美ら海、血の海

美ら海、血の海

555円 (税込)

2pt

東日本大震災発生から3日後、石巻に入った老人・真栄原幸甚(まえはらこうじん)は眼前の惨状に、60数年前、戦時下の光景を思い出す。1945年、日本は敗色濃厚。14歳、沖縄一中の生徒だった幸甚は、鉄血勤皇隊として強制的に徴用される。ついに米軍は沖縄へ上陸。激しい砲撃・爆撃に本島南部への撤退を余儀なくされた日本軍の道案内を命じられ、あまりに苛酷な地獄を見る! 慟哭の沖縄戦を描く異色の力作長編!

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美ら海、血の海 のユーザーレビュー

3.9
Rated 3.9 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    真夏に読んだけれど、クーラーの効いた快適な環境で読んじゃいかんなと思った。終戦記念日前後のTVの街頭インタビューで高校生か大学生ぐらいの子が「(かつてアメリカと戦争をしたと聞かされて)アメリカと戦争なんてするわけないじゃないですかあ!」なんて明るく答えているのを見ると、沖縄のことなんて観光地ぐらいに

    1
    2016年08月09日

    Posted by ブクログ

    戦時中の沖縄の状況が手につかむようにわかる作品。描写が生々しくてぞっとするけど、そこがまたいいんだよな。

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    2014年12月23日

    Posted by ブクログ

    戦争の悲惨さが伝わる。戦争も震災も、忘れてはならない大事な記憶。忘れないように生きようと、何度目かの決意。

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    2013年06月18日

    Posted by ブクログ

    池上冬樹の解説にも書いてあるように「まさか馳星周の小説を読んで泣くとは思わなかった」。

    東日本大震災の被災地、石巻。そこから物語が始まる。大津波に襲われた石巻の風景描写…読み始めてすぐに泣けてきた。東日本大震災の直後に両親の安否を確認するため向った沿岸の町…全てが津波で流され、大きな船が打ち上げら

    0
    2013年02月21日

    Posted by ブクログ

    日本で唯一地上戦となった沖縄。
    沖縄線では兵士、島人関係なく銃撃を受け、多くの人が命を落とした。
    また日本兵は島人より食料や壕を奪った。
    そして生き残った島人たちもお互いにそうするしかなくなっていく。
    みんな生きることに必死だった。
    戦争は人の命だけでなく、心までも大きく蝕んでしまった。
    憎しみを生

    1
    2014年06月29日

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