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Posted by ブクログ 2016年08月09日
真夏に読んだけれど、クーラーの効いた快適な環境で読んじゃいかんなと思った。終戦記念日前後のTVの街頭インタビューで高校生か大学生ぐらいの子が「(かつてアメリカと戦争をしたと聞かされて)アメリカと戦争なんてするわけないじゃないですかあ!」なんて明るく答えているのを見ると、沖縄のことなんて観光地ぐらいに...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月29日
日本で唯一地上戦となった沖縄。
沖縄線では兵士、島人関係なく銃撃を受け、多くの人が命を落とした。
また日本兵は島人より食料や壕を奪った。
そして生き残った島人たちもお互いにそうするしかなくなっていく。
みんな生きることに必死だった。
戦争は人の命だけでなく、心までも大きく蝕んでしまった。
憎しみを生...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月30日
何を
何を言葉で表せばいいのだろう。
どの感情が私の中には流れているのだろう。
言葉が、一つ一つが、
重く、何かを残していく。
しかしこれは生きた声ではない
「字」を通して伝えられたものだ。
しかしこれはフィクションではない
「字」を通して人から発せられた生きた言葉なのだ。
矛盾しているだろう...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月14日
私自身幾度となく沖縄を訪れ多くの戦争遺構を見聞きして回ることで当時そこで行われていた異常な世界を人並み以上には認識していると思うのだが。
しかしそんな知識の端くれがあったとしてもたった14歳の鉄血勤皇隊の少年の目を通して見る地獄絵図にはやはり驚きは隠せず戦争の持つ狂気に忿怒の言葉さえ見失ってしまう。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月15日
馳星周の戦争小説は、新たな世界のようで、実は暴力や血という共通点からすれば馳星周ど真ん中のジャンルであることに気づきました。
ノワール作家と言われる馳星周が戦争を描けば、現代における複雑な暴力を超え、戦争による圧倒的な絶望や悲しみが深く描写され、何故今までこのジャンルが出なかったのかとも感じました...続きを読む
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