馳星周のレビュー一覧

  • 雨降る森の犬

    Posted by ブクログ

    自分より遅く生まれてきて家族になり、やがて自分より先に逝く。教えてくれることが多く、逝ってしまった後の後悔も計り知れない。そんな経験があるが故に、最終の数ページでは感情を抑えることが出来なかった、、

    0
    2025年07月09日
  • 飛越(ジャンプ)

    Posted by ブクログ

    舞台は障害競馬。若い真面目な騎手と酒に溺れ一度追放されたベテラン騎手。絶対王者の馬と若き馬。勝つのは?

    超スーパーウルトラ良かった。ムネアツだった。ラストに向かってどうなるかドキドキし、ラストを超えてもさらにドキドキだった。すげー。

    競馬小説を読むと思う。馬は調教師や騎手に制御されて、自分の自由はある程度制限される。我々は人間は自由に生きてると思うが、競走馬のように制限されてる。無意識に。知らない土地で飯を食おうと思うと食べログの点数に。登録者数に再生回数に。自分は自由に生きてると思っているけど、自由には生きていない。馬と同じ

    0
    2025年07月08日
  • 少年と犬

    Posted by ブクログ


    やっと読み終えました!
    読み出したらサクサク読めて読みやすかったです!

    本当に犬ってすごい生き物だよなぁと

    どんな事があっても飼い主に従順
    その気持ちを裏切ったりしたらいけないなと
    改めて感じました。

    私もわんちゃん飼っているので
    一刻一刻大事にしなきゃなと
    思いました。

    0
    2025年07月06日
  • 美ら海、血の海

    Posted by ブクログ

    かつて人だったもの達のゴミが不快この上ない。そんな言葉が印象的だった小説。


    不幸を、戦争を、90歳になる私の祖母は何も話してくれない。機関銃で指先を無くし、マラリアの後遺症で毛の一本も生えなくなってしまった祖母は、過去を語ろうとしない。思い出すことさえ憚れるのだろう。
    それでもいつだったか、私が確か小学4年生の頃に戦争について作文課題がだされた。その時に一度だけ聞いたことを覚えている。

    目の前で幼かった弟の体が弾け飛び、下半身だけが地面に立ったまま残っていたこと。
    マラリアに罹患した時、家族に迷惑をかけぬよう、自ら死体置き場に向かおうとしたが、肉の削がれた足では歩いけず、悔しい思いをした

    0
    2025年07月06日
  • 蒼き山嶺

    Posted by ブクログ

    不夜城以来の馳星周作品。馳氏らしいノワール的な物語でもありながら、登山の魅力と理不尽さに翻弄される人間の息づかいがストレートに伝わってきました。それぞれ形の違う孤独が雪の粒みたいにキラキラ光りながら胸に迫ってきます。

    0
    2025年07月05日
  • 飛越(ジャンプ)

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった。
    障害競走馬の話。障害競走というレースがあることも知らなかったが、この本を読んで見てみたいと思った。
    馬とジョッキーの話だが、行き着く暇もなく話は進み、あっという間のラストだった。
    一つのレースのようにあっという間にの熱い時間を過ごすことができた。
    本当に素晴らしい作品に出会えた事に感謝したい。

    0
    2025年07月04日
  • 飛越(ジャンプ)

    Posted by ブクログ

    面白かった。作者の馬に対する愛情がたっぷり。競馬に詳しくない読者にもさりげなく説明があり読みやすい。「フェスタ」も良かったけれど本作はさらに上。作者はホントにステイゴールドを愛してたんだな。

    0
    2025年06月24日
  • 少年と犬

    Posted by ブクログ

    何とも言えない感動 
    映画になるときに初めて作品を知り、映画を見ずに本を読んだ。馳星周というのも気になったので。
    単なる人間と犬の物語ではない。ぜひ読んでほしい。

    0
    2025年12月05日
  • フェスタ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今まで読んだことのないジャンルにも関わらず、分かりやすく面白く一気読みレベルでした。どんなクライマックスになっても面白いだろうなと思い最後の方は読み楽しませてもらいました。

    0
    2025年06月21日
  • 飛越(ジャンプ)

    Posted by ブクログ

    この人が書く競馬小説はスケールが大きい。ラストの舞台は序盤から予想できたが結末は予想外。競走馬の引退後のリアルな本を読んだ後だったので余計にグッとくるものがある。

    0
    2025年06月18日
  • 雪炎

    Posted by ブクログ

    3.11の後、原発のある北海道某所での市長選…そこに立候補する弁護士と支援する元公安の同窓生。反社会勢力の登場(馳先生的に確実に登場すると想像できますが)で救われないこと覚悟しておりましたが、実際読後の辛さは緩くてホッとしています。…いいな夏の北海道苫小牧

