トルストイのレビュー一覧

  • 戦争と平和 (四)

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    4巻は戦争の記述が多く読むのに苦労した。ただ、ここがクライマックスなんだろうなと思う。
    前線の任務につき、自ら負傷したり捕虜になったアンドレイと、それまで戦争とはまるで無縁だったのに、ひょっこり参戦してしまったピエールとの温度差が著しい。
    最後のアンドレイとナポレオン、それぞれの心情から戦争の不合理、人生の無常が感じられる。

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    2017年02月16日
  • 戦争と平和 (三)

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    1、2巻を読んでいた時は、ピエールの良さがあまりわからなく、アンドレイやボルコンスキー公爵が何故彼を気に入ってるのか不思議だった。
    鈍いし単細胞ではあるけれど、誠実であることは確かだ。アンドレイとナターシャの婚約を知って自分の気持ちに気づき、ナターシャとアナトールの駆け落ち騒動を鎮めながら心が揺れる。
    ピエール以外にも登場人物の心の動きがありありと描かれ、やはり名作だと思う。

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    2017年01月26日
  • 戦争と平和 (二)

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    戦争の記述は少々読みにくかったものの、そのほかの人間模様は興味深い。
    理想主義者のアンドレイが失望して行く様、もともと平和主義で人当りのいいニコライが戦闘の高揚感を楽しんでしまう様。そうなんだね、多分。戦争は嫌いだ、反対だと言っていても、いざその中に置かれると人間は意外とその状況を楽しんでしまうのかもしれない。
    相反して状況を傍観しながら決して自分はその中に染まらず、只管己のみのボルツには反感を覚える。でも実際には多い、こういう人。

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    2017年01月20日
  • 人生論

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    私は新しい戒めをあなた方に与える。互いに愛し合いなさい。「ヨハネによる福音書」

    生命とは死に抵抗する様々な機能の結合。生命とは限られた時間内に有機体の内部であいついで起こる様々な現象の結合

    生命とは世界に対する新しい関係であり、生命の運動とはより高度な新しい関係の確立であるから死とは新しい関係に入ることである。

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    2017年01月15日
  • 戦争と平和 (一)

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    前半は社交界の様子やピエールの遺産相続問題でわかりやすかったけど、後半は舞台が戦場に移ったので理解するのに時間を要した。

    理想の高いアンドレイが戦争の緊張感にワクワクしたが、上官達の体たらくに失望する様が興味深く読めた。アンドレイもニコラスもいい奴だけど自意識が強い。若いんだなぁ。

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    2016年11月27日
  • 人生論

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     大変ディープな内容を扱ってはいるが、よく読むと納得できる部分が多く、さらに同じ内容を折に触れて反復している。深い作品だけにしっかりメモをとりながら読めば良かったと、読み終わってからしばらく経つ今になって後悔。

     人間の生命は幸福への志向である。しかし、人間は理性という天性の特質ゆえに、動物的個我の追求によっては真の幸福を達成できない。なぜなら、不可避な死を認識してしまう以上、生きている間のいかなる個人の快楽も結局は無に帰す虚しいものであるという事実から逃れることができないからだ。根源的には満たされえない個人の快楽を追求する人々は、不可避な死から必死に目を背け、それに常に怯えながら生きていく

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    2016年10月31日
  • 人生論

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    【愛こそ人間のすべて】
    「人間が生きる目的はなんなのか?」「生物が生きる目的はなんなのか?」そんな答えを見つけたくてたどり着いた一冊。

    人間、生物、無生物に分類するあたりや、人間は「自分の幸せのために生きている」という点は同意する一方で、「愛」によって「死」はなくなる、という点などは納得できない。

    訳者が記述しているが、どうもトルストイ自身が60歳になり、自分の死に向き合うにあたって、自己の精神の安定を求めて書いたように見える。

    自分の幸せではなくて、相手の幸せを願うことこそ、「愛」であり、それをすることで死が怖くなくなる。自分というものを破棄し、人間というコミュニティ/カテゴリに収まる

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    2016年09月27日
  • イワン・イリッチの死

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    ネタバレ

    ある男の死への道程を描く。トルストイ好きな人ならいいのかも

    印象的なのは、一番最後の「もう死はなくなったのだ。」というところ。
    ブギ―ポップシリーズだったかで、「生物は生というエネルギーを使って生きているのではなく、死というエネルギーを使って生きているのだ」という考え方に似ていると思った。

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    2016年04月03日
  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

