馳星周のレビュー一覧

  • 9・11倶楽部

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    ヒエラルキーに対する逆襲劇。受験勉強するより理解できないことに対してどう対応するかがサイバイバーの子供には重要である。サバイバルに適応できないと死ぬ。

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    2021年07月24日
  • 神の涙

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    ネタバレ

    アイヌとは縁もゆかりもなかった人たちが、木彫りを生業とするアイヌとの生活を通して自らの生き方を見つめ直していくのがおもしろかった。
    展開が読めなくてドキドキするけど、登場人物たちがみんな不器用で、でも心があたたかくて、ホッとする。

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    2021年07月21日
  • 蒼き山嶺

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    蒼き山嶺 馳星周さん

    1.購読動機
    山を見たかったからです。
    身体の都合もあり、久しく山から遠ざかっています。
    そこで、山を舞台にする小説に出会いたく、手にとりました。

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    2.馳星周さん
    初めましてです。
    2021年に出会えてよかった作家さんのお一人となりました。

    登場人物が少ないこと。だから、ストーリーに入りやすいです。

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    3.「蒼き山嶺」
    山岳の描写が力強く、美しいです。

    光が差し込む。
    吹ぶく。
    雪解けの音が聞こえる。

    五感に訴求してくる文体の臨場感。
    巻末に、馳さんご自身が軽井沢に転居してから、登山に魅了されたとの談話がありま

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    2021年07月11日
  • 神の涙

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    「はんかくさい」あほらしいとか、ばかくさいという意味以外にみずくさい、もどかしい時に使う言葉らしい。
    決して人を罵倒するときに使う言葉ではなく、親しみと優しさが込められた言葉。

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    2021年07月08日
  • マンゴー・レイン

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    「バンコク版不夜城」まさにそんな感じでした。中国人娼婦メイの精神力に圧倒…強く美しく魅力的な悪魔でした。そして天使の都バンコクでの逃走劇は、Mango Rainとともに終幕を迎えるのでした…
    私の中で、馳さんらしいどストライクな作品です

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    2021年05月15日
  • 鎮魂歌 不夜城II

    購入済み

    苦い読み終わり

    物語の進むスピード感に息を詰まらせながら一気に読んでしまった。

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    2021年04月20日
  • 比ぶ者なき

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    ふらっと入った本屋で平積みされてたのを直観で購入。こいつぁ大当たりだった!
    読んでて日本史の記憶がふわっとよみがえる瞬間が何度もあり、更に調べたくなる欲求を抑えながら読みました笑
    いやぁ、書くのがうまいってことだよね。
    読者の知識レベルはバラバラだろうに、それでもあっと言わせる感じは読み応え抜群です。

    あとがきの対談で続編書きたいって言ってたけど、こっちこそ続編読みたい!!
    特に長屋王、これからどう動くよ。(ざっくり覚えてるけど笑)

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    2021年04月11日
  • ソウルメイト

    購入済み

    共感

    久々に素晴らしい小説に出逢えた。
    最後は涙を我慢しながら読み終えた。
    共感,共感,共感…。
    世界で一番大切で,愛おしいかたまり。

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    2021年03月03日
  • 蒼き山嶺

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    よかった
    寒々とした風景描写、自然脅威
    読みながら凍えるし、熱くなる
    人間関係まわりで、ん?と思うところはなくもないが、それは気にならないぐらいにのめり込めた
    もっと伏線が張られてた気もしてたが、全て杞憂だった、素直に読めばよかった

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    2021年02月25日
  • 蒼き山嶺

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    最後の最後での大学時代の回想。初めて山行をした時の池谷の山に魅了された瞬間がたまらなかった。雷鳥、雲海、ご来光。山にいるときだけは全てを忘れて登山に没頭出来ていたのだろうと思うと・・・。

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    2021年02月03日
  • 暗手

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    久しぶりの馳星周。堪能した。ノワール。
    魅力的な悪、というかクズ。
    この作者の作品は殺伐として残虐だけど、どことなく美しさを感じる。

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    2021年01月18日
  • 不夜城

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    20年以上前、映画になった頃に読み、このたび文庫本をもらったので再読。そう、初読の印象を思い出した。この主人公、大変自虐的なのだが、畳みかけるように各方面の動きを読んで手回しをする様からして、大変な賢さを持ち合わせており、実はこれにより辛いのではないかな、と。そして女はいたたまれない環境で愚かで哀しい。

    映画は未見。ヒロインが葉月里緒菜から山本未来に代わったというニュースが記憶に残る。

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    2021年01月16日
  • 神の涙

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    絵画を見ているかのように色彩豊かな大自然が広がった。人は大切な人のために変われる。強くなれるし優しくなれる。アイヌの情熱が教えてくれた。

