【感想・ネタバレ】子どもが自ら考えだす 引き算の子育てのレビュー

あらすじ

一見まったくタイプが異なるものの、子どもたちが夢中で学び続ける2つの教室がある。2人のカリスマが共通して訴える教育の真髄とは? 中学受験、人間関係、反抗期など、子育てで「うまくいかない」と感じたとき、少しだけ心が楽になる1冊。

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Posted by ブクログ

生きる力は、

「いまある手持ちで何とかする」
「何も教えてもらえない環境で自分でなんとかする」
「結果的に自分が生きてきた人生を自分でちゃんと引き受けて、ちゃんと、そこに意味づけをできる」ことだなよなぁと、しみじみ感じました。

「子どもは自分を伸ばしてくれる大人を見抜く本能を持っている」ことは、本当にそう思うので、子育てを家庭や学校だけに閉じず、多様な大人と出逢う機会は大切だと思う。

ただ「逢わせよう」とかすると本末転倒なので、子どものやってみたいの衝動を共に楽しみ、その衝動の横に、そっと環境を置けるような取り組みを続けていきたい。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

宮本さん、井本さん、おおたさんの三者から見る子育て。子供の目の輝きをありのままに見る。いやー、親の不安を子供に押し付けないとか、書かれていることはその通りなんだが…子育てって難しい!毒親って簡単に言うけど、誰だって子供のためって根本に思っていることは同じだと思う。そこに自分のエゴが混ざっているから毒なんだろうけど、でも自分の過ちは犯してほしくない、子供にはいい人生をって、まあ誰でも思うよなあ、

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

とても面白かった。

ーどんな人生送りたいかではなく、結果的に自分が生きてきた人生を自分でちゃんと引き受けて、そこに意味づけをできる。そんな子どもになっていればいいんじゃないか。
ー子供は結果を見られるより自分が踏んでいるプロセスを見られると安心する。褒める必要はない。頑張りを評価するわけでもない。頑張り評価はポーズ評価。見せかけだけ。どう学んでるかではなく、時間をかけてやるとか量をやったとか、そこを評価してきるだけ。子どもは評価されたいので、頑張ることが評価のためのポーズになっちゃう。
ー子を信用してないから不安になる。親から心配さらると、子どもは自分が信用されていないことに気づくから嫌になる。しかも、親が先回りして心配していたら、子どもはずっと他人事でいつまでも自分ごととして捉えない。

私自身子どもの時、大人に見せるためのポーズが得意だったし、親が先回り心配する人で確かに自分ごとに出来ていなかったので納得感がありました。自分の人生を引き受けて意味づけをできる人でありたいし、子どもにもそれを願います。

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2025年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ



お受験とか、つい子供にいろいろ習い事させたり、自分の夢をおしつけたりしちゃう親こそ読むべき。

男子校にしか当てはまらなそうなところもあるけど、子供そのものを見よ、というのは共通する。

コスパ、タイパとかパフォーマンスがあることが前提になってる社会で、子供の教育にもパフォーマンスを求めてしまう。でも大切なのは結果、成果ではなく、その子自身。

大人が、インプットすればアウトプットがでると信じ、子供にアウトプットを求めてしまうのは、現代の社会がそうだから。現代社会に送り出すために教育も現代的になってる。野人の子供は、いつ変身して、現代社会に対応できるようになるんだ?それとも、対応しないまま、変人として生きていくけど、本人がそれで幸せならいい、ってことなのか??

子供がもともと持っている力を信じて待て、というのは、現代で苦しむ大人には難しいんだよ。

子供を幸せにするには、まず大人が幸せにならなきゃいけないのでは。

二月の勝者の開成受験の子の話でも出てきたけど、産まれた時は生まれてきてくれてありがとう、呼吸してるだけでえらい、のに、成長するとどんどん子供に求めるようになって、親は欲が深い。
でも、人間は社会的な生き物だから、社会が求めるものと合わせて成長に合わせて要求レベルが上がってくのは仕方がないような気もする。でも、やっぱり、生まれてきてくれてありがとう、それだけ、の精神は大事。絶対忘れちゃダメ。


以下、刺さったこと

子育ては、一緒にいた時間ではなく、子供をその子そのままに受け入れることができるかという奥行き

子育てとは、子供をどう変える、どうコントロールするのがではなく、子供を通じて自分がどう変わるか
学歴信仰から逃れたいと思っているのは本当は親自身なのかも

丸暗記は大学受験までしかうまくいかない
敵に渡すな、大事なスイッチ
目に入れても痛くないほど子供を見られるか?

正解できたかどうかはどうでもいい。その子が何をどう考えたか、プロセスを見よ。

親の役割は、将来的には子供に要らないと言われること。本来、野人である子供と、社会との折り合いをつける存在。

産まれたときの写真貼って、いいなぁ、あの頃はなんでも言うこと聞いてくれて、って思う人は、犬でも飼っておけ

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2025年04月23日

Posted by ブクログ

子育てって、子どもをどう変えたかじゃなくて、自分がどう変わったか。
わが子のしあわせを願うなら、よその子たちのしあわせも願うべき。よその子たちは、わが子とともに社会をつくるチームメイトだから。

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

足すことばかり考えてしまう育児だけど、あえてかまわない、手を出しすぎないというのは本当に大事だなと思った!
バランスが大事!

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

印象に残ったこと
・子供は最初から色々持っているから、与えるのではなく引き出す
・高校受験、大学受験は傾向と対策でできちゃう。中学受験は面白い問題が多い
・親ができることなんてほとんどない。子供を信じること。

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2025年03月04日

Posted by ブクログ

おっしゃっていることが素晴らしい。感動するくらいに素晴らしい。素晴らしいんだけれども、その通りに子育てしていこうとなかなか思えないのはなぜだろう。そんな思い切ったことできない、と思ってしまうのはなぜだろう。それができたらどんなにいいだろう、と思ってしまうのはなぜだろう。

教育の成果を数値化して、数値化しやすい価値にばかり教育が吸いよせられてしまい、どんどん子どもたちの実存がおきざりになります、ということ。高い偏差値、難関校合格、自由研究で表彰など、表面上は評価されているけれど、その裏にどんな実態が隠れているのかは、実は外からは見えない。あそこのお子さん優秀ですごいね、が実は、大きな爆弾を抱えていて、それが中学受験前に爆発するのか、進学後に爆発するのか、大人になって爆発して、鬱や自殺になるのか、それは絶対に見えない。
だから、表面的に成果が出ていないんです。成績悪いんです、出来が悪くて、というのは、実はそっちの方がまだまともだった、なんてことはあるのではないか。

”外の評価軸は外の評価軸。でも自分は自分。そういうスタンスを貫けることが生きる力だと思うんですよね。生きる力って、何かの手持ちを増やすってことではまったくない。むしろいまある手持ちでなんとかする、そういうたくましさのことをいうんじゃないかなと思いますね。”

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2025年09月07日

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