馳星周のレビュー一覧

  • 蒼き山嶺

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    元山岳遭難救助隊員の得丸は、大学時代山岳部で一緒だった公安刑事の池谷と、山中で偶然にも再会する。
    そして池谷から残雪期の白馬岳のガイドを頼まれるが、池谷は警察から追われ、刺客に命を狙われている事態を、徳丸は徐々に知ることとなる。
そこにもう一人の仲間であった若林の妹も偶然加わることになり、友情溢れる楽しい筈の登山から一変し、スリル溢れる逃避行のサスペンス劇へと進んで行く。

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    2022年07月07日
  • 不夜城

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     文芸誌で馳星周さんの新連載『フェスタ』が始まって、はじめて知った作家さん。東野圭吾さんの『白夜行』の解説を書いていたので、他のも読んでみようと思ってデビュー作を手に取った。

     マフィアの社会、人間模様を描くノワール小説。

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    2022年07月04日
  • 走ろうぜ、マージ

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    11年間暮らしたバーニーズ マウンテン ドックのマージにしこりが見つかった。それから94日目。愛犬は亡くなった。馳さんは最後でマージに対して幸せだったかと問いかけているが、これほど幸せな犬はいないんではないかと思います。

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    2022年07月03日
  • 不夜城

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    ★3.5、おまけで。
    何の気なしに手に取って再読、こんな救いない話でしたか。でもこの暗さ、嫌いじゃないです、当方。
    が、万人受けする作品ではないなと思うし、何より時代が遠くなったという気がする。
    他の街、他国等々との競争力の低下、コンプライアンスという良くも悪くも清廉性の訴求に伴い、新宿という街の活力が消失してきていると感じる現在、どこか昔の話と思わなくもなく。
    そういう当方も新宿にあまり行かなくなってしまったしなぁ。。。
    ところで続編があるとは露知らず、読むことにします。

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    2022年06月23日
  • 暗手(馳星周インタビュー収録)【無料試し読み特別版】

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    人間の本質にやがて迫る

    主人公の加倉は世界各地であらゆる悪事に手を染めてきましたが、最後、結局は一人の人間であったことを印象づける結末の小説作品です。過去の記憶をたどることで、人間は100%悪に染まるということは不可能だということを物語っているような気がしました。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年06月01日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬と出会い人生が変わった、それぞれ犬種が違う7話。どの話も心うたれる。動物を飼うという事は愛し愛される気持ち、共に生きることが素晴らしいとということに気づかせてくれた。ソウルメイトの意味、、魂の伴侶、、とてもいい言葉だ。

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    2022年05月26日
  • 雨降る森の犬

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     この作者が主役として描く犬は、凛凛しくてキャラが立っている。凛々しい犬を読みたいときは、馳星周と思う。森での犬との生活も、活き活きと描かれていて魅力的。シーンとしては、鹿の角をおやつに食べるシーンが好き。

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    2025年12月07日
  • 煉獄の使徒 上

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    オウム真理教の一連の事件を下敷きにしたノワール小説。リアルタイムでオウムの事件を見ていたから、どうしても“事実は小説より奇なり”だよなぁと思いながら読み進めました。ただ、カルト宗教内部と、警察内部がある種の相似形を描きはじめ、カルトの資金を元に警察でのしあがろうとする児玉と、カルトにいて“尊師”をうまく担いで大金を得ようとする幸田の一卵性双生児的関係が浮き彫りになるところから面白くなってきた。下巻に続く。

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    2022年05月21日
  • M(エム)

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    少し間違えるとただのエロ小説になってしまう題材なのに、人間の性の執着と生の根源が、登場人物の内面を的確に描写することによって浮かび上がる。流石馳氏の作家の手腕・力量あるからこその作品。特に「声」と「M」は秀逸。。

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    2022年04月23日
  • 神奈備

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    実母に虐げられ続ける人生を送ってきた少年が、生きる意味を御嶽山の神に問いたいと、頂上を目指す。
    自死を覚悟した置き手紙を見た母親は、旧知の強力に息子の捜索を依頼する。
    そこからは、少年と強力とが交互に語られる、ほぼ全編雪山のシーン。
    二つ玉低気圧が接近するという悪天候が彼らを待ち受ける。それぞれの目的を果たさんと必死に突き進むが、吹き荒れる雪と濃密なガスが彼らの行く手を阻む。
    のんびりと部屋で読むのが憚れるような、壮絶な雪山行の描写は馳星周氏の独壇場。著者の筆致に翻弄され続ける。
    果たして息子は神に出会えるのか、強力は息子を捜し当てるのか。劇的な結末が待っている。

