馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ステゴ産駒の中から、オルフェでもゴルシでもなくナカヤマフェスタを選ぶのが良い。
ナカヤマフェスタの気性難をしっかり引き継いだカムナビと、競馬界の中で一線級になれず燻っている人々が、カムナビに凱旋門賞を獲らせるという同じ夢に向かう中で熱い気持ちを取り戻し人生を変えて行く。
レースの描写が細やかで、頭の中で映像が浮かんでくるよう。
結末も良かった。作中のカムナビの癖の強さがもうカムナビならこの結末しかないよねと納得させてくれる。読後感は爽やか。
馳星周の競馬を題材にした小説の黄金旅程、飛越、ロストインザターフと読んだけど、個人的にフェスタが1番好き。
ぜひカムナビ産駒の続編を書いてほしい。 -
Posted by ブクログ
阿刀田高、黒川博行、佐藤正午、西村京太郎、馳星周、星新一、夢枕獏『一か八か ギャンブル傑作コレクション』角川文庫。
ギャンブル小説のアンソロジー。7編の短編を収録。西村京太郎、星新一のギャンブル小説はかなり珍しいのではないか。
自分はギャンブルは余りやらない。遥か昔、20代から40代の頃はパチンコをやっていたが、主に羽物という極めてギャンブル性の低い機種であった。羽物だと打止め台の開放を狙えば、少額ながらほぼ勝てた。
7編の短編のいずれも、麻雀、競輪、競馬、カジノ、賭け将棋とバレエティに富んだギャンブルをテーマにしており、いずれの作家も勝つか負けるかの真剣勝負のジリジリした感じを見事に表 -
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主役は 北海道 日高で 騎手を目指した幼なじみ二人。どちらも挫折。一人は 養老牧場を営む装蹄師に。もう一人は 紆余曲折のうえ調教師に。
もう一頭の主役が 漢字の馬名“黄金旅程”。
競馬のことはよく知らない。競馬場に行ったこともなければ 馬券を買ったこともない。
たまに 日曜日の“G1レース”を見るくらい。
しかし 馬は可愛い!疾走する姿はさらに格好いい!
多くの人達が 熱狂する競馬、G1レース。
知りたいと思っていた。
競馬は 牧場にしても 生産、育成、養老、、、牧場。色々あるらしい。人としては 馬主、生産者、調教師、厩務員、騎手、装蹄師、、、。多くの人達が関わっている。頂点の“G1”を -
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初版で購入した当時は高校生で、なぜこの本を手に取ったのか全く記憶にないが、繰り返し読み過ぎて本がボロボロになり、ページがバラバラに解けてしまったので最近引越しの際に泣く泣く処分した。
しかし再購入しようと思う。早くまた読みたい。
それくらい自分には面白かった。
一般人の自分から見えている新宿と、くっきり地面に線をひいた裏半球にこんな世界があるのかと最初は胸が躍る。読み進めるうちに自分もその世界に引きずり込まれて、だんだんその場にいるかのような恐怖を感じてきて、主人公の健一が命をかけてでも歌舞伎町から離れない心理が理解できず、歯痒さを感じたりする。
つまり自身の感情がフル稼働してアドレナリン -
Posted by ブクログ
馳星周『ロスト・イン・ザ・ターフ』文春文庫。
『黄金旅程』に次ぐ競馬小説。と思ったら……
自分自身は競馬には一切興味が無い。昔、ディック・フランシスの競馬ミステリーを読んでいたこともあるのだが、馬券を買うどころか、競馬場に足を運んだことが無い。従って、『黄金旅程』を手にした時も読むのに抵抗があったのだが、読んでみると非常に面白い作品だった。
さて本作。競馬を知らなくてもロマンを感じる、なかなか面白い展開で物語は進んでいくのだが、メインストーリーは何とラブコメであった。馳星周が時代小説に挑戦した時にも驚いたが、今度はラブコメということで、腰を抜かしてしまった。
笑いあり、涙ありのなかなか