トルストイのレビュー一覧

  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

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    ここで語られる倫理観について、興味も共感も持ちにくいのが正直なところ。小説の内容よりも、小説誕生のエピソードの方が興味深い。
    「クロイツェル・ソナタ」は不倫テーマが仇となり発禁となったが、作者の奥方が皇帝に掛け合って出版の許しを得たと。「悪魔」は、作者自身が雇い人の女性に手を付けた実体験を描いた関係上、奥方に気兼ねして生前は出版することがなかったと。
    前前世紀の作。小説が世に及ぼす影響度は、現在の想像を超えるものがある。あるいは国民作家トルストイが世に与える影響と云うべきか。

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    2015年10月26日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの宗教観がわかる一冊。
    紀元後すぐだろう古代ローマを舞台とする、新興宗教キリスト教のお話。当時の空気感はよくわからないが、たぶんこういう雰囲気だったのだろう。

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    2015年07月15日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    ネタバレ

    基本はメロドラマではないか。
    名作と言われる所以はこの巻では分からない。
    作者が同じだからか、登場人物が「戦争と平和」と被ることが多い。

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    2014年06月17日
  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

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    訳が読みやすくて、良い。

    一人の男と一人の女がひたすらに愛し合うことを望んだ夫たちの破滅。

    片方は妻の殺害に至り、片方は自殺を遂げる。

    「クロイツェル•ソナタ」で、美しい妻が二枚目の男と合奏を披露するシーンがある。
    そんな二人を、じっとりと憎悪を込めた目で見つめながら、クロイツェル•ソナタについて、こう語る。

    「たとえばこのクロイツェル•ソナタにしても、それを作ったベートーベンは、なぜ自分がそういう心境にあったかを知っていたわけですし、その心境が彼を一定の行為にかりたてたのですから、彼にとってはその心境が意味を持っていたわけですが、こっちにとっては何の意味もないんですよ。」

    なるほど、と思う。
    それもトルストイがそう言い切れることに。

    結婚が如何なる束縛であろうと、男と女には読めない心の揺れがあるものだと思う。
    その揺れを見つめ続け、貞淑さを追うことによってもまた、ある種の破滅を起こしてしまうのだなあ。いやはや、難しい。。。

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    2014年05月28日
  • 人生論

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    生命や愛、死についてのトルストイの考察。

    人生において、動物的個我に執着するのではなく、それを理性的意識に従属させることで、生命や死の本来の姿が見えてくる、というのが、一番の主張でしょう。

    生命は苦しみの連続であるが、苦しみこそが快楽を引き起こし、生命をさえ動かす、という考え方に非常に魅力を感じました。死についての考察にはいささか違和感がありますが。

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    2014年05月24日
  • アンナ・カレーニナ 3

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    リョービンとコズヌィシェフのやり取りを読んで、都市の住民の「田舎」と地元の人の「田舎」の感じ方の違いってどこも似たようなものなのねと思いました。

    ますますアンナの物語を読むのが苦痛になってきてるけど、彼女の不安定な立ち位置を考えると同情してしまう。
    女性の社会的地位の弱さね……。

    あと一冊

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    2014年03月24日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    トルストイ3作目
    やっぱり他の外国人作家に比べ読みやすい。

    十九世紀後半のロシア上流社会の出来事って言うのが概要です。

    都会の社交界と田舎暮らしという対比は今回もあって、彼の得意技だなって思いました。

    タイトルのアンナが最初から出ていなくて戸惑いました。

    まだ序盤(後三巻あるのかよ…)なので評価しようがないのですがとりあえず3つ星とします。

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    2014年03月09日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    率直な感想としては私はキリスト教徒にはなれないだろうなということだった。

    というかパンフィリウスや晩年20年のユリウスの生活の具体的なところが何も書かれていないのがずるいなと思った。
    世俗的な生活を送っていたころのユリウスの苦悩や葛藤が詳細に追われているのに、パンフィリウスがあまりに霧に隠れていて、そりゃこれだけならパンフィリウスの生活のほうが素晴らしく見えるわと。
    パンフィリウスの人生における苦悩や葛藤がキリスト教の思想によってどのように乗り越えられるのかが知りたい。

    トルストイが理想を外から眺めている状態=トルストイはパンフィリウスの仲間達の一員ではないんだろうなという気がした。
    なんとかしてユリウスになろうとしている医者=トルストイと感じる。

