馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
登山を生き甲斐にする男たちは自分たちを山屋と呼ぶ。仕事も家族も捨て置いて山に全てを捧げるかのように生きる。登山を趣味としないでも、そういった生き方に憧れる気持ちがある。山岳小説を好きな理由はそんなところか。そこは本当に生きるか死ぬかの瀬戸際にいるからこそ、本当に信頼できる友人がいたり、純粋な気持ちからの愛情があったりする。
山岳ミステリーをたくさん読んでいる訳ではないが、雪に覆われた山陵をひたすら登る、滑落して生死の境に追い込まれる、似たような設定があるなあと思いつつも今回も引き込まれた。全く山を登ったこともないのに、この臨場感はどういうことか。よくわからない専門用語も現場の厳しさを映し出して -
Posted by ブクログ
母の急死をきっかけに白老を飛び出し、函館で宮嶋が仕切る密漁で稼いでいる神野大樹。
一緒に暮らすボーダーコリーの老犬・ジリは、密漁の見張り役を務めている。
ジリが体調を崩し、中国の禁輸政策で密漁も出来なくなり、振り込め詐欺の手伝いを…と言われていたが、大樹はジリのそばで介抱したいと。
宮嶋の情婦である犬好きの霧子が、大樹とジリに頻繁に会いに来るようになり…。
北海道中を大樹とジリと霧子は逃げる。
ジリの身体の状態もよくないなかで、ただひたすら一緒にいる時間を少しでも長く…と思いながら生活するのはどんな思いなんだろうかと。
大樹とジリとだけなら穏やかに過ごせていたのかもしれないが、霧