【感想・ネタバレ】受験と進学の新常識―いま変わりつつある12の現実―(新潮新書)のレビュー

あらすじ

激変を続ける受験の世界。国公私立に海外進学、幾多の塾・予備校……親子の目の前に広がる選択肢は多様化の一方だ。いま勢いのある学校や塾は? 東大生の3人に1人が小学生でやっていたこととは? 受験に勝つ子の「3条件」とは? 東大医学部合格者の6割超が通った秘密結社のような塾がある……? 子供の受験・進学を考えるようになったら真っ先に読むべき入門書、誰も教えてくれない“新常識”が明かされる。

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Posted by ブクログ

面白かった。かいつまんで昨今の受験事情を俯瞰するのに最適。
公文のメリットデメリット、始めるべき時期
鉄緑会行ったってできる子はできるしできない子は意味ない←自分の母校も指定校だったのでちらほら鉄の子はいたけどほんとそんな感じ。偉ぶって授業中も宿題ばっかしてるけど全然実力ない子がいて可哀想になるくらいだった。
医学部行くならハンガリー留学もあり
海外大学進学するなら出口戦略も考慮すること、特に日本で働きたいなら

あたりが印象に残った

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2021年03月16日

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この手の本は、ややもすると首都圏の名門中高一貫校の受験事情や塾選びのポイントのみに終始してしまいそうですが、幅広い選択肢を取り扱っていらっしゃって大変参考になりました。個人的には、特にインターナショナルスクールの話が印象的でした。日本型教育とは対極にありそうなスクールの創立者の方がそれを称賛されているというのは驚きであり、いろいろと問題が指摘される日本の教育制度ですが、何も我々はそれを卑下する必要もないということを思い知らされました。とは言え、本来人生を豊かなものにするための手段である教育が目的化している感は否めないので、何かを変えなくてはいけないでしょう(個人的には変わるべきは社会の方だと思いますが)。著者自らが『本書はいわば私のこの数年の取材成果のおいしいところばかりを凝縮したベスト盤である』と述べていらっしゃいますが、それはすなわち日本の受験界の歴史、これまでの振り返りでもあると思います。これからの教育を語るにあたってまずは本書の一読をおすすめします。

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2020年09月08日

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中学受験に関する最近(2018年発売)の情報が網羅できる。
最近のトレンド校や偏差値について、男子校、女子高の価値など一通りのことがわかる。
ちょうど今日(11/1)、2020年度からの大学受験の英語外部試験の延期が発表されたが、2020年度から始まる新しい試験方式についてもわかりやすく説明されている。
東大受験、医学部、海外大学受験などについて、また、そのための塾についても詳しく書かれている。

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2019年11月01日

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旅行中にさくっと読んだ本。 子供の進路のために読んだ。先すぎると思ったけど、やはり読んでよかった。

中学受験と高校受験の対比、また中学受験はどのようなスケジュールで準備されていくのか。

色々あーなるほどとメモを取るところが多すぎて、そしてかなりレビューするまでに時間がたってしまったので、また読まなきゃかなぁ。

最後のインターの章は、あくまで日本にあるインター校に通わせる話のメリットデメリットだったから、海外在住だとまた視点も違うかなと思い斜め読み。その他は興味深く読めた。

高校受験に向いてるタイプとして内申点が取れる子供、とありなるほどと思った。

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2019年05月13日

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受験と進学の新常識 いま変わりつつある12の現実。おおたとしまさ先生の著書。社会全体の変化は凄まじいけれど、受験と進学の変化も凄まじい。ひと昔前の常識が非常識に、非常識が常識に変化している。日本の学校教育は閉鎖的で国際的には時代遅れなところも多いし、本当に優秀な子供たちは海外留学をする時代になっているのかも。

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2018年12月11日

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「勇者たちの中学受験」の著者、おおたとしまささんの本ということで読んでみました。
6年前の著書なので情報としては古いかもしれませんが、地方出身で公立で育った自分には都会の受験事情が新鮮でした。

中受には小3の2月からの塾通いがスタンダード、にびっくり!
高学年ならまだしも小3で中学受験したいかどうかなんて自分で決められとは思えない…
結局親がどうしたいのか、自分の子にはどういう環境を与えたいか、どういう道が適性があるのかを見抜けないと難しい。

周りの意見にも影響されてしまいそうだし、私、ちゃんと見極められるかなぁ…

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2024年02月24日

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特に都市部を中心とした私立受験に対しての実状を理解できました。それと共に、地方や世帯ごとの貧富の差もかなり大きいと痛感します。

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2023年09月27日

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受験生を経てもう随分経つので、最近はどのような状況なのか知りたく、本書を手に取りました。結論として、本当のエリートは凄いなぁ…これからの子ども達は大変だなぁ…と感じました。皆が自分に合った学校に行けると良いなと思いつつ、自分がどんな人間で何処が居心地いいのかはっきり分かっている学生(大人も)はそもそも優秀なんだろうなと思ったりします。。。
自分自身も、学生にはならないと思うけど、しっかり社会に目を向けてインプットアウトプットしていかないといけないなと思いました。