    0
    2025年06月13日
  • 復活祭

    Posted by ブクログ

    3部作の完結編として考えると期待を裏切らない内容であった。状況が目まぐるしく変化していく中で、生誕祭の「誰がババを引くか」が復活祭では「誰がいち抜けするか」へと変貌を遂げ、ページを捲る手が止まらない。今作に於いても結果誰ひとりとして欠けることなくエンディングを迎えた為、続編もありか⁈と期待してしまう。

    0
    2025年06月11日
  • ソウルメイト

    Posted by ブクログ

    犬が大好きです。だから、犬のお話も大好きです。一つひとつのお話が、心に深く入っていきました。本当に、犬が大好きで良かったです。と、思わせてくれました。

    0
    2025年06月11日
  • 雨降る森の犬

    Posted by ブクログ

    あー、泣いた。
    今、泣いた後にこれを書いている。
    とにかく最終章が泣けるのだ。
    実は今朝の通勤電車の中で、会社に着くまでには読み終えられるな、と思っていたのだが、最終章が始まった段階で「いかん、これは落ち着いて読むべき。そして、多分俺は泣く」
    と思い、帰りの電車の中も、夕飯を食べる最中も我慢して、子供や嫁さんが寝た後で最終章に取り掛かった。
    案の定、泣いたw

    解説の池上冬樹さん曰く、本書「雨降る森の犬」は「少年と犬」の助走だという。
    ならば、そちらも読まねばならない、あっ、そういえば映画がそろそろ上映が終わるのでは、と気づき、検索してみたら、終わってた。。。
    仕方ない。映画はU-NEXTに出

    0
    2025年05月21日
  • 黄金旅程

    Posted by ブクログ

    2001年12月17日に発売された週刊Gallopの真ん中見開き頁の写真についたキャプションは“黄金旅程、完!”
    前日に香港ヴァーズを勝って遂にGⅠのタイトルを手にしたステイゴールド。その名に「黄金旅程」と漢字を当てる香港ジョッキークラブのセンスの良さと、それを使ってその競走馬人生と昨日の偉業を讃える編集部の発想にとても感じ入ったのを今でも鮮明に覚えている。(実際には、彼の旅路は種牡馬としても続き、この時点では“第一部、完”が正しかったのだが)

    そのステイゴールドをモデルにしたエゴンウレアというサラブレッドと日高で馬産や競馬に関わる人々の物語。
    ステイゴールドの猛々しさを表すエピソードも交え

    0
    2025年04月13日
  • 少年と犬

    購入済み

    映画とは。。

    映画とはだいぶ異なってましたが原作にもっと近ければ良かったなぁ

    #癒やされる

    0
    2025年04月04日
  • 黄金旅程

    Posted by ブクログ

    終盤にエゴンウレア黄金旅程とこで声が出てあーなるほど。馳星周さんの地元なんだ お店とか距離感が詳しくてって、競馬知らなくてものめり込める。ナイスネイチャかと思ったらステイゴールドかい。登場した亮介がヘタレ過ぎてなんだかなあーだったのが成長する姿が良過ぎた、なんかいい奴じゃんかって。後半暴力団に拉致されたのが自分には出来ない無理だ、あそこで天変地異が起きて暴力団が死ぬのは無情かな 馳星周さんバイオレンスは避けてるが今回のは守備範囲。

    0
    2025年04月01日
  • 雨降る森の犬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感動で涙が止まらなかった。
    自然の描写も美しいし、とにかくご飯が美味しそうすぎる。自分も山に登ってみたくなった。
    ワルテルとの別れのシーンでは祖父とのお別れを思い出して心が締め付けられた。
    人も、犬も、生物はいつか死ぬけれど、だからこそ一日一日を大切にしたい。犬のようにありのままで、愛を持った人になりたいし、今を生きていきたい。

    0
    2025年03月31日
  • 不夜城

    Posted by ブクログ

    内容としては分かりやすい設定ストーリーです。
    中国・台湾名に苦戦するので適当に音読みで人物名覚えて読み進めました。
    ノワールなので描写はハードめです。
    刺さりました。
    古いですが金城武の映画見ようと思います。

    0
    2025年03月11日
  • 黄金旅程

    Posted by ブクログ

    競馬好きな私にとってとても興味深くよませてもらった。
    印象にに残った言葉
    競馬はただの博打ではないのだ。多くのファンが投じるお金で、人間が作り出したサラブレッドという生きものを生かし続けるという側面がある。

    G1レースもはじまり、これから盛り上がっていく競馬、しばらくはステイゴールド系の馬券を買ってみよう。血統好きなので!

    0
    2025年02月24日