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延々とくり返されてきた中学受験の是非論に、気鋭の教育ジャーナリストがファイナルアンサー!! 著者は「そもそも中学受験にメリットもデメリットもない。むしろ中学受験で得られるもののうち、何をメリットと感じ、何をデメリットと感じるかにそのひとの教育観、幸福観、人生観などの価値観が表れる」「中学受験はやり方次第で良薬にも毒にもなる」と語る。膨大な取材経験を背景に、中学受験の意味を壮大なスケールで描き出す。
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Posted by ブクログ
なぜ中学受験するのかというタイトルが若干煽り気味だが、根本は「なぜ中高一貫校がよいと思うのか」というところだろうか。中学受験の何をメリットとして考えるかデメリットと思うのか。根本が示されるので迷った時に立ち止まる指針が示されていて面白い。また偏差値でこの学校に入れねば(そうすればこの大学への道筋が)...続きを読むという考えではなく、どんな学校に入っても子どもが受験で何か身につけていれば、そして最終的に入った学校を正解にできればいい、という考えはとても共感できた。 子供の目が輝いているかというのは言うは易しだし、親としては色々な選択肢を見せてあげていいところに…と思ってしまいがちだが、まあきっとどこに行っても、どんな結果であっても目を輝かせられるように導いて上げるべきなんだろうなあ。
中学受験を考えている時点で必ず読んだ方がいい。 中学受験で得られることは何かをよく考えることを問うてくれる。「偏差値の高い学校にいく」事ではないことは間違いない。 当方の周りにも有名私立→東大、医者が多数いるが、自身も、彼らもどこに通っていたかではなく、どんな人生を歩んできたかに人生の幸福度が左右さ...続きを読むれていることを強く感じている。 偏差値の高い学校に通うこと自体が幸せに寄与することは全くない。
子供の小学4年生になるタイミングで、この本を読んで中学受験をするか考えてみる。 自分が中学受験組なので、中学受験について、どうしても頭がちらつくが、昨今の中学受験行き過ぎ説で否定的、もしくは公立の中高1貫にいかせたいなど考えていた。 でも、それ自体が子供の目標を勝手に作る行為だと気づきました。子供が...続きを読む中学受験したいと思うこと、そこから学習方法などを学ぶことが中学受験で得られる1番価値あるものなんだ。誘導してしまい、これが得られなくなる中学受験では意味がない。 まずは、親から誘導しないように本人が何をしたいのか、どこの学校に行きたいのか、自分の頭で考えるのを待とうと思います。迷ったら引き算。 心に残ったフレーズ 中学受験の親に対するアドバイスは巷に溢れている。全部の聞いていたら、イソップ童話のロバ売りの親子になってしまう。取捨選択の視点として、情報型時代の子育ての大原則、迷ったら引き算だ。
中学受験を通して得られるものは、親子の向き合い方によって大きく異なる。葛藤や試行錯誤の末、ありのままを受け入れることに辿り着く。小さな感動と達成感の繰り返し。我が子の中学受験の時に感じた全てがこの本の中にあった。 1週間の予定が2日で一気読み!中学受験を目指す方だけでなく、思春期の子供を抱えている大...続きを読む人にも是非薦めたい良書!
