馳星周のレビュー一覧

  • 少年と犬

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    多聞が可愛かった。
    犬を飼いたくなる。
    どの短編も読みやすくて面白かった。
    文章だけで、犬の存在感やキャラをうまく表現できてて、驚きだった。

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    2026年04月06日
  • 少年と犬

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    わたしは今日も物語の世界に逃げ込んだ。ワンチャンが通り過ぎるたびに人が死んでいく!犬は人間より先に死んでしまうから悲しいよね。

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    2026年04月01日
  • 少年と犬

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    ネタバレ

    和犬とシェパードの雑種犬・多聞を巡る7作の短編集。
    表題作の少年と犬の舞台となる熊本まで、様々な人と出会いながら仙台から旅をする。その過程で、人々の孤独を癒やしていく多聞。旅路の果てで、多聞を待つ者とは…。直木賞受賞作。

    これは良い本だ。
    読み始めてすぐにそう思った。賢く、慎み深い多聞をすぐに気に入ったし、誰と出会っても西の方をじっと見つめるという謎がちょうどよく興味を引いて、先へ先へと読み進めたくなった。表題作「少年と犬」に辿り着く頃、私はどこに連れて行かれるのだろうとわくわくした。そして、それが幸せな結末であることを祈りながら読んだ。

    「老人と犬」で、片野弥一が多聞は孤独と死の匂いを嗅

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    2026年03月19日
  • 煉獄の使徒(下)(新潮文庫)

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    オウム真理教をモデルにした長編。
    カルトに狂っていく人の怖さと、それに取り巻いて甘い汁を吸おうとする警察や国会議員達がみんな愚かでなかなかの大作だった。
    乱暴にも感じる文章がより物語を荒々しく感じさせて、映画を見ているような感覚に…
    高学歴で賢いはずの人々が、なぜ教祖を慕い狂っていくのか。以前森達也監督のオウム真理教のドキュメンタリー「A」「A2」を見たけど、松本サリン事件で容疑者とされた方へオウム幹部が会いにいく場面で、ぐだぐだとして謝罪もできずその方を苛々させるところを思い出した。上手く立ち回ることができない詰めの甘い行動が多く、社会で生き辛いから余計宗教にのめり込んでいったんじゃないかと

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    2026年03月19日
  • 美ら海、血の海

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    若かりし日の、思春期真っ只中の幸甚の真っ直ぐな性格が、戦争によって少しずつ歪められていきながらも、友との約束や恋した人を守るために最後の最後まで自分を見失うことなく、戦禍を生き存えた悲しき戦時小説であった。
    日本唯一の地上戦であった沖縄戦の実情を知ろうともせずに、能天気に旅行に訪れた若かりし頃の自分を恥ずかしく思うとともに、悲惨な戦争が二度と繰り返されないことを切に願い、地震大国であり世界唯一の被爆国である自身を含めた我が国の人達が、声を大にしてこうした思いを世界に発信していかなければならない、と強く感じた。

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    2026年03月17日
  • 神の涙

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    数十年ぶりの馳先生の作品。家族愛っていいなあ〜ってただ感動の涙です。悠ちゃんの思春期の心情の描写が印象的。敬蔵の作品の迫力が文章から感じるのが凄いっす!自然と人間の関わりを改めて考えさせられる。いい本に出会いました。

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    2026年03月12日
  • 少年と犬

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    ネタバレ

    ずっと第三者目線から犬を追ってきて、多聞の本当の目的にたどり着いた時、感動した。そして多聞の行動にも感動で胸が熱くなりました。

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    2026年03月01日
  • 蒼き山嶺

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    読み応えガッツリありあり。山行だけではなくてサスペンスも入ったしサスペンスといえばショッピング友近名取を見てきたけど、もうテレビを映画館で観る感覚で面白い。ラスト崖に全員集合だもん。穂高槍剱岳と良い響き、北朝鮮を二回助けて三回殺され掛けて自分を打った北朝鮮の思い出だけで認めるとか友達の妹に恋して出会って直ぐにチュウとか理解出来ないが多いけど、やっぱり面白い 40歳からの山行の経験がまさにご来光見るくらい最高だ 見たことないですが

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    2026年02月24日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬が亡くなる悲しい話は好きじゃないけど、犬が人の支えになったり、犬と人の絆の話は好き。
    この文庫の中でラブラドール・レトリバーとフレンチ・ブルドッグの短編が特に好き。
    「人間は過去のことを悔いて、未来のことを思い悩むが犬は今を一生懸命生きている」
    今を生きて幸せな時間を積み重ねていきたいと思った。

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    2026年02月22日
  • 少年と犬

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    犬を飼っているからか、犬の持つ不思議な能力には、頷けるところがたくさんありました。我が家の愛犬と重ねながら読み進め、なお一層愛おしい存在なりました。手放せない1冊になりました。
    文体は、とても読みやすくサクサク読めました。

