あらすじ
「夫婦で協力して子育てしようって話だったはずなのに、ちょっとイメージと違った」みたいなかすかなストレスを感じているママや、そうなることを未然に防ぎたいママたちに、だまされたと思って試してほしい方便をまとめました。
・パパとしての自覚を促す「パパスイッチ」の入れ方
・家事や育児のやり方を覚えてもらう方法
・上手な夫婦ゲンカのためのルール
・パパの暴走や問題行動への対処法 ……など。
本書で紹介する方法は、心理学の「交流分析」や「アサーション」といった理論の応用で、家庭内に限らず、世間一般の人間関係にも十分使えるものばかりです。世界的名著D・カーネギーの『人を動かす』の子育て夫婦バージョンといってもいいでしょう。
パパの行動や言葉に「なんで?」と感じていたママだって、「そうか!」と納得できるはず。パパのやる気が最大化し、家族みんなが笑顔になれること請け合いの1冊です。
※ 2012年に「トリセツ」書籍の先駆けとして発行されたものの改訂版ですが、俗説的な男脳vs女脳みたいな話ではありません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かった!
パパロボットに子育てアプリをインストールする、という視点で語れば
うっかり夫婦間でケンカや不信感や不和つながりそうな問題も、やり方次第、教え方次第。
スイッチをちゃんと入れられればなんとかなりそう、と思える。
「故障かな?と思ったら」「日ごろのお手入れ」なんて、目次のタイトルだけで爆笑もの。
パパママ双方が、考え方に余裕をもってお互いをフォローしながら
育児という、人生の中の限られた時間を楽しむ。
あっという間に読めて、必要なところもすぐ読み返せる。
困っている人がいたらオススメしたい本。
Posted by ブクログ
すごく読みやすい本、要点がまとめられていて2時間ほどですらすら読めた。
これからパパと一緒に育児をする人にとっては、簡潔にまとめられていて良いと思う。
ほかの本も読んでみたい。
Posted by ブクログ
あぁ、パパに優しくしよう…と思えた本でした。喧嘩続きで離婚も考えていましたけど、この本を読んで一旦冷静になって、お互い人間なのだからぶつかるのだと再認識。ママの思い通りロボットにしようなんてわたしが間違ってました。みんな違ってみんないい、自分以外の意見の人はより優しくできるようになりたいものですね。、
Posted by ブクログ
天真爛漫わんぱく坊主タイプのパパは、ほめればどんどん伸びるタイプ
強制でやらされてる感を与えない 〜してくれたら助かる!!という
男女平等なノルウェーでのパパの得意料理は冷凍ピザ
→世界水準でもそんなもの
我慢比べをやめる。自分が我慢していると、相手にも我慢を求めてしまう
夫婦喧嘩は、落とし所を決めるのではなく言いたいことが言えたら成功。納得したかどうかではなく、言いたいことを全部はきだしたかどうか。
そのあと無意識に行動がかわっていく
Posted by ブクログ
P.10
パパのタイプチェックシート
自分は「冷静沈着コンピュータ」タイプ
・ママや子供の話に共感するのが苦手。愚痴とかを聞くのは得意ではない。
パパの機能
・母乳を出すこと以外は何でもできる
・ママのストレス発散相手になる
・お金を稼ぐことができる
パパの取扱い上の注意
・疲れると動きが鈍くなる
・時々暴走する
・適度な遊びが無いと故障する
イクメンかどうかは世間のものさしで測るのではなく、自分の家庭の中で「妻にとって理想の夫とは?」「夫にとって理想の妻とは?」を互いに認識合わせしながら、それに向かって少しでも近づける努力をする姿を継続的に見せられているかだと思う。
パパはママのコピーではなく、パパの視点とママの視点の両方から子育てをしていくことに多様性が生まれるため、パパを自律した1人の人間として接するべし。
男性が女性のとめどもない話を聴いていられる時間は一説によると最大15分程度。男性は意見を言うのではなくただただ聴く姿勢を貫ければ女性は喜ぶ。
Posted by ブクログ
ノルウェーは冷凍ピザの消費が世界一
理由は、冷凍ピザがノルウェーのパパたちの定番料理だから。
日本で言う料理ができる、というと手の込んだ煮物などを同時に数品つくれることをイメージしがち。
そもそものハードルが無意識的に高くなっていない?!
ママ流にパパがあわせるのではなく、ママ流とパパ流が横並びにある、ところからスタート
という意識
人の行動の9割は無意識が決めている
Posted by ブクログ
パパは「母乳を出す」以外は何でもできる全自動子育てロボットであると見立てて、「パパスイッチ」を入れて、その機能を存分に引き出すための方法を指南。
自分は「パパ」になる予定の男性であり、子育ての参考になればと読んでみたが、あまり子育てにやる気がない父親のお尻にいかに火をつけるのかみたいな内容で、正直あまり参考にならなかった。世間の父親はここまでやらないと子育てしないのだろうか思い、「パパを操作する」みたいな発想に少し嫌悪感も覚えたが、母親の立場からすれば、実際に夫を動かしうる「方便」として、本書は有用なのかなと感じた。自分としては、この本の内容を反面教師として、妻からこのような操作をされる前に、自発的・自律的に子育てに携わっていこうと思った。