いずれ来る我が家の教育問題の一つとして、中学受験の是非を考えるために本書を手に取る。ハウツーに落ちない、親が持つべき考え方や基本姿勢を丁寧に綴る良著。学んだことは、メモに整理して血肉にしたいと思う。
読んでよかった
娘が中学受験したいと言い出し、親の自分は全くメリットを感じてなかったため、参考として読みました。自分の教育感がとても浅かったなと思いました。 著者の中で勧められていた本も読もうと思いました。
・有用性 ★★★★★ ・具体性 ★★★★★ ・分かりやすさ ★★★★★ ・オリジナリティ ★★★★ ・テンポ/構成 ★★★★★
熾烈な中学受験を親子の成長の過程とできるように。何のために勉強させているのか、と道に迷いかけた時に、この多感な時期に勉強することの意味を再確認できた。
中学受験、自分ではしたことない。なので分からない。ただ、住んでいるエリアは中学受験が当たり前、というエリア。私立の有力な中高が強くなると公立が特色がなくなるのかなあ、と思っていたけど、私立が特色あると、なかなか公立のカリキュラムに沿って、だと魅力的に見えなくなるのかなあ、と。 私自身は特色のある公立...続きを読む高のエリアだからなかなか分からない世界ですね。 中学受験で成長する、というのが多面的に考える必要ありますね。
教育ジャーナリストとして有名なおおたとしまささん 2021年11月初版 以下は気になった話題 ・超進学校が幾何と古典をやる理由 幾何を早い段階で徹底的にやることで数学的な素養が高まる。論理的な思考が鍛えられる 古典すなわち古文や漢文を学ぶことは、外国語を学ぶことに似ている。 日常的に無意識で使...続きを読むている日本語を相対化することで、日本語の論理的構造が認識でき、日本語を論理的思考の道具として使えるようになる。 →思考のOS性能が高まる ・高校受験は世界的に見ても珍しい 14歳からは抽象的思考の次元が高まり、本格的に哲学や科学が出来るようになる年頃。反抗期もある。この大切な時期に入試対策で子どもを追い回すのは得策ではない。 ・高校募集を始める私立校が増えている 高校入試を行う私立難関校は減っているが、同時にいわゆる私立中堅校が高校募集を再開する動きがある。オオテメディアは難関校の入試動向しか報じないが、一面的な報道には惑わされないで欲しい ・5歳差の先輩から学べること 中高一貫校では12歳の時点で5歳上の先輩の姿を間近に見られる。 中2や中3でたとえ反抗的な態度を取っていても、高3になる頃には落ち着いている。先生もその成長を知っているからこそ6年間を見通した対応をしてくれる。 中学と高校で分断されない利点の一つ。 「ハビトゥス」 ・その学校らしさとは「学校の文化」であり「ハビトゥス」(特定の集団に共通してみられる思考やふるまいのパターンを生み出す諸要因の集合) ・教員が異動しないのも私学の魅力 学校の中で生じた小さな成功体験や失敗体験が建学の精神に結び付けられ、学校全体の共通体験として生徒や教員の中に積み重なり、学校全体にとっての当たり前の水準を押し上げる。こうしてつくられた学校ごとの当たり前がハビトゥスの正体だといえる。 ・公立学校のハビトゥスは地域の文化を反映したもの 特に戦前からの公立名門校には、地域の文化や風土、期待や誇りが凝縮されている。 ・創立者の伝記と学校の沿革は要チェック ・校長の佇まいと国語の課題文を見る 説明会で校長が何を語るのか以上に、どんな佇まいで語るのかを見てほしい。言語よりも非言語的な情報が重要。その雰囲気を見て、わが子にも似たような佇まいを身に付けてほしいと思えるかどうかがポイント ・子どもに損得勘定を刷り込むな 「将来何がやりたいんだ?そのためにいま何をすべきなのか?」と尋ね、結局勉強するしかないという結論に誘導する大人は多い。 しかし、思春期の時点で抱いていた価値意識が高齢期の幸福感を予測する」という研究によれば思春期の時点で「金銭や安定した地位を大切にしたい」のような外発的動機による価値意識が強いと、高齢期に幸福感が低くなる傾向があるということ 「興味や好奇心を大切にしたい」という内発的動機をはぐくむ教育環境を作っていくことで高齢期の幸福感、自己満足感が増す ・ベストな学校がどこかにあるはずだって幻想を抱いている保護者は多い。 でもそんなのないよって。どこの学校も良いところと悪いところがあって、悪いところすら子どもは肥やしにしていくもの。 自分が適した環境に行けば、人間はおのずと目が生き生きしてくる。 学校へ行った時の子どもの様子を見ることが大事。目が輝いているか、体が躍動しているか、心が安らいでいるか ・スキル偏重教育は大人たちの不安の裏返し 「どう美しく生きるか」を伝える学校と「これからの時代はこういうスキルが必要だと」という学校の二つに分かれる。今、スキル系の方に人気が集まっているのは、今の世の中の大人たちの不安の裏返し ・受験エリートの落とし穴 「いい学校」に行けば、確かに就ける職業の種類が増えたり、就活の書類選考で有利になったりはするかもしれない。しかし、「いい学校」に入って増えた選択肢の差分からしか人生を選べなくなることがある。たとえば「せっかく□□中学に入ったのだから、出来れば東大・京大・最低でも早慶」のような 無限にあったはずの人生の選択肢をむしろ狭めてしまうのだ。 さらには自分の選択未満の選択肢を選んだ人たちのことを、無意識で自分未満だと見下す視点を持ってしまう危険すらある
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