馳星周のレビュー一覧

  • 暗手

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    細かい評価は3.6ってところで、四捨五入して4.0にしました。馳星周さんの作品を読むのは2020年に直木賞を受賞した「少年と犬」以来。「少年と犬」は自分の中では結構好きだったので、そういう意味では安心して読めました。
    だけど「少年と犬」とは全く違った作品の雰囲気にびっくり。裏社会を舞台にしたかなりダークな作品に仕上がっていました…サッカー賭博での八百長なども全く知らない世界だったので、社会の深淵を覗き込んだような思いがしました。
    特に魅力的だったのは、主人公「暗手」が巧みに大森に八百長をさせるように罠に嵌めていく場面。
    馳さんは昔そっちの人だったの、、?と疑ってしまうほど迫力満点です。
    ただ、

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    2022年01月27日
  • 長恨歌 不夜城完結編

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    ネタバレ

    劉健一の話が終わる
    前二つの話から人間関係や伏線をちゃんと引き継いで閉じたのは好印象
    ただし主人公が最後ヒロインに殺されるのは字面だけなら納得感があるが、結局劉健一は後継者を作れなかったということでもある。裏で糸を引いて完璧な絵を作りあげる虚無の男の最期としてはやや物足りないかな……という印象

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    2021年12月02日
  • 不夜城

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    面白いです。映画も好きだけど、小説のほうがはるかに面白い。新宿の泥臭さを文章で現す筆力に圧倒されます。

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    2021年11月25日
  • 蒼き山嶺

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    北アルプスで山岳ガイドをしている得丸は、体力技術不足の登山者と出会う。
    それは得丸の大学時代の山岳部同期、池谷だった。
    卒業後、公安の刑事となった池谷は山から離れていたため、すっかり鈍っており、得丸にガイドを依頼する。

    山岳小説であり、公安がらみの事件に巻き込まれる男っぽい作品で、非常に面白かった。
    今作では雪の白馬岳がとてもハードなのだが、大学時代の記憶パートがまた良い。
    池谷の背景を知った上で読む、山岳部での描写に特に胸打たれました。

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    2021年11月20日
  • 蒼き山嶺

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    山好きの自分としては、山の美しい風景、厳しさ、山歩きのメンタリティが鮮やかに描かれていて、とても面白かった。
    まるで自分が登山している気分になる。

    日本海に着いた後、得丸らはどうなったのかまで描いて欲しかったが、そういう終わり方もアリか。

    K2に若林を捜索しにいく続編が書かれることを切に願う。

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    2021年10月19日
  • 約束の地で

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    絶望にうちひしがれた5人の主人公…+α登場人物。全てその後が気になりますが、全員どん底まで落ちた未来しか想像出来ないです

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    2021年10月10日
  • 蒼き山嶺

    購入済み

    時間を忘れます

    登山経験のない自分でも、映像が頭に浮かんできました。
    事前の知識がなくても楽しめると思います。

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    2021年08月31日
  • 暗闇で踊れ

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    ネタバレ

    一気読み。

    暗闇でしか踊れないのか…

    最後は、まさかと思ってたけど、えっ!って。

    初めての作者だったけど、他も読んでみようかな。

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    2021年08月19日
  • 不夜城

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    これが馳さんのデビュー作かあ。今頃になってようやく読みましたが、結論から言うと面白かったです。
    一番気に入ったのは登場人物が作者の計算を超えたところで行動しているように読める点で、理屈で考えると変だし冷静に考えると割に合わないような行動をとっているのですが、案外そういう矛盾したところも人間の一面としてあるんじゃね?的な説得力を感じました。恐らくリアリティが無いって言われるのと紙一重だと思うのですが、うまいですね。
    また夏美という女性をはじめ、登場人物の誰もがイヤな人間に描かれている点も好感を持ちました。結末も結構斬新で良かったと思います。物語はコンゲーム的な要素もあるのですが、その中で元相棒の

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    2021年08月13日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬を題材というか主人公にした短編小説集。ソウルメイトⅡという副題がつけられているように、同じく犬を主人公にした短編小説集「ソウルメイト」の続編。前作と同じく、馳星周の犬への強い愛情が感じられる短編小説集だ。
    好き嫌いが分かれる本だと思う。愛犬家の方はおそらく好きな小説集だと思う。犬に興味のない方は、さほどの興味を持たない小説集かもしれない。私自身は、犬を飼っている訳ではないが、犬は好きなので楽しく読むことが出来た。
    前作の感想でも書いたが、私自身は散歩をよくするが、散歩の途中で犬を連れた人に本当によく出会う。2018年の日本で飼育されている犬の数は890万頭らしいので、それもうなずける話だ。

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    2021年07月10日
  • 蒼き山嶺

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    同作者の『神奈備』という山岳小説を読み、本作へ高い期待を持ち読み始めた!

