馳星周のレビュー一覧

  • 生誕祭(下)

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    馳星周の作品は読み進めば進むほど主人公たちが泥沼へと嵌っていく。その嵌り方が読者を惹きつけてはなさない。『生誕祭』においても、金、名誉を巡り彰洋、美千隆、麻美それぞれの思惑が錯綜しあっという間に読めてしまう。馳星周のノワール作風とバブル経済を舞台設定は絶好のコラボレーション。馳星周の中でも最高級の作品。

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    2011年01月24日
  • マンゴー・レイン

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    いやあ、疲れましたねえ、この本は。

    馳星周なる人物の作品を読むのはかなりしんどい作業になる。

    なぜか?それは、彼の作品は、人間の黒い部分を抉り出すようなモノだからだ。

    人は、必ずしも正義だけでは生きていない。人格者といわれる人物も、一つ後ろを振り返ると、悪い部分が必ず存在する。イヤ、人格者だからこそ、より暗い部分が必要になる。

    彼の本の登場人物は、そういったバックボーンを背負っている。

    マンゴーレイン これはタイに降る雨の事を言う。乾季に入る前に決まって降るスコールの事を言う。

    この物語は、タイで人買いをし、生活をする一人の日本人男性が、ある女性を国外に脱出させてくれと頼まれたとこ

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    2010年11月08日
  • 夜光虫

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    正義を押しつけて人の気持ちを踏みにじる俊郎が嫌い。夫が殺されたのにその友人にさっさと乗り換えて被害者づらする麗芬が嫌い。
    善人に見えてもどいつもこいつも身勝手。悪人に見えるやつはさらに深い業を抱えていて救われない。
    結局だれ一人、主人公の味方はいなかった。
    だれもが主人公を騙し、利用しようと思って近づいてくる。

    「しらを切れ、ごまかせ、丸め込め」「あいつを殺せ、黙らせろ」
    いつの間にか主人公・加倉の声が聞こえてくるようになる。
    加倉の激情に任せて書き殴ったようにみえて、緻密に構成された物語。

    終盤の疾走感と、誰もいなくなった後の絶望と孤独。それでも逃げなきゃいけない焦燥。
    こんなに主人公に

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    2010年05月25日
  • マンゴー・レイン

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    馳星周作品は割と好きで読んでいるが、なかなか面白い!登場人物があまり多くなくしかし裏切りの連続だったり…話がバンコクという自分が行ったことのある場所のせいか、割と話の背景が想像できてスピード感がありとても楽しく読めた作品。

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    2010年04月10日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    不夜城シリーズ三部作での最高傑作!
    ふつうシリーズものって1が結局一番面白いって思うんだけど、これは違ったなー。
    ぐじゃぐじゃのどろどろで、わけわかんなくなってしまいそうなどす黒さ。
    空洞と悲しみと憎しみと、まぜまぜになって真っ黒な新宿。
    すばらしかったです。

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    2010年02月07日
  • 夜光虫

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    主人公の末路が何とも。。。
    馳星周の描く世界は現実の自分が置かれている環境とは180°違う世界。
    それゆえに惹かれる(没頭できる)のだろうか?

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    2009年10月04日
  • 生誕祭(上)

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    スキだね。
    すごいスキだと久々にさけびたいくらい。


    舞台はバブル期なんだけれども、そこで繰り広げられる
    土地をめぐる命とかお金とか女とかプライドとかすべてを
    ひっくるめた感じで、時代の切迫感がたまらなく酔えた。
    馳星周のお決まりのパターンでアンダーグラウンドな人間が
    わんさかでてくるのかと思いきや、以外に(笑)一般感覚に近い
    もしくは、以前は一般感覚だった人間が多かった。

    昔、某ソフトウェア会社の代表が倒産後に語ったコメントで
    『金があるとね、もっともっと欲しくなるんですよ』
    というのがあるのだが、なんかものすごくわかる気がした。

    ラストの美智雄のポジティブさには笑った。
    でも、このぐ

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    2009年10月04日
  • 生誕祭(上)

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    馳星周、初挑戦の小説。

    いやもうこれはすごい。

    読んでいてどんどんその世界にひきこまれていく、
    やめられない。
    やっぱり、「上」「下」は嬉しい。

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    2009年10月04日
  • 虚(うつろ)の王

