トルストイのレビュー一覧

  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

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    「悪魔」の方は、田山花袋の「布団」の元祖みたいなお話。文豪も人の子、遺伝子プログラムに打ち勝てたら、それはそれで、プログラムエラーなのかもしれない。実際そういう終わり方。。

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    2018年09月24日
  • イワン・イリッチの死

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    ネタバレ

    思いがけないきっかけで、思いがけない重い病に襲われてしまった主人公。心理描写が秀逸で、読んでいて、つらーくなる。身に染みる。

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    2018年04月23日
  • 人生論

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    年齢が63歳ということもあり、とてもわかりやすかった。
    なるほど「やっぱりそうだんだ」という確認にも似た気持ちです。
    生きるとはそういうことなんですね。

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    2018年04月20日
  • 復活 下

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    結論や結末を期待してはいけません。
    当時の社会構造(下層階級・犯罪者)を明瞭に描き出し、ほとんど教訓じみたものです。

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    2018年04月15日
  • 復活 上

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    1編、2編を読み終えて、とんでもない世界に入ったものだと後悔もしてしまう。
    懺悔と正義と、どこまでがネフリュードフの本心なんだろう。最後に逆転劇があるんだろうか。

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    2018年04月06日
  • 戦争と平和 (六)

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    完読してこその感動というのもあります。
    エピローグの最後の最後は別物として(難しいので)後日、ゆっくりと読まなければ・・・・。

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    2018年03月29日
  • 戦争と平和(四)

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    かなりボリュームのある本。正月から読み始めて、やっと全巻を読破。最後になるほど、ストーリーとは別の歴史論的な内容が。
    エピローグの第1部の最後に、アンドレイ公爵の息子が決意をする部分があるが、そこで終わってしまっており、収まりが悪いような。
    元々、続編でも書く予定だったのだろうか?

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    2018年02月21日
  • 戦争と平和(三)

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    この巻は戦争の描写がやや多い。
    ついにナポレオンがモスクワを陥落させる。
    その戦闘や戦闘が引き起こす混乱の中で様々な登場人物の悲哀が描かれる。

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    2018年02月12日
  • 戦争と平和(二)

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    面白くないわけではないが、読み進めるのが非常に困難だった。まだ第2巻。
    前巻と違い、戦争の描写はなく、つかの間の平和に起こる人間の愛憎劇が描かれる。最後のナターシャの破滅と再起の兆しの部分はグイグイ読めたが、そこまでが長くかかった。

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    2018年01月28日
  • 戦争と平和(一)

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    ナポレオンがロシアに侵攻を始めた際、それを迎え撃ったロシア側の話。
    華麗なロシアの社交界が、描かれ、そこで生きる人々と、それとは対照的に描かれる戦場の描写。
    それらを通して、人間の業が浮き彫りになっていく。

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    2018年01月09日
  • アンナ・カレーニナ 4

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    アンナは悲劇的な最期に。リョーヴィンは幸福な最期になった。
    しかし100以上も前の作品なのに、全然現代にも通用する内容に驚愕した。
    人間は根本的には大きくは変わっていない。

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    2018年11月25日
  • アンナ・カレーニナ 3

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    アンナとリョーヴィンの状況が段々すり替わっていくかのように、アンナは不幸にリョーヴィンは幸せに近づいている感じがする。

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    2018年11月25日
  • 戦争と平和 (五)

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    岩波文庫版戦争と平和の第5巻で、1812年ボロジノ平野での激戦を経て老将クトゥーゾフは、ロシア軍温存のためモスクワ放棄という捨て身の作戦に出た。同年10月疲弊したフランス軍に対してロシア軍がついに反撃を開始する。ピエール・べズーホフとアンドレイ・ボルコンスキーが生と死の対極で生きること、愛することについて悟るシーンがとても印象的でした。主要人物が物語から去ってしまうのが悲しい。

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    2025年12月21日
  • 戦争と平和 (四)

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    岩波文庫版戦争と平和の第4巻です。1812年フランス 軍はロシア領内に進軍し同年9月(作中ロシアの暦で8月)モスクワの100 キロ西方にあるボロジノ平野 で激突した。ナポレオンのロシア侵攻で老将クトゥーゾフが指揮系統がバラバラのロシア軍全権を掌握し、貴族平民限らずロシア防衛のための国民戦争の様相を強くしていきます 。

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    2025年12月21日
  • 戦争と平和 (三)

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    岩波文庫版戦争と平和の第3巻で、ナポレオン のロシア遠征 が始める直前の1811年までのつかの間の平和を描きます。3巻の見せ場は、許嫁アンドレイボルコンスキーとの1年後の結婚の約束を反故にして短絡的な男と駈け落ちしようとしたナターシャロストフの心の動きでしょう 。

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    2025年12月21日
  • 戦争と平和 (二)

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    岩波文庫版戦争と平和の第2巻で、ナポレオン戦争 の1805年アウステルリッツの戦い におけるロシア軍の大敗か1807年ティルジットの和約までが書かれています。主人公の一人で棚ぼた的に莫大な財産を相続した放蕩息子ピエールべズーホフに全く感情できないのが残念です。ギャンブルで家を傾けそうになったニコライロストフの方がまだ感情移入できるかも。

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    2025年12月21日
  • 戦争と平和 (四)

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    4巻は戦争の記述が多く読むのに苦労した。ただ、ここがクライマックスなんだろうなと思う。
    前線の任務につき、自ら負傷したり捕虜になったアンドレイと、それまで戦争とはまるで無縁だったのに、ひょっこり参戦してしまったピエールとの温度差が著しい。
    最後のアンドレイとナポレオン、それぞれの心情から戦争の不合理、人生の無常が感じられる。

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    2017年02月16日
  • 戦争と平和 (三)

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    1、2巻を読んでいた時は、ピエールの良さがあまりわからなく、アンドレイやボルコンスキー公爵が何故彼を気に入ってるのか不思議だった。
    鈍いし単細胞ではあるけれど、誠実であることは確かだ。アンドレイとナターシャの婚約を知って自分の気持ちに気づき、ナターシャとアナトールの駆け落ち騒動を鎮めながら心が揺れる。
    ピエール以外にも登場人物の心の動きがありありと描かれ、やはり名作だと思う。

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    2017年01月26日
  • 戦争と平和 (二)

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    戦争の記述は少々読みにくかったものの、そのほかの人間模様は興味深い。
    理想主義者のアンドレイが失望して行く様、もともと平和主義で人当りのいいニコライが戦闘の高揚感を楽しんでしまう様。そうなんだね、多分。戦争は嫌いだ、反対だと言っていても、いざその中に置かれると人間は意外とその状況を楽しんでしまうのかもしれない。
    相反して状況を傍観しながら決して自分はその中に染まらず、只管己のみのボルツには反感を覚える。でも実際には多い、こういう人。

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    2017年01月20日
  • 人生論

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    私は新しい戒めをあなた方に与える。互いに愛し合いなさい。「ヨハネによる福音書」

    生命とは死に抵抗する様々な機能の結合。生命とは限られた時間内に有機体の内部であいついで起こる様々な現象の結合

    生命とは世界に対する新しい関係であり、生命の運動とはより高度な新しい関係の確立であるから死とは新しい関係に入ることである。

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    2017年01月15日