馳星周のレビュー一覧

  • 黄金旅程

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    やー、面白かった。

    年末から競馬ブームが来てるのもあり、題材が興味ありありなのもあり。興奮冷めやらぬというところ。するすると流れるような展開で。有明なれど初めて氏の著作を読んだけどさすがの一言。

    勝ちきれない馬と煮え切らない人との対比が本当に上手く流れを作っていて、クライマックスは読んでいて鼻息荒く盛り上がった。

    ちと強引すぎる展開もあるにはあったが、気にせず没頭できる物語だった。

    ハードボイルド作家の印象なので、得意の分野のも読んでみようかなぁ。

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    2025年01月28日
  • 比ぶ者なき

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    藤原不比等、権力を得るためにはどんな手も使う嫌らしさあふれて恐ろしい‥
    持統天皇も「春すぎて 夏来にけらし 白妙の‥」の百人一首の札のイメージとはかけ離れたお人柄‥

    『日本書紀』がこのように成立した説があることも知り、すごくおもしろかったし、古代史に人間味を感じるストーリーでした。

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    2025年01月15日
  • ソウルメイト

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    今年の最初に読んだ本になりました!
    自分にも以前、ミニチュアダックスを飼っていて当時のことが思い出され涙が止まらなかった!
    犬と人間の繋がりは、題名どおりだと強く感じた
    犬の飼い主への真っ直ぐな目、純粋な心、全てが思い出されてまた、犬を飼いたくなった!
    もう二度と、違う犬を飼うことはしないと決めてたのに!
    愛犬との別れを知って!
    もう、耐えられないと!
    それでも、愛犬と暮らせる日々の楽しさを知れば心動かされる!
    いい話が詰まった本でした

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    2025年01月02日
  • 四神の旗

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    奈良時代、藤原不比等の4人の息子たちの物語。
    藤原家が権力を握るための策略が恐ろしい‥

    「権力は近づけは近づくほど人を魅了する。」
    いつの時代も権力って本当に怖いわ‥

    そして4人の最期も恐ろしい‥

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    2024年12月29日
  • 弥勒世 下

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    沖縄返還時にまだ小さかったので当時の様子についての実感がないものの、この熱量はある程度のリアリティをもって胸を打つ。
    どうしようもない衝動で破滅へと突き進む彼らの想いを、途中で若干の中弛み感があったもののこのボリュームで緊張感を維持して描ききった力強い作品でした。
    一見すると楽園リゾートのような沖縄でも基地問題になると我々とは明らかに異なる温度になるのは、薩摩から始まってアメリカ、日本に蹂躙され続けた歴史によるものだと再認識した。

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    2024年12月25日
  • 弥勒世 上

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    変換前の沖縄を舞台に常に外部に支配され続けた琉球人、本土から来た似非革命家、ベトナム戦争の影響でどんどん荒んでいく米軍などの様子を描いた作品。
    北海道出身の馳氏が何故このような作品を書いたのか知りませんが、とにかく気合いが充満した内容です。
    主人公の尚友は危険なぐらい壊れていて、それに自覚があるものの一方では自分は上手く立ち回っていると思っているところが危うくて仕方がない。最後に勘違いしていたことに気付いて絶望の中で悲惨な結末を迎えそうで心配です。

