馳星周のレビュー一覧

  • ラフ・アンド・タフ

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    再読。珍しく主人公が明るいかと思ったら、やはり最後は悲惨。でも希望を持って死んで行く分、今までの作品とは大きく違うのかも。

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    2018年12月28日
  • パーフェクトワールド 下

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    馳星周『パーフェクトワールド 下』集英社文庫。

    下巻。結末は少し呆気なかったものの、ストーリー、登場人物の造形は非常に面白い。登場人物の誰もが心に闇を抱え、一人としてまともな人物が居ないのだ。最初から『パーフェクトワールド』など実現出来ないことは解り切っているのだが…

    いつの時代も政治家は民意を無視し、国民からむしり取った税金を浪費し、さらには良からぬ方法でその富と権力を増大させるという構図は全く変わらない。アメリカに長らく統治された沖縄は、返還ではなく、日本政府によるアメリカからの買取りという無惨な事実、沖縄のリゾート開発に群がる輩…沖縄に派遣された公安警察官の大城は一度道を踏み外したこ

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    2018年04月25日
  • パーフェクトワールド 上

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    馳星周『パーフェクトワールド 上』集英社文庫。

    本土復帰を目前に控えた沖縄を舞台にした馳星周らしいピカレスクの香り漂う作品。これからまだ一捻り二捻りはありそうな予感。結末を読むまでは評価を下せないが、上巻を読んだ限りでは非常に面白い。

    1970年、総理大臣の勅命を受け、本土復帰を控えた沖縄に派遣された公安警察官の大城は混沌とする沖縄で暗躍する不穏分子の捜査にあたるが…

    大城が捜査の過程で知り得た怒りの事実は大城に一線を超えさせる。

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    2018年04月23日
  • 【カラー口絵付】陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    ソウルメイトⅡです。
    著者の馳さんの飼っているバーニーズは以前飼っていたうちのワンコと出身犬舎が同じだったので、犬舎が主催する集まりやドッグショーで馳さんご夫妻とはご一緒したことがあり、勝手に親近感がわいてます☆

    病と戦う少女と家族に寄り添うトイプー、
    妻に先立たれた老人と一緒にネコを育てるミックス、
    視力を失った偏屈な男に尽くす盲導犬のラブ、
    愛犬の死から立ち直る前に母が次の犬を迎え、心をひらけないでいる娘に天真爛漫に笑顔を振りまくバセット、
    安楽死を選択せざるを得なかった家族と、それでも最後まで幸せだったフラッティー、
    ホームレスで自殺を考えていた男の再生のきっかけを与えた

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    2018年03月29日
  • 煉獄の使徒(上)(新潮文庫)

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    クソ面白い。800ページもあるのに一気に読んだ。オウムをモデルにしてるわけだけど群像劇としてしっかり読ませてくれる。特に児玉がクソ野郎で良い。

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    2018年01月08日
  • 長恨歌 不夜城完結編

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    不夜城サーガ、いや、劉健一サーガ堂々の完結。面白かった!特にラストで自分と同じ男を作り上げようとする健一の暗い情念が明かされる展開がクソ熱い。いつのまにか無双のフィクサー然とした健一に違和感感じつつも引き込まれて読んだ。年末年始の休みにずっと不夜城シリーズ読んでて気分はすっかり流氓、歌舞伎町。流氓ノワール物ってジャンルがあるのかわからないけど、一つの金字塔だと思う。

    ところで、三作目から突然阿なになに(阿基とか)ってニックネーム使い始めたのが違和感あった。なんで前二作では使わなかったのに、と言う違和感。

    それと、人名の中国語読みは数回のルビじゃ覚えられないから適当な日本語読みで読むんだけど

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    2018年01月04日
  • アンタッチャブル

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    帯にある馳星周版「相棒」というのは言い得て妙かも。この人はなんなんだ? という椿と左遷されてきた部下の宮澤の公安エンタメ。面白いところも沢山ありつつぐいぐいと読み進ませる推力もあり面白く読み終えることができた。オススメできます。

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    2017年12月18日
  • 雪炎

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    馳星周『雪炎』集英社文庫。

    反原発のメッセージ小説なのか、ハードボイルド小説なのか、全く残るものが無く、虚しい作品だった。馳星周の作品としてはイマイチの部類だろう。

    東日本大震災から一年後、三基の原発が立地する北海道の道南市を舞台に物語は描かれる。元公安の和泉は廃炉を公約に掲げ、市長選挙に立候補した旧友の弁護士・小島を助けることに…

    殺人、原発利権を巡る警察組織と暴力団による選挙妨害、マスコミ、SNSと様々なネタを散りばめた割りには、いずれも昇華されておらず、ちぐはぐに感じた。

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    2017年11月19日
  • 殉狂者 下

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    もう、壮絶としか言い様のないラスト。きっと戦争とかテロとかってこういう悲惨な人生を次々生み出してるんだと思う。世界を変えることは悪いことではないと思うけど、その手段に暴力を使うことだけは絶対にいけない。