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    主人公“隆弘”の数日間が、文字通り駆け抜けるように描かれている…ページを繰り始めると止まらなくなり、一気に通読してしまった…

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    2009年10月04日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    名作・不夜城の続編。
    前作を遥かに凌ぐ極悪なストーリー。
    個人的には、馳作品の中でも屈指の完成度だとおもた。

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    2009年10月04日
  • 夜光虫

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    展開の速さ、文体の歯切れの良さ、余分な描写のなさ、そして物語の構成の緻密さ。どれをとっても素晴らしい。

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    2009年10月04日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    不夜城の続編。本作では前作の主人公である健一は主演ではなく助演といった役どころである。しかし話はやはり健一を中心に回る。歌舞伎町の暗部を描いた第二作目。

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    2009年10月04日
  • マンゴー・レイン

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    不夜城シリーズも好きなのですが、コレも!登場人物の絡みが面白いんですよ…。次にどうなるか分からない感じとか。雰囲気とか。

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    2009年10月04日
  • 9・11倶楽部

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    織田さんと子供達の絆が深くなるにつれ、こちら側のストーリーへの引き込まれ度数も上がっていくのが手に取るようわかった。
    これまで読んだ馳さんの中でも描写が秀逸だと感じたし、喩えが突出して上手く感じられた。
    爆破後の子供達はどうなってしまったのか⁈気にはなるが、このエンディングがスッキリして良かったのかな。

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    2026年01月30日
  • フェスタ

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    競馬というとただの公営ギャンブルとしか思っていなかった子供の頃、周りに馬券を買う大人や成人後も競馬に興味を持つ友達がいなかったこともあり68歳になった今でも馬券一つ買ったことのない人生であったことに気付く。
    お金に少しばかり余裕が出来た今、馬というロマンにかける人たちの手助けに少しでもなるなら、そういう気持ちで馬券を買ってもいいかなという気持ちにさせられた。
    どんなに投資して準備しても本番は一度きり、幸運が伴わなければ栄光を得ることはできない。
    ひょっとすると競馬というものは、そういう悟りというか人生を達観させてくれるようなそんな人を成長させるものなのかもしれない。

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    2026年01月24日
  • 少年と犬

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    ネタバレ

    短編集的な感じで、実は繋がってる!お話、とても好きです。
    賢く崇高なわんこと、そのわんこに関わった人たちのお話。老人と犬。切なかったな。★5にしたいけど、ラストが大号泣だったので、マイナス1。
    序盤、わんこは『守護神』と言われるのだけど、『死神』なんじゃ?と疑ってしまった。中盤、この子も連れてったら、この本最悪!と思ったけど、そうならずにホッとし、老人へ・・・。老いも病気もわかるけど、やるせなかった。
    5年もかけて、会いたかったヒトに会えて、短い期間だったけど、キミは幸せになれたんだよね?

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    2026年01月23日
  • 少年と犬

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    犬※あえて名前は出しません
    どの飼い主との中でも南を気にしてた仕草、最後の終焉は恥ずかしながら涙が出ました。遠い記憶の頃から残る愛情の犬ならではの表現の表し方が良かったです

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    2026年01月21日
  • 少年と犬

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    私も犬を飼っています。愛おしくなりました。不思議な力を感じます。どこかをじっと見てることたまにあります

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    2026年01月18日
  • 黄金旅程

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    ロイヤルファミリーよりは、ファンタジー感の強いエピソードがあり、また家族と言うよりは、仲間たちの物語と言う感じでした。
    1頭の馬を中心とした物語と言う感じで、競馬が好きな方は楽しめると思います。

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    2026年01月17日
  • 陽だまりの天使たち ソウルメイトII

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    1冊目の「ソウルメイト」があまりにも良かったので、2冊目であるこの作品も手に取りました。それぞれに犬と飼い主との違った物語がありますが、「ソウルメイト」よりもより飼い主と犬とのつながりの深さや犬の役割や性質に重きを置いた物語になっていたように思います。
    犬種ごとに違う性格や性質、体質も物語を通して知ることができ、犬とともに生活をしたいと思う人たちの気持ちを疑似体験できたことがなによりです。

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    2026年01月15日