馳星周のレビュー一覧

  • 不夜城

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    ネタバレ

    暴力と金と化かし合いと口車と嘘しかない。
    最高。

    全員相手を信じることができない悪人だらけのバッドエンドカタルシスは唯一無二だと思う。
    この手の裏社会ものはハードボイルドに寄せて美学とか矜持とか、そういうのが物語の核になるんだけどそんなものは一切ない。
    ただ全員殺し合ってるだけ。
    面白かった。
    主人公が結局ハメられて闇堕ちしたところまで含めて最高です。

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    2021年10月29日
  • 神の涙

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    若かりし頃友達と北海道旅行に行きアイヌの木彫りのお土産を買ったことを思い出しました。
    熊に襲われたときはドキドキでした。敬蔵、悠、雅比古みな無事で良かった 最後の10ページほどは泣けました。良かったです。

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    2021年09月14日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    獣医さんに、第2弾もお借りした。
    1冊目よりこっちの方が好き!動物を飼うことの喜びと大変さと哀しさをバランスよく描き出していて、とても共感できた。うちにいる子達がますます愛おしくなっちゃうね。我が家にいるのは犬ではなく猫だけど。

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    2021年09月11日
  • 神の涙

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    この世界は、とてもシンプルにできている。
    北の大自然に囲まれたアイヌの思想が美しいのは、そのためだと思う。文中、山が合わない人は海を好む、とあったがまさにその通りだと思った。
    出し抜いてのしあがって生きていく競争社会で、削られてしまう人間の本質を取り戻す手がかりだと思った。
    「罪は神がさばく、人はただゆるすだけ」心に残る言葉だった

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    2021年08月15日
  • 夜光虫

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    たまにこういうドロドロ・グチャグチャ・卑怯者や裏切りばかり、ヤクザが好き勝手に暗躍する金と欲に塗れた救いようのない小説を読みたくなる。この小説はその期待を裏切らない途中で本を置けない一冊。一気に読んでしまった。日本球界で華々しい成功を収めた投手が、怪我で野球人生転落。台湾で再起を図るが八百長に手を染め、黒道(ヤクザ)に誘われるままに売春宿の経営や他の選手の勧誘など、これでもかというくらいにどんどん落ちてゆく。他の登場人物も合わせ、救いようのないストーリーで、ほっとすることはひとつもない。このタイプの小説が好きな方にはおすすめ。馳星周さんの小説は初めてだったが、とても面白かった。

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    2021年08月10日
  • 神の涙

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    羆もアイヌも迫害される謂われなど無い。
    元々先に住んでいたのは私たちでは無いのだから。
    唯一の被爆国であることを忘れて、原子力発電を止めないことも含めて、改めて人間の愚かさを感じさせる。
    そんな中でも、心優しく生きる主人公たちの愛のお話です。
    数少ない人にオススメしたくなる本でした。

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    2021年08月07日
  • 9・11倶楽部

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    ヒエラルキーに対する逆襲劇。受験勉強するより理解できないことに対してどう対応するかがサイバイバーの子供には重要である。サバイバルに適応できないと死ぬ。

    0
    2021年07月24日
  • 神の涙

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    ネタバレ

    アイヌとは縁もゆかりもなかった人たちが、木彫りを生業とするアイヌとの生活を通して自らの生き方を見つめ直していくのがおもしろかった。
    展開が読めなくてドキドキするけど、登場人物たちがみんな不器用で、でも心があたたかくて、ホッとする。

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    2021年07月21日
  • 蒼き山嶺

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    蒼き山嶺 馳星周さん

    1.購読動機
    山を見たかったからです。
    身体の都合もあり、久しく山から遠ざかっています。
    そこで、山を舞台にする小説に出会いたく、手にとりました。

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    2.馳星周さん
    初めましてです。
    2021年に出会えてよかった作家さんのお一人となりました。

    登場人物が少ないこと。だから、ストーリーに入りやすいです。

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    3.「蒼き山嶺」
    山岳の描写が力強く、美しいです。