    読んで正解の一冊となる!


    山岳ガイドの得丸は、雪山で大学時代の山岳部で同期の池谷と再開する。
    池谷はかつて徳丸と並ぶ程の山屋であったが久々の山登りに四苦八苦・・・
    どうしても山を登りたい池谷は得丸をガイドとして雇うのだが・・・

    山での出会い、池谷の焦燥、不穏な影と大自然の優雅さ、そして失われた学生時代の青春と亡くした友!?
    色んなものが絡み合ってるけど何故かスッキリ?

    湊かなえの山岳小説は山に登りたくなるが、馳星周の山岳小説は生半可な体力と気持ちで山に登ってはいけないと思わせる!

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    2021年07月07日
  • 比ぶ者なき

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    日本史で真っ先に学ぶ時代だし、残された資料が乏しいこともあってか覚える事項も少ないから、比較的記憶に残りやすい天皇黎明期の物語。なるほど、タイトルは不比等由来って訳か。天皇制にとって都合よく捏造されたという日本書紀の解釈も、かなりの説得力あり。そういった常識をひっくり返される爽快感と、テンポの良い展開に、ついつい頁を繰る手が止まらなくなる。それは間違いないんだけど、でも何というか、登場人物たちの薄っぺらさはどうにかならんものか。主役たる不比等も含め、こんなにも裏表のない人たちばかりじゃ、予定調和の展開にしかなりゃしない。ちなみに腹黒さと裏表は別問題で、不比等の腹黒さとかなかなかのものなんだけど

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    2021年06月08日
  • 生誕祭(下)

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    自分の欲求のためにいろいろなものを犠牲にしてどんどん視野が狭まっていくのは、どんなものが欲求であろうが無意識的に起こることなので気をつけようと思った。

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    2021年04月24日
  • 生誕祭(上)

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    金と酒と女と、、、
    こういう裏社会もの、そして馳星周さんの作品は初なのですが、男の大好物なストーリーだと気付かされてしまいました。

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    2021年04月20日
  • 神の涙

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    読みやすいし、ストーリーも面白かった。
    幻想的な場面もイメージしやすかった。
    たいていは、その状況を理解させたいばかりにくどい説明となる本が多いが、この馳さんの本はちょうど良かった。
    アイヌの苦悩や魅力、福島の話と考えさせられるとても良い機会となった。
    最後の展開は少し冷めたが。

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    2021年04月07日
  • 9・11倶楽部

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    ドキドキハラハラさせられる展開で、また展開が気になって一気に読み進めてしまった!ありえない設定など気になるところはあったものの、なかなか面白かった!

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    2021年03月30日
  • 蒼き山嶺

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    蒼き山嶺、読み終えました(^^)
    とても良かったです。
    山登りしてる人なら、感動する本だと思います。
    やっぱり山はいいですよね。
    そう思いました。

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    2021年03月24日
  • 神の涙

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    アイヌの地で暮らす木彫り作家の敬蔵と孫娘の悠。
    そこにやってきた尾崎という若い男。
    アイヌが和人(わじん)から虐げられ搾取された歴史と現在も残る差別、また東日本大震災、原発事故で傷ついた人々の苦しみと怒り、それらが登場人物たちに重くのしかかっているのだが、この3人は触れ合うことで少しずつ変化していく。
    読むほどに、北海道の自然と敬蔵の生き様に惹きつけられる気がする。
    祈りと許し、とても心に残る作品でした。

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    2021年03月09日
  • 雪炎

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    社会派ハードボイルドといった感じ。
    読んでいる間、とにかく北海道の寒さ冷たさが一番印象に残った。
    公安の闇を過去に背負う主人公の和泉。原発、市長選挙、ヤクザ、盛り沢山で、とても引き込まれて読み切ったが、今一つ消化不良のような。
    満足感は少し足りなかった。
    でもスッキリしない、これが社会の現実なのかも。

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    2021年02月01日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    私は犬と暮らしたことがない…
    しかし、犬が大好きで一緒に暮らしたいと思っている…
    その心構えにちょうどいい一冊。
    ただ、その内容には涙が止まらなかった…
    星1つ減らしたのは、本当に犬の気持ちが作者の言うとおりなのか?それを確かめてから満点にしたい。

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    2021年01月31日