おおたとしまさのレビュー一覧
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ネタバレタイトルは、『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』というキャッチーなものだが、『公文式とは何か?』というような内容だった。公文式の教材内容や指導方法にとどまらず、公文式の組織や歴史、そして創始者の公文公さんについても掘り下げている。元公文式OGとしても改めて公文を捉えなおすきっかけになった。この本は、公文を客観的に見る機会がないまま体に染みつかせてしまった、元OB・OGにこそオススメ。妄信せず、使いこなす、くらいの距離感がよさそう(それは他の習い事も一緒だが…)。
以下、面白いな、と思った内容。
・公文は、あくまでも高校数学の学習を容易にするためのプログラムであり、高校数学までのすべて -
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友人たちの出身校もいっぱい載っていて、もっと中高時代のことを聞いてみればよかった(これからでも良いが…)と思った。自由で魅力的な学校がたくさん紹介されていて、私もこんなところで過ごしてみたかったなぁ…と感じた(悪いことはあまり書いていないと著者が書いているので、そこは割り引く必要あり)。生徒が選抜されているからこそできることだろうが。印象的だったのは、政策に翻弄されてしまった日比谷高校。政策やわかりやすい進学実績などに対して、距離を取ったり、いなしたり…というしたたかさは大事なのだろう。きちんとDNAがある学校はもはや生き物みたいなものだ。
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Posted by ブクログ
P.10
パパのタイプチェックシート
自分は「冷静沈着コンピュータ」タイプ
・ママや子供の話に共感するのが苦手。愚痴とかを聞くのは得意ではない。
パパの機能
・母乳を出すこと以外は何でもできる
・ママのストレス発散相手になる
・お金を稼ぐことができる
パパの取扱い上の注意
・疲れると動きが鈍くなる
・時々暴走する
・適度な遊びが無いと故障する
イクメンかどうかは世間のものさしで測るのではなく、自分の家庭の中で「妻にとって理想の夫とは?」「夫にとって理想の妻とは?」を互いに認識合わせしながら、それに向かって少しでも近づける努力をする姿を継続的に見せられているかだと思う。
パパはママのコピ -
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「名門校」は単なる「進学校」と何が違うのか?
それは建学の理念に根差し、時間の荒波を乗り越えてくる過程で磨き上げられた確固たる「ハビトゥス」の有無に求められる・・・というのは著者のこれまでの著作から繰り返されている主張である。
本書は、その「ハビトゥス」とは、ひいては名門校とはどんなところか、一言で説明しづらいこのことを説明するために、計30もの名門校を、その歴史から個性を紐解き列記していくスタイルをとる。
個々の学校の紹介も興味深いし、日本の簡単な学制史を読んでいるようである。
中学受験を志す世帯の人がこれを読んですぐに何かの役に立つわけではないかもしれないが、本書を読み終わってなお、生 -
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公文を始めるか迷っていたので読みました。
公文を絶賛する内容ではなく、創立や運営方法等歴史的な背景も絡めて書かれていて、中々マニアックです。
良かった点は、学研教室等の類似の教室との違いについても踏み込まれていたので検討材料になりました。
ただ、どんどん教育界も進化していて、今なら計算力だけにフォーカスするなら他の通信教材やアプリという選択肢もあるので、本書の内容と少し逸れますが、公文でしか身につかない力なのか、他で代用可能なのかなど、東大生までいかなくても、中学受験を終えて私立の中高に通う生徒等、更に若い世代の体験談を踏まえた内容を期待したいです。 -
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パパは「母乳を出す」以外は何でもできる全自動子育てロボットであると見立てて、「パパスイッチ」を入れて、その機能を存分に引き出すための方法を指南。
自分は「パパ」になる予定の男性であり、子育ての参考になればと読んでみたが、あまり子育てにやる気がない父親のお尻にいかに火をつけるのかみたいな内容で、正直あまり参考にならなかった。世間の父親はここまでやらないと子育てしないのだろうか思い、「パパを操作する」みたいな発想に少し嫌悪感も覚えたが、母親の立場からすれば、実際に夫を動かしうる「方便」として、本書は有用なのかなと感じた。自分としては、この本の内容を反面教師として、妻からこのような操作をされる前に、 -
Posted by ブクログ
過去に腰痛、肩凝り、肘・膝の痛みがどうしようもなく、マッサージに通うも一時的に痛みをとるだけですぐまた再発して悩んでいた時期がありました。
対処療法でなく根本原因を取り除かないとと思い、行き着いたのがカイロプラクティック。そこで施術してもらったら治った経験があり、体の歪みを治す、歪まないよう日常生活で気をつけることの大切さに気づきました。
最近また日常生活でサボって調子悪くなってきたので、カイロプラクティックに通わなくても自宅で自分でできることをやろうと本書を購入。
施術経験のある人にとっては本の内容は薄く感じるが、はじめて取り組むなら一通りのことが網羅されていると思います。
ただ紹介