おおたとしまさのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
私は自分の地元にある「森のようちえん」に視察に行かせていただいたことがあります。
フィールドは外。何をするか、どこに行くか、先生が少しだけ仲介しながら子どもたちで話し合って決定し、出発する頃にはもうお昼。たくさんの木に囲まれた自然の遊び場では子どもたちが自由に遊び回っていました。
先生方は、子どもの遊びに介入することはほとんどなく、子どもにお願いされたら参加し、子ども同士のトラブルがあった際は子どもらが自らで解決する様子を見守っていらっしゃいました。そして、危険な場面があればそっと止めに入るだけ。保育者が何でも介入し解決を促すと、子ども自身で問題を乗り越える力が育たないし、新たな子ども同士の広 -
Posted by ブクログ
ネタバレ針間貴己さんのお父さん(克己さん)がある日買ってきたという本。
サピックスや鉄緑会がやはり東京の受験の鉄板ということに驚き
とてもリアルな塾事情が書かれている
・要領がよく、東大医学部も涼しい顔をして合格してしまうような生徒でないと鉄緑会を使いこなせない。
・宿題が6〜7時間もかかってしまい、「型」を使うのではなく、「型」を覚えるのに必死になってしまう
・鉄緑会を利用しなくても東大医学部に進む子もいる
・それほど学力なく、部活をがんばりたくて、塾に時間を取られたくない生徒は平岡塾やSEGに通っていたようにおもう。最近はグノーブルも
・筑駒学生:学校は楽しかった。実験もできるし。鉄緑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【要約】
日本の教育は、平等性・画一性に基づいて学習指導要領が決められて、中学受験であれ、大学受験であれ、それに則り試験が課されている。この画一性が、逆に子供たちの能力差を浮き彫りにし、競争を生み出してしまった。
元来、塾があるからこそ、学校はその個性を活かし、多様な学びの場となりえた。上述の受験競争により、受験に期待されるウェイトが増え、学校を侵食してきた。また、本来は受験生自身が勉強のスケジュールをたてたり、試行錯誤したり、という中で人間力を鍛えてきたが、塾の台頭により、いかに効率的に答えに辿り着くかがマニュアル化されてしまい、その言いなりになることが受験競争の勝利への近道となってしまっ -
Posted by ブクログ
子供が産まれ、習い事や塾をどうするか周りに聞いたら公文式を進める人、すぐ辞めさせたという人がいて、他人の意見だけでなく自分でしっかり理解しようと調べた結果、この本に辿り着きました。
本書を読んで学んだ事は、親が何を求めて通わせるか、公文式の強み、弱みを理解して通わせるならいいが、通わせたら子供が勝手に勉強して成績が上がると思っているといけないのだと感じました。
公文式の魅力
①学年を飛ばしてステップアップ出来る。
②机に座る習慣が身に付く。
③教材の目安時間を意識する事で、問題を解く時間の目安が養われ、時間配分、計画力が身に付く。
公文式のネガティブ意見
①正解するまで答えを教えてくれな -
Posted by ブクログ
・ひとつのジャンルとしての受験勉強に秀でている人は、切磋琢磨する環境の中でできるが、できない人に大量の訓練を行うことは、ただ単に処理能力と忍耐だけが鍛えられ、それ以外の大事なことを失う
・学歴は身分。平等であるべき、という根本思想が、単一のレールを生み、単一のレールだからこそ競争が起き、脱落と遅れの恐怖からエスカレートしていく。それが一種の資格として、平等に開かれた自由獲得への手形となればなおさら
・そのシステムの中で、学校が全人格的教育として自由に個性を発揮できるのは、塾が受験対策を担っているから
・欧米のように、大学が取りたい人をはっきり明示する、アドミッションポリシーを出すなど、受験の基 -
Posted by ブクログ
ネタバレ子供を追い詰めすぎない中学受験について書かれていると思う。偏差値に囚われない子供がいきいき堂々と過ごせる学校との出会い方や塾の特徴など、参考になった。
12歳にはなかなか親が計画するように、予定通りには行かない。この本には繰り返し書かれていて、親も自分の子だけダメだ…と思わないようにしてくれる、そして、子供を応援したくなるような本だと思う。
端から端までは覚えていないが、以下の項目は印象に残り、忘れなくないので書いておく。
・土日は最低8時間の勉強が必要
大手塾の特徴について、入塾前の情報として知れて良かった。
・カンニングしている我が子は「ダメな子」だ
うちの子がカンニングをするなん