馳星周のレビュー一覧

  • 海霧 ―ジリ―

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    北海道を舞台にしたロードノベル
    主人公 大樹と愛犬ジリの絆が強くて泣ける!
    「人は死ぬ。必ず死ぬ。時に呆気なく死ぬ。」このフレーズが何度も出てくる
    途中から登場する、胡散臭いオヤジ作田が大樹にかける言葉「時間じゃねぇんだ。どんだけ時間かけたってダチにはなれねえやつらがいる。会った瞬間から気が合うやつもいる。そういうこったろ?」 いい奴だな、作田!

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    2026年06月20日
  • 海霧 ―ジリ―

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    馳星周作の犬が関わる小説は良い。
    ヤクザの女だった霧子と愛犬ジリと共にヤクザから追われる大樹。
    老犬の衰えと、広域に大樹たちを追うヤクザからの逃避行は、緊張を余儀なくされ、安楽な状況も直ぐに緊張ある逃避に駆り立てられてしまう。
    読む手が止めらないれない小説だった。

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    2026年06月20日
  • 海霧 ―ジリ―

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    大大大好きな馳星周の新作。
    ここしばらくは、競馬作品が続きうんざりしていたところ、待望の犯罪小説。
    老犬、北海道、愛する女、ヤクザに追われる旅、友・・・・・
    大雑把に言うと、読みながら結末が想像されてしまう・・・・のだが・・・・・、
    そこは、お構いなく・・・・、涙、ナミダ、なみだ・・・・
    充分に楽しませて頂きました。満足デス。

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    2026年06月04日
  • 少年と犬

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    どの短篇も読みやすかった。犬は人間には感じない寂しさや孤独、死の気配さえも感じ取れるんだろう。訳ありの人達が多聞と出会ったことで前向きになれたことは間違いない。南へ南へと向かった多聞。最後出会えて良かったが、もっと一緒にいてほしかった。けど再開できたことが多聞にとっては幸せだと思えました。

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    2026年05月27日
  • 少年と犬

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    ネタバレ

    4.7
    おもしろかった!
    犬をメインに短編の連作、西へ南へ向かう犬の目的は?
    最後の少年と犬でその理由がわかったときに深く感動
    多聞との別れは悲しかったけど、光にとってそれは別れではなかったとこにもまた感動
    1つ1つのお話で犬と人との関わりを読んで、改めて犬っていいなぁと思ったし犬が飼いたくなった!
    実家の犬に会いたい!!

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    2026年05月20日
  • ソウルメイト

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    人間と犬の関わり合いを描いた短編7話。すべて違った犬種の話で、それぞれの犬の特徴や性質を捉えて、人間の物語へと絡んでくる。
    やはり、犬の寿命は人間に比べて圧倒的に短い。ほぼ必ず、見送る事になるが、家族のように、場合によっては家族よりもつよい繋がりを持って過ごした場合は、悲しみは想像を絶するだろうと思われる。犬の十戒は、忘れずにいようと思いました。

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    2026年05月18日
  • 蒼き山嶺

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    すごくよかった。
    山岳小説の緊迫感と友情の切ない感情が相まって、なんともいえない気持ちになった。
    馳星周さんの小説はやっぱり好きだ。

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    2026年04月19日
  • 淡雪記

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    飛行機嫌いの私が離陸直前に想うのは、機内に美人を見つけたら、『神様はこんな美人を乗せた機体を墜落させるはずがない』という、全く根拠のない空想である。
    有紀の最後を鑑みると『美人薄命』のほうが正しいのか。
    彼女の障害者としての背景を考慮すると、すべての事件事故後の責任は敦史ひとりの仕業になるのかな、とふと思う。

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    2026年04月14日
  • 少年と犬

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    多聞が可愛かった。
    犬を飼いたくなる。
    どの短編も読みやすくて面白かった。
    文章だけで、犬の存在感やキャラをうまく表現できてて、驚きだった。

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    2026年04月06日
  • 少年と犬

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    わたしは今日も物語の世界に逃げ込んだ。ワンチャンが通り過ぎるたびに人が死んでいく!犬は人間より先に死んでしまうから悲しいよね。

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    2026年04月01日
  • 少年と犬

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    ネタバレ

    和犬とシェパードの雑種犬・多聞を巡る7作の短編集。
    表題作の少年と犬の舞台となる熊本まで、様々な人と出会いながら仙台から旅をする。その過程で、人々の孤独を癒やしていく多聞。旅路の果てで、多聞を待つ者とは…。直木賞受賞作。

    これは良い本だ。
    読み始めてすぐにそう思った。賢く、慎み深い多聞をすぐに気に入ったし、誰と出会っても西の方をじっと見つめるという謎がちょうどよく興味を引いて、先へ先へと読み進めたくなった。表題作「少年と犬」に辿り着く頃、私はどこに連れて行かれるのだろうとわくわくした。そして、それが幸せな結末であることを祈りながら読んだ。

    「老人と犬」で、片野弥一が多聞は孤独と死の匂いを嗅ぎ取ると評している。
    確かに、それまでの短編では孤独を感じる者たちの前に多聞は転がり出てきた。飢えと疲労でぼろぼろの犬を拾ってくれそうな人間を効率良く嗅ぎ分けているつもりなのだろうか。運命的な綺麗な物語にしようとするには少々邪魔になる発想だが、多聞が生に執着する上では、これ以上に合理的な基準はないだろう。餌と仮宿の代わりに孤独を埋めてやるのだ。
    動物は、孤独を埋めるのに結構都合の良い存在だ。ほどよく人間味がありつつ、実はどう思っているのかは分からない。飼い主が想像するしかなく、それは多分に自分に都合の良い想像になる。泣いている時に涙を舐められれば、慰めてくれていると思ってしまうが、その実しょっぱい液体が美味しくて舐めているだけなのかもしれないのだ。しかし、慰められたと錯覚した飼い主は、勝手に癒やされて勝手に立ち直る。嫌なことも言ってこないし、うーん、非常にコスパの良いコミュニケーションが取れるのだ。

