馳星周のレビュー一覧

  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    愛犬との日々を過ごす7つの短編物語、其々の人と犬との繋がりを描き、飼い主/愛犬が先立つ話は私も過去2匹の愛犬を亡くした経験から心に沁みる。愛護団体の神が絡んで保護犬を譲り受けたり等々関係を持ち、ペットショップのなり初めが無いのは良い。全ての話が、保護犬が飼主の愛情を受け又、見返りなど無く純粋に飼主を幸せにする犬の話。
    「人間は、過去の事を悔やみ未来の事を思い悩むが、犬は過去も未来も関係なくただ懸命に今を生きる」

    ・トイプードル編:
    白血病の少女と愛犬の話(涙)
    ・ミックス編:
    妻に先立たれた男と愛犬の話
    ・ラブラドールレトリバー編:
    目が不自由な物書きと愛犬の話
    ・バセットハウンド編:
    仔犬

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    2020年11月15日
  • 殺しの許可証 アンタッチャブル2

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    ネタバレ

    椿は過去バリバリのキャリア警視として活躍していたが、今は周りから煙たがれ公安の特別捜査係として窓際部署に追いやられた身、その部署に警視庁捜査一課から誤認追跡中の事故問題で宮澤が左遷され配属される。この事故で恋人の千紗の父親の浩介が植物人間となって負目を感じながら千紗と付き合う。
    椿家は、代々東大出のエリートで日本中枢に人脈を持つ大金持ち、親父の源一郎、執事の渡会は妻と別れたトラウマで精神を病んだ椿警視に虐められ苦労する。そんな関係の中で田部総理の暗殺情報を掴む自称アンタッチャブル椿とその部下宮澤がその阻止に動く。その過程で椿が伝説のハッカー:ドラえもんとして名を馳せた過去を持ち、千紗の親父浩介

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    2020年08月27日
  • 暗手

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    いゃ〜。あの馳君のノワール小説やんか。
    今後も原点復帰してくんないかなぁ。
    映画化もしてや。頼むわ。

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    2020年08月20日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬好きは犬がもっと好きに、飼っていない人はすぐにでも家族に迎えたくなる。
    千尋ちゃんの最期の日々を素晴らしいものにしたトイプードル。シロが連れてきたヤマネコをたまと名付けて一緒に暮らした永勝。盲目作家の心を徐々にとかしていく盲導犬ジョーヌ。母犬に噛まれて見た目はかわいそうなのに、笑顔で周囲を魅了していくアンジュ、。エマの安楽死を選択した家族。
    私が一番好きなのは、何もかも失くして死に場所を探す男と出合ったフレンチブル。最初に名付けた「ぶひ子」はあんまりだと思うが、本当に命の恩人になるあたりは、あまりに小説的な展開ではあるけれど、ほっと気持ちがやわらいだ。
    最後のバーニーズ・マウンテン・ドッグ。

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    2020年08月05日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    犬は、その時その時を懸命に生き、過去の出来事やまだ起きていない未来に惑わされたりはしない。犬とは人間の言葉で話し合うことはできないが、人間同士以上に心を交わしあうことができる。馳星周 著「陽だまりの天使たち ソウルメイトⅡ」、2018.10発行(文庫)トイ・プードル、ミックス、ラブラドール・レトリーバー、バセット・ハウンド、フラット・コーテッド・レトリーバー、フレンチ・ブルドック、バーニーズ・マウンテン・ドッグの7話。フレンチ・ブルドック、最高でした(^-^)トイ・プードル、ミックスも良かったです。

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    2020年08月05日
  • 不夜城

    購入済み

    至上最高のノワール

    何回読んでもヒリヒリします。

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    2020年08月05日
  • 走ろうぜ、マージ

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    いつの間にかありありとマージの姿を思い浮かべ、著者と共にマージを見つめ、呼びかけてしまう。夢中になって読み進めました。

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    2020年07月30日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    馳星周 著「ソウルメイト」、2013.6発行。ソウルメイト=魂の伴侶 ①チワワ、末期癌の妻を癒やすルビイ ②ボルゾイ、悪い4人組から悠人を守る ③柴、3.11福島から野に放たれ9ヶ月、母の肌着の臭いで戻ってくる ④コーギー、虐待され続け捨てられたコーギーに「愛情」で心を開かせた真波 ⑤シェパード、リタイアした警察犬のプライドと優しさ ⑥ジャック・ラッセル・テリア、子供がテリアのボスになるまでの訓練 ⑦バーニーズ・マウンテン・ドッグ、短命な犬種、癌で8歳で天国に。ただ涙。どの話も心に響く話です!

