四神の旗

四神の旗

946円 (税込)

4pt

謀略に次ぐ謀略!
有力皇族の誅殺、忍び寄る疫病の影――。
藤原家の四子がこの国にもたらしたのは、栄光か、破滅か?
直木賞作家にしてノワール小説の旗手が、古代史上最大の闇に迫る衝撃作。

藤原武智麻呂、房前、宇合、麻呂の四兄弟は、父・不比等の意志を受け継ぎ、この国を掌中に収めるため力を合わせる。だが政の中枢には、不比等が唯一畏れた男、長屋王が君臨していた。
皇族と藤原家。それぞれの野心がぶつかり合い、謀略が交錯するとき、古代史上最大の闇が浮かび上がる――。

〈解説〉木本好信(元龍谷大学教授、奈良時代政治史)

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四神の旗 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    比ぶ者なきの続編。藤原不比等の息子達長男武智麻呂、次男房前、三男宇合、四男麻呂の政略を描く。長屋王を謀略で葬り、長男武智麻呂が権力を掌握するが呆気なく4兄弟は疫病でこの世を去る。因果応報だな。

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    スリリングな歴史群像ノワール。単行本で一度読んだものを、文庫化を機に再読。大傑作『比ぶ者なき』の続編。前作の主人公藤原不比等の息子四兄弟、武智麻呂・房前・宇合・麻呂と長屋王の政争を描く。前記の五人に加えてさらに、聖武天皇、光明皇后、橘三千代、元正上皇といった面々が歴史のプレイヤーとなる。血こそ流れる

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    奈良時代、藤原不比等の4人の息子たちの物語。
    藤原家が権力を握るための策略が恐ろしい‥

    「権力は近づけは近づくほど人を魅了する。」
    いつの時代も権力って本当に怖いわ‥

    そして4人の最期も恐ろしい‥

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    不比等以上に知ってるようで知らない四兄弟、凄い新鮮でした。言葉遣いも呼称も時代考証無視で割り切って書き切る姿勢にも感銘。2024-046

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

    藤原不比等の四人の息子たちの物語

    奈良時代の話

    物語は藤原不比等が死去し、聖武天皇が即位するかしないかのあたりから始まります。

    澤田瞳子さんの月人壮子を以前読んでいて(本書よりも少し後の話)少しだけ(ほんの少しだけ)予備知識がありましたが、現代の日本人達とは全く名前の音が異なり、中国の武将の方

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    日本史で習ったはずなのに、それも遠い昔となれば、なんで藤原氏は天皇家と深く繋がってるんだっけと、訳がわからなくなっていた。この本の前に永井路子の「この世をば」を読んだので。 そして、遡ってみて、家系図を見て、そうだったなと、微かに思い出し。 本を読んで、理解できないことを調べて、頭を柔軟にしておこう

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    奈良時代が面白い、と言っていた僕としては、正にドンピシャの作品である。その通り、非常に面白かった。が、またやってしまった。これを読む前に、藤原不比等を主人公にした作品を読むべきだった。早速、購入したけど、少し間をおいて読もう。

    0
    2024年01月09日

    Posted by ブクログ

    『続編はどうしようかな~』、と思ってたんだけど、やっぱり気になって。受験用の勉強のご多分に漏れず、聞き覚えがあるのは、主要人物や政変の名前と、大体の順番くらい。具体的な背景とかはほぼ無知だから、内実を知る楽しさが大きかった。となると、三部作完結編となるであろう次作も、当然のこと気になる訳で。

    0
    2024年01月09日

    Posted by ブクログ

     私の好きな奈良時代、それも初期、藤原四子が主役とあって非常に期待して手にした作品。
     感想としては期待未満。ストーリーのテンポは良いが、その分事件の掘り下げが低いように感じる。コロコロと視点が変わる(だいたい10p以内)ため、感情移入がしづらいように感じた。
     それでもキャラ付けは分かりやすく、武

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    藤原不比等の四人の息子、武智麻呂、房前、宇合、麻呂の代の物語。藤原家がさらなる権力を得ようとする。そこに立ちはだかるのは長屋の王。
    橘三千代とその娘安宿部姫が入内する一条天皇も、藤原氏の一族に翻弄される。
    歴史の通りと言っては元も子もないが、結末はやはり驚く。
    この時代がますます面白くなってきた。

    0
    2024年01月21日

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