馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
馳氏の学生時代、「ハードボイルドだどッ!」で売れっ子芸人となった内藤陳氏が経営していた酒場「深夜+ワン」で、夕刻から朝方までアルバイトをしていたことは有名な話だ。
私も学生時代に先輩に誘われて3〜4回ほど足を運んだ記憶があるが、独特ともいえる雰囲気に馴染めず、その後新宿は遠のいた。
私がゴールデン街へ出掛けた10数年後に、馳星周氏はこの地で酔っ払い相手にアルバイトに精を出していたのだろう。
この物語を読む前までは、馳星周氏と内藤陳氏が店内で酒を飲み交わしながら、和気藹々と文学論などを語り明かしていたのだろうと想像していたのだが、実際には大いに異なっていたようだ。
内藤陳氏の酔っぱらい加減は半端 -
Posted by ブクログ
登場する公安警察官の大城くんが、ヤバい。
上巻でも凄かったけど、
下巻に入ったらますます危険な人物に。
殺しも、クスリ漬けも、なんでもあり。
大城くんと関わる人物、
大城くん自身も、
どんどん闇に墜ちていく。
大城くんと対極にいるのは、
自らの信念のために死を厭わない熱い男・平良くん。
最後のシーンが強烈。
後戻りできない世界にとうとう踏み出してしまった。
理想だけでは生きていけないのが人間。
ついつい欲が出てしまったり、
現実と折合いをつけなくてはいけなかったりする中で、
理想とどんどんかけ離れていく。
パーフェクトワールドは、どこにも、ない。
小説の世界とはいえど、
沖縄が抱える -
Posted by ブクログ
ソウルメイトの続編。
犬を飼うということの重さを、ひしひしと感じた。
前作以上に、犬と生きること、魂の絆を訴えてくる作品だと思う。
本編から外れるが初めに、この本を捧げる犬たちの名前が出てくるのだが、そこに『雨降る森の犬』の犬の名前があった。
あの犬は作者のソウルメイトだったのだなと、改めて知った。
また、あの作品に登場する少女の名前が、今作の中にもあるのは、こちらも思い入れのある名前なのかも?
…とここで解説を読んだら、この少女のモデルが作者の姪だと書かれていましたーーー!
私自身は、犬の物語が好きだが、現実に責任をもってここまで共に生きることは自信がない。
やはり本のなかで楽しませ