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    2020年07月20日
  • 暗手

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    刮目せよ!
    これこそが馳星周だ。
    暴力と嘘に塗れただけのノワール小説ではない。
    嘘に嘘を重ねて築き上げた人間関係、愛を求める男と女の恋情。
    心を深く抉られる。
    決して気持ちの良い読後感では無いが、それがかえって気持ちを揺さぶる。
    デビュー当時のような作品だが、流石に年月を重ねて表現も重さを増した。
    久しぶりにヒリヒリする作品だった。

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    2020年05月29日
  • 比ぶ者なき

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    ネタバレ

    馳星周の北方謙三化といえば怒られるか。
    藤原不比等という、教科書では父である鎌足や子孫の道長よりマイナーな存在である人物が、実は古代史を塗り替えた張本人であるという説をベースに、物語を構成。とても面白かった。里中満智子「天上の虹」を読み返してみたくなる。

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    2020年05月18日
  • 暗手

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    馳星周『暗手』角川文庫。

    最近は歴史小説や山岳小説、動物小説などを多く刊行していた馳星周が、原点である『不夜城』に回帰したかのようなノワール小説。『夜光虫』の続編。面白い。

    台湾プロ野球界で八百長に手を染め、殺人の罪まで犯した主人公の加倉はイタリアに渡り、顔を変えて『暗手』と呼ばれながら殺人以外の犯罪を糧に生き延びていた。ある日、加倉の元にサッカー賭博の帝王・王天からプロリーグ・ロッコに所属する日本人GK大森怜央を八百長に荷担させろという依頼が入る。

    甦る血の記憶、殺戮への渇望……加倉はどこまで墜ちて行くのか……

    本体価格
    ★★★★★

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    2020年05月01日
  • 比ぶ者なき

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    然程、小説作品が多くはないかもしれない、古代史の世界を背景にした物語なのだが、巨大な野心を胸に大胆な活動を展開したという男の生き様という感である。
    『比ぶ者なき』(ならぶものなき)という題名であるが、これは本作の主人公の名に由来するものである。「藤原不比等」という、「日本史の教科書で、とりあえずその名を視掛けたような?」という人物が主人公だ。「不比等」という名は「等しく比ばず」ということで『比ぶ者なき』(ならぶものなき)なのだ。
    本作の始めの方で、藤原不比等は「史」(ふひと)と名乗っている。寧ろ不遇な状態であるが、大海人皇子(=天武天皇)の後継者と目された草壁皇子に仕えていた。この状況から、『

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    2020年04月18日
  • 不夜城

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    5回以上は読んでいる気がするが、何度読んでも面白い。この小説はハードボイルド小説の傑作と言われているがその通りだと思う。

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    2020年04月04日
  • 暗闇で踊れ

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    2019.09.15~09.20
    闇、だよね。その中でしか生きられない悲しい人たち。

    私は、彼の作品にはこういうものを求めているんだと思う。

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    2019年11月29日
  • 神奈備

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    飲んだくれの母親と二人で暮らす17歳の潤は書き置きを残して御嶽山へと登る。
    彼が山へ登る理由は神様に自分が生まれてきた理由を問いたかったから・・・

    一方、飲んだくれの母親から子供が山に登った事を伝えられる、探す羽目になった強力の孝

    潤と孝の場面が交互に語られる、果たして彼らは無事に山で出会えるのか?


    潤の人生は読んでいて辛くなるかもしれません。でも読まないわけにはいきませんでした。

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    2019年06月02日
  • 雪炎

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    馳氏の綴る北海道の情景は、その冬に暮らしたことがある者でないと体感し難いであろう〝うら寂しさ〟を感じられる。その特有の描写が今作に冠された『炎』を際立たたせている。情景と筋の温度差にぞくぞくとする。

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    2019年04月10日
  • 不夜城

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    学生時代以来、久しぶりに再読。馳作品の良さが詰まった一冊。日本でノワールといえば歌舞伎町以外ない。欧米のギャングものより、アジアのマフィアやヤクザもののほうがヒリッとする感じがたまらない。しっかりと練り込まれたストーリーによって、一気に非現実世界に引き込まれる。

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    2019年01月23日
  • 走ろうぜ、マージ

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    馳さんの愛犬「マージ」が癌に侵され亡くなるまでの日記なんですが・・・こんなん悲しいやつ読めないよ~(┯_┯)こんなに愛されて、精一杯の看病をされてマージは絶対に!幸せだったと思うし、マージとワルテルと一緒に生きる馳さんも幸せだと思う。きっと私には・・・出来てないな。。。(反省

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    2019年01月20日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    馳星周『陽だまりの天使たち ソウルメイトII 』集英社文庫。

    シリーズ第2弾。今回も犬をテーマに家族、元家族、或いは未来の家族を描いたハートウォーミングな短編7編を収録。ハードなピカレスク小説の印象が強い馳星周であるが、その対極とも言えるようなハートウォーミング小説でもその実力を発揮している。

    7編の中では『ラブラドール・レトリバー』『フレンチ・ブルドック』の2編が印象深かった。前作でも述べたが、内海隆一郎の一連のハートウォーミングな短編、或いは谷口ジローの『犬を飼う』にも似た雰囲気の短編集である。

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    2018年10月28日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    ネタバレ

    犬と人間の短編集なんてきっと自分は泣いてしまうと前作のときもそう思っていたが、今回も予想を遥かに超える号泣をしてしまった。中でもフラットコーテッド・レトリバーのエマの安楽死の話は辛過ぎた。作者は最後の短編で言う。犬は魂の伴侶。亡くなったとしても「魂で繋がっているのだ。哀しむことはない。嘆くことはない。」と。そしてまた新しい子を迎えてと。でも私はどうしても愛するあの子への想いで心が一杯で、まだまだそれは当分出来そうにない。

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    2018年10月23日