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    2026年02月13日
  • 神の涙

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    個人的な怒りと欺瞞に突き動かされてはいけない。
    悪い行いに報いを与えるのは神の役目であり、人間がしていいことじゃない。
    人間ができるのは許して受け入れること。
    自らの過ちに気づき、怒る代わりに、犠牲者の魂に思いを馳せること。
    未曾有の出来事や社会への不満など、自分の怒りを間違った方向に向けてはいけない。
    そんなことを壮大なスケールで教えてくれた小説。
    敬蔵の孫への愛に涙が止まらなかった。
    大自然に感謝をして、満ち足りた気持ちで本を閉じた。

    購入本

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    2026年02月08日
  • 少年と犬

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    素晴らしい作品に出会えました。

    読みはじめは多聞と出会ったことで、破滅への道が加速したのか?と思うほど、不穏な流れを感じていました。しかし読み進める中で、どうしようもなく不運な人たちが多聞と関わったことで慰められて、人らしい喜びを人生に見出すことができたのだなと考えが変わってきました。
    多聞は誰に会いたいんだろうと、先が気になって、あっという間に読み終え、ラストも美しく感動しました。

    犬がもつ愛と誠実さ、可愛らしさに心をうたれました。

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    2026年02月06日
  • 雨降る森の犬

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    父親を亡くし、祖母を亡くし、母親との関係に悩み、伯父の家に行くことになった中学生の雨音。
    伯父の住む立科に住むことになり、犬のワルテルと絆を深めていく。隣の別荘に訪れる高校生の正樹とも次第に関係を深めていく。
    犬に救われる雨音と正樹、登山を経験して山に挑戦するようになる二人。
    若い二人が、それぞれ抱える悩みと向き合う過程、支えになる伯父との関係がよい。

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    2026年01月21日
  • 比ぶ者なき

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    中臣鎌足の子でありながら、父の死により後ろ盾を失った藤原不比等が主人公。 壬申の乱を経て激変する朝廷において、彼は類まれな知略と冷徹な意志を武器に、権力の中枢へと這い上がっていく。律令国家の完成と、藤原氏による千年続く繁栄の礎を築くため、天皇や政敵、さらには肉親さえも利用し、国家という巨大な装置を造り上げていく。。。特徴は、日本史上最大の政治家藤原不比等の生涯を野望のために歴史を捏造という新説に基づき、物語を構築した点。そして、ノワール小説の旗手である筆者が”政”のどろどろ感を圧倒的なリアリティにて表現した点かな。一気読みの5スターですよ~

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    2026年01月19日
  • 少年と犬

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    短編形式で読みやすく、それぞれが味わい深く、緩やかにつながっています。
    最後の短編で収束となるのですが、感動も残して終わる小説でした。

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    2026年01月05日
  • 神の涙

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    これほど美しい物語は滅多にない。
    最後のあたりでは泣いてしまいました。
    静かで美しく、大自然の荘厳さと畏敬の念に包まれ、情景がまざまざと浮かびます。
    少しずつ心を開いていくお爺さんと孫、自分や自然と向き合う主人公の緩やかな心情に、応援したくなりました。こんな小説がどんどん増えればいい、と思いました。教科書では伝えられないことも、物語を通してなら伝わるものがあるはずです。
    ずっと手元に置いておきたい本でした。

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    2025年12月31日
  • ソウルメイト

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    短編集はあまり好きではないけど、読み応えありました
    ウチの猫達にも今以上に愛情を持って接していこうと強く思った
    いや〜泣いた

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    2025年12月17日
  • 少年と犬

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    ネタバレ

    途中は長いなと感じたけど、読者に媚びない書き方が私は好きだったし読みやすい、感情移入しやすかった。自然なカキカタなのに、ドキドキハラハラした。
     人間の前面に出てしまう欲望。でも、誰もが持つ奥底にある優しさ。身勝手さ、愛情。
     終わりも淡々と終わっていって当たり前のことだと言わんばかりの淡々ぶりだった。
     犬は人より寿命が短いというけれど、決してそうは言い切れないなと感じさせられた。そして、運命ははなから決まっている、と。ただ、何かの縁で、後押しでそれは変わることができるのだということも言っているような気がした。
     とにかく、動物、犬の力はすごい。

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    2025年12月04日
  • 少年と犬

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    2020年直木賞(上半期)受賞作。
    心が洗われる、神秘的な世界に惹き込まれる、幸せな気分になる。
    主人公は岩手県釜石市の多聞。犬。
    8人主人を変え、人生を支えていく…
    名前は多聞➡️クリント(トンバ)➡️マックス➡️レオ➡️ノリツネ➡️多聞と6つある。
    釜石から熊本までの旅
    出てくるたびにガリガリでボロボロ。

    犬の死を見たくない。これは飼い主の心情。
    でもこの物語では、多聞がそれぞれの人生を見送ってゆく…最後は感動٩( ᐛ )و

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    2025年12月02日
  • 少年と犬

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    泣いた
    昔おばあちゃんの家で飼ってた犬を思い出して読んでた
    わんちゃんは無償の愛を捧げてくれるのがいいよなあ

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    2025年11月19日