馳星周のレビュー一覧
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アイヌの老若男女血縁者3人が夫々の経緯から一緒に生活をする中、個々の想い、罪の償いで離れ離れとなるもお互いの気持ちとアイヌ魂を深めて心を通じ合い最後は、一緒に暮らすハッピーエンドで親族の繋がりを描く
北海道の屈斜路に住む無骨でアイヌ魂を継承する平野敬蔵は、若い頃酒に呑まれアイヌの生活スタイルから周りと上手く渡り合えず妹、娘と出て行かれ1人暮らしの中、娘夫婦の残された孫娘の悠を引き取り木彫りを生業として一緒に暮らす。悠はアイヌである事から虐められて育つ生活から高校その先は家を出てアイヌ差別の無い生活を望む。そんな2人の生活に突然、雅比古と言う東京から来た青年が訪れて木彫りの弟子を願い、通いでの -
Posted by ブクログ
馳星周とは、彼が未だ実名の坂東齢人であった数年間に、交流をさせて頂いた。馳星周を当時ぼくはバンと呼び、十歳ほど年下の彼は、ぼくをシュンと呼び捨て、本書の後書きにもある通り、タメ口をきいていた。真夜中まで続く延々酒呑みながらの彼とのチャットは情報量においても感性においても楽しく、ぼくを連日の寝不足に追い込んでいたものだ。
未だインターネット前のパソコン通信という時代。ぼくが冒険小説&ハードボイルドフォーラムのSYSOP(管理人)をやっていた頃のこと。オフラインと言って通信だけではなく現実に酒を飲んだり旅に出たりもしていた頃の話だ。
ノベルズライター時代の彼が、執筆作業に専念したいので半 -
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馳星周の自伝的小説!
舞台は新宿のゴールデン街、時代は古き良き時代の昭和末期!!!
こんな街で呑んだくれることが出来たら!
こんな店で小説のことを語り合えたら!
こんな人達と毎日出逢えたら!
どれだけ人生を謳歌しダメ人間(必ずしも悪い意味でなく)に成っていくんだろうなぁと思いました。
大学の合格とともに北海道から上京してきた坂本は新宿ゴールデン街の伝説の酒場【マーロウ】でバイトをしている!?
店主の斉藤は一時代を築いたコメディアンで今は書評家、シラフの時は良い人だが酒を飲むと人を傷つける権化と化す。
そんな酒場でバイトする主人公の坂本、同僚の田丸、オカマのリリー、憧れのホステス葉月と、 -
Posted by ブクログ
馳星周『ゴールデン街コーリング』角川文庫。
時代と共に人も変われば、街も変わる。寂しさもあるが、それが時の流れというもの。珍しいというか、まさかと驚いた馳星周の自伝的青春小説である。この時代の雰囲気や熱気を知る人間には懐かしい小説だった。
『マーロウ』の店主・斉藤顕のモデルは、内藤陳で、主人公の坂本俊彦が馳星周ということになる。何故か作家の船戸与一、本の雑誌の目黒考二が実名で登場するのが面白い。
新宿ゴールデン街にある日本冒険小説協会公認酒場を自称するバー『マーロウ』。コメディアンで書評家の斉藤顕が店主を務めるこの店で北海道から大学入学で上京してきた坂本俊彦がアルバイトを始める。
酒乱