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    2024年12月24日
  • ソウルメイト

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    ネタバレ

    チワワ
    佐伯泰造
    定年退職して以降は、ルビィを朝の散歩に連れ出す役目。絵画が唯一の趣味。

    ルビィ
    今年九歳になるチワワの雌。

    時枝
    泰造の妻。

    楓
    長女。

    桜
    次女。


    ボルゾイ
    悠人
    小学四年生。

    レイラ
    ボルゾイ。

    マナブ
    丹羽学。理恵の再婚相手。

    理恵
    悠人の母。

    齋藤正樹
    クラス一の長身。

    西田康平
    クラス一のチビ。齋藤の子分。

    加藤謙太
    クラス一の俊足。

    良昭
    悠太の父。胃癌で死んだ。


    柴
    神田
    仕事を休職し一年間ボランティア活動に従事する。母が飼っていた犬を探しに行く。

    田口
    風太を譲ってくれたブリーダーが紹介したレスキューライヴズの責任者。ブリーダーがの甥。

    風太
    柴の雄。

    朝倉里香
    レスキューライヴズ実働部隊の紅一点。

    さくら
    里香の飼い犬。秋田犬。


    ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
    真波
    レイアを飼っている。

    希美
    お向かいさんが捨てていったコーギーを引き取るが、一週間で音を上げる。

    レイア
    真波が飼っているダックス。

    ルーク
    真波のお向かいさんが飼っていた犬。引っ越して捨てていった。コーギー。

    良輔
    真波の夫。

    紗江子
    ミニチュア、ダックスフントを飼っている大学からの友人。

    ライナス
    紗江子のダックス。


    ジャーマン・シェパード・ドッグ
    梶田愛
    起きたばかりで測定してなんとか百五十センチの小さな身体。従姉に軽小沢でフラワーショップで働くことをすすめられた。登山をはじめる。

    優理子
    店長。百七十センチ近い長身。愛の従姉の同級生。軽井沢でフラワーショップをはじめる。

    メグ
    シェパード。元警察犬。

    柳沢
    優理子の知り合い。愛を誘って涸沢カールの紅葉を見に誘う。登山の師匠とも呼ぶべき人。

    川久保正樹
    元警察官 犬の訓練士。


    依田
    柳沢の友人。

    松木

    柳沢の友人。


    ジャック・ラッセル・テリア
    藤本康介

    サクラちゃんママ

    ジョイ
    チワワ。インディっていう子に襲われた。

    美樹
    康介の別れた妻。

    亮
    七歳。

    ジャック・ラッセル。
    インディ。亮の誕生日にせがまれて飼った。

    アンドレ
    ゴールデン・レトリーバーと和犬のミックス。


    バーニーズ・マウンテン・ドッグ
    真一。フリーランスのグラフィックデザイナー。

    カータ
    短命な犬種。バーニーズ・マウンテン・ドッグ。雌。

    鈴子
    専業主婦だったが、カータと暮らし、海外の犬関連の雑貨を集めることが趣味になり、それを自分のブログで紹介しているうちに口コミで稟議が広まった。

    刈谷守
    大学の同期。小さな出版社の三代目。

    増田
    鈴子の店のスタッフ。

    佐藤
    獣医師。

    ダイアン
    佐藤が飼っているニューファンドランド。急患のために血液を提供する役目も担っている。


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    2024年12月14日
  • 黄金旅程

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    ひさしぶりの馳星周。

    牧場を譲り受け、養老牧場を営む装蹄師の平野敬。
    敬の幼馴染でかつて優秀なジョッキーだったものの、薬物問題を起こし服役していた亮介。
    実力はありながらも、G1では勝てない、シルバーコレクター『エゴンウレア』。

    敬の助けを得て、『エゴンウレア』の乗り役として、再起していく亮介。
    『エゴンウレア』は…

    『エゴンウレア』が勝つ。
    『エゴンウレア』の子どもたちが勝つ。
    想像はできた。
    おもしろかったんだが…

    敬の養老牧場はどうなったんだろうか…
    勝てない『エゴンウレア』と勝てない牡馬のいく末の養老牧場がセットだと…
    『エゴンウレア』はG I馬となり、種牡馬になりえたのだが。

    何か物足りない終わり方。
    ちょっと残念。おもしろかっただけに。



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    2024年12月08日
  • 黄金旅程

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    サラブレッドの産地、関係者たちの夢を描いた感動長編。競馬の難しさ、牧場経営の大変さを、一般の人や後世に語ってくれる、貴重な北海道本でもある。馳さん初めての馬の本。後味も良い。明日からまた頑張ろう。

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    2024年12月06日
  • 少年と犬

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    苦しい 東日本大震災、そして、熊本の震災
    読んでいて、言い尽くせない苦しみを感じ、そこにこの犬はどう関わっていくのだろうと、どう言う方向に持っていくのだろうと、一気に読み切った
    多聞の役目ってなんだったんだろう?
    なんでそんなにまでして....と思わされた