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2021年09月28日

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時代とともに教育は変わるけど、欧米のやり方だけ追っていてはダメだと思う。
日本独自の教育尺度で能力を測定するべき。
男子校、女子校と分けた方が学力が伸びることは少し驚いた。ジェンダーと騒がれているのでだんだん減ってるけど根拠がちゃんとあるんだなぁ〜

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2019年10月04日

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著者のこれまでの著作のエッセンスが詰まったダイジェスト版のようでいて、かつ、最新の事情も反映されており、いま、具体的には2019年に、近い将来に子女の中学受験を考えている親が最初に読む本としては最適だろう。また、これまでに著者の本を読んできた人にも役立ちそうだ。

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2019年03月03日

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割とハイレベルな大学進学を前提とした小学校からのコース取りが全体見取り図として示されており、特に大学入試改革が迫る中、参考になる親が多いのではないか?

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2019年01月20日

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子育て世代がまさに今知りたい内容がしっかり書かれている一冊です。

中学受験はした方が良いのか
高校受験からでは遅いのか
公立よりも私立の方が良いのか
受験をするなら何歳ごろからどんな教育を受けさせれば良いのか
今進められている大学教育改革の方向性は

などなど。
読むには早いにこしたことはないですね。
因みに当方は一歳の子を持つ一児の父。

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2018年12月13日

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2024.06.26
本書の刊行された2018年からも受験、進学の常識は変化している。
愛知県でもとうとう公立の中高一貫校の制度が2025年の入試から始まる。「いま」を適切にとらえ、「さき」を冷徹に見据えることの大変さを思う。

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2024年06月26日

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ネタバレ

最近の中学受験事情について。様々な話題が各章ごとに扱われており、どこから読んでもよいが、短くなる分浅い感じは否めずちょっと週刊誌的か。私立大学附属中学のコスパ、公立中高一貫校、インターナショナルスクール、大学入試改革など最近の話題についても触れられている。

・中学受験には、高校受験の準備期間がなくなることによって反抗期における抵抗や中だるみを経験できる環境を確保するという意味もある

進学校の評価としてよく東大合格者数が挙げられるが、これには隔年現象(現役生がたくさん合格すると次の年は浪人生の合格者が少なくなるので全体としては数が減る)と7年現象(合格者が多かった翌年の中学入試で人気化し、その入学生が卒業する年にはまた実績があがる)がある。

・全国の高校約5000のうち女子校は306(6.2%),男子校は109(2.2%)にすぎない。70年代には女子校が750.男子校が450あったので激減している。しかし東大合格者ランキングでみるとトップ20のうち男子校が14,女子校が2と圧倒的多数になる。イギリスや韓国、豪州などでもやはり別学のほうが共学よりも実績がよい。
男女の能力差というものは一人ひとりを見ると差がないのかもしれないが、集団としての行動は差がある(たとえば運動会は男子校はクラス対抗、女子校は学年対抗など)ように、歴史ある男子校・女子校ではそれぞれの性別に最適な教育法が自然と確立されているのかもしれない。

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2019年11月06日

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受験界の現状を網羅し、よく分析できている。

さて、この受験界を制したエリートたちは、いったいどのような社会を作り上げてくれるのでしょうか?
どうしても、コネとエリート意識と机上の空論によるゴリ押しで物事を進める社会しか想像できない。

それはこの筆者のせいではないけれども、希望を見いだせない。書き方にも原因があると思い、八つ当たり気味に星3つ。

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2019年11月03日

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巻末で著者も書いているが、著者のこれまでの作品からのダイジェスト的意味合いが強かった。まだ読んでいない本に出てきたのだろうが、男子校と女子校の話などは非常に面白いと思ったし、全体像を捉えるという意味では、良いかなと感じる。
今回書いた中の一遍から新たな本が出るようなので、それを楽しみにしようかと思う

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2019年04月01日

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都内で子育てをする人向け。
ビジネスマンとして、将来、40~50代になったとき、こういった受験戦争を戦ってきた若者と対等にやりあっていくには今、さらに頑張るしかないと思った。
地方受験の自分にとって、詰込み式の学習しかやってこなかった自分ため、現在の教育前線を学ぶのは今のビジネスマンとしての生き方にも役に立つ。
特に、思考能力を試す試験についてレゴを使う学校も現れており、その趣旨としては、頭の整理のためのツールとしてレゴがあり、自分の作品から答えを導き出すという考え方は面白かった。
また、個人的に、公文式の在り方についての記述が自分に当てはめてることができ、面白かった。4歳~10歳まで公文式で自己学習の習慣をみにつけ、そこから受験のための勉強をおこなうというステップは納得。公文式は万能ではないが、要は使い方の問題。

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2019年03月31日

Posted by ブクログ

著者本人もあとがきで書いているとおりこれまでの著作をダイジェスト版といったところでしょうか。各テーマについてもっと深く知りたい場合にはそれぞれ著作にあたるのがよいと思われますが、「おおたとしまさ」本への”導入”としてはよいかもしれません。
折しも大学入試の仕組みがかわろうとしている中ですので、受験世代の子を持つ親御さん向け好適本といえるでしょう。

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2019年02月20日

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