馳星周のレビュー一覧

  • 生誕祭(上)

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    金と酒と女と、、、
    こういう裏社会もの、そして馳星周さんの作品は初なのですが、男の大好物なストーリーだと気付かされてしまいました。

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    2021年04月20日
  • 神の涙

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    読みやすいし、ストーリーも面白かった。
    幻想的な場面もイメージしやすかった。
    たいていは、その状況を理解させたいばかりにくどい説明となる本が多いが、この馳さんの本はちょうど良かった。
    アイヌの苦悩や魅力、福島の話と考えさせられるとても良い機会となった。
    最後の展開は少し冷めたが。

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    2021年04月07日
  • 9・11倶楽部

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    ドキドキハラハラさせられる展開で、また展開が気になって一気に読み進めてしまった!ありえない設定など気になるところはあったものの、なかなか面白かった!

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    2021年03月30日
  • 蒼き山嶺

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    蒼き山嶺、読み終えました(^^)
    とても良かったです。
    山登りしてる人なら、感動する本だと思います。
    やっぱり山はいいですよね。
    そう思いました。

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    2021年03月24日
  • 神の涙

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    アイヌの地で暮らす木彫り作家の敬蔵と孫娘の悠。
    そこにやってきた尾崎という若い男。
    アイヌが和人(わじん)から虐げられ搾取された歴史と現在も残る差別、また東日本大震災、原発事故で傷ついた人々の苦しみと怒り、それらが登場人物たちに重くのしかかっているのだが、この3人は触れ合うことで少しずつ変化していく。
    読むほどに、北海道の自然と敬蔵の生き様に惹きつけられる気がする。
    祈りと許し、とても心に残る作品でした。

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    2021年03月09日
  • 雪炎

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    社会派ハードボイルドといった感じ。
    読んでいる間、とにかく北海道の寒さ冷たさが一番印象に残った。
    公安の闇を過去に背負う主人公の和泉。原発、市長選挙、ヤクザ、盛り沢山で、とても引き込まれて読み切ったが、今一つ消化不良のような。
    満足感は少し足りなかった。
    でもスッキリしない、これが社会の現実なのかも。

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    2021年02月01日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    私は犬と暮らしたことがない…
    しかし、犬が大好きで一緒に暮らしたいと思っている…
    その心構えにちょうどいい一冊。
    ただ、その内容には涙が止まらなかった…
    星1つ減らしたのは、本当に犬の気持ちが作者の言うとおりなのか?それを確かめてから満点にしたい。

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    2021年01月31日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    ネタバレ

    ソウルメイトと、この第2弾で、「犬」は人に寄り添ってくれる一番の動物なんだなって改めて思い、かつて飼っていて、7年前に逝った「ゆうき」っていう犬の事を思い出しました。

    ある日、ゆうきと散歩に出掛け、よく立ち寄っていた田んぼで、いつものようにリードを外し、ゆうきは喜んで思い切り走り回っていました。その頃、わたしは悩んでいて、ゆうきを眺めている間に涙がでてきて、座って俯いて泣いていました。気がつくと、側にゆうきが居て、走りに行かず、私の横にただただ座っているんです。いつも「帰るよ~」って声をかけるまで戻ってこないのに。あれはやっぱり、私に寄り添ってくれていたんですね。

    様々な犬種とその家族を通

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    2021年01月16日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    犬を飼っている人には、それぞれに犬と共に送る人生があって、それぞれに絆がある。その内の7つをみることができた気がしました。
    改めて「犬」という動物は、私たち人間にとって身近にいる存在だなって思い、私もかつて飼っていた3匹の犬を思い出しました。
    切ない話、温かい話、どれも興味深く、そして短い話なのに、登場人物たちの想いがビッシリ詰まっていて、伝わってくるものがたくさんありました。

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    2021年01月13日
  • 蒼き山嶺

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    馳君と言えばノワール物のイメージが強いが、最近では犬絡みの物語も有り、書店で本を手に取るのが楽しみな作家の一人だ。
    これも一気読みした。会話の一言一言をじっくりと味わいながら読むのがオススメ。

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    2020年12月22日
  • 蒼き山嶺

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    馳星周『蒼き山嶺』光文社文庫。

    山岳冒険小説。リアルな山岳縦走の描写と理由も解らないままに正体不明の何者かに狙われるというサスペンス。ひたすら山岳縦走が描かれるというストーリーで、途中で謎が明かされてしまうと、それ以上の大きな展開も無く、呆気なく結末を迎えてしまう。もう一捻りが欲しかった。

    警察を辞め、山岳ガイドに転進した得丸志郎は冬の終わりの白馬岳で大学の山岳部時代の同期・池谷博史と再開する。大学卒業後に山を諦め、警視庁の公安刑事となった池谷は得丸に山頂までのガイドを依頼する。しかし、突然豹変した池谷は得丸に銃口を向け、白馬岳を越えて日本海を目指す。

    何故か仲間内の公安から捜索され、何

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    2020年12月11日
  • 走ろうぜ、マージ