    光が差し込む。
    吹ぶく。
    雪解けの音が聞こえる。

    五感に訴求してくる文体の臨場感。
    巻末に、馳さんご自身が軽井沢に転居してから、登山に魅了されたとの談話がありま

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    2021年07月11日
  • 神の涙

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    「はんかくさい」あほらしいとか、ばかくさいという意味以外にみずくさい、もどかしい時に使う言葉らしい。
    決して人を罵倒するときに使う言葉ではなく、親しみと優しさが込められた言葉。

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    2021年07月08日
  • マンゴー・レイン

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    「バンコク版不夜城」まさにそんな感じでした。中国人娼婦メイの精神力に圧倒…強く美しく魅力的な悪魔でした。そして天使の都バンコクでの逃走劇は、Mango Rainとともに終幕を迎えるのでした…
    私の中で、馳さんらしいどストライクな作品です

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    2021年05月15日
  • 鎮魂歌 不夜城II

    購入済み

    苦い読み終わり

    物語の進むスピード感に息を詰まらせながら一気に読んでしまった。

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    2021年04月20日
  • 比ぶ者なき

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    ふらっと入った本屋で平積みされてたのを直観で購入。こいつぁ大当たりだった!
    読んでて日本史の記憶がふわっとよみがえる瞬間が何度もあり、更に調べたくなる欲求を抑えながら読みました笑
    いやぁ、書くのがうまいってことだよね。
    読者の知識レベルはバラバラだろうに、それでもあっと言わせる感じは読み応え抜群です。

    あとがきの対談で続編書きたいって言ってたけど、こっちこそ続編読みたい!!
    特に長屋王、これからどう動くよ。(ざっくり覚えてるけど笑)

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    2021年04月11日
  • ソウルメイト

    購入済み

    共感

    久々に素晴らしい小説に出逢えた。
    最後は涙を我慢しながら読み終えた。
    共感,共感,共感…。
    世界で一番大切で,愛おしいかたまり。

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    2021年03月03日
  • 蒼き山嶺

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    よかった
    寒々とした風景描写、自然脅威
    読みながら凍えるし、熱くなる
    人間関係まわりで、ん?と思うところはなくもないが、それは気にならないぐらいにのめり込めた
    もっと伏線が張られてた気もしてたが、全て杞憂だった、素直に読めばよかった

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    2021年02月25日
  • 蒼き山嶺

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    最後の最後での大学時代の回想。初めて山行をした時の池谷の山に魅了された瞬間がたまらなかった。雷鳥、雲海、ご来光。山にいるときだけは全てを忘れて登山に没頭出来ていたのだろうと思うと・・・。

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    2021年02月03日
  • 暗手

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    久しぶりの馳星周。堪能した。ノワール。
    魅力的な悪、というかクズ。
    この作者の作品は殺伐として残虐だけど、どことなく美しさを感じる。

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    2021年01月18日
  • 不夜城

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    20年以上前、映画になった頃に読み、このたび文庫本をもらったので再読。そう、初読の印象を思い出した。この主人公、大変自虐的なのだが、畳みかけるように各方面の動きを読んで手回しをする様からして、大変な賢さを持ち合わせており、実はこれにより辛いのではないかな、と。そして女はいたたまれない環境で愚かで哀しい。

    映画は未見。ヒロインが葉月里緒菜から山本未来に代わったというニュースが記憶に残る。

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    2021年01月16日
  • 神の涙

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    絵画を見ているかのように色彩豊かな大自然が広がった。人は大切な人のために変われる。強くなれるし優しくなれる。アイヌの情熱が教えてくれた。

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    2020年12月17日
  • 神の涙

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    馳星周『神の涙』実業之日本社文庫。

    個人的に馳星周と言えば未だにノワール小説のイメージが強いのだが、最近はハートウォーミングな動物小説や社会問題への怒りを描いた小説などでも多くの傑作を書いている。

    本作は差別を受けるアイヌ民族や福島第一原発事故の犠牲者といった弱い立場の人びとの存在を背景に家族小説という新たな分野に挑んだ作品である。非常に面白く、結末には感動した。

    ある日、北海道の屈斜路湖の近くで孫娘の悠と二人でひっそりと慎ましく暮らすアイヌの木彫り作家・敬蔵の元に尾崎雅比古と名乗る若い男が現れ、敬蔵に弟子入りを志願する。最初は頑なに弟子入りを拒む敬蔵だったが、やがて雅比古の弟子入りを許

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    2020年12月07日