【感想・ネタバレ】生誕祭(上)のレビュー

あらすじ

バブル真っ盛りの東京。ディスコでバイトをしている彰洋は、地上げの神様・波潟の愛人になった幼なじみの麻美と再会する。麻美から青年実業家・齋藤美千隆を紹介され、齋藤の下で、手段を選ばぬ土地の買上げや地上げをすることに。一時は大金を動かす快感に酔いしれるが、周囲の人間の欲がからみあい、次第に身動きが取れなくなっていく。一方麻美も、波潟と齋藤の双方から裏切られていることに気づき……。金に対する人間の果てない欲望が産み出す破滅を描く傑作長篇!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

不夜城、鎮魂歌、暗夜など暴力主体の策謀が多かった他のノワールと比べて不動産屋の使いっ走りと成金の愛人が主人公。
主人は大抵毎回女で破滅するが本作は金のために女を使いまくるマミの存在によりベッドシーンや男の心理、欲望を操るシーンが多く、馳星周の疾走感や雰囲気といつもと一味違う心理戦の展開の両方を楽しめる。絶品醤油ラーメン屋が作った塩ラーメンは同じように美味い、を体現している。
続編をこれから読む。もっと金と土地の話して

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2024年07月07日

Posted by ブクログ

金、薬、策略、欲望、エロと過激な部分が多いですが読み出すと止まらない。
仕事で行き詰まってる方、仕事でトラブルを抱えてる方、仕事でやる気が出ない方には是非とも読んでほしい。
不思議と活力が湧いてきますよ。

下巻も楽しみです。

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2022年03月19日

Posted by ブクログ

スキだね。
すごいスキだと久々にさけびたいくらい。


舞台はバブル期なんだけれども、そこで繰り広げられる
土地をめぐる命とかお金とか女とかプライドとかすべてを
ひっくるめた感じで、時代の切迫感がたまらなく酔えた。
馳星周のお決まりのパターンでアンダーグラウンドな人間が
わんさかでてくるのかと思いきや、以外に(笑)一般感覚に近い
もしくは、以前は一般感覚だった人間が多かった。

昔、某ソフトウェア会社の代表が倒産後に語ったコメントで
『金があるとね、もっともっと欲しくなるんですよ』
というのがあるのだが、なんかものすごくわかる気がした。

ラストの美智雄のポジティブさには笑った。
でも、このぐらい何かにかけないと
人生はおもしろくならないかもしれない。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

馳星周、初挑戦の小説。

いやもうこれはすごい。

読んでいてどんどんその世界にひきこまれていく、
やめられない。
やっぱり、「上」「下」は嬉しい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

金と酒と女と、、、
こういう裏社会もの、そして馳星周さんの作品は初なのですが、男の大好物なストーリーだと気付かされてしまいました。

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2021年04月20日

Posted by ブクログ

引き続き馳星周キャンペーン。いやあバブルバブル。なんでもない小僧がなんだかのし上がっていく?感じ?全体的にチープなんだけどワクワクする感じはある。ただ早紀とのシーンばかりチープというか陳腐でつまらない。それが演出だとしてもなあ。

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2018年01月11日

Posted by ブクログ

復活祭を読んだので、その前編を読みたくて購入。
まさにバブルの絶頂期に踊った人たちのなれゆく果ては...。
バブル時代を思い起こしながら読んだが、あまりに自分との世界がかけ離れているので戸惑いあり。さらにドラッグを多様するところが現実離れ。
しかしそれが馳星周なんだ。
スピード感は不夜城のようにあって痛快だ。しかし感動したり心に残ったりするものではない。
スカッともしない。
何も考えずこのスピード感に酔いしれたい時に読むのが良いかと。

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2017年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バブル時代の熱気に憧れます。終わりが見えない好景気の真っただ中は経験者にしか分からない熱ですね。きっと。

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2017年07月29日

シリーズ作品レビュー

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