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    2022年02月03日
  • ゴールデン街コーリング

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    一昔前の新宿の雰囲気が想像できて、そこにいる人達もリアルに描かれていた。とても大学生らしからぬ日常が酷くもありながら楽しそう。

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    2022年01月25日
  • 暗手

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    細かい評価は3.6ってところで、四捨五入して4.0にしました。馳星周さんの作品を読むのは2020年に直木賞を受賞した「少年と犬」以来。「少年と犬」は自分の中では結構好きだったので、そういう意味では安心して読めました。
    だけど「少年と犬」とは全く違った作品の雰囲気にびっくり。裏社会を舞台にしたかなりダークな作品に仕上がっていました…サッカー賭博での八百長なども全く知らない世界だったので、社会の深淵を覗き込んだような思いがしました。
    特に魅力的だったのは、主人公「暗手」が巧みに大森に八百長をさせるように罠に嵌めていく場面。
    馳さんは昔そっちの人だったの、、?と疑ってしまうほど迫力満点です。
    ただ、

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    2022年01月27日
  • 長恨歌 不夜城完結編

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    ネタバレ

    劉健一の話が終わる
    前二つの話から人間関係や伏線をちゃんと引き継いで閉じたのは好印象
    ただし主人公が最後ヒロインに殺されるのは字面だけなら納得感があるが、結局劉健一は後継者を作れなかったということでもある。裏で糸を引いて完璧な絵を作りあげる虚無の男の最期としてはやや物足りないかな……という印象

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    2021年12月02日
  • 不夜城

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    面白いです。映画も好きだけど、小説のほうがはるかに面白い。新宿の泥臭さを文章で現す筆力に圧倒されます。

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    2021年11月25日
  • 蒼き山嶺

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    北アルプスで山岳ガイドをしている得丸は、体力技術不足の登山者と出会う。
    それは得丸の大学時代の山岳部同期、池谷だった。
    卒業後、公安の刑事となった池谷は山から離れていたため、すっかり鈍っており、得丸にガイドを依頼する。

    山岳小説であり、公安がらみの事件に巻き込まれる男っぽい作品で、非常に面白かった。
    今作では雪の白馬岳がとてもハードなのだが、大学時代の記憶パートがまた良い。
    池谷の背景を知った上で読む、山岳部での描写に特に胸打たれました。

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    2021年11月20日
  • 蒼き山嶺

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    山好きの自分としては、山の美しい風景、厳しさ、山歩きのメンタリティが鮮やかに描かれていて、とても面白かった。
    まるで自分が登山している気分になる。

    日本海に着いた後、得丸らはどうなったのかまで描いて欲しかったが、そういう終わり方もアリか。

    K2に若林を捜索しにいく続編が書かれることを切に願う。

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    2021年10月19日
  • 約束の地で

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    絶望にうちひしがれた5人の主人公…+α登場人物。全てその後が気になりますが、全員どん底まで落ちた未来しか想像出来ないです

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    2021年10月10日
  • 蒼き山嶺

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    時間を忘れます

    登山経験のない自分でも、映像が頭に浮かんできました。
    事前の知識がなくても楽しめると思います。

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    2021年08月31日
  • 暗闇で踊れ

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    ネタバレ

    一気読み。

    暗闇でしか踊れないのか…

    最後は、まさかと思ってたけど、えっ!って。

    初めての作者だったけど、他も読んでみようかな。

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    2021年08月19日
  • 不夜城

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    これが馳さんのデビュー作かあ。今頃になってようやく読みましたが、結論から言うと面白かったです。
    一番気に入ったのは登場人物が作者の計算を超えたところで行動しているように読める点で、理屈で考えると変だし冷静に考えると割に合わないような行動をとっているのですが、案外そういう矛盾したところも人間の一面としてあるんじゃね?的な説得力を感じました。恐らくリアリティが無いって言われるのと紙一重だと思うのですが、うまいですね。
    また夏美という女性をはじめ、登場人物の誰もがイヤな人間に描かれている点も好感を持ちました。結末も結構斬新で良かったと思います。物語はコンゲーム的な要素もあるのですが、その中で元相棒の

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    2021年08月13日