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    2020年12月17日
  • 神の涙

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    馳星周『神の涙』実業之日本社文庫。

    個人的に馳星周と言えば未だにノワール小説のイメージが強いのだが、最近はハートウォーミングな動物小説や社会問題への怒りを描いた小説などでも多くの傑作を書いている。

    本作は差別を受けるアイヌ民族や福島第一原発事故の犠牲者といった弱い立場の人びとの存在を背景に家族小説という新たな分野に挑んだ作品である。非常に面白く、結末には感動した。

    ある日、北海道の屈斜路湖の近くで孫娘の悠と二人でひっそりと慎ましく暮らすアイヌの木彫り作家・敬蔵の元に尾崎雅比古と名乗る若い男が現れ、敬蔵に弟子入りを志願する。最初は頑なに弟子入りを拒む敬蔵だったが、やがて雅比古の弟子入りを許

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    2020年12月07日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    愛犬との日々を過ごす7つの短編物語、其々の人と犬との繋がりを描き、飼い主/愛犬が先立つ話は私も過去2匹の愛犬を亡くした経験から心に沁みる。愛護団体の神が絡んで保護犬を譲り受けたり等々関係を持ち、ペットショップのなり初めが無いのは良い。全ての話が、保護犬が飼主の愛情を受け又、見返りなど無く純粋に飼主を幸せにする犬の話。
    「人間は、過去の事を悔やみ未来の事を思い悩むが、犬は過去も未来も関係なくただ懸命に今を生きる」

    ・トイプードル編:
    白血病の少女と愛犬の話(涙)
    ・ミックス編:
    妻に先立たれた男と愛犬の話
    ・ラブラドールレトリバー編:
    目が不自由な物書きと愛犬の話
    ・バセットハウンド編:
    仔犬

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    2020年11月15日
  • 殺しの許可証 アンタッチャブル2

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    ネタバレ

    椿は過去バリバリのキャリア警視として活躍していたが、今は周りから煙たがれ公安の特別捜査係として窓際部署に追いやられた身、その部署に警視庁捜査一課から誤認追跡中の事故問題で宮澤が左遷され配属される。この事故で恋人の千紗の父親の浩介が植物人間となって負目を感じながら千紗と付き合う。
    椿家は、代々東大出のエリートで日本中枢に人脈を持つ大金持ち、親父の源一郎、執事の渡会は妻と別れたトラウマで精神を病んだ椿警視に虐められ苦労する。そんな関係の中で田部総理の暗殺情報を掴む自称アンタッチャブル椿とその部下宮澤がその阻止に動く。その過程で椿が伝説のハッカー:ドラえもんとして名を馳せた過去を持ち、千紗の親父浩介

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    2020年08月27日
  • 暗手

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    いゃ〜。あの馳君のノワール小説やんか。
    今後も原点復帰してくんないかなぁ。
    映画化もしてや。頼むわ。

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    2020年08月20日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬好きは犬がもっと好きに、飼っていない人はすぐにでも家族に迎えたくなる。
    千尋ちゃんの最期の日々を素晴らしいものにしたトイプードル。シロが連れてきたヤマネコをたまと名付けて一緒に暮らした永勝。盲目作家の心を徐々にとかしていく盲導犬ジョーヌ。母犬に噛まれて見た目はかわいそうなのに、笑顔で周囲を魅了していくアンジュ、。エマの安楽死を選択した家族。
    私が一番好きなのは、何もかも失くして死に場所を探す男と出合ったフレンチブル。最初に名付けた「ぶひ子」はあんまりだと思うが、本当に命の恩人になるあたりは、あまりに小説的な展開ではあるけれど、ほっと気持ちがやわらいだ。
    最後のバーニーズ・マウンテン・ドッグ。

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    2020年08月05日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬は、その時その時を懸命に生き、過去の出来事やまだ起きていない未来に惑わされたりはしない。犬とは人間の言葉で話し合うことはできないが、人間同士以上に心を交わしあうことができる。馳星周 著「陽だまりの天使たち ソウルメイトⅡ」、2018.10発行(文庫)トイ・プードル、ミックス、ラブラドール・レトリーバー、バセット・ハウンド、フラット・コーテッド・レトリーバー、フレンチ・ブルドック、バーニーズ・マウンテン・ドッグの7話。フレンチ・ブルドック、最高でした(^-^)トイ・プードル、ミックスも良かったです。

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    2020年08月05日
  • 不夜城

    購入済み

    至上最高のノワール

    何回読んでもヒリヒリします。

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    2020年08月05日