立たせる以上の意味を見いだせない教育従事者への批判などは、人手不足の現代において難しい面もあるように思うが、他者の人生に寄与できる最良の期間として中学受験に関わろうとする意思などは、経験に基づく一つメタに立った視点だなと関心したり。

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

子どもがその子らしい人生を生きるために、主体的に自分の道を決めて行くこと、親はそれを支援し、失敗ではなく次に向けた経験として前を向けるような姿勢。外形的な指標や価値観に左右されずにその子の成長を真っ直ぐ見る。教育と人材の違いや、教育産業と、本当の教育が本質的に噛み合わない構造がメタ認知できた

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

子どもと教育について多くの取材をしているルポライターのおおた氏と、哲学をベースに探究やリベラルアーツの伝授を行う教場を主催している矢萩氏との、中学受験とそれにまつわる親・親子関係や社会についての対談集である。

端的に言えば、お二方は、資本主義的価値観・競争原理と密接に結びついた教育というものを敵視し、本来の教育は別のところにあるという信念が、活動の原動力となっておられる方々と見受けられる。

基本的には私は賛成の立場である。
「これからの先の読めない時代を生き抜くのに必要なスキルを修得させます」なんて教育方針に掲げちゃってる私立中高なんて見かけると本当に鼻白むし、受験を「一つでも偏差値の高い学校に入り込むためのレース」かのように捉えている人がいれば、それは大変勿体ないと考えている。

にも拘わらず、ここでやり玉にあげられているような教育観をもった親を身近に見たことがない私としては、「この人たちは一体何と戦っているのだろう?」とイメージがつかず、なかなか読みづらかった。
今時、ただただ学歴が子どもの未来を明るくしてくれると信じて、偏差値だけを眺めながら子どもの尻を叩いてガリガリ勉強させている親なんて少数派なんじゃないのかなあ。

中には、私自身が常々頭にぼんやり思っていたことが、上手く言語化されていて、我が意を得たりと思える箇所もあったが、それよりは見えない敵と延々戦っているのを遠くから眺めているような気持ちで読む部分が多かった。。。

あと、誤字脱字が多すぎである。
校閲班、しっかりして。笑

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2025年07月03日

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