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    2017年07月09日
  • 光あれ

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    原発の街、敦賀が舞台の物語

    主人公徹は自分がゆっくりと死んでいく事を敦賀の街のせいにしているが、自分のだらしなさとか流されやすさとか、キレやすかったりする過去の自分がした選択のせいで今の自分がある事を一番に認めるべきかと思う。
    敦賀や原発の所為にするのではなく自分が努力する事と、何かを決める事が大事な事だと思う。

    本作品が発表された直後に東日本大震災が起きた事で敦賀の街を舞台とする本作品の根底に原発への問い掛けがあると思う方がいるかもしれないが、あくまでも努力しないで只々流される人の弱さが物語のテーマではないかと私は思う。


    敦賀の原発でガードマンをする相原徹は人付き合いが苦手。そんな彼

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    2017年05月08日
  • 9・11倶楽部

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    地下鉄サリン事件で家族を失った救急救命士織田が、歌舞伎町浄化作戦で親を失った国籍のない子供達を守るうちに壊れていく話。主人公の真面目なパラノイア感、子供達の悲惨な境遇、中国マフィアのアンダーグラウンドっぷり、個人的に勝手知ったる歌舞伎町から都庁周りの疾走感溢れる逃亡劇。ラスト捕まりながらも、爆発に揺れる都庁を見つめ涙を流す織田と一緒にウルっとしてしまった。馳星周、ものすごく久しぶりに読んだけどハードボイルド好きには堪らない素晴らしい作品だった。

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    2017年03月09日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    犬ものの最高傑作
    泣けた-
    近所のピザ屋で読んでて泣きそうになった
    危なかったー
    ピザ屋で読むの注意
    犬もの反則だよね
    全ての愛犬家必読
    いやー泣けた

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    2017年01月14日
  • 美ら海、血の海

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    真夏に読んだけれど、クーラーの効いた快適な環境で読んじゃいかんなと思った。終戦記念日前後のTVの街頭インタビューで高校生か大学生ぐらいの子が「(かつてアメリカと戦争をしたと聞かされて)アメリカと戦争なんてするわけないじゃないですかあ!」なんて明るく答えているのを見ると、沖縄のことなんて観光地ぐらいにしか思ってないんだろうなあ、米軍基地が多くある理由も理解してないんだろうなあ、小学校で英語やらプログラミングやら教えるよりも現代史をきちんと教えるべきなんじゃないのかなあ、と思ってしまう。

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    2016年08月09日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    7つの犬種別 短編集。
    ”犬は人間の魂の伴侶(ソウルメイト)”
    愛犬と愛猫を撫でながら 極上の読書タイムを満喫しました。
    最後の「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」は号泣。

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    2015年10月14日
  • アンタッチャブル

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    奥田英朗の伊良部(医者)と重なる主人公の公安元キャリアの椿警視と平凡な宮澤コンビが織りなすおとぼけ小説。最後は、もしかして??と。。でもその想像を超えた結末でおとぼけが確信的な椿の人格に驚いた。

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    2015年08月07日
  • アンタッチャブル

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    奥田英朗の伊良部シリーズを彷彿させるコメディー。一気読みです。椿警視の傲慢なのにおトボけなとち狂い方が面白い。

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    2015年08月02日
  • 暗闇で踊れ

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    ネタバレ

    姉弟の壊れていく様が、リアルで怖い。子供の頃のトラウマとはこんなに大変なものなんだと思い知らされる作品でした。あんなに固執ていた神埼さえも殺してあっさり引き上げる事ができるということは、一生足を洗えないんだろうなぁ。

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    2015年03月12日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    犬を飼うならちゃんと個々の個性をしっかり把握していることが大事だと改めて気づかされた一冊。
    馳さんのブログも欠かさず見ているので、最後のお話は涙なしでは読めませんでした。

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    2015年03月09日
  • 暗闇で踊れ

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    面白い構成と闇の奥底に堕ちていくかのようなピカレスクに650ページをあっという間に読み切った。『不夜城』の頃の馳星周が帰って来たかのようだ。

    美術品窃盗事件を捜査していた神崎刑事は捜査線上に浮かび上がった姉弟の周辺を探るうちに…

    第一部では神崎刑事の捜査の視点から物語が描かれ、第二部では稀代の詐欺師・榊田恵と学の姉弟の視点から物語が描かれる構成が面白い。そして、第三部…

    詐欺師の姉弟に翻弄されながらも執念の捜査で姉弟の近辺に迫る神崎刑事と徐々に明かされていく姉弟の過去…

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    2015年01月19日
  • 美ら海、血の海

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    戦時中の沖縄の状況が手につかむようにわかる作品。描写が生々しくてぞっとするけど、そこがまたいいんだよな。

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    2014年12月23日