馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
馳星周『ゴールデン街コーリング』角川文庫。
時代と共に人も変われば、街も変わる。寂しさもあるが、それが時の流れというもの。珍しいというか、まさかと驚いた馳星周の自伝的青春小説である。この時代の雰囲気や熱気を知る人間には懐かしい小説だった。
『マーロウ』の店主・斉藤顕のモデルは、内藤陳で、主人公の坂本俊彦が馳星周ということになる。何故か作家の船戸与一、本の雑誌の目黒考二が実名で登場するのが面白い。
新宿ゴールデン街にある日本冒険小説協会公認酒場を自称するバー『マーロウ』。コメディアンで書評家の斉藤顕が店主を務めるこの店で北海道から大学入学で上京してきた坂本俊彦がアルバイトを始める。
酒乱 -
Posted by ブクログ
たまにこういうドロドロ・グチャグチャ・卑怯者や裏切りばかり、ヤクザが好き勝手に暗躍する金と欲に塗れた救いようのない小説を読みたくなる。この小説はその期待を裏切らない途中で本を置けない一冊。一気に読んでしまった。日本球界で華々しい成功を収めた投手が、怪我で野球人生転落。台湾で再起を図るが八百長に手を染め、黒道(ヤクザ)に誘われるままに売春宿の経営や他の選手の勧誘など、これでもかというくらいにどんどん落ちてゆく。他の登場人物も合わせ、救いようのないストーリーで、ほっとすることはひとつもない。このタイプの小説が好きな方にはおすすめ。馳星周さんの小説は初めてだったが、とても面白かった。
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Posted by ブクログ
蒼き山嶺 馳星周さん
1.購読動機
山を見たかったからです。
身体の都合もあり、久しく山から遠ざかっています。
そこで、山を舞台にする小説に出会いたく、手にとりました。
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2.馳星周さん
初めましてです。
2021年に出会えてよかった作家さんのお一人となりました。
登場人物が少ないこと。だから、ストーリーに入りやすいです。
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3.「蒼き山嶺」
山岳の描写が力強く、美しいです。
光が差し込む。
吹ぶく。
雪解けの音が聞こえる。
五感に訴求してくる文体の臨場感。
巻末に、馳さんご自身が軽井沢に転居してから、登山に魅了されたとの談話がありま