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「正解のない時代」に子育てする
すべてのお父さん、お母さんへ
どんな世の中になっても生きていける子どもを育てるために、できることは何か。
「世界7大教育法」のなかに、そのヒントがあります。
――おおたとしまさ
☆☆☆☆☆☆☆
《世界7大教育法》
●モンテッソーリ教育(イタリア)
POINT1:「集中現象」で強みがぐんぐん成長!
●シュタイナー教育(ドイツ)
POINT2:「環境設定」で子どもの感性が高まる!
●レッジョ・エミリア教育(イタリア)
POINT3:「ドキュメンテーション」で知的好奇心を引き出す!
●ドルトンプラン教育(アメリカ)
POINT4:「アサインメント」で自己管理能力が身につく!
●サドベリー教育(アメリカ)
POINT5:「好きにしなさい」を徹底して自立心を育てる!
●フレネ教育(フランス)
POINT6:「自由作文」が自分の頭で考える力を養う!
●イエナプラン教育(ドイツ)
POINT7:「ワールドオリエンテーション」で磨く探求力!
☆☆☆☆☆☆☆
本書は「世界を代表する7つの教育法」のエッセンスを一冊で徹底解説した、はじめての本です。
親が知っておきたい、子どもの能力を引き出すヒントをこの一冊に凝縮しています。
藤井聡太、斎藤工、ビル・ゲイツ、バラク・オバマ、ジェフ・ベゾス、ミヒャエル・エンデなど、
各界で著名人を生みだした"世界7大教育法"から学べる、
「強み」を伸ばす子育ての秘密をあますところなく、わかりやすくお教えします!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
▶︎複数の国で有名な教育法
・モンテッソーリ
認定制度があり、学校の質の確認がしやすい。
個人の集中した活動に重きを置く。
気がすむまで繰り返し、生活動作ができるようになることから生じる自身の心の満足を通して、他の人のことも認めることのできる心の余裕を育てる。
・シュタイナー
ミヒャエル・エンデの「モモ」的世界観。
科学万能主義へのアンチテーゼ。自然の中で、正解のない活動をする。複数人での活動が多い。
▶︎学校教育のあり方に主眼を置いた教育法
・レッジョ・エミリア(イタリア発祥、幼児教育)
認定が無く、各学校の先生次第
協働に重きを置く。プロジェクトベースの活動を行い、先生が計画・実行・修正などの全体の流れを資料に書いて張り出す。
・ドルトンプラン(アメリカ発祥、幼小中高)
個別に課題を進めていくのが特徴
・サドベリー(アメリカ発祥、幼小中高)
自由と自治を追求した学校スタイルが特徴
読み書き算盤も強制しない
・フレネ(フランス発祥、小中高)
・イエナプラン(ドイツ発祥、オランダで発展、小中高)
これらは、オルタナティブ教育、プログレッシブ教育、とよばれている。
「産業革命以降の、工場で働かせるのに都合がいい人材を効率よく製造するための画一教育」では無い、というニュアンス。
「全ての子について◯◯教育法が良い」ということはない。
Posted by ブクログ
本書の「おわりに」はこうはじまる。
「テストで高得点を取ることを”勝ち”とするならば、大量の課題をこなす能力と忍耐力、そして与えられた課題に疑問を抱かない力が有利に働きます。この3条件を持つ人が、日本の受験システムの”勝ち組”になりやすい」
こういった考え方には、「受験の弊害」が叫ばれたり「一定の効用」といった意見を見聞きする。多くの人が教育を享受してきた経験があるため、みな一家言ある。正解があるわけではないのだ。
その正解がない教育のメインストリームにある、従来の教育(少しずつ変えようとはしているようだが・・・)とは異なるアプローチをとる「オルタナティブ教育」と呼ばれる海外発の教育について本書は紹介してくれる。
世界2大教育法と呼ばれるモンテッソーリ教育、シュタイナー教育と、それらに加えてレッジョ・エミリア教育、ドルトンプラン教育、サドベリー教育、フレネ教育、イエナプラン教育という5つの教育法が取り上げられる。
モンテッソーリとシュタイナーの名前くらいは聞いたことある、くらいだったので、様々な教育法の名前を見て、こんなに色々あるのか・・と思っていた。ところが、本書を読み終えてみると、それぞれの教育法は考案者や発祥地、時期、細かな思想の違いこそあれ、子どもの興味関心を大切にし、自由と裁量を与え、大人と子どもの関係ではなく対等な関係として接することなど、共通している点が多く感じられた。それぞれの教育法は既存教育の「オルタナティブ」として登場してきているので、「既存教育にない教育方針」という点で一致しているのかもしれない。
既存の教育方針の批判ばかりしていても仕方ないが、このモデルが構築された時代背景と今日の子どもたちが置かれている時代背景が大きく異なる以上、教育方針も変わっていかなくてはならない。しかしながら、著者であるおおたとしまさ氏も「本書を著す中で得た私にとってのいちばんの発見は、今と100年前とを比べても、教育者の嘆きや問題意識が恐ろしいほどに変わっていないという事実です」と語っているように、そう簡単にはいかないようだ。
本書で紹介されるオルタナティブ教育が掲げる教育方針(子どもの自立、協調、感性、平等性、自由、民主的な学校運営などの重視)は、言葉としてはとても美しく、素晴らしい理念だ。これらを学校という限られたコミュニティーの中だけでも実現させるためには、教師をはじめとした学校運営者の並々ならぬ情熱と努力のおかげで運営されてていることは間違い。
一度、学校というコミュニティの外に出れば、子どもたちは、これらの輝かしい理念と矛盾する事態に出会い、葛藤していくことになる。その時、挫けることなく、自分の頭で考えて生きていけるような子どもを育てることが重要だし、それは決して子どもだけではなく、大人にも共通して言えることなのだろう。
子どものためだけではなく、むしろ大人にこそ、本書で紹介されている「オルタナティブ教育」の考え方は気づきを与え、日常の思考様式を問うチャンスを与えてくれる。こう書いていて、「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」という、森達也氏の言葉を思い出した。大人でも(大人こそ?)、本当に自分が何にが好きなのか、興味があるのかわからなない人もいるだろう。他者への想像力を欠き、協調性の低い人もいる。子どもだから、大人だからということではなく、社会を構成する一員として充実した人生をおくるために、何が必要なのかと逆算してくると、「オルタナティブ教育」が提示する考え方は重要になってくるのかもしれない。
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ビジネス・実用
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