馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
登場する公安警察官の大城くんが、ヤバい。
上巻でも凄かったけど、
下巻に入ったらますます危険な人物に。
殺しも、クスリ漬けも、なんでもあり。
大城くんと関わる人物、
大城くん自身も、
どんどん闇に墜ちていく。
大城くんと対極にいるのは、
自らの信念のために死を厭わない熱い男・平良くん。
最後のシーンが強烈。
後戻りできない世界にとうとう踏み出してしまった。
理想だけでは生きていけないのが人間。
ついつい欲が出てしまったり、
現実と折合いをつけなくてはいけなかったりする中で、
理想とどんどんかけ離れていく。
パーフェクトワールドは、どこにも、ない。
小説の世界とはいえど、
沖縄が抱える -
Posted by ブクログ
ソウルメイトの続編。
犬を飼うということの重さを、ひしひしと感じた。
前作以上に、犬と生きること、魂の絆を訴えてくる作品だと思う。
本編から外れるが初めに、この本を捧げる犬たちの名前が出てくるのだが、そこに『雨降る森の犬』の犬の名前があった。
あの犬は作者のソウルメイトだったのだなと、改めて知った。
また、あの作品に登場する少女の名前が、今作の中にもあるのは、こちらも思い入れのある名前なのかも?
…とここで解説を読んだら、この少女のモデルが作者の姪だと書かれていましたーーー!
私自身は、犬の物語が好きだが、現実に責任をもってここまで共に生きることは自信がない。
やはり本のなかで楽しませ