煉獄の使徒(下)(新潮文庫)
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煉獄の使徒(下)(新潮文庫)

1,034円 (税込)

5pt

「ハルマゲドンがついに勃発するんだ」。十文字源皇は吼える。青年幹部・太田慎平に非合法活動を委ね、銃の製造やサリン生成にも突き進んでゆく〈真言(マントラ)の法〉。一方、幸田侍従長は四面楚歌に陥り、児玉警部は権力者たちの暗闘に翻弄されはじめた。そして、サリン撒布計画が発動する――。騙し合い。裏切り。空虚な死の連鎖。男たちが見た甘美な夢の結末は。呪詛と慟哭の完結篇。(解説・村上貴史)

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煉獄の使徒(新潮文庫) のシリーズ作品

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  • 煉獄の使徒(上)(新潮文庫)
    1,034円 (税込)
    “カリスマ教祖”十文字源皇率いる、〈真言(マントラ)の法〉。弁護士・幸田は侍従長の高位にあり、外界との交渉を担っている。組織に罪を背負わされ失脚した児玉警部補は、この新興教団に目をつけた。ここは金のなる木だ、と。両者の間に奇怪な盟約が結ばれる。教祖が敵対する弁護士の殺害を命じたとき、黙示録の扉は静かに開かれた――。欲望と狂気に憑かれた男たちを描き切る、群像サスペンス。
  • 煉獄の使徒(下)(新潮文庫)
    1,034円 (税込)
    「ハルマゲドンがついに勃発するんだ」。十文字源皇は吼える。青年幹部・太田慎平に非合法活動を委ね、銃の製造やサリン生成にも突き進んでゆく〈真言(マントラ)の法〉。一方、幸田侍従長は四面楚歌に陥り、児玉警部は権力者たちの暗闘に翻弄されはじめた。そして、サリン撒布計画が発動する――。騙し合い。裏切り。空虚な死の連鎖。男たちが見た甘美な夢の結末は。呪詛と慟哭の完結篇。(解説・村上貴史)

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煉獄の使徒(下)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年03月03日

    公安警察とカルト教団。二つの閉鎖された組織の中で、エゴと欲に暴走させられていく主人公達の生き様が凄まじい。

    各々の欲望に突き動かされ生きていく登場人物達と、その欲望が連鎖し、さらに過酷な状況へ登場人物達を追い詰め破滅へと続いていく流れが最高です。

    手に汗握りました。

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    Posted by ブクログ 2012年09月19日

    欲望に突き動かされ、暗闘を繰り広げる警察キャリアや、それに結び付く政界の面々…狂気、或いは妄想が無制限に膨らみ、暴走する教団…こうした中で、3人の“主役”を軸に、壮大な群像劇が展開する…

    蠢く、御し難い大きなものの中、劇中の群像は「余りにも普通な人々」なのかもしれない。その“普通さ”と、御し難い大...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月29日

    投資で言うと損切りできなかったひとたちのお話というところでしょうか笑

    オウム真理教をモデルにした新興宗教のお話。
    弁護士一家を殺したり、地下鉄にサリンをばらまいたり。

    この話はあくまでフィクションで小説なんですよというのを前提にして読まないとダメだと思う。
    オウム真理教のノンフィクションものでは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月18日

    1600ページというのはなかなか。オウム事件をベースにした長編。事実をベースにして作家が物語に仕立てる。事実そのままではない。本当ではないほんとう。報道や記事で知っていることは断片的なものだ。それが物語になって表れる。視点が複数ありどことなく読んでいて、聖書の成り立ちはこのようなものなのかもしれない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月29日

    某新興宗教団体をモチーフにした群像サスペンス後編。ハルマゲドンや非合法活動、サリン散布計画等、どこかで聞いた記号がもりもり。金と欲と権威と死の連鎖が、煉獄のカタストロフィを彩ります。新興宗教も国家権力もコワい。この作品、ゴイスー。

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    Posted by ブクログ 2013年08月31日

    しんどい
    だれもが自分を守ることばかり考えている
    でもすべてを否定できない
    悔しくも、苦しくも飲み込んでしまうだろう状況を理解してしまう

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    Posted by ブクログ 2012年08月23日

    半分くらいはノンフィクションという印象の作品。実際は知らないけど。

    最初から最後まで爽快感はかけらもなく、陰鬱な気持ちで読み進めた。登場人物が本当に誰一人として救われないというのはすごい。
    登場人物に感情移入するような読み方には向かない。(感情移入できたらそれはそれで問題がある)

    第二部の最後の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月18日

    ノンフィクションなのかフィクションなのか・・・
    全部がフィクションっていうことは無いんだろうなと思いながらも、
    じゃあどこが?と考えると怖くなります。

    上下巻でかなりの厚さなのに、厚さが気にならないほど
    読んでいてひきこまれました。

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月09日

    うーん、終わり方が…綺麗に終わらないのはわかるんだけど、こんな丸投げブツ切りみたいな終わり方じゃ1600ページついてきた読者は困っちゃうよなあ。これじゃ書き切った、とは言えないな。本当の破滅か救済か、どちらかで終わって欲しかった。面白かったのになあ。それと、教団と警察ばかりで、ジャーナリストがちらっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月23日

     史実に基づく架空(フィクション)のお話しって、非常に混乱する小説であった。著者が詳細に取材を重ね世紀の大事件の全貌を暴きましたといわれれば、素直に頷ける。それほど真実に迫った感がある。特に警察と教団の関わりとか、教団が生み出す金を貪る悪徳政治家たちなどは、あってもなんら違和感はない。事実は小説より...続きを読む

    0

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