感情タグBEST3
Posted by ブクログ
友人たちの出身校もいっぱい載っていて、もっと中高時代のことを聞いてみればよかった(これからでも良いが…)と思った。自由で魅力的な学校がたくさん紹介されていて、私もこんなところで過ごしてみたかったなぁ…と感じた(悪いことはあまり書いていないと著者が書いているので、そこは割り引く必要あり)。生徒が選抜されているからこそできることだろうが。印象的だったのは、政策に翻弄されてしまった日比谷高校。政策やわかりやすい進学実績などに対して、距離を取ったり、いなしたり…というしたたかさは大事なのだろう。きちんとDNAがある学校はもはや生き物みたいなものだ。
Posted by ブクログ
「名門校」は単なる「進学校」と何が違うのか?
それは建学の理念に根差し、時間の荒波を乗り越えてくる過程で磨き上げられた確固たる「ハビトゥス」の有無に求められる・・・というのは著者のこれまでの著作から繰り返されている主張である。
本書は、その「ハビトゥス」とは、ひいては名門校とはどんなところか、一言で説明しづらいこのことを説明するために、計30もの名門校を、その歴史から個性を紐解き列記していくスタイルをとる。
個々の学校の紹介も興味深いし、日本の簡単な学制史を読んでいるようである。
中学受験を志す世帯の人がこれを読んですぐに何かの役に立つわけではないかもしれないが、本書を読み終わってなお、生活において役に立つものばかり求めていたら、本書を読んだ甲斐がないというものであろうか。笑