    結末は、どう評価しよう。
    光と再会し、身を賭して守ったわけだが、もっと多聞を幸せにしてあげたかった。あんなに長く旅をしてきたんだから、光が大きくなるまでべったり一緒にいて、幸せな余生を送ってほしかったな。物語的には文句のない展開だが、やりきれない。多聞にはもっと満たされた顔をさせてやりたかった。

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    2026年03月19日
  • 煉獄の使徒(下)(新潮文庫)

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    オウム真理教をモデルにした長編。
    カルトに狂っていく人の怖さと、それに取り巻いて甘い汁を吸おうとする警察や国会議員達がみんな愚かでなかなかの大作だった。
    乱暴にも感じる文章がより物語を荒々しく感じさせて、映画を見ているような感覚に…
    高学歴で賢いはずの人々が、なぜ教祖を慕い狂っていくのか。以前森達也監督のオウム真理教のドキュメンタリー「A」「A2」を見たけど、松本サリン事件で容疑者とされた方へオウム幹部が会いにいく場面で、ぐだぐだとして謝罪もできずその方を苛々させるところを思い出した。上手く立ち回ることができない詰めの甘い行動が多く、社会で生き辛いから余計宗教にのめり込んでいったんじゃないかと勝手に思った。

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    2026年03月19日
  • 美ら海、血の海

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    若かりし日の、思春期真っ只中の幸甚の真っ直ぐな性格が、戦争によって少しずつ歪められていきながらも、友との約束や恋した人を守るために最後の最後まで自分を見失うことなく、戦禍を生き存えた悲しき戦時小説であった。
    日本唯一の地上戦であった沖縄戦の実情を知ろうともせずに、能天気に旅行に訪れた若かりし頃の自分を恥ずかしく思うとともに、悲惨な戦争が二度と繰り返されないことを切に願い、地震大国であり世界唯一の被爆国である自身を含めた我が国の人達が、声を大にしてこうした思いを世界に発信していかなければならない、と強く感じた。

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    2026年03月17日
  • 神の涙

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    数十年ぶりの馳先生の作品。家族愛っていいなあ〜ってただ感動の涙です。悠ちゃんの思春期の心情の描写が印象的。敬蔵の作品の迫力が文章から感じるのが凄いっす!自然と人間の関わりを改めて考えさせられる。いい本に出会いました。

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    2026年03月12日
  • 少年と犬

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    ネタバレ

    ずっと第三者目線から犬を追ってきて、多聞の本当の目的にたどり着いた時、感動した。そして多聞の行動にも感動で胸が熱くなりました。

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    2026年03月01日
  • 蒼き山嶺

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    読み応えガッツリありあり。山行だけではなくてサスペンスも入ったしサスペンスといえばショッピング友近名取を見てきたけど、もうテレビを映画館で観る感覚で面白い。ラスト崖に全員集合だもん。穂高槍剱岳と良い響き、北朝鮮を二回助けて三回殺され掛けて自分を打った北朝鮮の思い出だけで認めるとか友達の妹に恋して出会って直ぐにチュウとか理解出来ないが多いけど、やっぱり面白い 40歳からの山行の経験がまさにご来光見るくらい最高だ 見たことないですが

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    2026年02月24日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬が亡くなる悲しい話は好きじゃないけど、犬が人の支えになったり、犬と人の絆の話は好き。
    この文庫の中でラブラドール・レトリバーとフレンチ・ブルドッグの短編が特に好き。
    「人間は過去のことを悔いて、未来のことを思い悩むが犬は今を一生懸命生きている」
    今を生きて幸せな時間を積み重ねていきたいと思った。

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    2026年02月22日
  • 少年と犬

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    犬を飼っているからか、犬の持つ不思議な能力には、頷けるところがたくさんありました。我が家の愛犬と重ねながら読み進め、なお一層愛おしい存在なりました。手放せない1冊になりました。
    文体は、とても読みやすくサクサク読めました。

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    2026年02月13日
  • 神の涙

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    個人的な怒りと欺瞞に突き動かされてはいけない。
    悪い行いに報いを与えるのは神の役目であり、人間がしていいことじゃない。
    人間ができるのは許して受け入れること。
    自らの過ちに気づき、怒る代わりに、犠牲者の魂に思いを馳せること。
    未曾有の出来事や社会への不満など、自分の怒りを間違った方向に向けてはいけない。
    そんなことを壮大なスケールで教えてくれた小説。
    敬蔵の孫への愛に涙が止まらなかった。
    大自然に感謝をして、満ち足りた気持ちで本を閉じた。

    購入本

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    2026年02月08日
  • 少年と犬

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    素晴らしい作品に出会えました。

    読みはじめは多聞と出会ったことで、破滅への道が加速したのか?と思うほど、不穏な流れを感じていました。しかし読み進める中で、どうしようもなく不運な人たちが多聞と関わったことで慰められて、人らしい喜びを人生に見出すことができたのだなと考えが変わってきました。
    多聞は誰に会いたいんだろうと、先が気になって、あっという間に読み終え、ラストも美しく感動しました。

    犬がもつ愛と誠実さ、可愛らしさに心をうたれました。

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    2026年02月06日