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    2014年02月23日
  • 戦争と平和(四)

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    ナターシャとアンドレイ公爵がどうなるのかと思って、公爵の死で悲しいまま終わると見せて最後にピエールとの結婚が待っていたなんて。ナターシャは恋多き女性であったということなのでしょうか。

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    2013年12月07日
  • 戦争と平和 (一)

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    この歳で触れることになろうとは。
    文体は慣れれば読みやすいですが、なんせ先が長い・・・
    がんばろう。
    世界史もっと真面目にやってれば良かった。

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    2013年10月11日
  • 戦争と平和(三)

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    戦争が激しさを増してきました。アンドレイ公爵とナターシャが再会できてわかり合えたことは嬉しいのですが、ピエールはどうなるのでしょうか。最終巻に突入します。

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    2013年09月01日
  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

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    도르스도이 씨 어떴게 됐나 봐요?ユーモア小説書いたり、ロシアを代表する世界的に有名な「戦争と平和」や「アンナカレーニナ」書いたり、信仰に耽り、禁欲に葛藤したり。。。満足な一生だったと、最期に彼は思えたのか?地位や名誉、お金があっても、果たして本当に幸せだったかは本人しかわからないが、フラクタル。そうでない人もいるだろう。

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    2013年05月22日
  • 戦争と平和(二)

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    ナターシャの愚かさは若気の至りなんでしょうか。でも、アンドレイも「自由」だなんて言っておきながら裏切りを許せないなんて、結局縁がなかったんでしょうね。それぞれの人生が動き出した巻でした。

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    2013年05月19日
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

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    ネタバレ

    「イワン・イリイチの死」では、
    重篤な病に倒れたイワン・イリイチが
    自らの「死」を確信してから鬼籍に入るまでの様々な葛藤が描かれる。

    病に冒されるまで、
    イワン・イリイチの人生は法に則り、
    そつなく順調に歩まれてきたものだった。

    しかし、「死」は自身も周囲も呑みこみ、
    あらゆる状況を一変させる。

    恐怖、孤独、嘘、軋み、無力、神の不在、生への渇望――。

    本作は、自身の死を前にしたトルストイが、
    その恐怖を描き出したものだという。

    確かな生を送る者には、
    死の定めを背負った人間の苦悩を窺い知ることはできない。

    死にゆく者と同期することの不可能性。
    それを強く認識しながら遡行的に彼らと接すること。

    そこにこそ、「虚偽性」からの逸脱が生じうるのかもしれない。

    トルストイからの教訓に学び、
    多くの死に対して誠実な目を向けたい。

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    2013年03月17日
  • 戦争と平和(一)

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    まだ出だしだからか、戦争部分より社交界の話の方が多かったにも関わらず、なかなか進まなくて・・・読み終われるか心配でした。今回は人間関係が少しわかったという感じで、次巻以降が気になります。

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    2013年02月27日
  • 人生論

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    読む前から期待していました。トルストイ好きですし。
    「得られるものが盛りだくさんで、読むのがもったいないのでは」と。

    結論。普通でした。
    一文が長くて、考えながら読むので、頭にもブツ切れで入ってきて、
    リズムに乗って読めなかった。

    単に訳のせい?
    角川文庫版も読んでみますか。。。。

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    2012年11月05日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    キリスト教に馴染みない自分にとっては正直わかりにくかった。ただ、キリスト教に関するもっと知りたいという知的好奇心が湧いた。とりあえず、短いし何度か読もう。

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    2012年09月01日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの時代のロシア正教の教義とは異なる、トルストイ流のキリスト教の理想像が描かれている。自身の考える理想世界を広めたいと考えていた、思想家・宗教家としてのトルストイの姿がここにあるように思う。私有財産の否定など、共産主義的思想の影響をうけたキリスト教原理主義的思想だなというのが私の印象である。

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    2012年07月03日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    先輩にすすめられて。
    原始キリスト教と現在のキリスト教(プロテスタント)の考え方に大きな隔たりを感じた。

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    2012年07月01日
  • 戦争と平和(一)

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    大学の時に全巻制覇しましたが、あまり記憶に残っていません。ただ、あの登場人物の多さに圧倒されました。あとがきの長いことも印象的です。歴史は有名人だけでなく、一人一人の思いと行動の積分だったかな?で動くみたいなことがメチャメッチャ伝わりました。

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    2012年02月18日