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    2026年03月21日
  • 黄金旅程

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    趣味で競馬をやっているが、このような裏方にスポットを当てた世界を覗き見るのは初めて。エゴンウレアもそうだが、一頭の競走馬にこれほどまでに多くの人とその想いがかかっているのかと思うと、熱くなるものがあった。

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    2024年12月03日
  • 神の涙

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    ノワールではない、とても心温まる話。
    家族は素敵です。

    そしてアイヌの考え方も素敵です。
    全てを受け入れる。
    それは本当に難しいことです。
    心を開いていく過程がとても良かった。

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    2024年10月25日
  • 黄金旅程

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    競馬のことは全然知らないけど、凄く面白かった。
    エゴン、面白すぎる。

    「普通の人だけど、悪いヤツらとも渡り合ってなんとかなっちゃうカッコいい人だからエロイ女がほっとかない」っていう感じはこの話には要らなかったな…
    他は凄く良かった。

    「黄金の旅路はまだはじまったばかりだ」

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    2024年09月26日
  • フェスタ

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    ある馬のある挑戦を集中して描いている為、繰り返される用語説明や登場人物心情吐露がくどく感じたが、最後のレース描写は本当に手に汗かいた。マジであのレース観戦してる気分だった。

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    2024年09月22日
  • 四神の旗

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    不比等以上に知ってるようで知らない四兄弟、凄い新鮮でした。言葉遣いも呼称も時代考証無視で割り切って書き切る姿勢にも感銘。2024-046

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    2024年09月28日
  • 北辰の門

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    藤原三部作これにて終了!
    今作は藤原武智麻呂の息子仲麻呂が主役。
    権力の権化というべきか、天皇をも自分の持ち駒の一つとしてしか考えず皇帝を目指す様に著者お得意の暗黒小説のテイストを垣間見た。
    中盤で道鏡が出てきた時にはジャブローでシャアが登場するシーンが蘇り、「奴だ。奴が来たんだ」と思わず口走ってしまったよ。
    でも間違いなくシャアではない!むしろラスプーチンに近いかな。
    まぁ道鏡は仲麻呂にとって邪魔な存在だったというのは間違いないのだろうけど、吉備真備の復活が致命的だったかな。海よりも深い智と思慮を持つものは強い。
    最終盤に仲麻呂が天皇と皇室を滅ぼし唯一無二の存在になるべきだったという考えに至った時には少しゾッとした。
    そして不比等に帰る。良い締め方だったように思う。

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    2024年09月04日
  • 雨降る森の犬

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    「馳さんの、山が良いんだよな~」と痛感した作品、②犬系×③山系。主人公の少女と、バーニーズ・マウンテンドッグの、交流と成長の物語。良いです。泣けます。

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    2024年08月30日
  • 蒼き山嶺

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    馳さんの①暗黒系×③山系で、相乗効果で壮絶な物語になっています。がっつり、馳さんワールドを楽しまれたい方には、特にお勧めします。

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    2024年08月30日
  • 不夜城

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    歌舞伎町といえば不夜城、そんなイメージを持っていた。
    実際にはそんな世界に足を踏み入れることはなかった。

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    2024年08月12日
  • ソウルメイト

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    それぞれの家族と犬の7編の短編小説集。
    「犬が笑うなんて犬を飼うまで知らなかった」

    私も結婚と同時に犬を飼い、愛犬に沢山の幸せを
    貰っている。だから余計に全ての話が心に響いて
    とくに最後のバニーズマウンテンドッグの話は
    涙が止まらなかった。

    犬を飼うまでは知らなかったけど、犬は笑うし
    人同士の話を聞いていて理解もする。悲しい時は
    寄り添ってくれるし、表情豊かに気持ちを表す。
    この本と出会って改めて愛犬との時間を考えるきっかけになったし、大切にしたいと思った。

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    2024年08月11日