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    ここで語られる倫理観について、興味も共感も持ちにくいのが正直なところ。小説の内容よりも、小説誕生のエピソードの方が興味深い。
    「クロイツェル・ソナタ」は不倫テーマが仇となり発禁となったが、作者の奥方が皇帝に掛け合って出版の許しを得たと。「悪魔」は、作者自身が雇い人の女性に手を付けた実体験を描いた関係上、奥方に気兼ねして生前は出版することがなかったと。
    前前世紀の作。小説が世に及ぼす影響度は、現在の想像を超えるものがある。あるいは国民作家トルストイが世に与える影響と云うべきか。

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    2015年10月26日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの宗教観がわかる一冊。
    紀元後すぐだろう古代ローマを舞台とする、新興宗教キリスト教のお話。当時の空気感はよくわからないが、たぶんこういう雰囲気だったのだろう。

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    2015年07月15日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの宗教観が出ているという佳作。私は無宗教者なのでキリスト教の理念と言うか観念みたいなものを理解するのが難しかったかな。宗教関連のものにしては読みやすいとは思う。この本を理解するのは私には色々と経験が足りないなー。(本文より)“神のもとには大きなものも小さなものもありはしません。 人生においてもまた、大きなものも小さなものもありはしません。 あるものはただ、まっすぐなものと曲がったものだけです。”2012/502

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    2023年04月19日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    ネタバレ

    基本はメロドラマではないか。
    名作と言われる所以はこの巻では分からない。
    作者が同じだからか、登場人物が「戦争と平和」と被ることが多い。

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    2014年06月17日
  • 人生論

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    生命や愛、死についてのトルストイの考察。

    人生において、動物的個我に執着するのではなく、それを理性的意識に従属させることで、生命や死の本来の姿が見えてくる、というのが、一番の主張でしょう。

    生命は苦しみの連続であるが、苦しみこそが快楽を引き起こし、生命をさえ動かす、という考え方に非常に魅力を感じました。死についての考察にはいささか違和感がありますが。

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    2014年05月24日
  • アンナ・カレーニナ 3

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    リョービンとコズヌィシェフのやり取りを読んで、都市の住民の「田舎」と地元の人の「田舎」の感じ方の違いってどこも似たようなものなのねと思いました。

    ますますアンナの物語を読むのが苦痛になってきてるけど、彼女の不安定な立ち位置を考えると同情してしまう。
    女性の社会的地位の弱さね……。

    あと一冊

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    2014年03月24日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    トルストイ3作目
    やっぱり他の外国人作家に比べ読みやすい。

    十九世紀後半のロシア上流社会の出来事って言うのが概要です。

    都会の社交界と田舎暮らしという対比は今回もあって、彼の得意技だなって思いました。

    タイトルのアンナが最初から出ていなくて戸惑いました。

    まだ序盤(後三巻あるのかよ…)なので評価しようがないのですがとりあえず3つ星とします。

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    2014年03月09日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    率直な感想としては私はキリスト教徒にはなれないだろうなということだった。

    というかパンフィリウスや晩年20年のユリウスの生活の具体的なところが何も書かれていないのがずるいなと思った。
    世俗的な生活を送っていたころのユリウスの苦悩や葛藤が詳細に追われているのに、パンフィリウスがあまりに霧に隠れていて、そりゃこれだけならパンフィリウスの生活のほうが素晴らしく見えるわと。
    パンフィリウスの人生における苦悩や葛藤がキリスト教の思想によってどのように乗り越えられるのかが知りたい。

    トルストイが理想を外から眺めている状態=トルストイはパンフィリウスの仲間達の一員ではないんだろうなという気がした。
    なん

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    2014年02月23日
  • 戦争と平和(四)

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    ナターシャとアンドレイ公爵がどうなるのかと思って、公爵の死で悲しいまま終わると見せて最後にピエールとの結婚が待っていたなんて。ナターシャは恋多き女性であったということなのでしょうか。

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    2013年12月07日
  • 戦争と平和 (一)

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    この歳で触れることになろうとは。
    文体は慣れれば読みやすいですが、なんせ先が長い・・・
    がんばろう。
    世界史もっと真面目にやってれば良かった。

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    2013年10月11日
  • 戦争と平和(三)

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    戦争が激しさを増してきました。アンドレイ公爵とナターシャが再会できてわかり合えたことは嬉しいのですが、ピエールはどうなるのでしょうか。最終巻に突入します。

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    2013年09月01日
  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

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    도르스도이 씨 어떴게 됐나 봐요?ユーモア小説書いたり、ロシアを代表する世界的に有名な「戦争と平和」や「アンナカレーニナ」書いたり、信仰に耽り、禁欲に葛藤したり。。。満足な一生だったと、最期に彼は思えたのか?地位や名誉、お金があっても、果たして本当に幸せだったかは本人しかわからないが、フラクタル。そうでない人もいるだろう。

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    2013年05月22日