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    ネタバレ

    馳星周、という作家は、なんとも興味深い人だなあ、、、ということをシミジミと感じたエッセイでした。

    馳さんの小説は「不夜城」「ダーク・ムーン」しか読んだことがないのですが、すっげえ人間の暗黒面を書いて書いて書き倒してる人、っていうイメージがあります。そこまで人間のダメさを書くのかね、みたいな。人間嫌いなの?みたいな。

    ちなみに、馳さんが、遥か昔に「佐山アキラ」名義で書いた、ゲームのウィザードリィを舞台にした短編小説「酔いどれの墓標」は、ウルトラ好きなんですよ。アレ、馳星周だったんだ!と知った時の驚きは、凄かった嬉しかった。余談ですね。

    で、その、馳星周。ここまで犬が好きなのか!?という、驚

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    2020年12月01日
  • 不夜城

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    馳さんが直木賞を取られたので、積読本を引っ張り出した。序盤は登場人物を覚えるのに苦労したが、途中からはスピードアップして、テンポよく読めた。小蓮の生き方は全く共感できないけど筋が通っていて良かったな。
    ただ、馳さん作ということもあり、元成貴の名前から田原の顔が浮かんできて難儀した、、、

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    2020年11月24日
  • ダーク・ムーン 下

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    ネタバレ

    抜群の疾走感で、分厚い上下巻、走り抜けます!って感じの物語でした。疾走。しかも、破滅に向かって。ノーフューチャーまっしぐら。「ああ、、、多分これ、、、だーれも幸せにならないんだろうなあ、、、」って予感ヒシヒシで物語は終末へ加速して行って、やっぱだーれも幸せにならんやんか。生きるって、、、なに?という虚無感バンバンですが、まあオモロいです。

    このダークっぷり暗黒っぷり悲惨っぷりを、オモロい、と言ってしまえる人間の恐ろしさよ、ってね、思いますね。物語をつむぐって。物語を楽しむって。罪深いなあ、、、と。なんか、そんな事すら、思ってしまったな。考えすぎでしょうけど。

    とりあえず、麻薬に手を出すのは

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    2020年11月09日
  • 比ぶ者なき

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    馳さんの本は初めて読みました。歴史の教科書などで名前だけは知っていた藤原不比等。その人物像を興味深く読ませてもらいました。ぜひ続きを読みたいです。

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    2020年10月16日
  • 比ぶ者なき

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    歴史小説。歴史が、物凄く苦手な私ですが、小説だと読みやすく感じるので、たまに読みます。鸕野讚良皇女(持統天皇)が、孫の軽皇子を玉座に座らせるために、藤原不比等と手を組む。藤原不比等は、自らの野心を叶えるために利用する。聖徳太子が、不比等により作られた人物だとは、驚きでした。不比等の自身の野心を叶えるために、先々を見て政をする執念は、凄いと思った。あらゆる全てのことを見通す力が半端ない。この後どうなっていくのか、続編も楽しみ

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    2020年10月04日
  • 走ろうぜ、マージ

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    最期の時を迎える終盤に差し掛かるにつれて、マージの苦しむ様子と、その介護、看病で憔悴しきる馳さん夫妻の描写は胸に迫るものがある。
    毎晩苦しむ鳴き声で叩き起こされ、排泄のために膀胱を押してあげる。
    与えた餌を半分食べた、全部食べた、顔を背けて食べる素振りを見せなかった、そんな一喜一憂がとても切ない。

    犬、生き物と共に暮らすというのはどういうことなのか。犬を飼うということの責任や喜び楽しみ、そして苦しみを本当にキリキリと胸が痛むような力で教えてくれる一冊。

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    2020年09月05日
  • 殺しの許可証 アンタッチャブル2

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    正直、前作はすっかり忘れてたけど(タイトル言われても全然思い出せなかった;)、濃過ぎるキャラのおかげで思い出した (^_^;) テンポの良さはさすがだなあ。

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    2020年07月23日
  • 暗闇で踊れ

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    詐欺師の姉・弟、榊田恵(本名、三郷妙)34歳と榊田学(本名、三郷智彦)22歳、そして、その恵に騙されながらも惚れてしまった刑事、神崎巡査部長38歳の物語。3部構成。1部は刑事が騙されるまで。2部は、それを姉・弟の視点から。3部からが本作品の真骨頂。563頁の大作。1部、2部は読むのに時間がかかりましたが、3部は一気に読み切りました。刑事と詐欺師、それぞれが殺人を犯し、逃亡する3人、そのわずかな期間が3人にとっての幸せなときだったのかもしれません。馳星周 著「暗闇で踊れ」、2011.12発行。

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    2020年07月21日
  • 不夜城

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    難しいかと思っていたけれど、めちゃくちゃすらすら読めた。
    そして面白かった。
    どこまでも騙し合いなのがいいし、だれも信じない主人公なのがいい。
    終わり方含め、好みの小説
    ハッピーエンドでもなく、メリーバットエンドでもなく、バットエンドでもない感じも、すごく好き

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    2020年07月16日